クエン酸で洗濯するおすすめの理由とは?フワフワに仕上げる使い方も!
クエン酸はメディアなどで暮らしに役立つアイテムとしてよく紹介されています。主に掃除で利用する方が多いクエン酸ですが、実は洗濯にも使えるんです。クエン酸洗濯がおすすめの理由やクエン酸の使い方をご紹介します。洗濯物がフワフワになるクエン酸をぜひ使ってみましょう。
目次
そもそもクエン酸ってなに?
クエン酸とはレモンなどの柑橘類に含まれる酸味成分です。色は白色や無色で水に溶けやすいのも特徴です。熱にも強いことから料理など様々な用途で幅広く使用されています。酸がつく名前の通り酸性の性質を持っており、アルカリ性を打ち消す効果を持っているクエン酸は掃除だけでなく洗濯にも活躍してくれます。
クエン酸で洗濯するのがおすすめの理由3選!
幅広い分野で活躍してくれるクエン酸ですが、洗濯で使うメリットはどんなものがあるのでしょうか。では、クエン酸での洗濯がおすすめの理由をご紹介します。お家にストックしている方はすぐにでも使ってみたくなるはずですよ。
天然由来の成分なので環境にもやさしい
クエン酸は先ほどご紹介したように、レモンなどの柑橘類に含まれる酸味成分です。つまり天然由来の成分のため万が一口に入っても安心ですし、何より環境にやさしいことがおすすめする最大の理由です。洗濯洗剤を使った排水は環境に悪いですが、クエン酸洗濯なら環境を壊すこともありません。
洗濯物の嫌な臭いがなくなる
洗濯物についてしまった嫌な臭いはなかなか取れません。乾いている時は気にならなくても濡らしたらまた臭くなってしまうこともあります。実はクエン酸を使った洗濯にはそんな嫌な臭いを消す嬉しい効果もあるんです。嫌な臭いがなくなるというのもクエン酸洗濯をおすすめする理由の1つになります。
雑菌の繁殖を抑えることができる
クエン酸の酸は雑菌の繁殖を抑えてくれる作用があるというのも理由の1つです。洗濯物に雑菌が繁殖してしまうと、生乾きの嫌な臭いが発生します。クエン酸が臭いを消してくれる効果があるのは、雑菌の繁殖を抑えるという理由からきています。
クエン酸で洗濯物をフワフワに仕上げる方法とは?
クエン酸を柔軟剤代わりに使うことで洗濯物をフワフワに仕上げることができます。ではその使い方をご説明します。
いつも通りの洗剤で洗濯したら、最後のすすぎでクエン酸を洗濯機に投入します。こうすることでクエン酸の酸性が洗剤の弱アルカリ性を中和してくれ、ゴワゴワな洗濯物をフワフワに仕上げてくれます。表面をコーティングさせてフワフワにする柔軟剤に比べ、余分な水分を吸収しやすいという効果高いので肌が弱い赤ちゃんにも嬉しいエコな柔軟剤になります。
クエン酸で洗濯する方法は2通りある!使い方を紹介!
クエン酸には先ほどご紹介した柔軟剤代わりになる使い方と、臭いと汚れをしっかり落とす洗剤としての使い方の2通りの使い方があります。クエン酸洗濯の効果をより発揮するために正しい使い方をご紹介します。
洗剤として使う方法
いつもの洗剤を使わず、クエン酸を洗剤として使用する方法です。基本的には洗剤をクエン酸に変えるだけでほぼ順序は変わりません。
①洗濯機に水を張りクエン酸を投入する ・クエン酸の分量は10Lの水に対して10gが目安 ↓ ②洗濯物を入れる ・自動コースもしくはスピードコースがおすすめ ・柔軟剤は使用しない ↓ ③洗濯が終了したらいつも通りに干す |
洗濯洗剤は弱アルカリ性であるため、クエン酸と一緒に使用するとその効果を打ち消してしまいます。クエン酸洗剤の効果が消えてしまいますので必ず単体で使用するように注意してください。また、洗濯機でなく手洗いにも使えますがクエン酸液は肌に刺激があるため手袋をするようにしましょう。
柔軟剤として使う方法
クエン酸を柔軟剤の代わりとして利用する方法です。先ほども少しご紹介しましたが、更に詳しくご説明していきます。
①いつも通りに洗濯をスタートし、すすぎのタイミングで洗濯機を一時停止する ・忘れてしまいそうな人は事前にすすぎの段階でストップするように設定しておく ↓ ②クエン酸を洗濯機に投入し、再スタートする ・クエン酸の分量は水30Lに対して1gが目安 ↓ ③脱水が完了したらいつも通りに洗濯物を干す |
柔軟剤として使用する場合は、洗剤としての使用とは違い併用が可能です。いつもの柔軟剤と一緒にクエン酸を入れることができます。クエン酸はあらかじめ水に溶かしておいた方が溶け残しがなく安心です。
クエン酸で洗濯する際の注意点は?
