ブランデー紅茶の魅力と美味しい作り方！おすすめの茶葉・ブランデーは？

紅茶にはいろいろな飲み方がありますが、中でも大人の女性におすすめな飲み方は紅茶にブランデーを入れて飲むブランデー紅茶です。日常を忘れさせてくれるおしゃれな飲み物、ブランデー紅茶についてご紹介します。

香り高いブランデー紅茶はカップにもこだわりたいですね。お気に入りのティーカップで飲めば、リラックスしたティーブレイクを楽しめますよ。

香りを楽しむ紅茶は茶葉にこだわりのある方も多いのではないでしょうか。人の味覚は嗅覚で95%左右されるともいわれています。紅茶と同じくブランデーも香りを楽しむお酒なのでこの2つを合わせることで香りの広がりは何十倍にもなるのです。

紅茶にはいろいろな成分が含まれており、中でもカフェインは疲労回復とストレスの解消に効果があるといわれています。また、ブランデーの良い香りにもリラックス効果を高める働きがあるため、リラックス効果倍増です。

ただし、興奮作用があるカフェイン量を多く摂取すると睡眠に影響が出る場合もあるので、寝る前は茶葉を少なめに入れるか、デカフェまたはカフェインレスの茶葉がおすすめです。

紅茶には紅茶ポリフェノールが含まれており、ダイエット効果や酸化防止効果などが期待できます。またワインをもとにつくられたブランデーもポリフェノールが豊富に含まれていて、抗酸化作用に優れた効果を発揮するといわれています。特にブランデーに含まれているポリフェノールは樽ポリフェノールと呼ばれ、アンチエイジング効果が期待できる上、ポリフェノールに含まれるエラグ酸は美白効果もあります。ポリフェノールの量がたっぷりのブランデー紅茶は美容のためにもおすすめの紅茶の飲み方です。

ブランデー紅茶はブランデーをかけた角砂糖に火をつけることでブランデーに含まれるアルコールを飛ばして香りと風味を楽しむ飲み方です。スプーンの上で青い火に包まれる角砂糖は視覚的にとてもロマンチックなので、特別な人と過ごす夜にもおすすめです。ブランデーの豊潤な香りに包まれながら美しい火を見ると二人の距離も縮まってきますよ。

ブランデー紅茶の詳しい作り方は後ほどご紹介します。

ブランデー紅茶は飲んで美味しいのはもちろんですが、作るプロセスも楽しめる紅茶です。作り方をマスターして美味しいブランデー紅茶を楽しみましょう。

ブランデー紅茶の作り方のポイントは材料とカトラリーを温めておくことです。まずはティースプーンと適量のブランデーを温めておきましょう。ブランデーとスプーンを温めておくことでブランデーの火がつきやすくなりますし、角砂糖も溶け残りにくくなります。紅茶も熱々のものを用意しましょう。

温めたスプーンの上に角砂糖を乗せ、熱い紅茶の入ったティーカップのふちに橋をかけるようにしてスプーンを置きます。ここでの作り方のポイントはスプーンを落さないように気をつけることです。普通のティースプーンだと滑って落ちてしまいやすいので、ひっかかり部分があるロワイヤル専用のスプーンがおすすめです。

次に角砂糖の上からブランデーそっとかけます。ほどよく温まったブランデーのまろやかな豊潤の香りが広がるでしょう。お酒が好きな方ならば直接飲みたいところですが、美味しいブランデー紅茶を飲むため我慢しましょう。青く輝く火を長く楽しめるように角砂糖にしっかり染み込ませましょう。

次にブランデーを染み込ませた角砂糖に火をつけます。しばらくは角砂糖から立ち上る青い炎と香りを楽しみましょう。

ブランデーの風味がついた砂糖を紅茶に入れてよくかき混ぜます。一口飲めば砂糖の甘さと香り豊かなブランデーの風味が口の中に広がります。温かなブランデー紅茶は寒い日のティータイムにおすすめの紅茶です。お好みでホイップクリームを乗せるのもおすすめです。

作り方のポイントで気をつけたいことは、紅茶とブランデーの分量です。ブランデーの量はお好みでもよいのですが、ブランデーの量が多いとせっかくの紅茶の風味が落ちてしまうので気をつけましょう。美味しいブランデー紅茶を作るにはティーカップ1杯に対してティースプーン1杯～1.5杯がベストな量です。

