背中の汗に効果的な対策方法8選！正しい洗い方やおすすめグッズも！

背中が汗びっしょりになってしまい、洋服に汗ジミが出来ている人や、「汗ジミが気になって上着が脱げない」という人もいることでしょう。今回は背中の汗が気になる時の対処法や原因、対策として使えるグッズなどをご紹介します。

背中にたくさん汗をかくのはどうしてでしょうか。背中の汗の対策を考える前に、背中にたくさん汗をかく理由をご紹介します。

体内の熱を外に逃がすために発汗しています。汗をかくことによって、体内の熱をコントロールしているのです。汗をかく「汗腺」は全身にありますが、一般的には胸や背中などの部分が他の部分よりも汗をかきやすくなっています。そして背骨に一番近く、内臓を守るために背中は汗の量が多くなっていると言われています。

背中に汗をかきやすい人は、体質が原因の場合があります。育った環境や気候で汗をかきやすい体質になるかどうかが決まると言われています。生まれてから2～3年で汗腺の量が決まり、それは生涯変わらないようです。

次に背中に汗をかきやすくなる原因を4つご紹介します。背中に汗をかきやすい原因は、生活習慣の乱れから来ていることもあります。背中に汗をかきやすい人は、自分の生活習慣と照らし合わせてみてください。

運動不足になると汗腺機能が衰えてきます。また自分で体力を調節する力も弱まってきます。このように運動不足による汗腺機能や体力調節機能の衰えから、背中に汗をかきやすくなるとも言われています。

脂っこいものや甘いものばかり食べるという偏った食生活をしている人も、身体の中に熱がこもりやすくなることが原因で、背中に汗をかきやすくなります。

身体の体温調節機能が低下することが原因で、背中に汗をかきやすくなることもあります。自宅や仕事場でエアコンにずっと当たっていると、体温調節機能が低下してしまい、背中にたくさんの汗をかきます。

背中に汗をかきやすくなる原因として、自律神経の乱れを挙げることが出来ます。ストレスが溜まることで自律神経が乱れるようになることが原因で、体調不調になり汗腺に影響を与えるようになると言われています。その結果、汗腺の多い背中に大量の汗をかくようになるのです。

では背中に汗をびっしょりかいてしまった時はどうすればいいのでしょうか。汗を止める効果的な対処法をご紹介します。外出先でも簡単に行える対処法なので知っておくと役に立ちますよ。

背中に汗をかいてしまった時に効果的に汗を止めることが出来る場所があります。それは首の裏や脇、そして太ももの付け根です。この場所には大きな動脈が通っていて、この動脈を冷やすことで身体の体温を短時間で下げ、効果的に汗を止めることが出来ると言われています。外出先で太ももの付け根部分を冷やしにくい人は、首の裏や脇を集中的に冷やすのは良い対処法です。

汗を効果的に止める対処法として、冷たいペットボトルや缶を使いましょう。それらの冷たいペットボトルや缶を大きな動脈が通っている首元に当てたり、脇に挟む対処法をするだけで、体温が少しずつ下がっていくのを実感出来るはずです。背中の汗が気になった時にはこの対処法を試してみてくださいね。簡単な方法で汗を止めることが出来ますよ。

背中の汗が気になる人は、生活習慣を見直したり、汗対策グッズを賢く使うことが出来ます。対策として効果的な方法を8選ご紹介します。

背中にベタベタする汗は、通気性に優れたインナーグッズで汗対策をしましょう。背中の汗がインナーに張り付くのを防ぐ凹凸加工になっている制汗インナーシャツを利用することで一日快適に過ごせます。背中の汗対策として一度制汗インナーシャツを使うと病みつきになってしまいますよ。背中の汗が気になる人は、制汗インナーシャツをぜひ試してくださいね。

制汗剤は出かける前に汗をかきやすい部分にサッとひと塗りしておくだけで、気になる汗の臭いをカットしてくれる優秀グッズです。携帯用の小さ目のものであれば、バッグの中に入れておくとこまめにケアが出来ます。制汗剤はスプレータイプやスティックタイプの種類があるので、好みで使い分け出来ます。

