コーラのカフェイン含有量とは?妊娠中や子供は避けるべき?【種類別】

世界中で愛されているコーラですが、意外にもカフェインが含まれています。コーラには、一体どれくらいのカフェインが入っているのでしょうか。コーラには、良い点と悪い点があります。両方をしっかり理解して、コーラと上手に付き合えるようになりましょう。

コーラのカフェイン含有量とは?妊娠中や子供は避けるべき?【種類別】のイメージ

目次

  1. 1世界で有名なコーラにはカフェインが含まれているの?
  2. 2そもそもコーラとは?アメリカ発祥の飲み物なの?
  3. 3コーラの原材料は?作り方が秘密って本当?
  4. 4コーラのカフェイン含有量を6つの種類別にご紹介!
  5. 5コーラは健康に良いの?2つのメリットを解説!
  6. 6コーラを飲む3つのデメリットとは?
  7. 7妊婦や子供はコーラを飲んでも良いの?注意点を知っておこう
  8. 8コーラを手作りしよう!簡単レシピをご紹介!
  9. 9コーラの飲み過ぎは危険!適量を守って美味しく楽しもう

世界で有名なコーラにはカフェインが含まれているの?

コーラは世界中で愛されている、とても有名な飲み物です。多くの人が好んでよく飲んでいるコーラですが、意外にもコーラにはカフェインが含まれています。しかし、コーラのカフェイン含有量は、それほど多くはなく、100ml中に約10mg程度と言われています。

例えば、カフェインが含まれていることで有名なコーヒー(レギュラーコーヒー)の場合、カフェイン含有量は100ml中に約60mgです。また、紅茶のカフェイン含有量は100ml中に約30mg、ウーロン茶のカフェイン含有量は100ml中に約20mgですので、これらに比べると、コーラのカフェイン含有量は少なめであることが分かります。

コーラ

そもそもコーラとは?アメリカ発祥の飲み物なの?

コーラは、1886年にアメリカのジョージア州アトランタにて薬剤師のジョン・ペンバートンが作り出した飲み物です。もともとは、今のように嗜好品として作られたわけではなく、頭痛薬として作られたものでした。

ジョン・ペンバートンは、自分の庭で新しい頭痛薬を作り出すために、鍋にコカの葉やコーラの実などを入れて、新薬を開発しました。こうしてできた飲み物は、とてもパンチ力の強い飲み物で、原材料であるコカの葉とコーラの実の名前から、「コカ・コーラ」と名付けられました。

アメリカ

コーラは薬局で販売されていた!

コーラは頭痛薬として作られた飲み物でしたので、薬局で販売されていました。

その当時、アメリカの薬局には、飲み物や軽食を提供するカウンター(ソーダファウンテン)が設置されていました。コーラはとてもパンチの強い飲み物でしたので、その強さを薄めるために、コーラを購入した客はソーダファウンテンで炭酸水を買い、コーラに混ぜて飲んでいました。これが炭酸飲料であるコーラの始まりです。

薬

コーラの原材料は?作り方が秘密って本当?

コーラが開発された当時に原材料として使われていたコカの葉は、コカインの原料でもあります。現在のコーラにも、そんな危ないものが含まれているのでしょうか。また、コーラはいったいどうやって作られているのでしょうか。

コーラふたつ

コーラにはどんな原料が入っているの?

発売当初のコーラには、コカの葉が原料に含まれていました。コカの葉の成分からは、コカインを作ることができるため、コカの葉を原材料に使っていたコーラは、当時、問題視されていました。そこでコカ・コーラ社は、コカの葉からコカインを作ることができる成分を抜き取り、安全な状態にしてコーラに入れるようにしました。そのため、現在のコーラにはコカイン成分は含まれていません。

昔のコーラにはコカの葉などが原料に使われていましたが、現在のコーラの詳しい成分は発表されていません。コーラの作り方は秘密にされていて、今でもその作り方を知っているのは、コカ・コーラ社の幹部2人だけ、と言われています。

秘密

コーラの美味しさの秘密『7X』とは?

コーラのレシピはトップシークレットですが、その美味しさの秘密は『7X』と呼ばれる香料にあると言われています。1993年にブレンダーガスという人が書いた「神と国家とコカ・コーラに捧ぐ」という本によると、『7X』の中身はレモン、オレンジ、ナツメグ、シナモン、ネロリ、コエンドロからの抽出物であると明かされています。

コーラのカフェイン含有量を6つの種類別にご紹介!

