ウォシュレットのノズルは汚い?正しい使い方や掃除方法も解説!
ウォシュレットのノズルが汚いと感じている人は多いです。特に外出先では汚いからとウォシュレットを使用しない人もいます。今回はウォシュレットの正しい使い方と掃除方法をご紹介します。ウォシュレットを綺麗に保って気持ちよく使っていきましょう。
目次
ウォシュレットのノズルの衛生面が気になる!
ウォシュレットはとても便利なアイテムですが、その衛生面が気になるという人が多いです。自宅にあるにも関わらず使ったことがないという人もいます。その理由は冒頭にあげたように「ウォシュレットが汚いのでは」と考える人が多いからです。せっかく便利なアイテムなのに使わないのは勿体ない気がしますね。また、普段使っている人も外出先や人の家だと「ウォシュレットが汚い」と感じて使わないという人も多いです。
公共のウォシュレットは使わない人が多い!
普段自宅ではウォシュレットを使っているという人も、会社や公共施設などに設置されているウォシュレットは汚いから使わないと答える人が多いです。その理由として次のようなものがあります。
・不特定多数の人が使っているから汚い感じがする
・前の人がどんな使い方をしたか分からないから
・小まめに掃除がされてないから汚い気がする
大半の人が外出先で「ウォシュレットのノズルが汚い」と感じているということがわかりますね。
そもそもウォシュレットが汚れる3つの原因とは?
そもそもウォシュレットの目的とは「汚いお尻を綺麗にすること」ですね。そんなウォシュレットが汚い状態になってしまうのはどうしてでしょうか。ウォシュレットが汚れる3つの原因をご紹介します。
①水垢
ウォシュレットから出る温水が原因で水垢がついてしまいます。これはお風呂やキッチンなど他の水回りと一緒です。常に水に触れていれば水垢がどんどん溜まっていきます。長い間使っていない場合は、しつこい汚れが付着して汚い状態になっているかもしれません。
②カビ
ウォシュレットが汚い原因の1つはカビです。水垢がつく為、放置しておけば当然カビが発生することもあります。ウォシュレットのノズルが黒くなっている場合は、カビが原因です。
③跳ね返った尿や便
ウォシュレットを使用した際に跳ね返った尿や便などがノズルに付着することもあります。掃除せず汚いまま放置すると、蓄積された汚れが原因となりカビが生えてしまうことも考えられます。
ウォシュレットを掃除せずに使い続けるとどうなる?
ウォシュレットを普段から使っているけれど、「自動洗浄機能も付いているし特にお手入れしてない」という人もいるかもしれません。では、ウォシュレットを掃除せず汚いままにしていると、どんなリスクがあるのでしょうか。
細菌感染のリスクが高くなる
ウォシュレットのノズルが汚いまま放置しておくと、前でご紹介したように水垢やカビが発生します。尿などの汚れが原因のカビですから、衛生的に見てもかなり汚いです。そのまま放置しておくと細菌感染などのリスクも高まります。
ウォシュレットの故障に繋がる
ウォシュレットのノズルが汚いまま長い間放置されていると、汚れがこびりついて取れにくくなってしまいます。汚れが目詰まりを起こし、スムーズに水が出なくなったり故障の原因になってしまうことも考えられます。
ウォシュレットの正しい使い方のポイント5つ
ウォシュレットの正しい使用方法を知っていますか?特に誰かに教わるわけでもありませんので独自の使い方をされている場合も多いかもしれません。正しい使用方法、そして間違った使用方法を把握してもっと快適にウォシュレットを使っていきましょう。
①水圧は1番弱く設定する
ウォシュレットの水圧は1番弱いものに設定しましょう。中には強い水圧でないとお尻が汚い感じがするという人もいるかもしれませんが、強い水圧は危険です。肛門に細かい傷がついてしまうこともあります。また、水が強すぎて汚れが便器外に飛び散ってしまうこともあります。
②ペーパーで拭く前に使う
ウォシュレットはトイレットペーパーで拭く前に使います。ウォシュレットは汚いお尻を綺麗にするものですので、トイレットペーパーで拭く必要はありません。拭いてからだとお尻に汚れを擦り付けてしまいますので、余計に落ちにくくなります。
③ウォシュレットを使う時間は10秒程度にする
ウォシュレットを使う時間は10秒を目安にしてください。「10秒では短い」「まだお尻が汚い感じがする」と感じる人もいるかもしれませんが、通常であれば充分汚れは落とせます。長い時間洗いすぎるとお尻が荒れたり、傷ついてしまう場合もあります。
④直腸まで洗わない
お尻を広げるようにしてウォシュレットを当てる人がいますが、このような使用方法は危険です。直腸の方まで水が入ってしまうと直腸を保護する粘膜が流れてしまったり、細菌が入りやすくなってしまうというリスクがあります。
⑤ウォシュレットで便意を促さない
ウォシュレットで便意を促すという使い方をする人がいますが絶対にやめましょう。癖になりウォシュレットがないと排便が出来なくなってしまいます。ウォシュレットはそもそも汚いお尻を綺麗にするものです。
ウォシュレットのベストな掃除頻度は?
