覇気がない人の特徴10選！原因や改善方法も！覇気がないのは悪いこと？

日本語にはその人の顔や性格などの人となりを表す言葉が豊富に存在していますが、それらの言葉は抽象的であり、漠然としているものが多いです。人によって理解の仕方も変わってくることもある上に、もしかしたらあまり意味を分かってもらえないこともあるかもしれません。

今回は「覇気がない人」について紹介していきますが、この言葉も理解が難しい言葉に分類されるのかもしれません。この記事を通して、「覇気がない人」の原因や改善方法、その性格の長所・短所について理解を深めていきましょう。

覇気がない人を理解するにあたり、まずは「覇気」の意味を知らないことには話は始まりません。「覇気」という言葉を何となく聞いたことがある人もいるかもしれませんが、意味を問われたらしっかりと答えられる人は少ないのではないでしょうか。まずは「覇気」の意味について紹介します。

「覇気」という言葉の意味は大きく2つに分けられます。1つ目は物事に積極的に取り組もうとする意気込みを意味し、2つ目は人の上に立とうとする強い意志や野心のことを意味します。いずれの意味も平たく言い換えれば「やる気」という言葉が類語となると言えます。

上記で紹介した「覇気」の意味を踏まえた上で、覇気がない人の特徴について紹介していきます。会話などでも「あの人は覇気がない」と言うことや言われることも多いと思いますが、具体的にはどのような特徴を持つ人のことを覇気がないというのでしょうか？確認していきましょう。

覇気がない人の特徴として、猫背気味であったり顔がうつむいているなど、姿勢が悪いことが挙げられます。姿勢が悪いだけで覇気がないとは言い切れませんが、自分の心というのは自然と姿勢に表れてくるものです。何か悩みを抱えていたりするために、姿勢が悪く覇気がないと思われることもあるようです。

声が小さいということも、覇気がない人の特徴として挙げられます。ボソボソ喋ることが多い上に、上記で紹介したように姿勢が悪いため、相手が聞き取ることが困難な場合が多いです。姿勢が悪いことと同じく、声が小さいだけで覇気がないことに直結はしませんが、声が小さいことも心の表れとなっているのかもしれません。

覇気がない人は、暗い雰囲気を醸し出している場合が多いです。姿勢が悪いことや声が小さいことも暗い雰囲気の原因に含まれますが、周りから見ても覇気がない人の周りだけ空気がどんよりしている場合が多いです。物事に対して積極的に取り組むような意気込みがないことが、雰囲気に出ているのかもしれません。

お腹と背中がくっついてしまうような痩せ細った体型であったり、誰からも心配されるような白すぎる肌の色や顔色をしている場合は、共通認識として不健康そうというイメージを持たれやすいです。たとえやる気のみなぎる性格であったとしても、浅い付き合いの人からすれば覇気がないと思われてしまいます。

上記で紹介したように、覇気とは物事に対するやる気などを意味します。動きにキレがなかったり、何となく疲れているような顔をしている人は、覇気がない人として見られることが多いかもしれません。その他にもいつもあくびをしているなど眠そうにしている様子を見せている人も、意欲を感じられないために覇気がない人という評価を受けることがあります。

覇気がない女性に多いものとなりますが、あまりメイクをしたがらないという特徴が挙げられます。メイクをしたがらない原因は様々かもしれませんが、覇気がないからメイクをしたがらないと言えるのかもしれません。周りにメイクをしっかりする人がいるほど、自分の顔色が悪いように見られることもあり、それが原因となり覇気がない人と見られる場合もあります。

覇気がない人は、前述したように暗い雰囲気を醸し出していることがあります。その原因を辿ってみると、暗い顔をしていたり、笑顔を見せることがないことが特徴として挙げられます。人付き合いをしていく上では愛想笑いなどを求められる場面もありますが、そのような場面でも笑顔を見せないか、不自然な引きつったような笑顔を見せるのも特徴です。

不健康そうであったり、いつも疲れた顔をしているなどの原因とも関連しますが、覇気がない人は目にクマがあることが特徴です。覇気がない人の特徴として上記でいくつか紹介しましたが、そのような原因があるために目にクマがあるのかもしれませんね。

