土日を挟む郵便の配達日数とは?【普通郵便・速達・定形外郵便】
郵便物は土日を含む形で出すと、配達までに日数がかかる場合があります。普通郵便・速達・レターパックなどの種類によっても配達日数は違ってくるため、いつ相手に届くのか気になる人もいるでしょう。各種郵便サービスの土日を含む配達日数の目安について解説していきます。
目次
土日を挟むと郵便物の配達は遅くなるの?
急いで届けたい郵便物があるのに、ちょうど金曜日だったということはありませんか?土曜日や日曜日も普通どおりに配達してくれるのでしょうか?金曜日に出す郵便物は、一体いつ相手に届くのでしょう?
ここでは土日を含む郵便の配達日数を、普通郵便や速達、レターパックなどの場合も含めて解説していきます。郵便局の窓口で出すのか、ポスト投函かによっても、いつ届くのか日数が異なってくるため、そのあたりも詳しく説明しましょう。ぜひ参考にしてみてください!
郵便配達は土日もしているの?
まず、郵便の配達は土曜日や日曜日も行われているのでしょうか?大切な郵便物を金曜日に出した場合、いつ配達されるのか気になる人もいるはずです。郵便が配達されるまでの日数について説明します。
配達するのは週に6日間
基本的に普通郵便は週に6日間配達されます。つまり、月曜日から金曜日までの平日、そして土曜日です。ただ、速達などの郵便物がある場合、まれなことですが一緒に普通郵便も日曜日に配達されることがあります。
地域によって誤差がある
郵便物の配達は地域によっても誤差があります。中には日曜日に配達を行うところもあるためです。また、郵便物を出す地域と配達される地域によって、輸送方法が陸送・海送・空送と異なるので、届くまでの日数にも違いが生じる場合があります。普通郵便だと、通常は日曜日に配達されることはないと考えておいたほうが良いでしょう。金曜日や土曜日に出すと、翌週の月曜日以降に届きます。
祝日の配達は?
普通郵便の場合、日曜日と同様に祝日にも届くことはありません。ただ、輸送は行われます。消印も日曜日・祝日のものが押されます。例外として、ゴールデンウィークなど土日を含む長期休暇の場合、土曜日・日曜日に関係なくその期間中に配達する日が決められます。
悪天候時も郵便配達をするの?
大雪や大雨などの悪天候のときには、郵便物が遅れたり、配達自体が行われないときもあります。配達員の安全を考えてのことです。「通配」と呼ばれる普通郵便物の配達はバイクが使われますが、中には自転車で行っている人もいます。配達業務にはほかにも速達などを扱う「混合」や、大きな建物宛ての郵便を配達する「大口」という区分もあり、その場合は自動車を使う場合もあります。
いずれにしても交通に支障をきたすような悪天候の場合は、平日や土曜日でも郵便の配達はありません。多少の雨程度なら、郵便物を濡らさないように注意しながら配達が行われます。
郵便局の職員の雇用形態は4種類!配達への影響は?