洗剤としても柔軟剤としても使える万能アイテムのクエン酸ですが、洗濯で利用する際の注意点もあります。使い方を間違えると大変なことになってしまう場合もありますのでしっかりと覚えておきましょう。
塩素系漂白剤と混ぜるのはNG!
エコで環境にやさしいクエン酸洗濯ですが絶対に注意をして欲しいことが1つあります。その注意点は「塩素系漂白剤と混ぜない」ということです。塩素系の漂白剤は酸性のものと混ぜると体に有毒なガスを発生させてしまいます。塩素系漂白剤を使う場合はクエン酸を洗濯に使えませんので注意しておきましょう。
クエン酸を使った洗濯でも香り付けができる!
クエン酸を柔軟剤として使用した場合、無臭なので洗濯物に香り付けはできません。しかしクエン酸を使ったときにも香りを楽しみたいという方もいらっしゃると思います。そんなときは少し工夫することでクエン酸洗濯でも香り付けをすることが可能です。
クエン酸洗濯で香り付けをする場合に用意するのはアロマオイルです。クエン酸にアロマオイルを数滴たらします。水で充分に溶かしたらあとはそれをすすぎで使用するだけです。これでいつもの柔軟剤のように香りを楽しむことができます。アロマは温度が高くなると揮発してしまうので陰干しがおすすめです。
クエン酸は洗濯機の掃除にも効果的!使い方を紹介!
クエン酸は洗濯での使用だけでなく、洗濯機そのものを掃除する場合にも役立ちます。洗濯機を使っていると、だんだんと洗濯槽に衣類の汚れや洗剤の溶け残りなどが溜まっていきます。クエン酸の酸性は洗剤の溶け残りをしっかりと分解してくれますので洗濯機の掃除にピッタリなんです。では使い方をご紹介します。
①何も入れていない洗濯機に最大量まで水を張る ・お湯の方が溶けやすいためできればお湯を利用する ↓ ②クエン酸を投入する ・クエン酸の量は100~200gが目安 ↓ ③通常の洗濯コースで洗濯機を回す ・1~2ヵ月に1回程度を目安に定期的に行うのがおすすめ |
クエン酸で洗濯してもデメリットはないの?疑問を解決しよう!
いいこと尽くめに感じるクエン酸での洗濯ですが、クエン酸を使用することにデメリットはないのでしょうか。気になる疑問を解決した上でクエン酸を洗濯に使っていきましょう。では早速疑問について見ていきます。
クエン酸を使っても洗濯機は壊れない?
一般的な洗剤は弱アルカリ性です。そのため洗濯機も弱アルカリ性の洗剤を使うことを前提に作られています。しかしクエン酸は酸性のため、メーカーとしては「クエン酸を使った洗濯をおすすめしない」としているようです。クエン酸洗濯したら直ちに洗濯機が故障してしまうということはありませんが、クエン酸が溶け残ってしまうと洗濯機の金属にダメージを与えてしまう可能性はあります。洗濯機の故障が気になる方は溶け残りを防ぐため溶かしてから入れる・クエン酸洗濯を頻繁に行わないなど対策を行った上での使用をおすすめします。
クエン酸を使っても色落ちはしない?
クエン酸は酸性のため洗浄力が強すぎるといったイメージもあります。繊維を傷めてしまったり色落ちする危険はないか疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。実はクエン酸には色止めの効果があります。色落ちするどころか、繊維や染料と結びつき色落ちを防いでくれる効果があるのです。
クエン酸に臭いはあるの?
酸性の物質の臭いは酢のような刺激があるものも多いです。クエン酸も「酸」がつくだけにそのような刺激臭があるのではないのか気になっている人もまれにいらっしゃるようです。しかしクエン酸には臭いの揮発性はありませんので全くの無臭です。
クエン酸を使えば洗濯物がフワフワになる!一度試してみて!
クエン酸洗濯には注意点もありますが、メリットが多いのが魅力です。環境にもお肌にもやさしく、柔軟剤代わりに使うと洗濯物が本当にフワフワになります。掃除など様々な用途で使えるクエン酸を、ぜひ一度洗濯にも利用してみてください。