現金書留の配達日数や追跡方法を解説!速達サービスもつけられるの?
結婚の御祝いや入学の御祝いなど、直接現金の御祝いを渡すことができなくても現金書留で郵送することができます。現在は配達日数も短くなり、追跡サービスも利用できます。そこで、使う前に知っておきたい現金書留の配達日数、スマホでの追跡サービスの利用の仕方をご紹介します。
目次
現金書留でお金を送りたい!
お金を郵便で送りたい、そんな時に便利なのが現金書留です。実は現金書留を送る場合はスマホで追跡できたり日数をかけずに配達できる速達など便利なサービスがたくさんあります。現金書留はあまり使うことがないという方も覚えておくととても便利です。そこで、現金書留の郵便局での窓口の手続き方法や日数がかかってなかなか届かない場合の配達の追跡方法などをご紹介します。
そもそも現金書留とは?
現金を送るサービス
現金書留とは、現金を送る場合の専用の郵送方法です。紙幣だけではなく硬貨を郵送することもできます。また、市販の封筒で相手に届くまでの日数は変わりませんが、郵便局では現金書留専用のものがあります。サイズは普通サイズと大きめサイズの2種類になり、コンビニやスーパーなどでは販売されていないので、郵便局の窓口で購入しましょう。
現金書留の料金
現金書留の料金は、基本料金となる定型の郵便料金82円にオプションとして現金書留の料金が追加されます。その料金は通常430円になります。郵便局で購入した現金書留用の普通サイズの封筒は定形料金ですが、大きめサイズは定形外の料金になります。
損害賠償がある
オプションとなる現金書留の料金は通常と書きましたが、その理由は損害要償です。現金書留を送る場合、損害賠償の金額は実際に郵送する金額になります。1万円までの場合は430円が追加料金となり、さらに5,000円ごとに10円ずつ追加されます。その際、損害賠償額の上限は50万円となります。
書留の3つの種類を解説!
①一般書留
現金書留を始めとする書留には一般書留・簡易書留と合わせて三種類あります。一般書留は郵便局の窓口で出してから配達されるまでの日数の過程すべてが記録されるので追跡ができます。さらに、もし郵便物が途中で破損したり届かない場合には実損額を賠償されます。また、外国の紙幣を送る時は一般書留で送りましょう。
②簡易書留
次に簡易書留は一般書留に比べて安い料金で送ることができます。その理由は簡易書留の賠償額です。万が一破損した場合の簡易書留賠償額は5万円までになります。さらに、簡易書留では郵便局の窓口で郵便物を出した時と配達した時のみ記録されるため、追跡しても細かい日数ごとの配達状況まではわかりません。
③現金書留
入学祝いや出産祝いなど、遠方に住んでいて手渡しができない場合は一般や簡易書留ではなく現金書留を利用して短い日数で郵送することができます。現金書留専用の封筒は郵便局の窓口で21円で売っています。書留なので、万が一の場合の賠償もあって安心ですね。
現金が送れるのは現金書留のみ!
現金書留の場合は、実際に送る現金の金額が損害賠償額の金額となります。そのため、中に入っている金額によってその賠償額が変わるので郵便料金も違ってきます。また、現金書留は日本の紙幣のみを対象にしています。
現金書留におすすめのシーン4選!
①入学祝い
お孫さんや知り合いのお子さんの入学祝いは手渡しが難しい時もありますよね。そんな時は現金書留でを利用すれば、日数もかかることなくあっという間に送ることができ配達の状況を追跡することも可能です。入学祝いを贈る時は蝶結びの水引きがついているのし袋を使います。郵便局の窓口で購入できる現金書留用の封筒はのし袋のまま入れることができる大きさにデザインされているので、とても便利です。
②結婚祝い
結婚祝いには品物を贈る人も多いようですが、現金を贈ることももちろん可能です。その場合は新札を用意してのし袋に入れましょう。結婚祝いののし袋は、紅白の結びきりの水引がついたものが最適です。のし袋に入れてから現金書留用の封筒に入れて郵便局の窓口で手続きをしましょう。
③香典
香典も現金書留で郵送できます。水引が印刷された香典袋に入れて用意しましょう。その際に、シンプルな便箋に薄墨等でお悔やみの言葉を添えて同封することもできます。
④支払い
ネットで商品を購入する際はクレジットカードや振り込みも可能ですが、現金書留で支払うこともできます。その場合は封筒に現金を入れて郵送して、相手に届いたことを追跡サービスで確認しましょう。さらに現金書留の送付に日数はかかりませんが、先方にはこちらがどのような理由で現金書留を送ったのかわかるように一言添えておくと親切ですね。
現金書留の出し方の3ステップ!