ウォシュレットは洗浄機能が付いているものも多いですが、だからと言って掃除をしないままだと汚いし不衛生です。汚れを溜めないためにも1週間に1回程度の掃除をオススメします。最低でも2~3週間に1回はウォシュレットを掃除しましょう。
ウォシュレットの掃除方法【準備編】
ウォシュレットのノズルにカビが生えるなど、汚い状態になってしまう前に小まめに掃除を心がけたいですよね。汚いと言われがちなウォシュレットを清潔に保つための掃除方法をご紹介します。まずは準備するものを見ていきましょう。
ウォシュレットの掃除に必要な道具とは?
ウォシュレットの掃除に必要な道具は以下の3つです。
・トイレ用の中性洗剤
・トイレ用の掃除シート
・歯ブラシ
普段のトイレ掃除に利用するものばかりなので比較的早く準備が整うはずです。掃除シートがなければ使い古した布やタオルなどでも代用ができます。布やタオルを使う場合はトイレに流さずゴミ箱へ捨てましょう。
ウォシュレットの掃除にあると便利な道具とは?
ウォシュレットクリーナーは汚いノズルに直接手触れたくない方、小まめに簡単に掃除をしたい方などにピッタリのアイテムです。ウォシュレットのノズルにクリーナーをふきかけるという1ステップで汚いノズルの洗浄と除菌が完了します。
ウォシュレットの掃除方法【機種別】
準備が完了したらウォシュレットの掃除に移りましょう。ウォシュレットの機種別に掃除の方法をご紹介していきます。事前にご家庭のウォシュレットの機種を調べておいて下さい。
①TOTO ウォシュレットの掃除方法
TOTOのウォシュレットのノズルの掃除方法をご紹介します。TOTOはおしりノズルとビデノズルが一緒になっているので別々で洗う必要がありません。
①ノズルおそうじ入/切 のボタンを押しノズルを出す (ボタンがない場合は手動で引き出すか、止のボタンを10秒押す) ②トイレ洗剤をノズルにふきかける ③汚い場合は歯ブラシを使い優しく汚れをかきだす ④掃除シートまたは布などで拭き取る ⑤ノズルおそうじ入/切 のボタンを押して終了 |
②LIXIL シャワートイレの掃除方法
続いてはLIXILのシャワートイレの掃除方法です。TOTOとは勝手が変わってきますので、必ず機種を確認しておきましょう。
①「フルオート便器洗浄」を切る ②「温水」と「便座」のボタンを同時に6秒程度押す ③「おしり」と「節電」のボタンを同時に2秒程度押す→トイレの蓋が開く ④洗浄強さ「-」と「+」を同時に6秒程度押す ⑤ノズルから水が出た後、おしりノズルが伸びることを確認する ⑥トイレ洗剤ノズルにをふきかける ⑦ノズルが汚い場合は歯ブラシで汚れをかきだす ⑧トイレシートか布で拭き取る ⑨ビデノズルの洗浄へ→洗浄強さ「-」と「+」を同時に6秒程度押す ⑩出てきたビデノズルを同様に掃除する ⑪「止」ボタンを押すか、5分程度経過するとビデノズルが戻る |
③Panasonic ビューティトワレの掃除方法
最後にPanasonicビューティトワレのウォシュレットノズルの掃除方法をご紹介します。PanasonicもLIXILと同じくおしりノズルとビデノズルの2つを洗浄する必要があります。
①「自動開閉」のボタンを押す(ある場合のみ) ②トイレの蓋を手動で開ける ③「ノズル掃除」のボタンを押す (ない場合は手動で引き出すか、「おしり洗浄スイッチ」を押す) ④ノズルが出てきたらトイレ洗剤をふきかける ⑤汚い場合は歯ブラシで汚れをかきだす ⑥掃除シートか布などで拭き取る ⑦「ノズル掃除」のボタンを押す→おしり洗浄ノズルが戻りビデノズルが出てくる ⑧同様にビデノズルを掃除する ⑨「ノズル掃除」のボタンを押す ⑩「自動開閉」のボタンを押して終了 |
外出先で便利な『携帯ウォシュレット』を5つご紹介!
