ながら勉強で学力が付かないはウソ!音楽を聴きながらは効率いい?
音楽を聴きながら勉強をしているという人もいるでしょう。今回は音楽を聴きながら勉強するのは効率がいいのか、そしてながら勉強のメリットとデメリットをご紹介します。併せて音楽を聴くのが効率がいいとすれば、どんな音楽を聴けばいいのかもご紹介します。
目次
勉強するとき音楽を聴きますか?
スマートフォンの普及で音楽を聴きながら勉強するという人が増えてきました。自分の周りに音楽を聴きながら勉強する人がいれば、この勉強方法は効率がいいのか気になりますよね。今回は音楽を聴きながら勉強するときにどんな音楽を聴くといいのか、そしてメリットやデメリットもみてみましょう。
音楽を聴きながら勉強するメリットとは?
音楽を聴きながら勉強することにはメリットがあります。勉強の際に音楽を聴きながら勉強することが習慣になっている人は特に同意できる部分が多いことでしょう。音楽を聴きながら勉強する6つのメリットを取り上げます。
集中できる
音楽を聴きながら勉強することで、集中力を高めるアルファ派の発生が促され、効果的に勉強できるようになるというメリットがあります。特に暗記などの記憶力を高めるには、音楽を聴きながら勉強すると高い効果が期待できることが科学的にも証明されています。
やる気が高まる
音楽を聴きながら勉強することで、脳が活性化しやる気が高まるという研究結果があります。好きな音楽を聴いて気持ちを盛り上げることで、脳内でドーパミンという神経伝達物質の分泌が激しくなり、脳が強く刺激を受けます。受けた刺激はやる気をだすので、勉強に集中できるようになります。なかなかやる気がでない暗記科目などの勉強の際に、ながら勉強をするなら効果が期待できます。
リラックスできる
音楽の中にはリラックス効果を高めるものもあります。リラックス効果の高い音楽を聴きながら勉強することで、心地良く勉強に取り組むことができるようになります。例えば医療現場などでも医師や看護師がリラックスできる音楽を聴きながら手術に取り組めるように音楽を流すこともあります。
楽しく勉強できる
好きな音楽を聴きながら勉強することで、気分が高まり楽しく勉強できるというメリットもあります。テンションをアップできるように、明るい音楽ややる気がでそうな音楽を聴きながら勉強する人も少なくありません。楽しく勉強できるような自分好みの音楽を事前にピックアップしておくのもよい方法ですよ。
雑音がシャットアウトできる
自分にとって不快に感じる雑音をシャットアウトするために、音楽を聴きながら勉強する人がいます。雑音が聞こえない環境を作ることで勉強に集中できるというメリットもあります。暗記科目などに有効な方法ですよ。
単純な勉強でのモチベーションを保つ
勉強の中には単純作業に思える勉強もありますよね。漢字の練習や単語の練習、そして工作系などの単純な勉強の際にどうしてもやる気がでないという人は、音楽を聴きながら勉強することで集中力とモチベーションを保つことができるというメリットもあります。
音楽を聴きながらの勉強にはデメリットもある!
音楽を聴きながら勉強することには、メリットだけでなくデメリットもあります。どんなデメリットがあるのか3つご紹介します。
音楽に頭が行ってしまう
テンポが速すぎる音楽や歌詞のある音楽を聴きながら勉強すると、どうしても音楽に頭が行ってしまうというデメリットがあります。そうなると勉強していても時間だけが過ぎてしまって、その結果暗記ができなかったり、音楽の歌詞だけが頭に残ってしまうことになります。
暗記の効率が下がる
音楽を聴きながら勉強する時のデメリットとして、音楽の種類によっては集中を妨げて暗記の効率を下げるものもあります。暗記する以外の情報が頭の中に入ってくることが原因です。
音楽がないと集中できなくなる可能性も
音楽を聴きながら勉強する習慣がついてしまうと、逆に音楽がないと集中できなくなる可能性があります。特定の曲を聴かないとモチベーションが上がらなかったり、集中力が欠けたりするというデメリットもあります。
ながら勉強におすすめの音楽は?
