スヌードの巻き方!アレンジ術や似合うファッションも!【タイプ別】
冬のおしゃれは、寒さの克服がポイントです。防寒アイテムとして注目のスヌードは巻き方が簡単かつファーやバイカラーなどタイプも豊富で、メンズにも取り入れやすいワイドな適応力が魅力です。巻き方のアレンジもマスターしてスヌードのおしゃれ上級者を目指しましょう。
目次
そもそもスヌードとは?
スヌードは2010年頃から冬の防寒兼ファッションアイテムとして広まり、今では冬のおしゃれに欠かせないアイテムとして認知されてますね。スヌードは巻き方が簡単・ほどけない・防寒力が高いと利便性とおしゃれのどちらも備えたアイテムです。レディースだけでなく、メンズファッションにも取り入れやすく人気が高まっています。
スヌードの特徴
スヌードの特徴は、長い筒状であることです。輪っかになった部分に頭を入れて、首にかけるように使います。同じ筒状のつくりでも、首にピッタリ沿うタイプのものはネックウォーマーと呼ばれることが多いので、丈が長い幅がワイドなボリュームのあるものをスヌードと考えましょう。
ストールとの違い
スヌードとストールとの違いは、なんといっても形状です。ストールは一枚の布状で筒状にはなっておらず、しっかりと崩れないようにするには、巻き方を工夫しなくてはいけません。素材も巻きやすさ、留めやすさを考慮してか、ウールやカシミヤ等の繊細な繊維を織った素材の方が多いですね。
スヌードの6つのメリットを紹介!
冬の防寒アイテム・スヌードはおしゃれなだけでなく、さまざまなメリットがあります。
①巻き方が簡単でアレンジ自在!
ストールやマフラーは巻き方が多種多様で、さまざまなアレンジができるとはいえ、巻き方をマスターするには上級テクニックが必要です。その点スヌードは、筒状になっているので被って巻くだけです。巻き方のバリエーションのどれも簡単に挑戦できるのが一番のメリットです。アレンジを楽しむのであれば、長いスヌードの方が巻きやすいですね。ショール風やボレロ風という一味違った巻き方も楽しめます。
②小顔に見える
スヌードは輪っかになった部分を首にかけただけでは長いので、2重に巻くのが基本の巻き方です。そうすると首やあご周りにボリュームが出て、相対的に顔が小さく見える効果があります。簡単に言うと目の錯覚を引き起こすのですね。
③おしゃれに見える
スヌードはさっと巻くだけでもボリュームがあるため全身の重心を上に持ってくることができ、スタイルよく見せる効果があります。コーディネートのバランスがなんだか重たいなという時にスヌードを加えるとスッキリとまとまりスタイルアップしますよ。コーディネートの色合いが地味でさみしい時は差し色にバイカラーのスヌードを投入すると一気に垢抜けます。
もちろん男性の体形カバーにも効果的です。背の低い男性はスヌードのボリュームで視線を上の方に集中させることができるので、メンズファッションでも効果を発揮します。
冬のワンピコーデ♡ pic.twitter.com/v8x8S0E1Zk
— 大人可愛いファッション (@Fash1on_cute) May 10, 2019
④存在感がありアクセサリー感覚で使える
スヌードの基本の巻き方は顔周りにボリュームを持たせるため、明るい色のスヌードを巻くとパっと表情が華やぎます。逆にダークカラーのスヌードを巻くと肌の白さが引き立ちます。バイカラーのスヌードにすれば、顔周りに色が加わるので、大ぶりのアクセサリーを付けた時のように華やかさを出すことができます。
⑤ほどける心配がない
マフラーやストールは、出かける前はキレイにアレンジできていても動いている間にずれてほどけてくることが多いですよね。その点スヌードは筒状になっているのですからほどけようがありません。通勤途中でイライラすることもありませんし、室内で肌寒いなという時にボレロ風やショール風の巻き方をすればそのまま家事や作業ができます。ストールでボレロ風やショール風に巻いても動いているうちにずれてくるので作業がはかどりませんが、その点でもスヌードは安心です。
⑥防寒効果最強!
スヌードはおしゃれなだけでなく、防寒力もばっちりです。長いスヌードを2重3重に巻くと顔周りにボリュームのあるニットやファーが層を作り、冷たい風から肌を守ってくれます。寒さをしのぐのに、首元を暖めるのは防寒の基本です。ロングヘアの女性は寒い時期はアップヘアをすると首元が冷えますが、スヌードの防寒力があればロングヘアのアレンジを心おきなく楽しめますね。ショール風やボレロ風の巻き方をすると、肩や背中の防寒も守備範囲です。
スヌードの基本の巻き方は簡単な5ステップ!