日々、私たちに郵便を届けてくれる職員にも雇用形態がいくつかあります。正社員のほかにも非正規で雇用されている職員も多いのが実情です。
とはいえ、日々の配達の状況を見ても、雇用形態によって配達に影響があるとは考えにくいでしょう。また、非正規雇用の場合は仕事ぶりによって時給がアップしていくシステムのため、配達の熟練者になるべく努力する人も多く見られます。
天候などの影響や繁忙期で配達がなかなか終わらない場合も、基本的にその日の配達予定分を届け終えるまで勤務は続けられます。エリアメールと呼ばれる区域全てに届ける特別な郵便物が増えると(選挙用の投票用紙の郵便など)、一時的に配達までの時間が普通以上にかかってしまうこともあります。
暑い日も寒い日も長時間バイクで走り回り、きちんと正確に郵便物を配達するのは大変な仕事です。こうした仕事についている職員の人たちの雇用形態をそれぞれご紹介しましょう。
①正社員
配達員の中には郵便局の正社員の人もいます。各局によっては正社員の主任クラスも配達を行うことがあるようです。また、これも局によって現状は様々ですが、配達員にも営業目標が課されるところがあります。かもめーるや年賀状、中元などのカタログギフトなどの営業です。正社員のほうが非正規社員より目標を高く持たされるなどの違いが見られることもあります。
②非常勤職員
非常勤職員は正社員以外の職員の総称として使われます。短時間職員も含まれ、その場合の勤務時間は正規社員の1日8時間より短くなることもあるでしょう。また、同じ非常勤職員でも窓口など内務の人もいますが、外務の場合は配達の仕事になります。
非常勤職員が配達業務につく場合、基本的に正社員と職務内容に違いはありません。ミスをすれば始末書を書かされるなど非常勤でも同じです。
③アルバイト社員
郵便局では常にアルバイト社員も雇っています。未経験からでも可とされることも多く、特に年末年始の年賀状の配達員など、短期のアルバイトも募集します。短期のアルバイトがきっかけで、そのまま長期アルバイトとして郵便局に採用されることもあります。
④ゆうメイト
いわゆる非正規採用職員の総称がゆうメイトになります。ゆうメイトの仕事は配達員だけでなく、内務の人もいます。ゆうメイトでもキャリアを重ねていえば、「新一般職」という正社員への登用の道があります。
郵便物の出し方によって土日を挟む配達日数が違う?
どこから郵便物を出すかによっても、届くまでの日数には誤差が生じます。郵便物を出す方法には、ポストに投函する、または郵便局の窓口から出す方法が一般的でしょう。ポスト投函、そして窓口、それぞれについて土曜日・日曜日を挟む場合にはいつ相手に届くのか説明しましょう。
ポスト投函の場合
土曜日・日曜日に郵便物をポストに投函した場合、いつ相手に届くかというと、普通郵便は週明けの月曜日以降になります。土日でもポストから集荷はされます。水曜日頃までに相手に届くことを望むなら、土曜日・日曜日でもポストへ投函しましょう。
窓口引き受けの場合
大きな郵便局の窓口は土曜日・日曜日でも開いているところがあります。土日を含む期間に窓口から普通郵便を出す場合、いつ相手に届くかというと、やはり月曜日以降と考えるほうが良いでしょう。つまり、窓口でもポスト投函でも土曜日に出す普通郵便は、いずれにしても日曜日に配達は行われません。土日を含む場合は早めに郵便物を出すようにしましょう。
郵便物の6つの種類別に土日を挟んだ配達日数を検証!
配達されるまでの日数は郵便物の種類によっても異なります。たとえば、レターパックや速達は普通郵便より早く配達されます。それぞれの郵便の種類によって、土日を含む場合にはいつ相手に届くのか説明していきます。尚、北海道や沖縄、離島などへの配達は以下に記載する日数よりかかる場合があります。また、発送元から発送先への陸海空の輸送方法によっては、天候や交通事情が影響する場合もあるため、留意するようにしてください。
①普通郵便の場合
速達やレターパックではない定型内の郵便物を普通郵便と言います。普通郵便も土曜日・日曜日にポストへ投函すれば、月曜日から水曜日頃に相手に届くように輸送されます。ただ、速達やレターパックのほうが優先されるため、早く届けたい普通郵便は金曜日以前の平日に出すことをおすすめします。
②定形外郵便の場合