お笑い芸人の見せるようなリアクションまではいかなくても、通常の人であれば物事に対してある程度のリアクションを返してくれます。一方の覇気がない人は、そのリアクションや声が小さいために、物事に対して興味がないと思われがちです。その物事に興味がないと思われている姿勢から、覇気がないと思われてしまうようです。

覇気がない人は、周囲の人に興味を示さないという特徴があります。もし興味を示す相手がいたとしても、それは仲の良い友人だけであり、職場の上司であっても決して興味を示すことがありません。相手の立場に関係なく人に対する好き嫌いだけで興味の有無を判断するため、協調性がないと感じる人も多く、覇気がないと言われてしまうのかもしれません。

覇気がない人の特徴は上記のようになりますが、何が原因で覇気がない人になってしまうのでしょうか？育ってきた環境や元々の性格などが原因となるのかもしれませんが、その主な原因について探っていきましょう。

覇気がない人となる原因には、体調が悪いことが多く、よく体調を崩すことが挙げられます。ここで大切なことはただ体調を崩すのではなく、「よく」体調を崩すということです。かなりの頻度で体調を崩すために、周りの人からは元気がない人というように捉えられます。元気がない人は覇気がない人に見られる上に、自分自身でもその覇気のなさを痛感するかもしれません。

血行不良に陥ると、自然と顔色や肌の色も悪くなってきます。顔色が悪い人は覇気がないように見えるのは前述しましたが、その原因のひとつには血行不良も挙げられます。生活習慣などが乱れているために血行不良になることも多く、それを改善しない限りは顔色がよくなる可能性は非常に低いです。

仕事でもプライベートでも悩みが多い人は、覇気がない原因を作っています。悩みが多いために目の前のことに集中できず、常に悩みについて色々と考えてしまいます。そんな上の空の状態で覇気を感じられるとはお世辞にもいえませんし、自分自身でも分かっているかもしれません。悩みだけが原因の場合は、その悩みを解消することで覇気がない状態を改善させることができます。

夢中になれる趣味や人生の目標を持っていなくても、生活する上で困ることはありません。しかし趣味や目標を持たないと、自分が生きる意味や楽しいことを見つけるのが困難になり、毎日を何となく過ごすようになります。そのような毎日を何となく過ごし続けている人の中には、覇気がない人が多い傾向があります。

覇気の意味として「人の上に立とうとする強い意志や野心のこと」と紹介しました。これを言い換えると、ライバル意識や競争心という言葉になります。覇気がない人は、人の上に立ちたいという欲が薄いために、自然と競争心も薄くなってしまいます。

覇気がない人は自分の世界に浸ることが好きで、仮に何かに取り組んでいる最中でも、急に動きが鈍くなったり止まってしまうことがあります。考えていることは人それぞれですが、現在取り組んでいる物事とは全く無関係なことに対して妄想していることが多いようです。目の前のことに身が入らないため、覇気がない原因となってしまいます。

覇気がない人は性格がドライなこともあり、周囲に合わせることを非常に億劫に感じることがあります。時には周囲のテンションに合わせることもありますが、それも演技なので次第に疲れていってしまいます。疲れて周囲に合わせることをやめてしまうと、周囲からは「元気がない」や「やる気を感じられない」と言われることもあります。このドライな性格が、覇気がない原因となっています。

覇気がない人は、将来に漠然とした不安があることが原因となっている場合があります。将来の不安が大きすぎて、今を頑張って生きる気力を失っている状況に陥っています。具体的な不安があるならまだしも、抱えている不安は漠然としたものなので、その不安の改善方法が分からないというケースも多くみられます。

人生に対して意味を見失っていたり、悲観的な性格になっていると、「努力しても実らない」「何かしてもただ疲れるだけ」という考え方になってしまいます。このような思考を持っていると、何事に対しても前向きに取り組むことができなくなり、覇気がない状態を作っていると考えられます。