まずはスヌードの基本の巻き方をマスターしましょう。
①ねじれや裏表を確認する
まず、輪っかになっているスヌードのねじれを解消し、裏表があるならどちらが表かを確認しましょう。ただ、バイカラーやリバーシブルのデザインのスヌードは少しねじれがあったほうが色や柄の出方がおしゃれになる場合もあります。
②首にかける
状態を整えたスヌードを首にかけます。この時点では、だらんと長い状態です。実はこれだけでもおしゃれに決まりますが、ここでは巻き方の基本を最後までご紹介します。
③クロスさせる
首にかけたスヌードの長いぶら下がっている部分を8の字にクロスします。
④重ねてかぶる
スヌードをクロスしたことによってできた輪っか部分に頭を通す感じでかぶります。
⑤整えて完成!
8の字のクロス部分が首の後ろにくるように位置をずらし、ボリューム感や柄の出方を整えて完成です。バイカラーのスヌードの場合は色のバランスを鏡でチェックしましょう。これで基本の巻き方は完璧ですね。
スヌードの巻き方アレンジ術6選!
スヌードの基本の巻き方をマスターしたところでアレンジを加えた巻き方をご紹介します。アレンジと言っても難しい巻き方はなく、どれも簡単です。
①1重巻き
ボリュームのあるローゲージニットやファー素材のタイプにおすすめの巻き方です。基本の巻き方の①②で完成する、シンプルに首からかけるだけの巻き方です。長いチェーンのネックレスのように縦のラインを強調するので細見え効果もあります。防寒効果は弱くなるので、ニットだけでは肌寒いけど、コートを着るほどではない微妙な気候の時にアクセントとして抜群の効果を発揮します。
②2重巻き
これが基本の巻き方ですが、超ワイド幅のスヌードを折り返して2重にしてみたり、リバーシブルやバイカラーのスヌードをわざと先にねじっておいて巻いたりと、自分のファッションに合わせて遊びを加えてみてくださいね。
③ショール巻き
ワイド幅のスヌードを首にかけてから、ギュッと下の部分をひっぱり背中、胸元まで隠すようにします。首元はクシャっとハイネックのような状態にしても良いですし、もっと下に引っ張りオフショルダーにしてもよいですね。この巻き方だと肩や背中も防寒できますし、室内で過ごす時も違和感のない巻き方です。
④ボレロ風巻き
スヌードで両肩をカバーし胸元はあけた、ボレロのような巻き方です。スヌードをブラバンドのように胸に巻く形にして、胸を覆っている部分をグッと首の後ろに持ってきて首にかけます。シンプルなタートルネックリブセーターなどにこのボレロ風の巻き方を試してみると、全く印象が変わりますね。
ちょっとしたお呼ばれのシーンでも、薄手のワンピースにボレロ風巻きでドレスアップできます。外ではアウターの上に基本の二重巻き、室内に入ったらアウターを脱いでボレロ風巻きと、外と室内で巻き方を変えて使えるのがスヌードの良いところです。このボレロ風の巻き方の時もワイド幅で、窮屈感がないよう長いスヌードがおすすめです。
⑤僧侶巻き
僧侶巻きは個性的なファッションで決めたい時におすすめの巻き方です。僧侶の袈裟のように斜めにスヌードを持ってくる巻き方なので「僧侶巻き」とよばれています。幅がワイドなタイプで、ボリューム感のある素材のスヌードがおすすめです。ショール風の巻き方をした後に片方の腕を肩から出せば良いだけです。カジュアルなメンズファッションにも合いますよ。
⑥フード巻き
頭回りにスヌードを巻くとまるでフードを被っているようになる、お茶目な巻き方です。カジュアルなスタイルに、遊び心のある巻き方をするといたずらっ子のような可愛らしさを出しつつ頭の防寒はしっかりしてくれます。
スヌードの種類6タイプと合わせやすいファッションのポイントを解説!
