泣き上戸の意味とは？泣き上戸な人の心理・原因・改善方法も！

みなさん「泣き上戸」の意味を正しく理解していますか？「泣き上戸」は「涙もろい人」という意味だけかと思いきや、実はお酒の席でしか使われない言葉なんです。お酒を飲む機会が少ない人にとっては、その意味さえも知らなかったりしますよね。まずは「泣き上戸」や「上戸」の正しい意味を理解しておきましょう。

「泣き上戸」とは、お酒を飲むと泣いてしまう人のこと、またはその癖のことをいいます。居酒屋などに行くと、お酒を飲みながら泣いている人を見ることがありますよね。仲の良い友人ならまだマシですが、仕事先などあまり打ち解けてない間柄だとだとしらけてしまうこともあります。

実は「上戸」にもちゃんとした意味が存在します。「上戸」とは、お酒を飲むことが好きな人、またはお酒がたくさん飲める人のことをいいます。上戸の人はお酒を飲む場を好み、習慣的に仲間と飲み会を開くことが多いのではないでしょうか。

上戸の反対の意味は「下戸」といい、お酒が全く飲めない人や、少量のお酒でも酔ってしまうお酒に弱い人のことをいいます。少し飲んだだけで顔が赤くなり、ふらついてしまう「下戸」な人は男女問わず多いのではないでしょうか。また下戸な人は、医者にお酒を止められているわけではなく、体質的に受け付けられないという人が特徴です。

「泣き上戸」は一般的によく使われる言葉ですが、それ以外にも色んな「上戸」の種類があります。お酒を飲む場で周りを見てみると、意外と多くの「○○上戸」な人がいるかもしれません。

空上戸（盗人上戸）の意味は以下の通りです。

周りが「あれ？飲んでるの？」と思わず聞いてしまうほど、顔に酔いが出ない人って結構いますよね。顔が平気そうだからと周囲はお酒を勧めがちですが、空上戸な人は様子に出ないだけでかなり酔っている可能性もあります。当の本人も酔っている自覚がない場合があるので、お酒の席では気を付けなければなりません。

怒り上戸の意味は以下の通りです。

怒り上戸な人は、特別な原因もなく言動が暴力的になる印象を受けますよね。これは、お酒に酔ってドーパミンが促進され、普段抱えていたものが爆発している可能性が高いようです。芸能人がお酒に酔って暴行するというニュースが多い印象を受けますが、これも怒り上戸が関係しているのかもしれません。

底抜け上戸の意味は以下の通りです。

大酒飲みに人と聞くと、親戚や職場にいる中高年の人をイメージされるのではないでしょうか。お酒を水のように飲むことから「底抜け」という表現で「ザル」と呼んだりすることもあります。

拗ぢ上戸の意味は以下の通りです。

「拗ぢ上戸（ねぢじょうご）」は、泣き上戸と同じように厄介に思われる印象を受けがちですよね。拗ぢ上戸な人に絡まれたときにもし反発すると、面倒なトラブルの原因になりかねます。相手もお酒を飲んでいるということを忘れないよう、冷静に対応しましょう。

機嫌上戸の意味は以下の通りです。

いつもクールだったり、無愛想な人が機嫌上戸だと「こういう一面があるんだな」とギャップを感じますよね。お酒はドーパミンの分泌だけではなく、「幸せホルモン」と言われているセロトニンの分泌も促進されます。機嫌上戸の人は、このセロトニンによって心身共にリラックスしているのかもしれませんね。

泥棒上戸の意味は以下の通りです。

お酒が好きな人は甘い物が苦手という印象がありますよね。実は、甘い物をおつまみにしてお酒を楽しむ人も少なくないようです。中には、お酒を飲んでいたときは甘い物が嫌いだったのに、断酒した途端甘い物が好きになったというのもよくある話だそうです。

色上戸の意味は以下の通りです。

お酒の弱い人によく見られる特徴ですよね。色上戸な人の中には、お酒を少し飲んだだけで首まで真っ赤になる人も多いのではないでしょうか。空上戸はお酒に酔っても顔色を変えないという特徴がありましたが、実は顔が赤くなるかならないかは遺伝によって決まっているのだそうです。