①現金書留用封筒を用意する
現金書留を出す場合は、市販の封筒または現金書留用の封筒を郵便局の窓口で購入します。封筒は普通サイズと大きめサイズの2種類になります。
外寸 | 内寸 | 重さ | 料金 | |
普通サイズ | 約119×197mm | 約116×194mm | 約7g | 定形 |
大きめサイズ | 約142×215mm | 約137×211mm | 約10g | 定形外 |
②封筒に必要事項を書く
封筒にはお届け先の住所・名前・電話番号と依頼主の住所・名前・電話番号を記入しましょう。御祝いや御香典などは原則としてのし袋に入れてから現金書留の封筒に入れます。また、封の仕方に少し注意が必要です。まず、中ふたを貼り付けてから下ふたを貼り付けます。最後に上ふたを張り付けて完全に封をします。その上から認め印またはシャチハタで3箇所捺印します。
③郵便窓口で手続き完了
郵便局の窓口で必要な料金を支払いますが、現金だけではなく切手を使って送料を支払うこともできます。さらに窓口では中に入っている金額を口頭で申告しましょう。また、心配な場合は窓口で手続きをした際にどのくらいの日数で先方に着くのかを確認しておくことをおすすめします。
現金書留の配達日数について
送り先の距離によって違う
現金書留を郵送する場合の日数は、距離が遠ければ遠いほどかかります。たとえば、同じ県内であれば翌日に届くことも多いのですが、県外となると翌々日などさらに日数はかかります。また、午前・午後のどちらに郵便局の窓口に出したかという時間の違いによって配達までの日数に差がでます。ただし、一般の郵便と違うところは、土日も現金書留は配達されるので日数のカウントに入れることができます。
離島の場合は日数がかかる
さらに、同じ県内だとしても離島の場合はさらに日数がかかります。台風・雪・大雨などの自然災害やお正月・お盆・GWなどの長期休暇の状況によっては通常よりも配達に日数がかかってしまいます。そのため、現金書留の配達日数をカウントする場合は余裕を持っておくことも大切です。
現金書留の追跡方法の3ステップ!スマホから簡単にできる!
①現金書留を出す
現金書留を出す際は、郵便局の窓口でのみ受付ができます。ポストに投函して出すことはできないので気を付けましょう。
②受領証をもらう
現金書留を出した際に一番大切なのは受領証をもらうことです。この受領証に書いてあるお問い合わせ番号によって、どのくらいの日数がかかっているのか、現金書留が今どこにあるのかといった情報を追跡することができます。
③郵便追跡システムから追跡する
スマホやパソコンから郵便局の郵便追跡システムにアクセスします。そこでお問い合わせ番号を入力すると、現在の配達状況や日数などを追跡することができます。相手に届いたことを確認しにくい場合でも、スマホなどで日数や今の状況を簡単に追跡できたら安心ですよね。
現金書留のオプションを紹介!速達も可能!
速達サービス
現金書留にはさらに用途によっていろいろなオプションをつけることもできます。たとえば、相手に届くまでの日数を短くしたいから速達で届けて欲しいということも可能です。その場合は現金書留の料金にさらに280円を追加します。ところが、現金書留はよほどの事情がない限り翌日または翌々日である1~2日という日数で届き土日も配達があります。そのため、届くまでの日数を少しでも減らしたいという場合のみ使いましょう。
配達時間帯指定サービス
不在がちで受け取りまでの日数がかかってしまう場合は、前もって配達時間帯指定サービスをオプションとしてつけることも可能です。330円の追加料金が必要ですが、時間帯を細かく指定できます。時間帯は8時~12時頃・12時~14時頃・14時~17時頃・17時~19時頃・19時~21時頃になります。
事前にスマホ等で差出人から送る相手に在宅の時間帯を確認しておくことで、相手に再配達等の手間をかけることもありません。土日しか家にいない、または時間帯によって不在の場合はこのサービスを使うと余計な日数をかけることなく受け取れます。
再配達も可能
配達時間帯を指定したり追跡サービスを利用して日数を確認しても現金書留を受け取れなかった場合は、再配達の手配が可能です。不在票がポストに入っていたら、スマホや不在票に記載の番号に電話をしてみましょう。再度、土日などの曜日や時間を指定してなるべく短い日数の間に配達してもらうことも可能です。
土日祝日の配達について
普通郵便は日曜祝日の配達はありません。ところが、書留などの特殊郵便は土日祝日でも配達しています。そのため日数がかかってなかなか届かない場合も、お問い合わせ番号がわかれば追跡サービスにて今の郵便物の配達状況がわかります。
現金書留の4つの注意点!届かない場合は要チェック!
①ポスト投函は不可
現金書留を出したのに届かないという場合は、どのくらいの日数がかかっているかを確認してから手続きを見直してみましょう。郵便局の窓口で手続きをして問い合わせ番号が記載されている受領証を忘れずに受け取ったでしょうか。現金書留はポストに投函することができないので気を付けましょう。
②現金書留や封筒に別料金が発生する
現金書留は通常料金以外にも追加料金が必要です。そのため、簡易書留ではなく現金書留の料金にしているか、短い日数で送るための速達料金を追加しているかどうかも確認しましょう。また賠償額による現金書留の追加料金や現金書留専用の封筒は別料金になるので細かく確認しておきましょう。
③保管期限がある
現金書留を受け取らなかった場合は郵便局で保管されます。ただし、保管期限は7日間という日数と決められています。この日数を過ぎると差出人に戻されてしまい、「先方には届かない」という状況になってしまうので気を付けましょう。
④現金書留が戻ってくるケースも
相手の住所が間違っている、保管日数が過ぎたなどの理由で現金書留が差出人に戻ってくるケースもあります。その場合は封筒に届かない理由が書いてあるので確認してみましょう。
安心で便利な現金書留を有効に使おう!
現金書留は細かく損害賠償額が決めてあり、問い合わせ番号があればスマホを使った追跡サービスによりどのくらいの日数がかかるのか、届かない場合はどこで止まっているのかなどの情報を知ることができます。土日しか受け取れない人や時間指定をしたい場合も希望することができます。たくさんあるサービスを上手に利用して現金書留を送りましょう。