成人式におすすめの服装や髪型を男女別に解説!防寒対策もしっかりと!
成人式は成人を祝う一生に一度のセレモニーです。旧友との再会の場でもあるので男女ともに服装や髪型をどのようにするか迷ってしまう人も多いでしょう。そこで今回は成人式におすすめの服装や髪型について紹介していきます。成人式を控えている人はチェックしてみて下さい。
目次
成人式におすすめな服装は?みんなは何を着ていくの?
成人式での服装は、女性は振袖を着る人が大半を占めます。振袖は未婚女性が着用する最も格式の高い着物なので、成人式という晴れの場で着る人が多いのでしょう。一方男性はスーツを着用する人がほとんどで、大学の入学式に用意したスーツを着る人が多いようです。
まずは成人式の服装のマナーを知ろう!
成人式では女性は振袖が、男性はスーツが圧倒的に多いですが、服装に厳格な決まりはありません。もちろん振袖やスーツ以外の服装も認められています。個性を活かした服装でもマナー違反にはならないので、周りとかぶりたくない人はチャレンジしてみましょう。
ただし成人式は式典なので正装で出席しなければなりません。普段着やカジュアルな服装では入場できない場合もあるようです。マナー違反にならないようにTPOに合わせた清潔感のある服装を選びましょう。
【男性】成人式におすすめの服装①スーツ
男性の成人式におすすめの服装1つ目はスーツです。スーツはほとんどの人が着用するので、周囲から浮かないようにマナーを身に付けておきましょう。また周りと差をつけるおしゃれなかっこいい着こなしができるとさらに良いですね。そこでスーツのマナーや選び方、着こなし方などを紹介していきます。
知っておきたい基本的なスーツのマナー
アンボタンマナーという言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。スーツのジャケットに付いている一番下のボタン(アンボタン)は留めないのがスーツスタイルのルールとされています。アンボタンを留めないことでスーツスタイルのシルエットが美しく見えるので、スーツを着る際には気をつけましょう。また、スーツのジャケットボタンは、立っている際には留め座っている際には外すのが正しいマナーとされているので覚えておきましょう。
スーツジャケットのポケットにもマナーがあります。シルエットが崩れてしまうため基本的にジャケットの腰ポケットには何も入れないようにしましょう。さらに、ポケットのフタ(フラップ)は両方均等になっているか確認して下さい。中にしまい込むか外に出すかどちらかに決め両ポケット揃えましょう。
最後に気をつけたいのがしつけ糸です。スーツ購入時にはスーツの型崩れを防ぐためにジャケットの腰の後ろ辺りに入っている切れ目(ベント)・腰ポケット・胸ポケット・ズボンのポケットにしつけ糸が付いています。しつけ糸が付いたままスーツを着用すると見栄えが良くないので、しつけ糸は着用前に切りましょう。
成人式のスーツの選び方は?
スーツの選び方で最も重要なポイントはサイズ感です。自分の身体に合ったスーツを選ぶようにしましょう。
- ジャケットの肩幅が自分の肩にフィットしている
- ジャケットのお腹周りにこぶし1つほどの余裕がある
- ジャケットの着丈がお尻のラインがぎりぎり隠れる長さ
- ジャケットの袖丈はシャツが1cm~1.5cm程出る長さ
- パンツの裾が靴のかかとから3cm~4cm程の長さ
- パンツのウエストがジャストサイズ
スーツを購入する際は必ず試着しこれら6つの点をチェックして選ぶようにしましょう。また試着時は屈伸するなどして動きやすさも確認しましょう。
また、成人式での服装は自由ですが男性のスーツスタイルはほとんどの人が黒・ネイビー・グレーなどの落ち着きのある色のスーツを着用する傾向にあります。成人式後もスーツを着用するのであれば、落ち着いた色合いのスーツを選ぶことをおすすめします。
成人式のスーツをかっこよく着こなすコツは?
スーツをかっこよく着こなすポイントも覚えておきましょう。
- 靴の色とベルトの色を合わせ統一感を持たせる。
- 靴下の色は靴の色かスーツの色のどちらかに合わせる。
- 透けないようインナーはベージュ色を選ぶ。
- ネクタイの長さをベルトのバックル位置に合わせる。
- ネクタイの幅をカラーに続く身頃の折り返し部分(ラペル)に合わせる。
- ネクタイを結ぶ際に結び目にくぼみ(ディンプル)を作る。
これら6つのポイント押さえるとスーツをおしゃれに着こなすことができます。特別な一着として購入する場合はオーダーメイドするのも良いでしょう。
成人式のスーツにおすすめの髪型は?