スヌードは素材やデザインでさまざまなタイプがあり、それぞれに合わせやすいファッションがあります。
①ローゲージニットスヌード
ローゲージニットとは、ざっくりした粗目の編み目のニットのタイプです。ナチュラルな温かみを感じさせて、カジュアルなファッションに合わせやすいですね。秋にシャツに重ね着するニットの代わりに、ローゲージニットのスヌードを合わせるのもおしゃれです。反対に、チェスターコートのようなキレイめアウターにあえてローゲージニットのスヌードを合わせて、かっちりした印象コーディネートに遊びを加えるのもおしゃれ上級者のテクニックです。長いシーズン使える、まず初めに手に入れるべきタイプのスヌードと言えるでしょう。
②ハイゲージニットスヌード
ハイゲージニットは、編み目の細かいニットのタイプです。ローゲージニットに比べ編地の凹凸が少なく、キレイ目な印象になります。スーツの上に羽織るビジネスマン向けのコートのようにかっちりしたアウターには上質な素材のハイゲージニットスヌードが似合います。メンズのオフィスファッションを洗練させつつ防寒できます。
③ファー素材スヌード
ボリューム感があり、シンプルなコーディネートにリッチなアクセントになるファー素材のスヌードは人気が高いですよ。アウター全体がファーだとマダムっぽくなってしまいますが、スヌードの面積ならうまくバランスが取れます。
冬はパーティシーズンなのでドレスアップする機会もありますね。パーティ会場まではアウターの上にスヌードを巻き、会場室内ではドレスの上にショール風巻きやボレロ巻きでファー素材のスヌードを合わせるのはどうでしょう。ファー素材ならパーティーシーンでも馴染みますね。
④ワイドスヌード
普通のスヌードよりも幅をかなり広めにとったワイドタイプのスヌードは、巻いた時に弛みやしわができ、それがリラックス感を醸し出します。ボレロ風やショール風に巻きたい時にも、ワイドで丈の長いタイプの方が適度なゆとりが生まれて、体のラインを拾いすぎずこなれたスタイルができあがります。
⑤フリンジスヌード
フリンジのついたスヌードは、巻いた時に長いフリンジがランダムな動きを生むため、シンプルなコーディネートが一気に印象的に変わります。シャツとデニムに加えるとウェスタン風、長い丈のワンピースに合わせるとフォークロア風の着こなしになります。
⑥バイカラースヌード
バイカラーになっていてリバーシブルで使えるタイプのスヌードは、多少のねじれは気にせずアバウトに巻いてもサマになりますね。単色コーディネートでシンプルすぎるかなという時にバイカラーで差し色にしてもよいですし、バイカラーの2色のうちの1色をバッグやシューズの色にリンクさせるのもスタイルをスッキリ見せることができておすすめです。
スヌードが似合うファッションコーデ①メンズ編5選!
メンズファッションの防寒アイテムはおしゃれに合わせるのが難しいのですが、スヌードはどのメンズコーディネートにも合う万能アイテムと言えるでしょう。
①チェスターコート×スキニーパンツ
スッキリとしたシルエットのチェスターコートにさらに細身のスキニーパンツという縦のラインを意識したキレイ目のコーディネートです。でもチェスターコートは深めのVネックになっているため、重心が下がりがちで脚が短く見えてしまうこともあります。そんな時にスヌードを巻くと視線が上半身に流れて体全体の縦ラインを強調してくれます。そして、チェスターコートの深く開いた襟元のせいで少しひんやりする首や胸元の防寒対策にもなり一石二鳥ですね。
②ピーコート×テーパードパンツ
ショート丈のPコートもチェスターコート同じくVネック部分からチラリと見えるインナーが何となく野暮ったく見せてしまったり着こなしが難しいメンズアイテムです。そんな悩みもスヌードを巻くことで襟元部分が隠れ、なおかつ上半身にボリュームが生まれるため、テッパードパンツとバランスが取りやすくなり大人のメンズコーデが完成します。
③MA-1×スウェットパンツ
MA-1とスウェットというかなりカジュアルなコーディネートです。一歩間違えると部屋着でコンビニに行くような、だらしない雰囲気になってしまいがちですが、ここにローゲージのシックな色合いのスヌードをざっくり合わせると大人メンズのこなれたリラックスカジュアルへとブラッシュアップしますよ。
④モッズコート×スキニーパンツ
モッズコートはカーキベージュなどのくすんだ色が多く、野暮ったい印象になってしまうこともあります。上質なニットスヌードをプラスすることで視線がスヌードに集中し、大人のメンズカジュアルコーデになりますよ。
⑤ライダースジャケット×スリムデニムパンツ
ストリート感の強いライダースジャケットとスリムデニムパンツで、細身の縦ラインを意識したちょっとトガッたスタイルです。そこへ防寒としてマフラーを持ってくると、ちぐはぐな印象になってしまいそうですが、ファーやフリンジ付きのスヌードを巻くとワイルドな雰囲気にも馴染んでくれます。スヌードのボリューム感や素材感できつくなりがちなライダースのメンズコーデを柔らかい印象にしてくれます。
スヌードが似合うファッションコーデ②レディース編5選!