定形外郵便というのはサイズの上限が定型内郵便より大型の郵便物を指します。定型内郵便ははがきや封書などの普通郵便になりますが、定形外と言ってもサイズに上限が定められています。定型外郵便の配達日数も普通郵便と同じです。土曜日・日曜日に開いている窓口で引き受けてはもらえますが、日曜日の配達はありません。金曜日の早い時間に出せば、土曜日に配達してもらえることもあります。
尚、定形外郵便はポスト投函も可能です。ただ、正しい料金の切手を貼っておかないと、郵便局から送り返されてくるため、心配な場合は窓口からの発送をおすすめします。
③はがきの場合
はがきも普通郵便に区分されるため、配達にかかる日数も同様で、月曜日から土曜日までの配達となります。冠婚葬祭に関わる案内のはがきなど、いつまでに相手に届けたいという期日が明確なものは、早めに出すようにしましょう。はがきは機械によって押印されますが、往復はがきなどの消印は機械が使えないため、少し配達日数がかかる場合もあります。
④レターパックの場合
レターパックは速達扱いとなるので、普通郵便より早く相手に届けることができます。速達と同様、レターパックも土曜日・日曜日・祝日に関係なく毎日配達が行われます。いつ届くかは郵便局の公式サイトの「お届け日検索」で利用前に調べることができるので便利です。レターパックには個々に追跡番号も付けられているため、輸送中の状況もチェックできるのもメリットでしょう。基本的に出した翌日には相手に届きます。ポスト投函の場合はその日の集荷時間が終わっていれば翌日集荷となるため、注意が必要です。
とにかく早く届けたい場合は、通常の営業時間内に窓口へ持っていきましょう。集荷を行ってくれる地域もあります。レターパックは普通郵便より料金は高くなりますが、いつ相手に届くのかがわかるため安心です。
⑤ゆうパケットの場合
小さな荷物の発送に便利なゆうパケットは、フリマアプリやネットオークションの出品者の間でも利用率の高い郵便局のサービスです。送料は全国一律、ポスト投函できて、追跡番号も付きます。
発送してからいつ相手に届くかというと、だいたい発送した翌日~翌々日になります。配達が土日を含む毎日行われるのも、ネットで買い物をした購入者にとっては嬉しいポイントでしょう。尚、ゆうパケットをポストから発送する場合、投函する時刻によっては当日の集荷に間に合わず、翌日になることもあり、そのぶん日数を要するので注意が必要です。
⑥速達の場合
速達として送ることができる郵便の種類は定型内郵便・定形外郵便・はがき・ゆうメール・返信用封筒などがあります。速達扱いにしてもらうためには、郵便局の窓口でその旨を伝えます。追跡番号を付けたい場合は「特定記録」という名称で、速達料金にプラス160円で付けてもらえるサービスもあります。もし最寄りの郵便局の窓口が土曜日・日曜日は閉まる場合、速達ではなく、レターパックでコンビニから出すという方法もあります。
尚、郵便物に速達料金分の切手を貼り、速達であることを記載すれば、ポスト投函でも出せます。ただ、これもポストからの集荷時刻によっては翌日便の扱いになる場合があるので注意しましょう。
速達がいつ相手に届くかというと、だいたい発送日の翌日か翌々日には届きます。速達は日曜日・祝日でも毎日配達されます。どうしても今日中に届けたい郵便物の場合は「新特急郵便」というサービスがあり、一部地域に限り利用可能です(南区を除く札幌市内、東京都区内、名古屋市内、大阪市内、福岡市内)。ただ、いくら早く配達されても、受取人が不在の上、郵便受けに入りきらない郵便物の場合、結局、受取人は再配達の手配をした後に受け取ることになります。
郵便物の配達日数の目安を知ることは可能!
各種郵便について配達までの目安日数をお話ししてきました。この配達日数の目安は、郵便局のホームページからも調べることができます。差出元の郵便番号と、あて先の郵便番号を入力するだけで、郵便物の種類別に配達目安が一覧で表示されます。届く日が気になる場合は発送前にチェックしておくと良いでしょう。
重要な郵便物は土日を挟まずに出そう!
大切な郵便物なら、出してからいつ頃相手に届くのか気になるでしょう。様々な郵便サービスがあるため、目的に合ったものを利用したいものです。ただ、各種サービスによっておよその配達目安はわかっても、天候や交通事情によって輸送に遅れが生じる場合もあります。特に金曜日の午後になってから郵便物の出し忘れに気づくと、慌てることになります。やはり重要な郵便物は土日を挟まずに出すようにしましょう。