もう1つの作り方のポイントはアルコールをしっかり飛ばすことです。ブランデーを入れるのはあくまでも風味を楽しむもので、アルコールとして飲むのが目的ではありません。アルコール分は飛ばしてブランデーの芳醇な香りを楽しみましょう。

ブランデーのアルコール度数は40度弱から50度とかなり高いものです。けれども、アルコール分をしっかり飛ばせばアルコール分は消えて風味だけが残るのでお酒が苦手な人でも楽しめます。

ブランデー紅茶におすすめの茶葉はダージリンです。世界三大紅茶の1つで、甘く爽やかな香りと上品な渋みが特徴です。紅茶界のシャンパンと称される豊かな香りのダージリンならばブランデーにも負けることはありません。

また柑橘系のスッキリしたフレーバが特徴のアールグレイもおすすめです。アールグレイとはベルガモット（ミカン科の柑橘類）のフレーバーをつけた紅茶でミルクティーにも人気のフレーバーティーです。寝る前に飲むならばカフェインの入っていないデカフェタイプがおすすめです。

ブランデーは果実酒、主にワインを蒸留したもので作られているため、フルーティーな香りとほのかな甘みが楽しめるお酒です。基本的にどのブランデーでも合うので、まずはお手頃価格のブランデーを試してみてはいかがでしょうか。

コニャックもブランデー紅茶におすすめのブランデーです。ブランデーについてあまり知らなくてもコニャックという名前は聞いたことはあるのではないでしょうか。フランスのコニャック地方で定められた製法によって作られたブランデーのみがコニャックと呼ばれる高級ブランデーです。まろやかな口当たりと豊潤な香りのコニャックは香りと風味を楽しむブランデー紅茶に最適なブランデーといえるでしょう。

ブランデーを染み込ませる角砂糖もブランデー紅茶には欠かせません。ブランデー紅茶にはグラニュー糖がおすすめです。グラニュー糖はクセがなく溶けやすいためケーキ作りにも使用されている砂糖なので、ブランデー紅茶に入れても香りを邪魔しません。

角砂糖には四角いものだけでなく、ハートやローズなどデザインされたものもありますよ。特別な日にはこんな可愛い角砂糖を使っても素敵ですね。

クリスマスや誕生日などの特別な日には紅茶を使ったブランデーベースのカクテルはいかがでしょうか。香り高いブランデーに紅茶を合わせた大人の女性にぴったりのカクテルをご紹介します。

ブランデーと紅茶を割ったカクテルをティーロワイヤル（別名ブランデーティー）といいます。温めたブランデーに熱い紅茶を合わせれば、寒い冬におすすめのホットカクテルになり、体もぽかぽかと温まります。特濃牛乳を加えてミルクティー風にしても美味しいのでおすすめです。香り豊かなコニャックを使えばワンランク上のカクテルに仕上がります。

フルーツの風味を楽しみたいのならば、レモンを使ったフルーツティーもおすすめです。作り方はブランデー・レモン・氷砂糖・紅茶をビンに入れふたをしたら2晩ほど置けば完成です。爽やかなレモンの風味が加わった甘いフルーツティーはそのままでも美味しいのですが、温めればティー・ウィズ・ブランデーというカクテルになり、寝る前に飲むお酒としても人気のカクテルです。

寝る前に少量のお酒を飲むことをナイトキャップといいます。欧米では一般的に就寝前にお酒を飲む習慣があります。ナイトキャップはブランデーと紅茶にシナモンティックを添えたものです。シナモンはリラックス効果があるといわれているスパイスです。温かなブランデー紅茶にシナモンスティックの甘くスパイシーな香りが加わり、風味も豊かな寝酒にぴったりのカクテルです。

おしゃれな大人の紅茶の楽しみ方のブランデー紅茶が日本に広まったのは人気アニメ『銀河英雄伝説』の登場人物が好む紅茶だからといわれています。主な登場人物であるヤン・ウェンリーがさまざまなシーンでブランデーをたっぷり入れた紅茶を飲む姿を印象深く描かれています。

ブランデー紅茶についてご紹介しましたがいかがでしたか。ブランデー紅茶は味覚・嗅覚・視覚的にも楽しめる大人の紅茶の楽しみ方です。今回の記事の作り方を参考にリッチなブランデー紅茶をご自宅でも楽しんでみませんか。