『おーいお茶』のカフェイン量はどれくらい?ノンカフェインなのはどれ?
昔から多くの人に親しまれている『おーいお茶』。実はおーいお茶にも、カフェインが含まれています。妊婦さんや子供以外に、疾患を患う人も摂取量には気を配らなければいけません。おーいお茶のカフェイン含有量や、ノンカフェインはどの種類なのかをまとめました。
目次
『おーいお茶』のカフェイン量が気になる!ノンカフェインもあるの?
適度な摂取量を守れば、いい効果を見込めるカフェイン。しかしデメリットや副作用も多く発表されているため、1日に多量に摂取することはおすすめできません。コーヒーやチョコレートに含有量が多いのは有名ですが、お茶にもカフェインは含まれています。おーいお茶は昔からある緑茶ですが、カフェインが入っています。しかし、最近では種類豊富なノンカフェインのお茶も販売されています。
まずはカフェインレス・デカフェ・ノンカフェインの違いを知ろう
カフェインの含有量の少ないものを検索すると、ノンカフェイン以外にも、カフェインレスやデカフェといったお茶の種類も見受けられます。この3つには、具体的にどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
カフェインレスとは?
カフェインレスは、カフェインが少し含まれたものを指します。ほとんど取り除いてありますが、カフェインは0ではありません。
デカフェとは?
元々カフェインを含んだものから、カフェインを取り除いたものを、デカフェと呼びます。つまり少量ではありますが、カフェインを含む飲み物のことです。Decaffeinated(デカフェネイティッド)という英単語を、デカフェと略して呼ばれています。
ノンカフェインとは?
カフェインの全く入っていない飲み物が、ノンカフェインです。もともとカフェインを含まないものも、ノンカフェインと呼ばれます。
妊娠中や子供は『ノンカフェイン』がおすすめ!
赤ちゃんや子供にとって、カフェインによる良い効果は期待できません。なぜなら消化機能が未熟で、体も成長過程にあるからです。ですから、子供にも断然ノンカフェインがおすすめです。また、ご存知のママも多くいると思いますが、妊娠、授乳中もノンカフェインの飲み物を選びましょう。コーヒーに比べ少ないものの、おーいお茶のカフェイン含有量も気をつけたいところです。
『おーいお茶』4種類のカフェイン含有量一覧!ノンカフェインはどれ?
おーいお茶には4種類あります。おーいお茶緑茶、濃い茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶と好みや1日の気分によって、飲む物を替えることもできます。それぞれのおーいお茶のカフェイン含有量を調べてみました。
①おーいお茶 緑茶
一番よく見かけるおーいお茶緑茶ですが、カフェイン含有量は100mlあたり約13mgです。緑茶の平均的なカフェイン含有量と言えます。
②おーいお茶 濃い茶
残念ながら公式サイトには、おーいお茶のカフェイン含有量が明記されていなかったため、伊藤園お客様相談室に問い合わせてみました。おーいお茶濃い茶には、100mlあたり12~14mgのカフェインが含まれているそうです。おーいお茶の濃い味といえど、カフェインが多くなるわけではないようです。
③おーいお茶 ほうじ茶
ほうじ茶は女性に圧倒的に人気のあるお茶です。おーいお茶にもほうじ茶があり、カフェインは100mlあたり14~15mg含まれています。少し多いとはいえ、妊娠中でも飲めそうなおーいお茶ですね。
④おーいお茶 抹茶入り玄米茶
おーいお茶はティーバッグのタイプも販売されています。スーパーで目に付くのが玄米茶ですが、カフェイン含有量は0g(100mlあたり0.001g未満)です。但し書きに、ホット向けのおーいお茶玄米茶のみ、6~7mg含んでいるとありました。許容範囲といえますし、カフェインを気にする方も安心して飲めますね。
カフェインを摂取するメリットとは?どんな効果があるの?
