縄跳びの跳び方を子供や幼児に上手く教えるには?跳び方のコツも!
縄跳びは子供に基礎体力をつけるの最適な運動ですが、大人が上手な跳び方を教えるにはコツが必要です。今回は大人が子供に縄跳びを教える時に覚えておきたい跳び方・上達する教え方などについてお伝えします。練習する時の声掛けに関する注意点もチェックしてくださいね。
目次
子供に上手に縄跳びを教えられない!
縄跳びは、子供に基礎体力をつけることができるスポーツの一つです。一人でも、グループでも行える縄跳びは子供の自信・体力・持久力を養うことができます。基本的な技は簡単に教えることができますが、高度な技は跳び方を子供に教えるのが難しいですよね。
子供が縄跳びを上達する教え方・練習方法などを悩む大人の方も多いと思います。今回は、大人が子供の縄跳び上達をサポートするためのコツや基礎知識などをお伝えします。
【縄跳びの跳び方】知っておきたい基礎知識4選!
大人が子供に縄跳びが上達させるためには、縄跳びの跳び方を覚えることは勿論、子供の年齢・体力・気力などを考慮することが大切です。ここからは、子供に縄跳びの跳び方を教える際の基本的な知識をお伝えします。
縄跳びは何歳から始めればいい?
子供と縄跳びの練習を始めるのは、一般的に何歳頃が多いのでしょうか。これまで縄跳びを教えたことがある大人の体験談では、早くて2~3歳・遅くて4歳~6歳となっています。
子供は誰でも縄跳びが苦手!
初めて縄跳びを練習する子供は、上手くロープを回せなかったり転んだりすることが多いかもしれません。しかし最初は縄跳びが苦手な子供でも、練習を重ねることで上手な跳び方ができるようになります。大人は焦らずに子供の練習を見守ることが大切です。
練習は10分を目安にしよう
当たり前のことですが、子供の体力は大人とは違います。最初から長時間練習すると、子供の体に負担がかかる恐れがありますので注意してください。縄跳びの練習はハードな練習とならないよう、10分を目安に短時間で行いましょう。
怒らず褒めて教えよう
子供が縄跳びを上達するためには、楽しい雰囲気作りや自信を育くむ声掛けが大切です。縄跳びに失敗した時に厳しく怒ると子供は自信をなくし、やる気を失ってしまうかもしれません。まずは練習で子供ができたことを褒めて自信とやる気を育てる教え方をしましょう。
【縄跳びの跳び方】確認すべきポイント4選!
大人が子供の縄跳び練習を見守る時は、安全に配慮する必要があります。ここからは子供に縄跳びを教える際に確認すべきポイントをお伝えします。
おすすめの縄跳びは?
子供が縄跳びを上達するためには、大人が子供の使いやすい縄跳び用ロープを選んであげることが大切です。以下がロープの素材とその特徴です。
- 綿ロープ:ロープに重さ・太さがあり絡みにくい。重さがあるので、練習初期に跳び方の感覚を掴みやすい。
- ナイロンロープ:素材が軽いので、力がない子供でもジャンプしやすい。練習に慣れてきた頃におすすめのロープ。
縄跳びの長さは?
子供が安全に縄跳びの練習を行うには、適切な長さのロープを用意することが大切です。特にジャンプする時は、大人が注意していても引っかかったり、転んだりしやすいです。子供の縄跳びは、年齢・体格に合わせて安全な長さのロープを選びましょう。長さの目安は、子供の身長+55cmがおすすめです。
縄跳びする時の姿勢は?
縄跳びが上達するための練習のコツは、正しい姿勢の跳び方をマスターすることです。体に腕をくっつけない状態で脇を締めて手首の力を抜くのが、縄跳びの基本的な姿勢となります。背中を丸めた状態でジャンプする跳び方は怪我の原因になりますので、注意してください。まずは大人が見本を見せて、上手に跳ぶコツを教えて上げてくださいね。
グリップの持ち方は?