コーラと一言で言っても、今は色々な種類のコーラが発売されています。それでは、それぞれのコーラのカフェイン含有量をご紹介しましょう。

スーパーマーケット

①コカ・コーラ

コカ・コーラは日本コカ・コーラ株式会社から発売されていて、お店で見かける機会も多いコーラです。カフェイン含有量は、500mlのペットボトルに約50mgです。

②コカ・コーラゼロ

コカ・コーラゼロは、コカコーラの美味しさはそのままで、カロリー、保存料、合成香料が含まれていない商品です。カフェイン含有量は、コカ・コーラと同じく、500mlのペットボトルに約50mgです。

③コカ・コーラプラス

コカ・コーラプラスは、コカ・コーラの中でもトクホの認定を得た商品です。カフェイン含有量は、470mlのペットボトルに約45mgです。

④コカ・コーラプラスコーヒー

コカ・コーラプラスコーヒーは、コカ・コーラにコーヒーの味を絶妙にプラスした商品です。カフェイン含有量は、250mlの缶に約37.5mgです。

⑤コカ・コーラゼロカフェイン

コカ・コーラゼロカフェインは、コカ・コーラゼロに、さらにカフェインもゼロにした商品です。カフェイン含有量は、その名の通り、含まれておりません。

⑥ペプシコーラ

ペプシコーラは、コカ・コーラのライバルとも言える、有名なコーラの1つです。カフェイン含有量は、500mlのペットボトルに約50mgです。

コーラは健康に良いの?2つのメリットを解説!

嗜好品として飲まれることが多いコーラですが、実は健康に良い効能があります。それでは、コーラがもたらす健康メリットを2つ、ご紹介します。

コーラを飲む女性

疲労回復効果がある

コーラはもともと薬として作られていますので、健康に良い効能があります。

実際に、海外では風邪薬の代わりにコーラを飲むことが一般的ですし、日本でもコーラに生姜を入れたジンジャーコーラが風邪や体調不良に効くと流行ったこともあります。また、コーラに含まれているカフェインは、ドーパミンを増加させる効能がありますので、疲労回復にも繋がります。ただし、コーラと一緒に薬を服用してはいけませんので、注意してください。

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脱水症状を予防する

脱水症状は体の中の水分と塩分が足りなくなったときに起こります。脱水症状の予防には、喉が渇く前に水分補給をすることが大切です。コーラに含まれている糖分や塩分は、脱水症状を予防する効能があります。実際に、アスリートの中にはコーラを水分補給として飲んでいる選手もいます。

水

効果はあっても飲み過ぎは危険!

健康に良い効能があるコーラですが、やはり飲み過ぎは危険です。毎日500mlの炭酸飲料を飲むと、老化が進むという研究も発表されています。

実際に16年間毎日2リットルの炭酸飲料を飲み続けた女性が、不整脈や失神などの健康被害が起き、入院した事例があります。どんなものでもそうですが、やりすぎはよくありません。コーラは健康に良い効能をもたらすこともありますが、飲みすぎないよう十分注意してください。

病院

コーラを飲む3つのデメリットとは?

コーラは健康に良い飲み物ですが、デメリットもあります。デメリットについても十分理解し、上手にコーラと付き合いましょう。

倒れたコーラ

虫歯になる可能性が高くなる

コーラには、もちろん炭酸が含まれています。炭酸を飲んで口の中が酸性になると、歯のエナメル質が溶ける危険性があります。また、糖分も多く含まれているため、たくさん飲みすぎると虫歯になりやすくなるというデメリットもあります。

大量の砂糖で肥満や糖尿病のリスクが上がる

コーラのような炭酸飲料には、砂糖が含まれています。この砂糖を体の中に取り入れることで、「もっと砂糖が欲しい」と感じるようになり、つい炭酸飲料を飲みすぎてしまうことがあります。その結果、砂糖を多く摂取してしまうことになり、肥満につながってしまいます。