外出時にもウォシュレットを使いたいけれど、汚いウォシュレットは使いたくないと感じている方は多いです。そんな時に便利なのが携帯用ウォシュレットです。外のウォシュレットが汚い時だけでなく、ウォシュレットがない公衆トイレや海外旅行の際などにも使えます。では、外出先でも汚いお尻をスッキリ綺麗にできる携帯ウォシュレットを紹介します。
【携帯ウォシュレット①】電動式
電動式の携帯ウォシュレットの魅力は水圧の強さです。備え付けのウォシュレットと遜色ない使用感が得られます。ただし水を入れたまま持ち運びができませんのでトイレに入る前に水を入れる必要があります。使い方はノズルを引き出し、水を入れたらスイッチを押すだけです。
【携帯ウォシュレット②】手動式
手動式の携帯ウォシュレットの魅力は価格の安さです。簡易的な作りの為、軽量で持ち運びもしやすいという特徴もあります。ただし自分の手でタンクを押すため水圧が弱いというデメリットがあります。人によっては使っても「まだ汚い」と感じてしまうかもしれません。水を入れタンクを手で押すことで洗浄ができます。
【携帯ウォシュレット③】バネ式
携帯ウォシュレットのバネ式は、軽量で持ち運びしやすく、手動式と比べると威力が強いのが魅力です。ただし経年劣化でバネの力が弱まってしまうというデメリットがあります。バネ式の使い方は、バネを圧縮させた後水を入れます。その後、洗浄スイッチをスライドさせるだけで汚いお尻を洗浄できます。
【携帯ウォシュレット④】加圧式
加圧式の携帯ウォシュレットは電動式ほどとはいかないものの、強い水圧で洗浄が可能です。しかし、その威力を作るためには使用前にポンプを加圧する必要があり若干手間がかかります。使い方は、水を入れたらポンプを20回程度動かし加圧させます。その後はボタンを押すだけでお尻を洗うことができます。
【携帯ウォシュレット⑤】100均ペットボトル式
なんと100均でも携帯ウォシュレットを手に入れることができます。その魅力はやはり値段です。注意点としては別でペットボトルを用意する必要があるということです。空のペットボトルに水を入れ、100均のウォシュレットを取り付けた後ノズルを引っ張り出したら、ペットボトルを押すことで洗浄ができます。
【番外編①】ウォシュレットは賃貸でも取り付けられる?
間取りや立地などは気に入っているけどウォシュレットが付いていなくて悩んでいる、なんて話をたまに聞きます。賃貸でウォシュレットが付いていない場合は、自分で取り付けることはできないのでしょうか。賃貸のウォシュレットの取り付けについて調べてみました。
取り付け前に大家さんに確認しよう
結論から言えば、賃貸でもウォシュレットの取り付けは可能です。しかしこの場合、大家さんや管理会社の許可を取る必要があります。もし入居前でウォシュレットがなくて悩んでいる方は、取り付けが可能であれば入居したいということを伝えてみると良いかもしれません。
取り付けは業者に依頼すると安心!
ウォシュレットは1人でも取り付けは可能です。製品によっては取り付け方のDVDが付いているものもあります。自分での取り付けに不安がある場合は水道工事業者に依頼すると安心です。購入した店で依頼することもできます。
退去時は原状回復出来るようにしよう
賃貸の契約上ほとんどの場合、退去時はできる限り元の状態に戻すよう記されています。その為、退去時には取り付けたウォシュレットを取り、取り替える前の物に戻す必要があります。
【番外編②】ウォシュレットにまつわるみんなの疑問2つ!
トイレでウォシュレットを使用する際にふと疑問を感じたことはないでしょうか。番外編としてウォシュレットにまつわる疑問についてご紹介していきます。みなさんも一度は疑問に感じたものがあるかもしれません。
ウォシュレットに使う水はタンクの水なの?
ウォシュレットに使う水がどこからきているか気になった方も多いと思います。タンクと同じものなら手洗い後の水ですし、ウォシュレットに使うのは何だか汚い感じもします。実はウォシュレットの水はタンクのものとは別になっています。水道はトイレに入ると、タンクに貯める水とウォシュレットに使う水の2手に別れます。
『おしり』と『ビデ』の違いは何?
男性の方は特に知らない方が多い「ビデ」ですが、一体どんな時に使うものなのでしょうか。「おしり」は排便後の汚いお尻を綺麗に洗浄する際に使う機能であるのに対し、「ビデ」は女性が排尿した後や生理で汚いと感じた時に洗浄する際に使用します。つまり女性のデリケートゾーンに使用する目的で作られています。使用用途も違うため、ビデの方は水圧も弱めに設定されています。水圧が強すぎると、ビデを使用した際にデリケートゾーンを傷つけてしまう可能性がある為です。
正しい使い方と定期的な掃除でウォシュレットを清潔に保とう
ウォシュレットの使い方や、掃除方法などについてご紹介してきました。一般的に外の施設のウォシュレットは汚いと感じがちです。そんな時は今回ご紹介して携帯用を使ってみてはどうでしょう。また、自宅のウォシュレットも汚いと感じる前に定期的な掃除を心がけたいですね。