一人での肩幅の測り方は？ネット通販で服を購入する際に重要！

肩幅のサイズを人に測ってもらうことはあっても、自分一人で肩幅を測ったことのある人は少ないのではないでしょうか。そんな肩幅ですが、実は一人でも簡単に測ることができます。今回は、肩幅の測り方について基本的なところから順にご紹介していきます。

肩幅を測る前に、まずは「起点」となる肩の骨の出っ張りの部分と、首の付け根の骨の出っ張り部分がどこなのかを確認しておくことが大切です。また、肩幅を測る時は肩に力を入れずにリラックスした状態で測りましょう。では、肩幅を測る基本的な方法をみてみましょう。

1. メジャーを両手に持ち、肩の起点から首の起点までの長さを測ります。
2. 1で測定した目盛りの位置にある手を、左右持ち替えます。
3. そのまま反対側の肩の起点から首の起点までの長さを測りましょう。

肩幅の測り方の基本を踏まえた上で、一人でも簡単にできる肩幅の測り方をみてみましょう。最初のうちは肩幅を一人で測ることは難しいと思いますので、片方の肩幅を測り「2倍にする」方法を取り入れてみるのもおすすめです。自分の測りやすい方法で肩幅の測定に挑戦してみてください。

鏡とメジャーを使った肩幅の測り方のポイントは、鏡を見て身体のラインにメジャーが沿っているかどうかをしっかり確認しながら測定することです。では、鏡の前で一人でできる肩幅の測り方をご紹介します。

1. メジャーを両手に持ち、鏡に背を向けます。
2. 首の「起点」に0㎝の部分を合わせ、肩の起点までの長さを測ります。
3. そのまま左右の手を持ち替えて反対側の肩幅も同じ様に測定します。

手持ちの服を使って肩幅を測る時はカーペットの上や服が滑らず平らに置ける場所を選びましょう。この時の肩幅の測り方のポイントは、服にメジャーを押し付けすぎない様にすることです。肩幅以外の身幅や袖丈についても簡単にご紹介します。

• 肩幅：襟元の中央部分から肩のラインに沿って肩の起点となる縫い目までを指します。
• 着丈：襟元の中央部分から裾の中央部分までのまっすぐのラインを指します。
• 身幅：脇下部分から反対側の脇下部分までの長さのことを指します。
• 袖丈：肩の起点部分から袖口の部分までのラインを指します。

肩の「起点」から「起点」までをふすまに挟むだけなので一人でも簡単に肩幅を測ることができます。また、この様な肩幅の測り方をすることから「肩峰間隔」と言われています。では、ふすまを使った肩幅の測り方を詳しくご紹介します。

1. ふすまを軽く開けます。隙間に寄りかかる様に身体を近づけていきましょう。
2. 肩の「起点」の幅と合う様に隙間を調整します。
3. 2でできた隙間をメジャー等で測りましょう。

肩幅の測り方は基本的に男性・女性共に同じ方法で大丈夫です。肩幅以外の胸囲（バスト・チェスト）や胴囲等の様に身体のパーツによっては男性と女性で測り方が違うところもあります。

• 胸囲（バスト・チェスト）：女性はトップとアンダーのサイズを測りますが男性は脇の下をぐるりと測るのみです。
• 胴囲：女性はウエストの一番くびれたところ、男性はおへその上のラインを測定します。

自分の好きなタイミングで購入できるところが魅力的なネット通販ですが、肩幅がズレていたりして試着できないことで失敗してしまう人も多い様です。しっかりチェックしてネット通販で購入する時の注意点としておきましょう。

普段着ている服がSサイズなのでネット通販等でも「S」表記の服を購入してみるとサイズが合わず、手元に届いてからショックを受けたことはありませんか。それは、同じSサイズでもメーカーによってサイズが違うことがあるためです。ネット通販等では「S」「M」「L」の表記のみで細かいサイズ表記がない場合は要注意です。

今度はしっかりとサイズを測って購入しているのに失敗してしまう理由です。せっかくサイズを測っていても測り方を間違っているために、サイズの合わない服を購入してしまう場合です。また、ネット通販等の表記が「ヌード寸法」なのか「製品寸法」なのかによっても違ってきます。