覇気がない原因は上記のようになりますが、続いては覇気がないように見えてしまう原因について紹介します。この項で紹介するのは、あくまでも覇気がないように見えてしまう原因であり、覇気がない原因ではありません。つまり周囲の環境に順応することができれば、覇気がない人と思われていることを改善させることができます。

実はその人なりに頑張っていて、ある程度の覇気を出しているのかもしれません。しかし本人が頑張りをアピールするような性格ではなかったり、周囲が頑張りを見てくれないようであれば覇気が伝わることはありません。周囲から真っ当な評価を得られずに、損をするタイプと表現することもできます。

覇気がないように見えてしまう人が明るい性格の持ち主であったとしても、周囲にそれ以上の明るい人が集まっていると、自然と自分の明るさは陰に隠れてしまいます。明るすぎる性格の人からすれば、普通に明るい人を見ても覇気がない人と思うこともあるかもしれません。世の中は相対評価であるがために起こる悲しい現実です。

人と違う行動をしたがる人は、周囲から覇気がない人と見られることが多いようです。人と同じ行動をすることが苦手で、つい一風変わった行動をしたがるために覇気がないと見られてしまいます。また、人の動向を見てから自分の行動の意味を考える性格であるために、周囲と協調することができずに覇気がない人と思われてしまうのかもしれません。

覇気がないように見られてしまう人は、動作や行動がゆっくりとしたマイペースな性格の持ち主なのかもしれません。マイペースであるが故に、他の人がきびきびと行動している時に同じように行動することができません。自分自身は頑張って行動していたとしても、周囲と足並みを揃えられないために覇気がないように見られてしまいます。

人間の性格には長所と短所があり、覇気がない性格の人も例に漏れず、長所と短所が存在します。覇気がない人の長所については後述しますが、まずは覇気がない人の短所について紹介します。短所を直すべきかどうかについてですが、短所は捉え方次第で長所へと変えることもできますので、短所だからといって無理に直す必要はありません。

覇気がない人は物事に対して積極性がないために、大事なチャンスを逃してしまうという短所があります。たとえばある方面で誰にも負けないような秀でた才能を持っていたとしても、積極性がないために、真っ当な評価を得られない場面に遭遇することもあるかもしれません。

意欲的に行動することが苦手な性格であるため、仕事で評価されないという短所も挙げられます。最近では、年功序列制度を採用しておらず、実力さえあればどんどん上を目指していけるような企業も少なくありません。そのような企業で働いている際には、意欲的に行動することができない人は残念ながら評価されることはなく、致命的な短所となってしまいます。

人生を豊かにする要素は、趣味であったり生きる意味を見つけることにあります。その人生を豊かにする要素を見つけられないと、日々の生活に充実感を感じにくくなり、人生がつまらないという短所へと繋がっていきます。

上記で覇気がない人の短所について紹介しましたが、短所を無理に直す必要はないとも紹介しました。前述したように短所は長所の裏返しという理由も勿論ありますが、短所を持っているほうが自分自身を改善するヒントを見つけやすいためです。短所を踏まえた上で、覇気がない性格の改善方法について紹介します。

目標や趣味は人生に彩りを持たせる大切な要素です。これらを作ることで人生に対して前向きになり、明るい気持ちで日々を送れるようになっていきます。どんな小さな目標でも、一風変わった趣味でも構いません。自分が望むものをイメージするだけでも、覇気がない性格は改善されていきます。

話し方を変えるだけでも、人が受ける印象は変わってきます。ボソボソした話し方をしているのであれば、大きな声で話すようにするだけでも、覇気がない印象を改善することができます。たったそれだけのことでも元気がある印象を持たれ、周囲に明るい雰囲気を与えることができます。

覇気がない人がいるように、覇気がある人も周囲に少なからずいるはずです。覇気がある人は周囲に明るい雰囲気や活力を与えることができるため、自然と人が集まってきます。覇気がある人と親しくして、その立ち振舞いを自分の行動の改善に繋げることで、自然と自分も覇気がある人になることができます。