背中などの汗対策として、朝の生活習慣にも注目してみましょう。朝にコーヒーを飲んで一日を始める人も多いと思いますが、コーヒーなどに含まれているカフェインの刺激物は、交感神経を活発にして発汗を促進する効果があると言われています。どうしても朝のコーヒーがないとダメだという人は、カフェインレスのコーヒーに切り替えてみるのも、背中などの汗対策のひとつになります。

汗取りパッドも効果的です。脇の汗を吸い取ってくれるので、洋服の汗ジミが目立たなくなりますし、汗のムレを感じずに快適に過ごすことが出来ますよ。肌触りがよく肌に優しいコットン製の汗取りパッドが人気です。

汗対策としてデオドラントクリームもおすすめです。汗の嫌な臭いがする前にひと塗りしておくだけで、汗の臭いをカットしてくれる優れものです。汗かきの人には必需品ですよ。

バックの中に入れておいて、気になる時にケアが出来る洗顔シートも、背中などのおすすめ汗対策グッズです。汗で顔周りがテカる前にさっぱりさせたいですよね。破れにくく乾きにくい洗顔シートを選ぶと、ストレスなく汗対策が出来ます。

背中の汗対策に専用のインナーは有効ですが、その汗取りインナーと併せて背中用の汗取りパッドを使うことで、更に効果的に背中の汗対策が出来ます。ガーゼ生地を使用しているので、大量の汗をかいても汗をしっかりと吸収してくれます。また前開き・両脇オープンタイプになっているので、着脱もラクラクですよ。

リュック派の人におすすめなグッズとして、リュック専用のムレ防止グッズもあります。背中とリュックの間の通気性をよくする仕組みになっていますし、簡単に取り付けることが出来ますよ。自転車通勤や登山などに最適です。

背中の汗が原因で背中ニキビが出来たり、背中の臭いが気になることもあります。背中の汗をお風呂でしっかり洗い流すことで事前に正しく対処することが出来ます。正しい背中の洗い方をご紹介します。

まずはしっかりと肩まで湯船に浸かりましょう。この段階で背中に溜まった汗による皮脂汚れ浮かし、落としやすくなります。夏場はシャワーで済ます人も多いかもしれませんが、しっかりと湯船に浸かることを習慣にしましょう。

入浴時の身体の洗い方にも注意が必要です。汗をかいた日には、背中の汗を落とそうとしてゴシゴシ強く擦りたい気分になりますが、ボディーブラシやタオルで身体を強く擦ると肌を傷つけてしまいます。また肌を強く擦る洗い方をすると、身体に必要な皮脂も取れてしまうので、肌が乾燥しやすくなります。

たっぷりと泡立てたボディーソープをボディーブラシやタオルに乗せて、ふんわりと優しく背中の汗を取り去る洗い方をしましょう。洗い方に気を付けるだけで、汗の臭いや背中ニキビの良い対策となります。

背中を洗い終えたなら、十分なお湯の量で泡をしっかりと洗い流しましょう。シャワーのお湯だけでなく手で優しくなでながら洗い流すと、十分に泡を切ることが出来ます。

背中に大量の汗をかくと、病気ではないのかと心配してしまう人もいることでしょう。背中だけの汗をかくのは2つの理由が考えられます。

1つめは全身に汗をかいているにもかかわらず、背中に一番汗をかいているように感じるケースです。汗をかく順番は上半身からになるので、背中は早く汗をかきやすい場所となります。また背中は面積が大きいので、どうしても汗を大量に感じている感覚になるのです。この場合は病気と関連付けることは出来ません。

2つめは多汗症という病気が考えられます。多汗症の病気は全身性多汗症と、局所性多汗症の2種類に分けられます。他の病気が原因でこの症状が起こる人もいますが、緊張やストレスが原因で多汗症になる人もいます。精神的影響が多いので、多汗症の病気の疑いがある人は一度医師の診察を受けることをおすすめします。

背中の汗はストレスになってしまうことがありますよね。適切な対策を試してみることで、予防したり対処したりすることは可能です。自分に一番合った対策方法を探してくださいね。