カフェインの摂りすぎはお勧めできませんが、摂取量に気をつけていれば、カフェインを摂取するメリットがあります。カフェインは医薬品に含まれることもしばしばあり、鎮痛作用があることで有名です。また血管拡張の作用も期待でき、頭がスッキリしたり、眠気覚ましにも効果的です。
カフェインの過剰摂取による副作用やデメリットとは?
適度な摂取量で体にいい効果をもたらすカフェイン。しかし過剰に摂取してしまうと、副作用やデメリットが多く出てきます。おーいお茶のような、水分補給に飲む緑茶にもカフェイン含有量がありますから、副作用は知っておいた方がいいですね。
適切な睡眠が取れなくなる
寝る前にコーヒーを飲むと目がさえてしまうことは、周知の事実ですね。これはカフェインの影響で興奮してしまい、眠気が覚めてしまうためです。おーいお茶にもカフェインは含まれているので、睡眠前にがぶがぶ飲むと、適切な睡眠が取れなくなる可能性が高まります。
脱水を引き起こす可能性がある
カフェインの過剰な摂取量のせいで、強い利尿作用が働き、体内の水分量が一定に保たれなくなります。その結果、脱水症状を引き起こすことがあります。また、利尿作用が強いものとしてアルコールが挙げられますが、おーいお茶のようなカフェインを含む飲み物と一緒に摂ることで、脱水症状の副作用がさらに起こってしまいます。
不整脈や動悸を引き起こす可能性がある
1日に多量のカフェインを摂取することで、血管が収縮して血圧や心拍数が上がります。そして不整脈や動悸を引き起こす可能性が高まるわけです。中でも心臓疾患や高血圧を患っている人は、副作用に気をつけなければいけません。
カフェインは依存性が高い
「カフェイン依存症」という言葉を耳にした事はあるでしょうか。精神疾患として認められているほど、カフェインには中毒性があります。カフェインを摂取すると疲れを感じにくくなります。ただ、毎日多量に飲んでいると体が慣れてしまい、さらに大量のカフェインを摂取していきます。これを繰り返すことで、依存症に陥ってしまうのです。
1日を通して緑茶ばかり過剰に飲む、なんて人がいたら摂取量を見直してみる方がいいかもしれません。おーいお茶も、コーヒーや紅茶に比べて含有量は少ないとはいえ、副作用のことは覚えておきましょう。
カフェインの1日あたりの摂取量はどれくらいが良いの?
過多の摂取量でなければ、カフェインは摂ってはいけないものではありません。コーヒーや紅茶は控えていても、おーいお茶などの緑茶のカフェイン含有量まで見ていない人もいるはずです。妊娠中や授乳中、赤ちゃんや子供は特に、過剰に摂取しないよう気をつけなければなりません。1日の摂取量の目安を知っていて損はありません。
成人の1日あたりの摂取量は?
健康維持のために望ましいとされる、成人の1日あたりの摂取量は400mg未満です。緑茶のカフェイン含有量は500mlだと約75gですので、おーいお茶500mlのペットボトルを1日5本飲んでもいいことになります。コーヒーに比べるとはるかに含有量が少ないため、特別気にする必要はありませんが、玉露にはカフェインが倍近く含まれるため、飲む時には注意しておかなければいけません。
妊娠中の1日あたりの摂取量は?
妊婦さんに推奨される摂取量は、1日あたり200mg以下です。カフェイン含有量に気を配らなければいけない理由は多くあります。例えば、血管が収縮することによってお腹が張って、死産や流産のリスクが高まります。また、胎盤を通して胎児もカフェインを取り込むため、発育障害のリスクも出てきます。妊娠中も、カフェインの副作用に気をつけなければなりません。おーいお茶のカフェイン含有量もチェックしておきましょう。
子供の1日あたりの摂取量は?