笑い上戸の意味は以下の通りです。

笑い上戸な人はお酒の場を盛り上げるような印象ですが、あまりにも笑い声が大きかったりツボが変だったりすると、逆に周囲の酔いが冷めてしまうこともありますよね。居酒屋などでひときわ笑い声が響くことがあれば、その人は笑い上戸な人なのかもしれません。
 

お酒に酔うと泣いてしまう泣き上戸な人には、男性と女性で特徴に違いがあるようです。あなたの周りにいる泣き上戸な人の特徴に当てはまっているか、是非チェックしておきましょう。

男性が泣き上戸になる特徴は、仕事やプライベートに何らかの悩みを抱えており、充実していない場合が多いようです。男性は常に男らしい自分を保とうとしがちですが、その反面ストレスや弱みを抱えやすくなります。そのストレスが原因となり、お酒に酔うと泣いてしまう男性が多いようです。

そしてもう一つの特徴は、性的欲求が満たされていないときに泣き上戸になってしまうこともあります。プライベートが充実していないということが原因であれば、この理由も納得できますね。

女性が泣き上戸になる特徴は、寂しがり屋でロマンチストという人が多いようです。話を聞いて欲しい、かまって欲しいという心理からくるもので、プライベートが充実していないという点では男性と似た印象を持ちます。泣き上戸な女性がお酒に酔うと、思わず「可愛いな」と思う男性も少なくないでしょう。

泣き上戸には男女別で違った特徴がありましたが、それぞれ共通する心理があるようです。泣き上戸の人がついお酒が入ると泣いてしまう心理や思考の特徴を9選にまとめたので、一緒に見ていきましょう。

泣き上戸になる心理は、普段から「寂しい」と感じていることが多いようです。身も心も満たされずにいると、自分が誰からも愛されていないように感じてしまいます。いつもは普通に接しているつもりでも、お酒に酔うと気が緩むため、人に甘えたいという心理が働くのでしょう。寂しがり屋な女性に多いように感じますが、ストレスを抱えている男性にも意外と多いようです。

ロマンチストな人は、お酒に酔うと泣き上戸になる心理があるようです。ロマンチストな人は場の空気を読むことを大事にしており、いつも周りに気を遣っているのではないでしょうか。しかしお酒を飲むとその緊張感がほぐれ、つい泣いてしまうこともあるようです。ロマンチストな人は自分の気持ちと向き合うことで、泣き上戸を改善できるのかもしれませんね。

普段から人に甘えることができない人は、お酒に酔うと泣き上戸になるという心理があります。いつも辛い時や寂しいときは他人に甘えられないのに、お酒に酔うと素直に甘えられるという人が多いようです。日頃から抱えている寂しさをお酒の力に頼って吐き出すことで、素の自分をリセットしているのかもしれません。

真面目で考え過ぎてしまう人は、泣き上戸になりやすいようです。考え過ぎる性格の人は、普段から自分が周りからどう思われているかということが気になってしまう心理が働きます。真面目な人がお酒に酔うと、ストレスを発散するかのようにいきなり泣いてしまうこともあるのではないでしょうか。

ストレスを溜める人は、お酒に酔うと泣き上戸になりやすいといわれています。人に甘えることができない人と同じように、人に愚痴を聞いてもらうことができず、発散できないまま抱え込んでしまいます。お酒に酔うと普段出すことができない感情が溢れだし、突拍子もなく泣いてしまうことがあるようです。

ネガティブ思考な人は、お酒に酔うと泣き上戸になるという心理があるようです。この場合は普段は明るい人でも、お酒が原因で隠れていたネガティブ思考が現れることがあります。お酒に酔うと気分が解放され、気持ちが高ぶってしまうため、泣き上戸に拍車がかかることもあるでしょう。

感情のコントロールが苦手な人は、泣き上戸になりやすいといわれています。普段から感情の起状が激しい、涙もろい人によく見られる心理傾向です。感情がコントロールできない人にとっては、お酒に酔うことは火に油を注いでいるようなものです。物事を冷静に判断することができなくなってしまうため、普段から感情をコントロールする力が必要になります。