正しい姿勢を整えたら、いよいよロープのグリップを持ちます。グリップの持ち方は「リモコン持ち」という持ち方を行います。「リモコン持ち」は、TVやオーディオのリモコンを持つ時のように、親指を立てて、グリップを握る持ち方です。
縄跳びの教え方①基本の跳び方編
既に縄跳びをマスターした大人でも、子供に縄跳びを教える時には改めて基本的な跳び方のコツを確認しておく必要があります。ここからは、子供に縄跳びを教える時に必要な基本的な縄跳びの跳び方をお伝えします。
まずはジャンプの練習をしよう
上手な跳び方を教えるためには、まずは両足でジャンプする練習から始めていきましょう。最初は両足を同じタイミングでジャンプすることが難しかったり、ジャンプする度に前に進んでしまう場合があるかもしれません。上手くジャンプすることができなかった場合は、一旦ストップして最初からやり直すようにしましょう。
リズム良くジャンプする練習をしよう
子供が上手にジャンプできるようになってきたら、音楽に合わせてリズミカルにジャンプする練習をしましょう。大人が手拍子をして上手にジャンプできるようにサポートしてあげることが跳び方を覚えるコツです。
向かって来る縄をジャンプする練習をしよう
ジャンプが上達したら、いよいよロープを使った跳び方の練習に入っていきます。大人2人が両側でロープを持ち、回転させます。足元にロープが来たら、子供がジャンプしやすいように大人が掛け声をかけることで、跳び方の感覚を掴むことができます。
縄跳びを回す練習をしよう
ロープを上手く跳び越えられるようになったら、子供が自分でロープを回す練習をしましょう。最初は握り方を覚えて、片手で回す練習から始めると良いでしょう。両手で回す練習は、大人が手拍子・声がけなどを行い、タイミングを合わせられるようサポートしてあげてください。
縄跳びを跳び越える練習をしよう
初めて縄跳びを跳び越える練習を行う時は、子供のペースに合わせてゆっくりとロープを回しましょう。ロープが足元に届いたら大人が声をかけ、子供が跳び超えるのをサポートします。地道に跳び超える練習を繰り返して基本的な跳び方を身に着けるのが、跳び方を上達させるコツです。
縄跳びを連続で跳ぶ練習をしよう
子供が確実に縄跳びを跳ぶことができるようになったら、連続で跳ぶ練習に移ります。最初は連続で跳ぶことが難しいので、ゆっくりとロープを回してください。1回でも飛べたら、連続で跳ぶ練習を続けていきましょう。
縄跳びの教え方②上達するための練習法5選!
子供が縄跳びを上達するためには、ロープを回す感覚を身に着けたりジャンプを上手に行うための練習が必要です。ここからは子供が縄跳びを上達するための練習方法を5つご紹介します。
縄跳びにおもりをつけて跳ぼう
縄跳びにおもりをつけて跳ぶ練習は、子供が縄を回す感覚を身に着けることができる練習法です。おもりには、トイレットペーパーの芯などが最適です。
縄跳びに新聞紙を巻いて練習しよう
縄跳びに新聞紙を巻くことで、ロープを回す感覚を掴むことができます。最初はロープ全面に新聞紙を巻き、徐々に短くしていきましょう。
一緒にジャンプして練習しよう
子供は縄跳びの練習を始めたばかりの頃は、ジャンプのタイミングを掴むのが苦手です。大人が声掛けをしながら一緒にジャンプの練習をすることで、子供がタイミングを図れるようにサポートしていきましょう。
ふたり跳びで練習しよう
大人が一緒にふたり跳びを練習することで、子供は跳ぶタイミングを掴みやすくなります。大人と子供がふたり跳びを練習する時は、子供に大人の服の袖を掴ませることが上手に練習するコツです。
声掛けは常にポジティブに
縄跳びの練習は子供が楽しく前向きに練習できるような声掛けが大切です。子供が跳び方を失敗しても、落ち込んで自信を失うことがないようポジティブな声掛けを行っていきましょう。
縄跳びの教え方③技の種類とコツ13選!
大人が子供に縄跳びを教えるには、基本的な技を覚えておく必要があります。ここからは技の種類と跳び方のコツをご紹介します。
前跳び
前跳びは、縄跳びの最も基本的な技です。比較的簡単な跳び方なので、まず大人が見本を見せましょう。以下が子供に前跳びを教えるコツです。
- 踵の後ろに縄がくるようにセッテングする。
- 両手を回転させ、頭上を通過した縄が足元に来たらジャンプします。
- 1・2の動作をゆっくり繰り返して、子供が動きを確認できるようにする。
後跳び
子供が前跳びをマスターしたら、次は後跳びに挑戦してみましょう。後跳びを上手に教えるコツは、子供が前跳びをスムーズに跳べるようになってから、教えることです。後跳びはつま先の前に縄をセットし、踵の後ろに縄が来たらジャンプします。
片脚跳び
片脚跳びは、通称『ケンケン』と呼ばれる技です。跳び方は前跳びとほぼ同じですが、片脚ずつ交互に跳ぶという特徴があります。子供に教える時は、脚の動きがバラバラにならないように、最初はゆっくりと動きを教えてあげましょう。上手くステップが踏めるようになったら、徐々にスピードを上げていくのが、上達する早道です。
