一線を引く人の心理や特徴12選!【恋愛・職場・人間関係】
現代を生きる人にとって「一線を引く」というテクニックはストレスを軽減する意味で必須です。男性も女性も、恋愛・職場などで人間関係を円滑にするためには、他人と一線を引くことが、相手の心理を安定させる効果があるのです。一線を引く現代人の特徴とは一体何なのでしょうか?
目次
そもそも一線を引くとは?
日常生活の中で何気なく使っている「一線を引く」という言葉ですがそもそも多くの人は正しい意味でこのワードを使えているのでしょうか?「一線を引く」の正しい意味とは何なのか?類語や使い方を含めてご紹介します。
一線を引くの意味
一線を引くとは、一般的に人との関係(男性・女性関わらず)において、これ以上立ち入られたくないと思った時、距離を取ったり牽制することを意味します。相手との間に一本線を引いて、自分のエリアと他人のエリアを明確に分けることを意味しています。
一線を引くの類語
一線を引くの類語は、敬遠する、疎遠、避ける、煙たがる、亀裂、両者間の溝、おさらば、絶交、袖を分かつ、決別する、一線を画す、などが挙げられます。一線を引くという言葉の意味はどちらかと言うと、完全に相手を遮断するわけではないけれど、ある程度の距離は保って関係性を築くという意味に位置づけられます。
一線を引くの使い方
一線を引くという言葉は一体どのように使われるのか、例文を使いながら意味を深く理解して行きましょう。
①今回の作品はトレンディドラマとは一線を引いた社会派ドラマに仕上がった。
②先生は生徒と打ち解けたいと入っているけれど、実際は生徒とは一線引いているぞみたいな行動が多い。
③彼の顔は好みだったけれど、浮気ぐせがあるようなので一線を引いておいた。
といった具合に、一線を引くという言葉はかなり幅広い状況で使えることが分かっています。
一線を引く人の6つの特徴
日常生活の中で無意識の内に一線を引いてしまうタイプの男性・女性がいます。一線を引く人とは一体どんな人達なのか?彼らの特徴を6つご紹介します。
①愚痴や弱音を吐かない
学校や職場で嫌なことがあってもほとんど他人に愚痴や弱音を吐かないタイプの人は人間関係で一線を引く特徴を持っています。このタイプは「誰かに話をしたって何も変わらない」と考えており、愚痴や弱音を聞いてもらうよりも一線を引いて人と深く関わらない方が良いと考えています。
②深入りしない
一線を引く男性や女性のタイプは他人に対して初めからあまり期待を抱かない特徴を持っているため、学校や職場の人間と深入りしないように無意識のうちにバリアを作っています。このタイプは大勢でいる時間にストレスが溜まる一方、一人っきりの時間に癒されたりエネルギーを充電することができます。
③敬語
世の中には、たいして親しくない間柄にもかかわらず、タメ口でどんどん話しかけてくる人がいますが、一線を引くタイプはその逆で、常に敬語で話をする方が心地よく感じる特徴を持っています。相手から「そんなにかしこまらなくてもいいよ」と言われてもタメ口で話すのが苦手です。
④自分の話をしない
一線を引くタイプはプライベートなことにいちいち口を出されたくない特徴を持っているので、ほとんど自分の話をすることがありません。周囲に「そういえばあの人ほとんど自分の話をしない」という人がいたら、おそらくその人は一線を引くタイプの人です。
⑤聞き役に徹する
自分の話をほとんどしない一線を引く人は日頃どんな行動をとっているのかと言うと聞き役に徹する特徴を持っています。一線を引く人は話を聞くことが大変上手なので、会話をしている相手はついついプライベートなことまで話してしまいがちですが、相手は一線を引いているということを常に頭に入れておきましょう。
⑥忙しい
一線を引く人は学校や職場の同僚などから「今度の休み一緒に食事にでも行きませんか?」と誘われた時、相手の気分が悪くならないように断りたいと考えるため「できれば一緒に行きたかったんだけれど、しばらく仕事が忙しくて」と言ったようにスケジュールがいっぱいだから行けない、忙しぶる特徴を持っています。しかし実際は本当に忙しいのかどうか、定かはありません。
一線を引く人の6つの心理
一線を引く男性や女性は普段一体どんな心理状態を持っているのでしょうか?彼らが共通してもつ、一線を引く人の6つの心理をご紹介します。
①人に興味がない