成人式では服装同様髪型も自由ですが、祭典の場なのでボサボサでは大人としてふさわしくないのでTPOに合わせた髪型にしましょう。スーツには明るめのカラーよりも暗めの髪色の方がまとまって見えます。前髪を上げるなど、男性も簡単で良いのでスタイリングも忘れずに行って下さい。スーツスタイルには清潔感のある爽やかなスタイルがおすすめです。
成人式でスーツを着る際の防寒対策は?
普段着ているコートやジャンバーでも構いませんが、トレンチコート・ステンカラーコート・チェスターコート・アルスターコートなどスーツスタイルに似合うコートを着用するのがベストです。コートの色は黒・ネイビー・グレー・ベージュがおすすめです。成人式後もスーツスタイルに合わせて着用するのであれば、黒かネイビーを選ぶと良いでしょう。
【男性】成人式におすすめの服装②袴
男性の成人式におすすめの服装2つ目は袴です。袴は普段着慣れないと思うので成人式当日に困らないようにしておきたいですね。またかっこよく着こなすことができるとよりベストです。そこで袴の選び方や着こなし方、注意点などを紹介していきます。
成人式の袴の選び方は?
紋付き羽織袴の選び方で気を付けたいのがサイズです。同じ身長の男性でも手足の長さや体形など個人差があるので、必ずメジャーを使用して実寸を測って選ぶようにしましょう。特に手足の長い人・手足の短い人・肩幅のある人・なで肩の人・体が太い人などはしっかりとした採寸が重要です。
また色合いに関しても制限はありませんが、黒・ネイビー・青などの落ち着いた色味の紋付き羽織を選ぶと品のあるスタイルになるのでおすすめです。袴も同様落ち着きのある色合いのもので紋付き羽織と相性の良いものを選びましょう。
成人式の袴をかっこよく着こなすコツと注意点!
袴をかっこよく着るポイントや注意する点も覚えておきましょう。
- きりっとした雰囲気が出るよう品格のある着付けをする。
- 派手な扇子やサングラスなどの悪目立ちする小物は合わせない。
- 裾がだらしなくならないよう着物の裾を外に折って角帯に下からはさみ入れる。(尻っぱしょり)
これら3つのポイントを押さえてかっこよく袴を着こなしましょう。
成人式の袴におすすめの髪型は?
成人式では服装同様髪型も自由ですが、TPOに合わせた髪型である必要があります。袴にも似合うスタイリングであることも重要なポイントなので、日本男児らしく黒髪で古風なスタイリングがおすすめです。普段通りのセットでもゆるくパーマをかけて動きを出したり、優しい雰囲気にするのも袴との相性抜群です。
成人式で袴を着る際の防寒対策は?
袴での防寒対策はスーツスタイルと違いコートなどを着用することが難しいので、肌着を重ね着したり肌着の代わりにヒートテックを着用するなど、中に着込むことで対策しましょう。またカイロを用意することもおすすめです。
【女性】成人式におすすめの服装①振袖
女性の成人式におすすめの服装1つ目は振袖です。どんな振袖にするか迷ってしまう人も多いでしょう。また振袖に合った髪型や髪飾りも決まるまでに時間がかかるものです。そこで振袖の選び方や髪型など詳しく紹介していきます。
成人式の服装に振袖が人気な理由とは?
現代では和服にふれる機会が少ないうえに若い年齢で普段から着物を着用することは珍しいので堂々と着物を着ることが難しくなりました。和服好きな女性にとっては成人式は待ち望んでいた振袖を着る機会なので人気があると考えられます。さらに着物は非日常感があるので特別な日に振袖を着て変身したいという願望も振袖人気の後押しをしていると言えるでしょう。
また成人式は本人だけでなくその家族にとっても喜ばしいことです。「赤ん坊のころから育ててきた我が子の晴れ姿を見たい」「育ててくれた両親に晴れ姿を見せたい」という思いからも振袖が人気であると考えられるでしょう。
成人式の振袖はレンタルか購入かどちらがいいの?