レディースファッションはメンズよりもスヌードの巻き方にアレンジを取り入れやすい分、さらにワイドなコーディネートを楽しめます。
①同系色のセーター×差し色ニットキャップ
スヌードは差し色にするのではなくセーターと同系色にまとめ、ニットキャップの方を差し色にすると、視線がさらに上に集まりスラリとスタイルよく見ますよ。スヌード付きセーターにすると便利で簡単にコーディネートが完成しますね。
②ストライプシャツ×デニムパンツ
ストライプシャツにセーターを重ね着する感覚で、スヌードを合わせてみましょう。シャツとデニムの定番スタイルに厚みのあるスヌードのボリュームが可愛らしさをプラスして、女性らしいスタイルになります。もちろんシャツだけでは肌寒い日の防寒としても効果的です。巻き方は長い縦ラインを強調する一重巻きや、ショール風巻きがおすすめです。
③ノーカラーコート×ミモレ丈スカート
首元がスッキリしている分、少し物足りなさと寒さを感じてしまうノーカラーコートにスヌードは相性抜群です。ミモレ丈のタイトスカートとファーのスヌードを合わせると大人の女性の着こなしが完成します。コートの裾から見えるスカートの色にリンクするバイカラーのスヌードも素敵ですね。
④ニットカーディガン×ロング丈ワンピース
ざっくりとしたニットカーディガンに丈の長いワンピースでナチュラルな雰囲気を出したら、スヌードもローゲージのケーブル編みのタイプやファー素材など温かみのあるものを合わせたいですね。丈の長いニットカーディガンに同じく丈の長いワンピースを合わせると、重心が下がってだらしない印象になりかねません。でもスヌードを加えると、顔周りにボリュームが出て重心が上がり、フォークロアな着こなしもバランスよく着こなせます。ロングヘアの人は髪型もゆるめのシニヨンにすると雰囲気が出ますね。
⑤レザージャケット×ワイドパンツ
レザージャケットにワイドパンツはカッコいいメンズライクなコーディネートですが、ボトムスのボリュームが目立ってしまうかもしれません。そこでスヌードが視覚効果を発揮します。ボリュームを顔周りに持ってくる2重巻きで、ワイドパンツと上手にバランスがとれるのです。
【番外編】ロングヘアさん必見!スヌードに似合うヘアアレンジ4選!
ロングヘアの女性の場合、悩んでしまうのが長い髪の毛のアレンジです。スヌードに映えるおすすめのロングヘアのアレンジをご紹介します。
①お団子
ロングヘアの女性にとって、スヌードやマフラーなどを首元に巻いた時はお団子ヘアがスッキリして定番ですね。ちょっと後れ毛を出してルーズにまとめると、スヌードのボリューム感とバランスが取れて優し気な雰囲気になります。
マフラーのボリューム感を黄金バランスに!ルーズ感がかわいい簡単お団子ヘアアレンジ☆ https://t.co/vjVP9DZa3Q pic.twitter.com/vcml2fSmAg
— AUTHORs BEAUTY (@authors_beauty) November 28, 2017
②ポニーテール
ポニーテールもスヌードのボリュームを崩さず、長い髪の毛が邪魔にならず素敵なロングヘアのアレンジです。ポニーテールは何となく夏のロングヘアのアレンジというイメージがありますが、冬にスヌードとポニーテールという組み合わせは新鮮ですね。
③シニヨン
大人のロングヘア女性のまとめ髪の定番であるシニヨンも、もちろんスヌードのデザインを邪魔せず、長い髪の毛が広がらないアレンジです。ルーズなシニヨンにナチュラルな雰囲気のローゲージニットのスヌードを合わせるとリラックスムード漂う大人のカジュアルに合いますね。ほのかな色気が男性ウケしそうです。低めの位置のシニヨンならロングヘアの人だけでなく、ミディアムの人でも挑戦できそうですね。
④しまい髪
女子高生によく見られる、しまい髪も男性人気が高いロングヘア女性向けのアレンジです。スヌードの中に長い髪の毛をしまい込む巻き方ですが、毛先が下からのぞいていたり顔周りにふんわりかかっていたりするのが、ナチュラルで可愛いですね。
おしゃれで温かいスヌードを冬のコーデで使いこなそう!
いかがでしたか?スヌードはおしゃれなだけでなく、レディースからメンズまでワイドに使える応用力も大きな魅力なんです。ひとつベーシックなニットのスヌードを手に入れたら、きっとその巻き方やアレンジの簡単さと可愛さ、防寒力に夢中になるはずですよ。ファーやバイカラー、フリンジなど色々なタイプを使いこなして冬のファッションを楽しみましょう。