「愛ってなんだろう」と思った人に送りたい12の言葉!【名言・歌詞】
明確な答えのない愛。「愛ってなんだろう」という問いに答えはあるのでしょうか。愛の意味を説いた名言と「愛ってなんだろう」と思った人に送りたい珠玉の名曲を紹介します。歌詞や名言にあなたが探している愛の意味がみつかるかもしれません。
目次
みんなが1度は考える「愛」の意味を知りたい!
「愛」という言葉から一番連想されるのは恋愛だと思います。そして人が一番最初に「愛」を考えるきっかけは、誰かを好きになってからではないでしょうか。「好き」だけでは表現できなくなった感情や家族に抱く感情、人は何かをきっかけに一度は「愛ってなんだろう」と考えるのだと思います。みんなが考える「愛ってなんだろう」、その意味を解説していきます。
「愛ってなんだろう」と考える2つの瞬間とは?
かけがえのない人を失った時
「愛ってなんだろう」と考える瞬間の1つは、かけがえのない人を失った時です。この人がいないと生きていけないと思うほどの気持ちを相手にもっているのに、いつしか時間の経過とともに自分の気持ちや相手の気持ちが離れていってしまったり、死別という現実を突きつけられた時に苦しさやその感情の意味を考え、そこで人は「愛ってなんだろう」と思うのではないでしょうか。
「愛ってなんだろう」と聞かれた時
人が「愛ってなんだろう」と考える瞬間の2つ目は、恋人や子供に「愛ってなんだろう」と聞かれた時だと思います。これはきっと「愛」なんだと感じる瞬間はあっても、それを言葉でいうのは難しいことです。概念的な意味は辞書で説明されていても、自分が考える「愛ってなんだろう」という答えは明確になっていないものです。
そもそも『愛』の辞書的な意味は?
『愛』という言葉の意味を辞書で調べてみると、以下のように記載されています。
対象をかけがえのないないものと認め、それに引き付けられる心の動き。また、その気持ちの表れ
①相手をいつくしむ心。相手のために良かれと願う心。愛情。「子への愛」
➁異性に対して抱く思慕の情。恋。「愛をはぐくむ」
③何事にもまして、大切にしたいと思う気持ち。「自然に対する愛」
つまり愛とは、自分がかけがえのない対象だと思った存在を大切に思う気持ちなのです。誰かに大切にされてとても心温まる気持ちになったり、幸福感につつまれた感情を抱いたことがあるのではないでしょうか。
『愛』と『好き・恋』の違いを5つ解説!
『愛』と『好き・恋』には明確な違いはあるのでしょうか。その違いを5つ解説していきます。
愛は互いの思いやりで成立するもの
愛とは相手に対しての寛容な心、互いの相手を大切に思う気持ちで成立するものです。極端に言えば自己犠牲もその1つです。一緒に笑って、泣いてそして互いに癒しながら愛は深まり育っていくものです。
好き・恋は一方的でも成立するもの
「好き・恋」は相手に心が惹かれることで、愛とは違い一方的な感情でも成立するものです。一方的に相手に思いを寄せ好きになることも恋の1つの形ですが、愛はお互いの気持ちが通わなければ成立しません。一方的な感情なのか、相互間に存在する感情なのかが恋と愛の大きな違いでもあります。どれほど、相手を思っても一方的な感情から愛は育たないということです。
愛が生まれるには時間がかかる
恋は「その瞬間恋に落ちた」などと使われるようにある瞬間に生じることもありますが、愛は一瞬では生まれません。恋に時間は関係ないけれど愛には「この感情が愛なんだ」と心から思えるようになるまでには時間がかかります。思いやりをもって接してきた二人の時間の積み重ねから、愛が生まれるのです。過ごした時間が長ければ長いほど愛情は深まり、深まることがないのなら、それは愛なのではなかったということなのです。互いを大切に思い二人で育てるのが愛なのです。
好き・恋は見返りを求めがちになる
母親が子供に注ぐ「無償の愛」や「母性愛」のように、男女の関係でも愛であれば見返りは求めないものです。しかし「好き・恋」は相手に見返りを求めがちになります。自分が相手を思う気持ちと同じように相手にも思ってほしいと考えたり、相手のために無理して時間を合わせたら、同じように相手にもそうして欲しいと望むでしょう。見返りを求めない愛との違いです。
愛は揺らぎのない感情
愛は絶対的で相手に対して揺らぎのない感情をもつことです。相手を心から受け入れ、信頼していなければそれは愛とは言えません。猜疑心や、嫉妬の深さと愛の深さは違います。例え困難な問題が起ころうとも、何が起こっても愛はそれによって揺らぐものではないのです。
『愛』の意味を説いた偉人・有名人たちの名言7選!