泣き上戸になりやすい人は、ついお酒を飲み過ぎてしまう心理傾向にあります。お酒を飲むと気持ちが解放され、普段出さない感情まで発散することができます。その行為を繰り返すことで自分を解放したいという心理が働き、ついお酒を飲み過ぎてしまうようです。

嫌な出来事があるたびにお酒に逃げてしまうことも、泣き上戸の特徴によく見られます。仕事がうまくいかないとき、プライベートでトラブルを抱えるときについお酒を飲み、それを繰り返してしまいます。これは普段真面目な男性に多い特徴で、お酒に酔うことで自分を解放してあげているのでしょう。

上戸の種類がいくつかあるように、アルコールは人によって様々な印象を与えます。泣き上戸の場合、お酒に酔って泣いてしまう理由や原因は一体何なのでしょうか？

泣き上戸になる大きな原因は、アルコールが人の理性を麻痺させることにあります。人は普通、上司には失礼の無いように敬語を使ったり、頭で考えながら行動するものですよね。しかしアルコールが入るとこういった理性を麻痺させ、普段しないような自分勝手な行動をしがちになります。人前で気にせず泣いたりできてしまうのは、自分をコントロールできる状態ではなくなっているのでしょう。

泣き上戸になってしまうのには、普段泣きたい感情を抑えていることが原因となっている場合があります。この場合普段泣く行為を我慢しがちな男性によく見られます。特に正義感の強い男性は周りに涙を見せず、自分一人の力で困難を乗り越えようとしがちです。そのような男性がお酒を飲むことで気持ちがリラックスし、今までの我慢が爆発してしまうのでしょう。

人はお酒に酔うと感受性が豊かになりやすい特徴があります。普段泣くことがなくても、お酒に酔うと友人の悲しい話が自分と被り、つい感極まって泣いてしまうこともありますよね。これはお酒に含まれるセロトニンが原因となり、緊張や不安をほぐしてくれるからです。ただこのセロトニンは良いことばかりではなく、気持ちが高ぶってしまいブレーキが効かなくなることもあります。感受性が豊かになると、言動がエスカレートしてしまう場合があるので要注意です。

かまってちゃんのように「もっとかまって欲しい」「心配されたい」という心理から泣き上戸になることもあるようです。この泣き上戸な人は女性に多く、同じ女性から特に嫌われる原因となるでしょう。泣くという行為をするだけで周りが「どうしたの？」と心配するので、自然と甘えられますよね。しかし何回も繰り返したり、男性の気を引くために使うようでは周りもうんざりしてしまいます。泣いている女性がかまってちゃんタイプではないか、しっかり見極めておきましょう。

仲の良い友達ならまだしも、会社関係の人が相手だったらどう対応すればいいのか悩みますよね。そこで早速、泣き上戸な人へのフォローの仕方をご紹介します。泣いている相手をさらにヒートアップさせないように、次の方法を試してみましょう。

泣き上戸な人が悩みを打ち明けているのなら、話を否定せずに肯定してあげましょう。ネガティブな考えが止まらなくなっている相手に否定的な意見を言うと、さらに泣き上戸に拍車がかかり、心の傷が深くなってしまいます。お酒に酔っている状態ではまともな判断ができないので、「そうだね」「つらかったね」など相手に共感するようにうなずいてみましょう。

泣き上戸な人が話を聞いて欲しがっていたら、まずは話を聞いてあげましょう。お酒に酔っているとしても、普段悩みを打ち明けることがない人が泣いているのなら、相当なストレスが溜まっていたはずです。自分の意見はその時はぐっとこらえ、相手の声に耳を傾けてあげてください。

泣き上戸な人は思考がネガティブになり、お酒の力を借りなければ泣くことができない場合が多いです。泣き上戸な人の話を聞くときは、なるべく明るく接するようにしましょう。聞き手ができるだけ明るく接することで、泣き上戸の人も次第に気持ちが落ち着き、泣き止んでくれるでしょう。

