O脚・X脚・XO脚の簡単な治し方！脚の歪みを解消するストレッチとは？

そもそも｢美脚｣とは、すらっとした細くて長い脚に対して言われます。筋肉や皮下脂肪の少ない、まっすぐなラインの脚に対して使われるようです。

ファッションの進歩により、衣服をかっこよく着こなすことが女性にとって重要なステータスになり、長身のファッションモデルのようなまっすぐですらっと細い、全身に対して長い脚が憧れとなっています。美脚の基準としては長さ・細さ・白さ・骨格の美しさなどが重要視される様です。

自分の足がO脚・X脚・XO脚どのタイプに当てはまるのか、またその効果的な治し方を知る為にも一度チェックしてみることをおすすめします。チェック方法は簡単です。まず全身が映る鏡の前に立ちます。この時、両足をくっつけてまっすぐ立つのがポイント。膝・くるぶし・ふくらはぎの3か所がくっついているかどうか、足の歪みはこの方法で簡単にわかります。

上記のチェック方法で太もも・膝・ふくらはぎの間に隙間がある脚の形をO脚と言います。正面から見ると足にアルファベットの｢O｣の形ができる、日本人の中で最も多いのがこのО脚です。主に、猫背で姿勢の悪い人がなりやすいと言われています。また、下腹部のぽっこりが改善されないのはO脚が原因となっている場合もあります。

ふくらはぎの間に隙間ができる脚の形を膝下O脚と言います。太ももと膝はくっついているのに、ふくらはぎの間に隙間ができる場合、膝下O脚の可能性があります。この膝下O脚は、主にガニ股の人がなりやすいと言われています。

太ももとふくらはぎが離れている脚の形をXO脚と言います。脚をくっつけた時、膝はくっついているのに太ももとふくらはぎに隙間ができる方は、XO脚の可能性があります。XO脚は内股で歩く女性、特に日本人女性に多いと言われています。

膝以外の太もも・ふくらはぎ・くるぶしが離れている脚の形をX脚と言います。まっすぐ立った時、膝はくっついているのに太もも、ふくらはぎ、くるぶしが離れていて、膝下がカタカナの｢ハ｣の字になっている状態です。

普段の生活習慣からくる不良姿勢や歩き方による筋肉の歪みがO脚・X脚・XO脚の原因となる場合があります。長時間のデスクワークや、ヒールやパンプスを長時間履くなど様々な原因で筋肉が歪み、姿勢や歩き方の不良によりO脚・X脚・XO脚を引き起こします。

すねの外側の筋肉が発達している人は、膝より下が体の中心に対して外側に出っ張り太い脚になりやすいです。常にすねの外側の筋肉が頑張っている状態なので、歩いた際に足がすぐ疲れる人や、むくみやすい人はO脚・X脚・XO脚が原因な事が多いです。

骨盤の開きも、O脚・X脚・XO脚の原因である事が多いです。両足をそろえてまっすぐに立った状態で、足の付け根の骨が骨盤より外側に出っぱった状態です。付け根の骨が外側に出っ張る事により、太ももの筋肉やお尻の筋肉も外側に引っ張られてしまう為、横幅が大きくなります。特に女性は産後、短期間でお尻の筋肉が弱くなり筋肉が垂れやすい環境になってしまうのでよりO脚・X脚・XO脚となりやすいのです。

骨盤の前傾もO脚・X脚・XO脚の原因のひとつです。背骨が長く背中の筋肉が落ちやすい日本人は骨盤が傾きやすいので、骨盤が傾けば脚の形が変わり、外側や前側、ふくらはぎなど部分的に筋肉が張ってしまい脚に歪みが生じてO脚・X脚・XO脚になってしまう様です。

上記のように骨盤の問題がなくても、重心の偏りが原因で下肢の筋肉の使い方に問題があってO脚・X脚・XO脚になっている場合もあります。体の重心が外側、つまり足の小指側に傾いていると、外側重心で体を使うクセがついてしまい、脚の内側の筋肉が弱まり外側の筋肉が発達します。すると股関節が外に向かって開くため、O脚・X脚・XO脚になってしまう可能性が高いのです。

骨盤の横の安定性に大きく影響する内転筋群の筋肉が硬いことにより、股関節が内側にねじれてしまいます。股関節が内側にねじれたまま歩行していると脚が外側に流れてしまい足の指で踏ん張ることができない為、膝が内側に向きやすくなっていることがO脚・X脚・XO脚の原因の一つです。

上記で述べた内転筋群の硬さと同じく、大臀筋の筋力が弱いことで股関節が内側にねじれてしまう事もO脚・X脚・XO脚の原因のひとつです。内側にねじれるのは、大臀筋の役割である股関節を外側にねじる働きが弱いからです。

関節痛が起こるのはO脚・X脚・XO脚によるデメリットの一つです。O脚・X脚・XO脚の方の多くは骨盤が歪んでいる為腰に負担がかかり、さらに股関節や膝にも負担がかかってしまうのです。また関節痛が起こると、どうしてもその部位をかばって動いてしまうので、他の関節や筋肉を痛めるという更なるデメリットが生じることも多々あります。