大人に比べて子供はまだまだ成長過程であるため、カフェインによる副作用も出やすいとされています。カフェインを多く含む飲み物で、子供が飲みそうなものと言えば「ココア」です。幼児期であれば1日1杯ならば大丈夫とされていますが、実証がないため注意しておく方が良さそうです。
少なからずおーいお茶などの緑茶にもカフェインが入っているため、水分補給がキーとなる夏場でも、薄めて飲ませたり工夫してみましょう。
【番外編①】定番緑茶3種類のカフェイン含有量は?おーいお茶と比較しよう
コンビニやスーパーで目につく緑茶は、おーいお茶の他に生茶、伊右衛門、綾鷹が有名です。妊婦さんや子供が飲む際に、それぞれの緑茶のカフェイン含有量が分かっている方が安心できます。おーいお茶と比較しながら、各緑茶の含有量を調べていきましょう。
①キリン 生茶
キリンの公式ページには、生茶100mlあたりのカフェイン含有量は10gと載っています。おーいお茶よりも少ないですね。525mlのペットボトルですので、一本飲んでも約53gの摂取量になりますね。
②サントリー 伊右衛門
生茶と同じく、伊右衛門にも100mlあたり10gのカフェインが含まれています。おーいお茶よりは少し少なめですね。
③コカ・コーラ 綾鷹
綾鷹に含まれるカフェイン量ですが、公式サイトには明記されていません。カフェイン量に対する回答に、一般的なお茶の含有量を参考にするようにと書いてあります。緑茶のカフェイン含有量は、一般的に100mlあたり20mgです。
【番外編②】妊娠中や子供でも安心!ノンカフェインのお茶7選!
コーヒーや紅茶のカフェイン含有量を気にするように、妊娠中や子供も緑茶のカフェイン量に注意する方がいいですね。副作用も恐いという方には、ノンカフェインのお茶がおすすめです。ここではノンカフェインのお茶を7つ紹介します。
①キリン 生茶デカフェ
ペットボトルで唯一の、カフェインゼロ緑茶として注目を集めています。2018年5月にリニューアルされ、人気を博しています。カフェインは全く入っていませんが、苦味は少なく甘みとコクがあり、言われないとデカフェであることに気づかない自然な風味です。
②コカコーラ 爽健美茶
カフェインゼロの爽健美茶は、寝る前にも気にせず飲むことができ、長く人気のある商品です。朝起きたときに口や喉が渇いていたり、お通じがこなかったりで悩んでいる人に、ぴったりのお茶です。就寝前に飲むことで、すっきり朝を迎えられるでしょう。
③アサヒ 十六茶
十六茶にも、スッキリ感のある機能性表示食品のものや、濃いめのものと種類豊富にあります。そのどれもがカフェインゼロで、女性に人気のお茶です。
④伊藤園 健康ミネラル麦茶
伊藤園といえばおーいお茶が代表商品ですが、健康ミネラル麦茶も根強い人気商品です。麦茶にはカフェインが入っておらず、赤ちゃんも安心して飲める飲み物として有名です。汗をかくと不足しがちなミネラルが豊富に含まれており、熱中症予防にも良いとされています。
⑤キリン 午後の紅茶ストレートティー デカフェ
普通の午後の紅茶と原材料は変わらないのにもかかわらず、カフェインが含まれていないのが嬉しい点です。紅茶の香りもしっかりしていて、カロリーも普通のものより少なめです。妊産婦さんにやさしい紅茶ですね。
⑥伊藤園 ヘルシールイボスティー
妊婦さんにとって定番のお茶ともいえるのがルイボスティーです。伊藤園が出しているヘルシールイボスティーは、カフェインゼロに加えて、無添加の紅茶です。
⑦伊藤園 伝承の健康茶 そば茶
そばの実にも含まれているポリフェノールの一種、健康成分ルチンを含むそば茶飲料です。カフェインゼロ、無香料、無着色と嬉しいことだらけの飲み物です。ただし、そばアレルギーの方は飲まないようにしましょう。
過剰摂取に注意して『おーいお茶』を楽しもう!
カフェインは、過剰に摂取すると副作用もあるため危険です。しかしおーいお茶にはそれほど多量に含まれていないですし、妊産婦や子供も飲めそうなお茶と言えます。カフェインゼロのお茶も上手く取り入れながら、おーいお茶を楽しんでくださいね。