また、炭酸飲料の甘味の素である果糖ブトウ糖液糖は、満腹感を人に与えない成分であるため、食べ過ぎてしまい糖尿病になるデメリットがあります。

お腹

人工甘味料は内臓脂肪を増加させる

コーラで肥満になることを防ぐために、ゼロカロリーの商品を飲んで対応する人も多いと思います。しかし、ゼロカロリーの飲み物には人口甘味料が含まれており、これが原因で内臓脂肪が増加する可能性があります。ゼロカロリーだから肥満にはならない、とは思わず、成分をよく見て飲みすぎてしまわないように注意しましょう。

妊婦や子供はコーラを飲んでも良いの?注意点を知っておこう

コーラにはカフェインと、多くの砂糖が含まれています。妊婦や子供はあまりカフェインを摂取しない方が良いと言われていますが、コーラは飲んでも大丈夫なのでしょうか。つい飲みたくなってしまうコーラですが、どれくらいなら飲んでもいいのか、またコーラを飲むときの注意点についてもまとめました。

妊婦

妊婦が摂取しても良いカフェイン量とは?

妊婦がカフェインを摂取すると、胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性があるため、あまり多く摂取しない方がいいと言われています。妊婦が摂取してもいいカフェインの量は、1日に約200~300mg程度です。コーラに含まれているカフェインは、500mlに約50mgなので、1日にペットボトル1本程度なら問題ない量だと言えるでしょう。

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子供が摂取しても良いカフェイン量とは?

カフェインは、胎児だけではなく、子供の成長にも良くないと言われています。しかし、妊婦と同じように、1滴も飲んではいけない、というわけではありません。

内閣府の食品安全委員会によると、子供が摂取しても良いカフェインの量は、4歳から6歳は1日に45mg、7歳から9歳は1日に62.5mg、10歳から12歳は1日に85mgとなっています。0歳から3歳までの記述はありませんので、カフェインは3歳まではできるだけ与えないほうが良いでしょう。

子供と飲み物

コーラのカフェインと糖分に注意しよう

カフェインは、妊婦や子供に悪影響を及ぼしますので、飲むときには量に十分注意しましょう。また、コーラにはたくさんの砂糖や糖分が含まれていますので、飲みすぎると、妊婦の場合は体重増加の原因になりますし、子供の場合は虫歯の原因になります。

コーラを飲んですっきりしたい気持ちはわかりますが、カフェインや砂糖、糖分が含まれていることを忘れず、上手にコーラと付き合っていきましょう。

コーラを手作りしよう!簡単レシピをご紹介!

市販のコーラは、人口甘味料が含まれていたり、成分が秘密にされていたりと、少し不安な点が多いですが、手作りでコーラを作れば、美味しい上に安全です。手作りですので、自分好みの味に仕上げるような作り方ができる点も嬉しいポイントです。コーラは簡単に作ることができます。それでは、作り方をご紹介しましょう。

コーラとレモン

手作りコーラの材料は?

手作りコーラに必要な材料は、シナモンスティックが2本、バニラビーンズ(棒状のもの)が1/2本、クローブが3g、カルダモンシードが2g、レモンが1/2個、砂糖が500g、水が500㏄です。お好みで、好きなスパイスを混ぜるのもおすすめです。材料はネット通販などを活用すれば、簡単に手に入れることができます。

作り方をご紹介!

作り方はとても簡単です。先ほど紹介した材料を全て鍋に入れ、沸騰させます。沸騰したら火を止め、冷えるまで待ちます。冷えたら冷蔵庫に入れ、半日ほど放置します。味がなじんだら、ざるなどで濾して出来上がりです。

オーソドックスに炭酸で割っても美味しいですし、ミルクで割っても美味しいです。色々試して、自分好みの作り方を見つけるといいでしょう。

鍋

コーラの飲み過ぎは危険!適量を守って美味しく楽しもう

コーラには良い効能ありますが、やはりデメリットも存在します。コーラに含まれているカフェインにも、眠気覚ましになるなどの良い効能がありますが、取りすぎは良くありません。特に、妊婦や子供にはデメリットが多いため、おすすめできません。コーラにはメリットとデメリットがあることを理解して、適量を心がけましょう。

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この記事のライター
ななみん
みんなの役に立つような情報からどうでもいい雑学まで、なんでも知りたい知りたがり屋です。そんな私が知った情報が、少しでもお役に立てたら良いなと思ってます。

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