骨盤の歪みによる血行不良も、O脚・X脚・XO脚によるデメリットとして挙げられます。骨盤が歪むと一部分の筋肉だけに負担がかかるようになりますので、筋肉が疲労して凝り固まり、その部分を通る血液の流れは悪くなります。骨盤周辺の血流、更に骨盤の下にある脚の血流も悪くなってしまうのです。

O脚・X脚・XO脚により骨盤の歪みや血行不良を引き起こして基礎代謝が落ち、お腹や下半身に脂肪が付きやすくなります。特に骨盤があるお腹周りや、血流が悪くむくみやすい下半身は脂肪が付きやすいので、O脚・X脚・XO脚の人は太りやすいというデメリットが生じてしまうのです。

O脚・X脚・XO脚による股関節のねじれから引き起こされるねじれ歩行により、足の指を使わなくなって足の筋力が低下します。すると、足の形が横にベタっと広がった形になり、靴を履いた時に、靴が足に当たりやすくなり外反母趾を引き起こしてしまうのも、O脚・X脚・XO脚のデメリットのひとつです。

O脚・X脚・XO脚の人は下半身が太くなったり脚の形が歪む傾向にあります。スリムタイプのパンツやレギンスが似合わない、膝が出るスカートに抵抗がある、等のデメリットを抱える人が多い傾向にあります。

O脚の治し方として効果的な方法の一つに正座ストレッチが挙げられます。正座はO脚の方にとってあまりよくないイメージがあるかもしれませんが、太ももの筋肉を適度にストレッチするのに効果的です。空いた時間に、リラックスしながら好きなだけ行いましょう。脚をそろえて、膝や太ももなど脚全体が柔らかくなる事を意識しながら正座してみてください。この方法はどこでも簡単にできますし、お風呂につかりながら実践するのもおすすめの治し方です。

O脚の治し方、二つ目の方法はスクワットです。肩幅より少し広めに足を開いて立ち、椅子に腰かけるようにお尻を後ろに引きながらゆっくりおろします。この時、背筋やお尻が傾かないよう水平にします。膝も、足の爪先よりも前に出ないようにしてください。膝が内側に入らないように、両足の甲と膝を同じ幅でキープするとさらに効果的です。両足各15回を1セットとし、１日2回程度行うといいでしょう。

膝下O脚に効果的な治し方であるこちらのストレッチ方法は、まずは踵をつけて立ち、つま先を90°に開きます。その状態で膝を曲げ、膝をゆっくり内側に押し込んで両膝をつけます。そしてその状態で立つ、という方法です。膝をつけて曲げ伸ばしをすることで、脚をまっすぐに矯正することができます。簡単に出来ますし短期間で改善したい方におすすめの治し方です。

足首回しストレッチとは、まず脚を伸ばして座り、片方の膝を立てて足首を内側に倒します。足首を掴み、そのままの状態で脚を伸ばします。この状態で30秒をキープし、左右3セットずつ行いましょう。この治し方はどこでも簡単に出来ますので、短期間で効果を上げられます。

XO脚に効果的な、合蹠のポーズと呼ばれるこちらの治し方は、まず両足裏を合わせ、膝を開いて座ります。かかとを身体に引き合わせて足先を手で包むようにして持ちます。息を吐きながら上体をできる限り前に倒していきましょう。30秒間キープし、ゆっくり元の姿勢に戻すという方法です。この治し方はXO脚だけでなく骨盤の歪みを解消して股関節を軟らかくし、外側を向いている足の付け根の骨を正しい位置に戻すことにも役立ちます。

ヒップリフトストレッチとは、仰向けに寝た状態になり、足を肩幅に開いて膝を立てます。息を吐きながらゆっくりとお尻と内ももを締めて上げていきます。膝と背骨、肩が一直線になるまで腰を上げていきましょう。腰を上げたらそのまま3秒間キープした後、ゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻していきます。寝る前にベッドなどで簡単にできる治し方ですので、XO脚を改善したい方はぜひ習慣化してみてください。

相撲スクワットとは、大臀筋と内転筋を同時に刺激でき、XO脚に効果的な治し方です。まずつま先を外側に向けて両足を肩幅よりこぶし2～3つ分外側に広げます。両手を胸の前で組み、脚を外側に広げるようにして曲げながら上体を下ろします。この時、膝をつま先と同じ方向に動かしましょう。背筋をまっすぐにしたまま太ももが床と平行になるまで下ろしていきます。可能なところまで下ろしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。この治し方を10回×3セットを目安に行うと、短期間でXO脚が改善されるかもしれません。

スタンディング・ヒップアダクションとは、大臀筋を鍛え内転筋群の柔軟性も向上させてくれるのでXO脚の治し方としてピッタリのエクササイズです。まず壁と向い合せに立ち、両手を壁につき体を支えた状態で片足立ちになります。浮かせた足は膝をまっすぐ伸ばし、その足を真横に大きく広げます。つま先は常に正面に向けたまま動作を行います。可能なところまで上げたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。反対側も同様に行いましょう。この方法を片脚10回×3セットを目安に左右同じように行いましょう。