普段から寂しいと感じている泣き上戸の人には、優しく抱きしめてあげましょう。寂しさやストレスを感じている泣き上戸の人には、人肌に触れることで安心することもあります。もし同性の友達が弱っている場合なら、「大丈夫だよ」と優しい声をかけながら、相手の気持ちが落ち着けるように抱きしめてあげることができます。

泣き上戸の人に対する印象は、誰しも温かいものではありません。そこで、泣き上戸の人が周囲に与える印象とは、実際どんなものなのでしょうか。周囲の人が目にしたリアルな実態を見ていきましょう。

普段真面目でクールな男性がお酒に酔って泣いている姿を見ると、女性はいつもと違う印象を抱きギャップを感じるでしょう。逆に女性が泣き上戸の場合、男性は泣いている女性の姿に「可愛いな」と思うこともありますよね。

お酒を飲む場では、みんな明るい雰囲気で楽しく飲みたいものですよね。そんな中、一人で延々と泣く人がいたら、周囲の人はどう思うでしょうか。場の雰囲気を悪くさせるだけでなく、「やっかい者」と印象づけられてしまいます。

泣き上戸の人に対して、正直めんどくさいという印象を持つ人が多いようです。何も事情を知らない人が実際見ると、本気で辛くて泣いているのか、ただのかまってちゃんなのか見分けが付きません。一度お酒の場をしらけさせてしまうと、「あの人と飲むと泣くからやめよう」と印象づけられることもあるでしょう。

泣き上戸の人は、一歩間違うとメンヘラという印象を付けられてしまいます。お酒の力を借りて毎日弱音を吐いてるようでは、周りの人も心配を通り越して呆れてしまうこともあるかもしれません。もし恋人に対して寂しさや弱音を吐きだしたいのなら、お酒の力を使わないよう、素の自分の姿で話せるようにしましょう。

泣き上戸を直したい人のために、6つの改善方法をご紹介します。一番大事なのは、毎日の日常生活から改善することです。自分をコントロールすることができれば、泣き上戸を克服することができますよ。

泣き上戸の人が一番大事な改善方法は、ストレスを溜めないことです。常にストレスを溜めてる状態で生活していると、お酒を飲んだ時にダムが崩壊するような事態になりかねません。知らないうちにストレスは溜まっていくものなので、軽い運動や趣味に打ち込むなど、少しづつ意識を改善していきましょう。

泣き上戸な人は、普段から誰かに甘えることが苦手な人が多いです。少しずつで良いので、身内や仲の良い友人に小さな悩みから打ち明けてみましょう。自分の負担を軽くすることで、「甘えても良いんだ」と意識が改善されていきます。

寂しい気持ちから、毎日のようにお酒を飲む泣き上戸の人も少なくありません。飲み過ぎてしまわないよう、ストックするお酒の量を減らすことから改善しましょう。お酒を飲み過ぎると無駄にお金も時間もかかってしまいます。お酒の代わりに、「今日も頑張った」と自分に小さなご褒美をあげるのも良いかもしれません。

泣き上戸の人は、酔えば酔うほど自分をコントロールすることができなくなってしまいます。そしてお酒だけを飲み続けると、脱水症状のような状態にもなりかねません。酔いすぎない改善方法は、お酒と一緒にこまめに水を飲むことです。そうすることで血中のアルコール濃度を下げることができ、周囲に迷惑をかけることもありません。

泣き上戸な人のなかには、嫌な事がある度にお酒に逃げてしまうこともあるでしょう。このようなことを繰り返すと、お酒を止めるタイミングが分からなくなり改善どころではなくなります。嫌な事があっても人に言い出せないようなら、嫌なことをノートに書いてみましょう。そうすることでストレスが軽減され、お酒に手が伸びることも減っていきます。

泣き上戸を改善する方法は、自分を受け入れることが大切です。今自分が置かれている状況を客観視することで、冷静に判断することができます。「自分は違う」と頑固にならず、泣き上戸であることを自覚して改善に向かっていきましょう。

泣き上戸の特徴や原因、改善方法までご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。泣き上戸な人は普段から悩みを打ち明けることができず、ストレスを抱えている人が多いという印象でした。もしあなたの大切な人が泣き上戸なら、今回紹介したフォローの仕方や改善方法などを是非参考にしてみて下さいね。