一線を引く男性や女性はあまり他人に興味がないため一人でいることに抵抗がありません。集団でいると自分のやりたいタイミングでしたいことができないだけでなく、なんとなく充実しした時間を過ごせているような感じがするだけで、実際は無駄に時間が流れていることが多いと感じる心理を持っています。
②面倒くさい
一線を引く男性や女性は、人と接する時間が少なければ少ないほど喧嘩や争いごとにが起きにくいという心理を持っています。しかし一線を引く人はノリが悪いわけではないので、実際に会ってしまえば意外と気さくな雰囲気を持っています。「偶然会うのはいいけれど、後日約束して会うのは面倒くさい」そんなふうに考えているのです。
③他人を信用できない
一線を引く男性や女性は他人を信用していません。もっと細かく言えば、一線を引く人は他人を信用しないのではなく、信用することができない心理を持っています。
世の中には悪い人ばかりがいるわけではないと分かっているけれども、自分のことしか考えていない人や、自分の家族さえ良ければいい、などと考えるタイプの人間を毛嫌いし、嫌な人に出会う可能性があるのであれば最初から人を信用しないで一線を引く方が楽だと思っています。
④傷つきたくない
一線を引くタイプの男性や女性は過去に何らかのトラウマを経験した可能性があります。人はいざとなったら裏切る生き物だという心理を持っているため、これ以上傷つかないために一線を引くようになったはずです。
⑤思い込みが激しい
一線を引く人は、最初は人が信じられなくなったことがきっかけで一線を引き始めるようになったと思いますが、しばらくする内に「自分なんていない方がいい」と激しく思い込むようになっていく心理を持っています。自分から一線を引いているはずなのに、相手の腹の中が気になってしまうことがあります。
⑥自分に自信がない
他人を信じることができず一線を引き続けていると、自分に自信がなくなってしまうという兆候・心理を持ち始めます。それもそのはず、他人と深く関わることを避け続けていることで褒めてもらうことが少なくなり、気が付いた時には自信がなくなってしまうのです。
一線を引く人の理由とその効果①職場編4選!
一線を引く人はなぜそのような行動に出るのでしょうか?そもそも一線を引くとどんな効果があるのでしょうか?職場で一線を引くと受けられる効果・メリットをご紹介します。
①見切りをつけるため
会社勤めしたことがあるなら経験されている人が多いと思いますが、会社とプライベートの人間関係は一線引く方が多くの効果・メリットがあります。休日に仕事の人間と会って遊んでもストレスが解消されたり疲れが取れるという稀なタイプも存在しますが、多くの人間は職場の人間と一線を引いて平日と休日の見切りを付けることが大切です。
この境をあやふやにしてしまうといつか倒れてしまうほど、ストレスや疲れを溜めて込んでしまうかもしれません。
②被害を抑えるため
団塊の世代のサラリーマンは仕事帰りに一杯飲みに行くことが当たり前でしたが、現代人は会社帰りに「軽く飲みに行こうよ」と誘いを受けることがストレスになっています。1分でも早く自宅に帰りたいのに、誘いを断れず飲みに行ってしまうと、3000円から4000円のお金がなくなってしまう上に、ストレスまで溜まる始末。お金はなくなるし、休む時間が減るしで、踏んだり蹴ったりの状況なのです。
飲みのお誘いの被害を最小限に抑えるためには普段から職場では一線を引いておくことが効果的です。
③会社での人付き合いにメリットを感じない
仕事を上手くいかせるためには人脈を広げることが重要などと言っていた時代がありましたが、最近は会社での人付き合いにメリットを感じなくなっている人が増えています。社長同士が知り合いになるなら話は別ですが、いちサラリーマンが会社で人脈を広げたところで昇進することなんて滅多にないのです。一線を引いてストレスを軽減した付き合いをする方が人生を楽しむ上で効果的です。
④家族の巻きこみを回避
現代人は昔の人よりも家族の時間を大切にするようになりました。休みの日に同僚の家族同士でバーベキュー何て聞こえがいいかもしれませんが、実際はお互い気を使うだけで、結局は家族を巻き込んでいることになってしまうのです。家族水入らず、休日くらいは一線を引いて思いっきり楽しむ方が効果・メリットが多いでしょう。
一線を引く人の理由とその効果②恋愛編3選!