かけあし跳び
かけあし跳びは、まず片脚を上げた状態でスタンバイします。前回しで回したロープを上げた片脚で跨ぎ、地面に接地した脚を上げて、交互に跳びます。勢いよくジャンプするよりも、軽くロープを跨ぐような感じでテンポ良く跳ぶのが上手に技を決めるコツです。
じゃんけん跳び
じゃんけん跳びは、大人でも難しい高度な技術が必要となる跳び方です。この技はじゃんけん遊びの『グー』『チョキ』『パー』を、脚で行いながら跳ぶのが特徴です。大人は、子供が跳ぶ瞬間に『ジャンケンポイ』の『ポイ』という掛け声をかけて、跳ぶタイミングを教えてあげましょう。以下この技の具体的な跳び方です。
- グー : 両脚を閉じて跳ぶ。
- チョキ : 両脚を前後に開いて跳ぶ。
- パー : 両脚を左右に開いて跳ぶ。
側回旋
側回旋は体の側面でロープを回転させた後、前跳びで跳び、反対側でロープを回転させる動作を交互に行う跳び方です。一見難しそうに感じられる技ですが、跳び方さえ覚えてしまえば簡単にできます。
側回旋交差
側回旋交差は側回旋とほぼ同じ跳び方ですが、前跳びの際に両腕を交差させてジャンプします。体の片側でロープを回転させた後に、両腕を交差させる動きが入るので、まずは側回旋をマスターしてから教えるようにしましょう。
交差跳び
交差跳びは、両腕を体の正面で交差させたままロープを回転させる跳び方です。練習を繰り返せば簡単にできる技ですが、まずは前跳びをしっかりとマスターしてから練習することが上達のコツです。
あやとび
あやとびは前跳びからスタートし、2回目の跳び方は交差跳びで行います。通常の前跳びと交差跳びを交互に繰り返して跳ぶため、難易度は高めですが成功すれば、子供の自信につながります。まずは大人がしっかりと跳び方をマスターしてから、子供に教えるようにしましょう。
二重跳び
二重跳びは1回のジャンプで2回ロープを回転させる跳び方です。二重跳びは、手首にスナップを利かせて素早くロープを回転させることが大切です。練習の際は、適度な重さがありとグリップが長めのロープを用意しましょう。
はやぶさ
はやぶさは、前跳びと交差跳びを交互に繰り返すあやとびの応用編ともいえる跳び方です。あやとびでは、前跳びと交差跳びを1回ずつ行いますが、はやぶさでは1回のジャンプで前跳びと交差跳びを行います。ロープの長さを調節し、よじれを防ぐことが上手に跳ぶための注意点です。
交差二重跳び
交差二重跳びは、交差跳びと二重跳びを組み合わせた跳び方です。体の前で両手を交差させて二重跳びを行う跳び方で、大人でも難しい高度な技です。交差二重跳びの練習は、腕の交差を深くせずに膝を曲げてジャンプするのが上達のコツです。
三重跳び
大人でも難しい三重跳びの跳び方を子供に教えるには、まずは二重跳びを完璧にマスターさせることが大切です。二重跳びが50回連続でできるようになることを目標に、教え方を考えましょう。三重跳びは前跳びを3回行い、助走をつけてから跳ぶと上手に跳ぶことができます。
縄跳びの跳び方の注意点5選!
縄跳びは、足首や腰に負担がかかりやすいスポーツです。特に練習を始めたばかりの頃は、ロープに引っかかったりジャンプした時に転倒する恐れもあります。子供が怪我をしないように大人が注意するべき点を5つご紹介します。
「肘をくっつける」「手首で回す」はNG!
ロープを回す際に肘をくっつけると可動範囲が狭くなり、動きが制限されます。肘をくっつけた状態でロープを回そうとすると、手首に余計な力が加わり上手く回すことができません。また手首だけでロープを回すのも、手首を痛めやすいので注意してください。
必ず運動靴を履こう
縄跳びは、ジャンプで着地する際に足に負担がかかる場合があります。地面に着地した際の衝撃を吸収し、子供の体への負担を軽減するためには運動靴が必要です。運動靴を選ぶ際は、靴底にクッションなどがついた衝撃を吸収しやすい靴を選ぶようにしましょう。
動きやすい服装にしよう
縄跳びの練習はロープが服の裾などに引っかからないように、動きやすい服装で行ってください。また練習を始めたばかりの頃は、転んだ場合に備えて半ズボンなどは極力避けるようにしましょう。
できるだけ室内で練習しよう
子供が縄跳びの練習をする時は、できるだけ室内で練習するようにしましょう。縄跳びが上達する前に屋外で練習すると、転倒した際に石・砂利などで膝を擦りむく可能性があります。練習に慣れるまでは、なるべく屋内で縄跳びの練習をするようにしましょう。
怪我に注意しよう
縄跳びの練習で最も注意するべき点が、子供の怪我です。縄跳びはジャンプで着地する場合など足に負荷がかかったり、転倒により思わぬ怪我を負う可能性が高いスポーツです。大人は常に子供の怪我に注意しながら、練習を行いましょう。
親子で楽しく縄跳び練習をしよう!
今回は子供への縄跳びの教え方で悩んでいる方のために、大人が子供に縄跳びを教える際に必要な情報をお伝えしました。休日には是非、今回お伝えした情報を参考に親子で楽しく縄跳び練習を行ってくださいね。