いつも疲れていたり顔色が悪いタイプの覇気がない人は、食生活や生活習慣の改善をして、覇気がない人から脱却しましょう。バランスの取れた食事や正しい生活習慣は、体調を良くするためには欠かせません。体調が良くなってくると血色も良くなってきて、覇気がない印象を与えないようになっていきます。

悩みを抱えているとどうしても表情が暗くなったり、顔がうつむきがちになります。しかし、悩んでいるということは解消したいと心のどこかで思っているはずです。誰かに相談するだけで悩みは簡単に解消できてしまうものもありますし、たとえ解決できなくても悩みを聞いてもらうだけで気が楽になることもあります。

笑顔によって人の印象は大きく左右されるといっても過言ではありません。無表情であったり不自然な笑顔は、それだけで覇気がない印象を与えるのは前述した通りです。明るい印象を与えたい場合は、口角を上げるように意識をしたり、笑いたい時は思いっきり笑えるように笑い方の改善もしていきましょう。

猫背の人と背筋が伸びている人、明るい印象を持つのはどちらですか？と問われたら、答えは一目瞭然だと思います。覇気がない状態を改善するためには、姿勢も大切な要素です。背筋を伸ばすことを意識するだけでも、周囲に与えるイメージは大きく変わります。気を抜くとまた猫背になりがちですが、常に良い姿勢をキープするように心がけましょう。

男性ならばファッションに気を遣い、女性ならばさらにメイクにも気を遣うようにしましょう。暗めのメイクやファッションが自分には合っていると考えるのかもしれませんが、その考えこそが覇気がない人の特徴です。勇気を出して、メイクやファッションの改善をしてみましょう。実はそちらの方が似合っているかもしれませんよ。

今までは元気があって決して覇気がない人と呼べないような人が、いきなり覇気がない人になってしまった場合は、うつ病などの精神的な病気の可能性も考えられます。何をするにもやる気が出なかったり身が入らなかったりすることがあり、それがいきなり表れたものであるのならば、精神を病んでいるのかもしれません。

本人も周囲も「ただやる気がないだけ」と思うことが多いのが特徴で、中々気付かれにくい病気です。あまりにもそのような状態が続くのであれば、病院にかかることを視野に入れましょう。

ここまで覇気がない人について紹介してきましたが、悪いことばかりが目についた人も少なくないと思います。しかし、覇気がないことは果たして悪いことだけなのでしょうか。長所は短所の裏返しと紹介しましたが、覇気がない人だからこそ持っている長所は必ずあり、悪いこととは言い切れません。最後に覇気がない人の長所について紹介します。

物事の最前線にいることの多い覇気がある人に比べ、一歩や二歩引いた所にいる覇気がない人は、物事を客観視できる長所を持っています。周囲に猪突猛進タイプが多い場合は周りが見えていないことが多いので、仲間内に一人でも覇気がないタイプの人がいると、悪い所や改善点を指摘してくれる頼もしい存在となります。

覇気がない人のドライな性格は、どんな時でも冷静であったり慎重になれる長所になります。誰もが飛びつくような美味しい話であっても、その話のリスクなどについて考えた上で行動に移すために、最悪の事態を招くことが少ないです。危機管理能力が優れているとも言い換えられます。

覇気がない人は趣味を持っていないことも多いですが、視点を変えてみると、散財をしない倹約家という長所として捉えることができます。余計なお金を使うことがないため、将来の貯蓄は十分にあることが多く、老後も安定した穏やかな生活を送ることができるでしょう。

覇気がある人はガツガツしているタイプが多く、そのようなタイプが苦手な人も少なくありません。対して覇気がない人は穏やかな性格であり、いわゆる癒し系キャラとして周囲に愛されるという長所があります。物事には「押してダメなら引いてみろ」が大切となる場面があり、そのような場面では覇気がない人が活躍できる絶好の機会です。

覇気がない人について紹介してきました。覇気がない人にも必ず長所があることについてご理解いただけましたでしょうか？全てはケースバイケースであり、覇気がない人のほうが輝く場面というのは必ず存在します。どうしても悪い印象を持たれがちな覇気がない人ですが、あまりに重症でない場合は無理に改善しなくても良いのかもしれません。