偉人・有名人たちのそれぞれの『愛』の捉え方は、愛の意味を考えた時にとても心に響くものです。「愛ってなんだろう」と考えるあなたの答えの導きにもなるでしょう。
①サン=テグジュペリの名言
「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。」
星の王子様の著者としても有名なフランスの作家サン=テグジュペリ氏の言葉です。同じ将来に向かい共通した気持ちをもつことなのだと説いています。
②シェイクスピアの名言
「事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない。」
劇作家・詩人でもあるシェイクスピアは愛の意味をどんな状況でも揺らぐことのない感情だと説いています。
③瀬戸内寂聴の名言
「人は、人を愛していると思い込み、実は自分自身だけしか愛していない場合が多い。」
旧名は瀬戸内晴美、小説家1963年(51歳)に出家し尼僧としても活動しています。座右の銘は「生きることは愛すること」としている瀬戸内寂聴氏の名言は、愛してると思ったことでさえ真実ではなく、真実の愛を知るということは簡単なことではないのだと説いています。
④エーリッヒ・フロムの名言
「愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである。愛とは信念の行為であり、わずかな信念しかもっていない人は、わずかしか愛することができない。」
ドイツの社会心理学、精神分析、哲学の研究者である彼は、不確かな相手の感情に行動を委ねる信念がない人には人を愛することはできないと説いています。
⑤美輪明宏の名言
「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。」
シンガーソングライター、演出家でもある美輪明宏氏。身勝手な感情の押し付けは愛ではなく、本当の愛は見返りを求めない自己犠牲から成立するという名言です。
⑥マリリン・モンローの名言
「愛とは信頼。人を愛するときは完全に信じることよ。」
米国の女優、マリリン・モンロー。シンプルで分かりやすい言葉ですが、完全に相手を信じることはとても難しいことでもあります。信頼関係がなければ愛ではないということなのです。
⑦ペトラルカの名言
「どんなに愛しているかを話すことができるのは、少しも愛してないからである。」
イタリアの詩人、ペトラルカ氏の名言です。哲学的でもありますが、愛は言葉では語れないということを説いています。口に出すことのできる感情ならばそれは愛ではないということなのです。
「愛ってなんだろう」と思った時に聴きたい珠玉の名曲5選!
それぞれの愛を説いた名曲は「愛ってなんだろう」と思った時、心に響く歌詞があなたの問いかけの答えになるかもしれません。
①平井大『Slow&Easy』
ウクレレの音から始まる曲がハワイを連想させてくれる『Slow&Easy』。「愛ってなんだろう」って思った時に何となく幸せな気持ちになる歌詞とテンポです。自然に身をゆだね肩の力を抜いて過ごしてみれば本当に大切なものが見えてくるということ、いつも幸せは身近にあるものだからそれに気づくことが大切なんだということを教えてくれる歌です。
②GReeeeN『愛唄』
恋をして、いつからか愛と呼べる感情になったという経過の歌詞は、過去の時間を思い起こすような気持ちにさせてくれます。そして好きな人の隣にいて過ごすことが、生きる意味になっていくという内容は素敵すぎます。恋をした当時はこんな気持ちだったと思い出すような曲です。
③JUJU『やさしさで溢れるように』
恋愛中の幸せな気持ちを表現しているこの曲はとても温かい気持ちになれる曲です。自分も幸せだから相手も幸せにしたいそして、心はどんなときも一緒だという内容の歌詞は愛に満ち溢れています。『やさしさで溢れるように』はJUJUのオリジナル曲で、多数のアーティストにカバーされています。
④miwa『ヒカリへ』
端的にいうと女性が無償の愛をささげようとしている歌詞です。恋人同士でありながら心の距離は遠すぎて、相手が抱えている深い悲しみを癒してあげたいという無償の愛を表現しているように思います。
⑤Superfly『愛をこめて花束を』
とても切なくなる歌詞は自分の思いを気づかずに過ごしてきた日々と、いつしかこれは愛だと本当の気持ちに気づいた現在、そしてそれでも気持ちを言葉でうまく伝えられない自分。今日はそんな自分と決別して本気の告白だから真剣に受け止めてほしいという名曲です。
『愛』の意味を考えるヒントになる本2選!
更にもっと『愛』の意味について知りたいという人のために、ヒントになるおすすめの本を紹介します。
①松本一起『恋愛セラピー』
恋愛の本ですが、人としても心洗われるような内容でもあり喧嘩や嫉妬、恋愛中に振り回される要らない感情をどうコントロールしていくかを教えてくれるバイブル的な1冊です。
②石井希尚『この人と結婚していいの?』
男女の思考、行動の違いを分かりやすく解説している本です。恋人同士、家族、夫婦でも読むと理解が深まり相手との関わりを考えるきっかけともなるでしょう。
『愛』のカタチは人それぞれ!幸せと思える愛を見つけよう
人生を振り返ると「愛ってなんだろう」と自問自答する機会は意外とあまり多いものではありません。『愛』は突然生まれるものでもなく、過ぎ去った過去の関わりに「あれは愛だった」と思えることもあるでしょう。そして、恋愛だけが愛ではなく、人それぞれの『愛』のカタチが存在します。幸せと思える愛を見つけ、大切に育てていきましょう。