実際に手に取ったり試着できないネット通販等では、写真での印象と実際に届いた時の生地の素材や色が思っていた服と違い、失敗したと感じる人も多いそうです。第一印象のみで購入を決め、しっかりと製品情報をチェックしてない人が多いことが理由の様です。

先ほど少し触れましたが「ヌード寸法」と「製品寸法」の違いについて確認しておきましょう。ヌード寸法はその名の通り服を着用していないヌードの状態で測ったサイズであり「実寸」とも呼ばれています。実際には、肌着の様な薄手の服の上から測るのが一般的です。それに対し、製品寸法は身体を動かしたりすることを考慮してヌード寸法に遊びをプラスした余裕を加えたサイズのことを言います。また、服の素材やデザインによってプラスする遊びの長さは異なります。

• ヌード寸法：実際のサイズ
• 製品寸法：ヌード寸法に遊びを加えたサイズ

着たことがある服であれば、試着できない服でも自分のサイズと合うとわかっているので安心して購入することができますよね。表示されているサイズは、メーカーやブランドによってはゆったりめに作ってあったり小さめに作ってあったりするので、自分の持っている服と同じブランドならば同じサイズの服を購入するのが安全です。

サイズ表記は「S」「M」「L」といった表記だけを確認するのではなく、肩幅・チェスト・着丈等、ショップが用意しているサイズ表の細かい表記をしっかり確認して購入することが大切です。

服は「ぱっと見て雰囲気が気に入ったから即購入！」ではなく細部の情報まで確認しましょう。特に生地の質感や縫製の仕方が自分が欲しいと思っている服と一致しているかを、しっかり吟味してから購入することが失敗しないポイントです。

コートの様に厚手の生地の服は肩幅等の身体のサイズの遊びを多めに取り、購入するのがポイントです。身体にジャストサイズで購入してしまうと、身動きが取りにくくなってしまいます。厚手の生地の服は遊び多めで購入をしましょう。

肩幅は痩せることが可能です。肩幅を広くしている原因が脂肪の付きすぎであったり鍛えすぎである場合には、肩幅を痩せさせることができます。また、簡単にできるストレッチやエクササイズがYouTube等の動画で公開されています。肩幅が気になっている人はチェックしてみるといいでしょう。

ウエストや着丈等の肩幅以外のサイズも一人で測ることができますのでご紹介します。簡単にできてしまうものばかりなので、肩幅を測るついでに一緒に測ってみましょう！

胸囲についてはトップの測り方とアンダーの測り方を参考にご紹介します。男性も同じ要領で脇の下をぐるっと一周させて胸囲（バスト・チェスト）測りましょう。

バストとチェストの膨らみが一番大きい部分にメジャーをあて、ぐるっと一周させて測ります。胸囲のトップを測る時のポイントは、メジャーを床と平行にすることと、きつく巻き付け過ぎない様にすることです。

アンダーをはかる際は、バストとチェストの膨らみの下にメジャーをあて、巻き付けて一周させます。胸囲のアンダーを測る時もメジャーと床を平行にし、きつく巻き付けない様に気を付けて測りましょう。

ウエストの一番くびれている部分にメジャーをあて、ぐるっと一周させます。ウエストを測る時もメジャーを床と平行にすることはもちろんですが、息を吐き切った状態で測ることもウエストを測る時のポイントです。またウエストを測る時は、腕は下した状態で測る様にしましょう。

ヒップの一番膨らんでいる部分をメジャーで一周します。ヒップの一番膨らんでいる部分は、鏡等を利用して横から見るとわかりやすいです。

襟の付け根（首の中心）となる部分にメジャーの「0」を合わせ、そのまま背骨に沿ってメジャーをおろしていき、シャツの裾までの長さを測ります。シャツの着丈やワンピースの着丈を測る時の測り方ですが、着丈の長い服を一人で測る時は着ている服をカーペットの上であったり、生地の動かない平らな場所に置き同じ要領で着丈を測定しましょう。

肩幅を一人で測る方法やウエストや着丈等の測り方を使いこなして、試着のできないネット通販であっても自分の身体にピッタリの服を選びたいですね。今回紹介した方法を使ってぜひご自身で採寸してみましょう。