振袖を着る際レンタルをするのか購入するのかで悩む人も多いでしょう。どちらが良いかは人によります。それぞれのメリット・デメリットを考慮しどちらが自分に合っているかを考えましょう。
振袖レンタルのメリット・デメリット
振袖をレンタルする場合これらのメリットが挙げられます。
- クリーニングなどのアフターケアの必要がない。
- 成人式後に振袖を着る機会があってもその度好きな振袖を選ぶことができる。
- 着付けやヘアメイクなどレンタルパックで安く済ませることができる。
- 保管の必要がないので収納場所に困らない。
対して振袖をレンタルする場合のデメリットにはこれらの事項が挙げられます。
- レンタル期間を過ぎると着ることができない。
- 体形によっては振袖の選択肢が狭まる。
- レンタル予約のピークを過ぎてしまうと振袖の選択肢が狭まる。
振袖購入のメリット・デメリット
振袖を購入する場合にはこれらのメリットが挙げられます。
- 自分のサイズに合った振袖なのでシルエットが美しい。
- 着たいときに何度でも着ることができる。
- 自分だけの振袖を選ぶことができる
- 妹やいとこなどで着まわすことができる。
- 将来娘や孫に着せてあげることができる。
- 結婚式や結納の時などに着ることができる。
- 仕立て直すことで訪問着として長く着ることができる。
対して振袖を購入する際に考えられるデメリットにはこれらの事項が挙げられます。
- クリーニングや染み抜きなどお手入れが必要。
- 保管場所が必要。
- 虫干しなどのメンテナンスが必要。
- 将来娘や女の子の孫が生まれるとは限らない。
- 自分で着付けができない場合毎回着付け代がかかる。
どちらも一長一短です。これらをふまえながらご事情に合わせよく検討しましょう。
成人式の振袖の選び方は?
振袖の選び方でこだわりたいのは何と言っても柄や色ですね。振袖の柄や色は種類豊富なので迷ってしまうものです。下見や試着をする際に気を付けておきたいポイントを押さえておきましょう。
- 自分に似合う振袖を見極めるために下見は1人ではなく家族や友人と行くこと。
- 迷ったら店員さんなど振袖のプロにアドバイスをもらうこと。
自分の着たい色や柄をピックアップすることはもちろんですが、客観的に見て似合う柄や色も知っておくと尚良いでしょう。また迷った場合店員さんなどに相談するとトレンドや体格・肌の色などから専門的な助言がもらえるでしょう。
さらに成人式の振袖は落ち着いたものでもよいですが、落ち着いた雰囲気の着物は成人式後に着る機会があるので20歳らしさのある若々しいものやフレッシュ感のある着物をおすすめします。
また振袖のレンタルを考えている人はレンタルする時期に気を付けましょう。最近では振袖のレンタル予約のピークが成人式当日の1年前の1月~3月頃なので、成人式直前に予約をすると選択の幅が狭くなる可能性があります。できるだけ早めに予約しましょう。
成人式の振袖に似合う髪型は?
様々な振袖が出ているのに比例し振袖に合わせる髪型も近年自由な傾向にあります。定番のクラシカルなヘアスタイルはもちろん、ゆるい巻き髪をまとめたヘアスタイルやボブスタイルに大きな髪飾りを付けるなど個性的なヘアスタイルも見かけます。
成人式は服装同様髪型も自由なので、きちんとセットできていれば問題はありません。普段よりも気合を入れたい人は美容室でセットしてもらいましょう。似合う髪型は振袖の柄や顔の輪郭などによっても変わってくるので、髪型を相談したい人も美容室でのセットをおすすめします。その際は美容室の予約も忘れずに行って下さい。
成人式に振袖を着る際の防寒対策は?
振袖での防寒対策は断然白いファーがおすすめです。見た目も可愛いですし振袖にも良く似合います。またストッキングをはいたり短めのレギンスを履くという方法もあります。ただお手洗いの際に大変なので股上の浅いものがおすすめです。ストールやカイロを持参するのも良いでしょう。
しかし振袖は何枚も重ねて着ているうえに成人式の会場が温かいと反対に暑いと感じてしまう可能性もあります。やりすぎに気を付け着脱の可能なもので防寒対策をしましょう。
【女性】成人式におすすめの服装②スーツ
女性の成人式におすすめの服装2つ目はスーツです。成人式にスーツで出席する人も最近では増えてきているので、スーツにするかどうか迷っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。またスーツでも華やかさも忘れたくないと考える人も多いでしょう。そこでスーツのおすすめコーディネートや髪型など詳しく紹介していきます。
成人式にスーツを着る魅力とは?
成人式ではほとんどの女性が振袖なのでスーツを選ぶ人は少数ですが、和装が苦手な人や洋装で成人式に参加したい人はスーツがおすすめです。スーツは振袖に比べ締め付けがなく動きやすいので楽に感じます。また高額な振袖に比べるとコスパが良いところや、自分で着ることができるので着付け代がかからないところも良い点と言えるでしょう。さらに成人式後の二次会もヘアスタイルを変えるだけで大きくイメージチェンジできるところも魅力です。
成人式にスーツを着るおすすめコーデを紹介!