音楽を聴きながら勉強する人にとって、ながら勉強におすすめの音楽はどのようなものがあるでしょうか。多くの人がながら勉強をやって、実際に効果があったというおすすめの音楽をご紹介します。
クラシック
気分が良くなり前向きな気持ちになれる音楽の中に、クラシックがあります。ドーパミンが分泌されてやる気がでると同時に、脳内がリラックスして集中力を付けるのに効果があると言われています。作曲家であればモーツァルトやベートーヴェン、ショパンなどのクラシックが特におすすめです。
ジャズ
カフェで流れているようなジャズの曲は、リラックスできるので音楽を聴きながら効率よく勉強できます。曲を聴いていて気分が良くなれるもの、そして母語以外の歌詞のものを選ぶのがポイントです。
洋楽
ゆっくりと流れる洋楽も音楽を聴きながらの勉強におすすめの曲です。早いテンポの曲は神経を高めるのに役に立ちますが、集中して勉強したいのであれば、ゆっくり流れて気分良く勉強できる曲を選びたいものです。歌詞がある曲であれば、勉強の邪魔にならないように歌詞の意味が分からない曲がおすすめです。
環境音
ヒーリングミュージックなど心地いい環境音を聴きながら勉強するのもおすすめです。自然の音である雨や波の音、そして小鳥のさえずりなどの音は、集中力を高め暗記などの勉強の効率を上げてくれますよ。しっとりとした自分好みの音楽を探してみてください。
ながら勉強でより集中力を高める方法を3つ紹介!
音楽を聴きながら勉強する時に、より集中力を高めるためにできる方法が3つあります。ながら勉強をする人がおすすめする、実際に効果が上がった方法をご紹介します。
単純作業の勉強から始める
ながら勉強をする際に、漢字や単語の書き取りなど単純作業に思える勉強から始めることをおすすめします。頭の準備運動をすることで、これからの勉強により集中できる環境を整えることがポイントになります。単純作業の勉強から始める習慣がない人も、勉強の順番を変えるだけで、ながら勉強の効率がグッとアップしますよ。
曲を使い分けてメリハリを付ける
同じ曲をずっと効き続ける方法も効果がありますが、曲を使い分けてメリハリを付けることで、より集中力を高める勉強をしている人もいます。
ポイントは、勉強の邪魔にならない程度のボリュームで音楽を流すこと、そして慣れてきたら集中して勉強する時の音楽と、リラックスした状況で聴く音楽を分ける習慣を付けることです。脳が刺激を受けて、効率的に勉強ができますよ。
気分の上がる曲を聴いてから勉強を始める
ながら勉強の時に気分の上がる曲を聴くことで、ドーパミンの分泌が高まり勉強の意欲がでてきます。勉強を始める15~20分前から好みの音楽を聴いてテンションを上げましょう。自分で「この曲が終わったら勉強しよう」というメリハリを付けることがポイントです。
ながら勉強で気を付けるポイント
ながら勉強をする際に注意点もあります。音楽を聴きながら勉強する習慣がある人は気を付けるポイントを押さえてくださいね。ポイントを3つご紹介します。
音楽と教科書の方向を合わせる
ながら勉強する時には、音楽と学んでいる勉強の方向性を合わせるのが勉強の効率を上げるポイントです。苦手な音楽を勉強する際に、ゆっくりとした静かな音楽を聴くと眠くなってしまうことがあります。また始めて聴く曲は、脳が曲を意識してしまって音楽に集中してしまうことで、ながら勉強の目的が変わってしまいます。ながら勉強をする際は、勉強している教科を考慮しましょう。
勉強の時に聴く音楽を決める
歌詞がある曲をながら勉強する時に使ってしまうと、気を散らしてしまう可能性があります。またゆっくりしすぎた曲は苦手科目には不向きです。ながら勉強をする際にどんな音楽を聴くのか、事前に聴く音楽を決めておく方法は効果的です。
試験が前提の場合は勉強前に聴く習慣を
ながら勉強をする習慣を付けてしまうと、音楽なしで勉強することに違和感を感じることがあります。そのような習慣を付けてしまわないように、テストなどの試験が前提の場合は、勉強前に音楽を聴く習慣を付けるようにしましょう。試験の会場では音楽が流れないので、テスト前の集中やモチベーションを上げる音楽を聴くようにするのがポイントです。
音楽を味方に付けて勉強の効率を上げよう!
音楽を聴きながら勉強をする際には、音楽を選ぶことで勉強の効率を上げることができます。音楽を味方に付ける正しい方法でながら勉強を行ってくださいね。