赤ちゃんのポーズと呼ばれるこちらの方法は、まず仰向けの姿勢になり、膝を立てたらお腹の上で両手を組むようにします。その状態で息を吐きながら太ももを胸に近づけ、両手で膝を抱えるようにして引き寄せていきます。次に、息を吐きながらさらに組んだ両手で膝を胸とお腹へグッと引き寄せましょう。簡単に出来ますし、骨盤や股関節の柔軟性を高められるのでX脚の方におすすめの治し方です。

太ももストレッチとは、まずうつ伏せに寝て、両膝を90度曲げます。おへそを少し浮かせるようにお腹に力を入れた状態でお尻の筋肉を縮めるように意識しながら、片方の太ももを真上に持ち上げていきましょう。そのままの状態で5秒間キープ。1日あたり5回✕3セットを目安に、反対側も同様に行いましょう。短期間で効果を上げられる治し方ですが、無理をすると腰痛などのデメリットが発生してしまうので自分の身体と相談しながら行いましょう。

あぐらストレッチとは、まずあぐらをかいて、かかとを内側に引き寄せます。手は体の後ろ側につき、手のひらもしくは指で床を垂直に押すようにして骨盤を立て、上体を引き上げるようにして背すじを伸ばします。上半身を伸ばしたまま息を吐きながら前に傾けていき、斜め45度ぐらいで手を前につき、ゆっくり2、3回呼吸します。更にひじを軽く曲げて手のひらで床を引き寄せると、股関節にも働きかけられるのでX脚にも効果的な治し方です。

寝る前の簡単なストレッチを習慣化すると、O脚・X脚・XO脚の歪みに効果的です。毎日行う事で脚の筋肉が柔らかくなり、血流やリンパの流れも改善され余分な脂肪や筋肉まで短期間で自然に落とすことができます。O脚・X脚・XO脚を改善してスラリとまっすぐ伸びた脚を短期間で手に入れたい方はこちらの治し方をぜひ試してみてください。

短期間でO脚・X脚・XO脚から抜け出し美脚を目指す為には、生活習慣を見直しましょう。上記で挙げた様に骨盤の歪みを促進するデメリットだらけの生活習慣はNGです。地道な治し方が一番の近道ですので、正しい骨盤が歪まないような生活習慣をこころがけ、短期間でまっすぐな脚を手に入れましょう。

O脚・X脚・XO脚を自分でなかなか改善出来ない場合は整体院に行くことをおすすめします。専門家にプロの治し方で矯正してもらうと、より短期間でO脚・X脚・XO脚がまっすぐに改善しやすくなります。

コルセットは骨盤をキュッと引き締めてくれるので、O脚・X脚・XO脚の曲がった脚を骨盤から整えてくれます。発熱効果のあるコルセット等もあり、腰回りの血行を促進させてくれます。腰回りの血行が良くなると、脚の血行も良くなり、短期間で簡単にスッキリとしたまっすぐ脚を目指せるはず。毎日お出かけ前に、衣服の内側に使用してください。就寝時は血流が悪くなってしまうというデメリットがあるので、日中の使用がおすすめです。

こちらはテーピングといっても、巻くのが難しそうなテーピングではなくO脚・X脚・XO脚の方に最適なテーピング靴下というアイテムです。親指、人差し指～中指、薬指～小指の3本指タイプになっている靴下で、歩き方やO脚・X脚・XO脚への負担を簡単に軽減してくれるアイテムです。自然と正しい歩き方に導いてくれるので、一度履いたら欠かせなくなるかもしれません。インソールと併用するのもオススメです。

膝サポーターは、O脚・X脚・XO脚の歪んだ脚のラインを短期間で簡単に整えてくれる効果があります。ふくらはぎが離れているのは、膝から固定して治すのが一番です。サポーターを付けると歩く際に膝が固定されたまま動かすことになるので、歩く度にO脚・X脚・XO脚をまっすぐな脚のラインへと導いてくれます。

O脚・X脚・XO脚の人は普段履いている靴の内側にインソールを入れる事をおすすめします。インソールにはかかと部分に使用するタイプのインソールもあり、かかとの左右バランスを整えるだけでねじれ歩行をサポートできます。インソールを入れると歩き方や立ち方がきれいになるので、自然とO脚・X脚・XO脚の歪みを改善してまっすぐになります。

いかがでしたか？今までO脚・X脚・XO脚の原因や治し方がわからず悩んでいた方も、短期間に簡単な治し方で様々なデメリットを改善できる可能性がある事がわかって頂けたのではないでしょうか。インソール等も近くの靴屋さんや通販で簡単に手に入りますので是非一度お試し下さい。O脚・X脚・XO脚の正しい治し方を習得し、まっすぐな脚を手に入れて思いっきりオシャレを楽しみましょう！