成人式にスーツで参加するのであればアイテムの選び方が重要になってきます。アイテムにはそれぞれ女性らしさ・かっこよさ・大人可愛さを取り入れましょう。女性らしさのあるレースブラウス、かっこよさのあるテーパードパンツ、大人可愛さのあるツイード素材のジャケットなどで女性らしくもかっこいい大人なコーデがおすすめです。
成人式のスーツにおすすめの髪型は?
スーツスタイルに控えめなヘアスタイルであるとリクルートのような印象を与えてしまう可能性があります。せっかくの成人式なのでスーツスタイルの場合は思い切って華やかにするのがおすすめです。結婚式やパーティーに参加できるようなヘアアレンジをしたりヘアアクセサリーを使用して華麗な髪型を目指しましょう。
成人式にスーツを着る際の防寒対策は?
女性の場合も男性同様、普段着ているコートでも構いませんが、トレンチコート・チェスターコート・ロングコートなど上品で美しいシルエットのコートを着用するのがベストです。高級感のあるエレガントなコートをおすすめします。色は男性同様、黒・ネイビー・グレー・ベージュがおすすめです。モノトーンやシックなコートであればスーツスタイルにも似合うでしょう。
【女性】成人式におすすめの服装③パーティーフォーマル
女性の成人式におすすめの服装3つ目はパーティーフォーマルです。振袖に負けないくらい華やかなので結婚式に出席する際などにも着用する人も多いと思います。種類も多いので迷う人もいらっしゃると思います。そこでパーティーフォーマルの選び方や髪型など詳しく紹介していきます。
成人式にパーティーフォーマルを着る魅力とは?
スーツ同様、成人式ではほとんどの女性が振袖なのでパーティーフォーマルを選ぶ人は少数ですが、和装が苦手な人や洋装で成人式に参加したい人、堅苦しくなくかつ華やかな衣装で出席したい人はパーティーフォーマルがおすすめです。パーティーフォーマルは振袖と同じくらい華やかさはありつつも動きやすく、自分で着ることができるところが良い点と言えるでしょう。さらに成人式後の二次会へもそのまま参加できるので、当日は余裕を持ったスケジュールで過ごすことができるところも魅力です。
成人式のパーティーフォーマルの選び方は?
成人式でのパーティーフォーマルの選び方のポイントは、今後結婚式にお呼ばれされた際にも着ていくことのできるような高級感のあるワンランク上のフォーマルなドレスをチョイスすることです。フェミニンなものや上品なデザインのものが良いでしょう。成人式には結婚式のお呼ばれのように厳しいマナーはないので、TPOに合っていれば自由なデザインのドレスを選んで構いません。若さの溢れる時期にしか着れないピンクや大人っぽい青、使いやすい黒などのドレスがおすすめです。
成人式のパーティーフォーマルにおすすめの髪型は?
華やかなパーティーフォーマルを着用するのであれば髪型は結婚式のように華やかにするのがおすすめです。ドレスに負けないくらいのヘアアレンジをしてみましょう。不器用だったりアレンジ方法がわからない場合は美容室でプロにお任せしするのがベストです。
成人式のパーティーフォーマルを着る際の防寒対策は?
パーティーフォーマルの場合、他の衣装と比べ薄着の場合が多いかと思います。ファーのジャケット・ロングコートなどきちんと感のあるウールコートであればドレスにも似合いかつ防寒にもなるのでおすすめです。またファーのショールは防寒できるうえに華やかさもプラスできます。他にもカイロを用意するなどの対策をして寒さから身を守りましょう。
夏の成人式におすすめの服装は?
積雪の多い地方では夏の時期に成人式を行う地域もあるようです。そのような地域ではどのような服装で成人式に出席するのが良いのか迷う人も多いでしょう。そこで男性・女性それぞれ夏の成人式におすすめの服装について紹介していきます。
【男性】夏の成人式におすすめの服装
男性の場合、春夏物のダークスーツやオールシーズンのダークスーツが一般的です。暑いと言っても式典ですし式場内は冷房が効いているので、ネクタイやジャケットは必ず身に付けましょう。
【女性】夏の成人式におすすめの服装
女性の場合、振袖では暑いので洋装が一般的です。中でも薄手のパーティーフォーマルがおすすめです。しかしあまり露出をすることは控え薄手のショールなどを用意しましょう。
成人式は一生の思い出。お気に入りの服装で出かけよう!
成人式は一生に一度の大切な節目です。年を重ねて振り返ったときに良い写真や思い出が残るよう、お気に入りの服装や髪型で成人式に出席しましょう。