常日頃から一線を引いてしまう人たちは普段どんな恋愛をするのでしょうか?彼らの恋愛パターンを3つを紹介します。
①相手との関係に不安がある
一線を引く人は誰かを好きになったり、恋愛したとしてもすぐに相手を完全に信用しようとしません。好意はあるもののしばらくの間は二人の関係・恋愛がうまくいくのかどうか不安を持ち続けます。
②相手に対する不満
一線を引く人は恋をした相手に対して不満を持つ傾向があります。普通の人より細かいところが気になってしまうため、恋人に対し満足を得ることが簡単ではありません。
③相手を見つめなおすため
一線を引く人は、次第に上手くいかなくなってしまった恋愛・恋人に対して相手を見つめなおすためにしばらく距離を取ることがあります。一線を引く人と恋愛をうまく成就させるためにはこの期間が大変重要なので、恋人がこの期間・ゾーンに入ってしまった場合、相手を焦らずゆっくりと待つのが吉と出るでしょう。
一線を引く人の理由とその効果③人間関係編4選!
人との関わりを深く持ちたくないと考える一線を引く人は学校や職場で周囲の人達と一体どんな人間関係を築いているのでしょうか?4つの特徴をご紹介します。
①相手に対する優越感
一線を引く人は相手に対して自分の方が上回っているかどうか無意識のうちに判断する癖がついています。優越感があればあるほど心は開きやすくなり、警戒心は弱まります。
②相手に対する劣等感
一線を引く人は常に周囲を冷静な目でジャッジしているため、自分より優れている人を見つけやすく劣等感を抱きやすい性質を持っています。一度劣等感を抱いてしまった相手に対して、心を開くのが苦手で距離を縮めることができません。
③関わりたくない
人と人との関係は深く関わって初めて相手の本質が見えてきたりするものです。しかし一線を引く人は世の中に良い人がいるということはわかっていても「面倒くさい」「関わりたくない」という気持ちが前面に出てしまい、人間関係を構築しようとしません。
④価値観の違い
人と人は価値観が違うからこそお互いを認め合うことが大切なのですが、一線を引く人は相手が自分と価値観が違うと分かると、頑なに距離を詰めようとしません。人が信用できなくなった過去のトラウマが影響し、自分からは人間関係を築こうとしないのです。
一線を引くための方法3選!
あまりに多くの人に対し一線を引き続けてしまうとデメリットも出てきてしまいますが、日常生活の中ではある程度一線を引いておいた方がうまくいくことも多々あります。一線を引きたいと思った時にどう行動すればいいのか、3つの方法をご紹介します。
①忙しいイメージを植え付ける
後から相手にとやかく言われたり、自分だけ仲間外れにされないためには一線を引くというテクニックを身に着けておくことが大切です。誘われた時は馬鹿正直に答えるのではなく「最近忙しいからなかなか参加できない」と言ったようにオブラートに包んで返答しておくことが重要です。
実際に忙しくない時でも、とっさの質問に対して「今週は忙しくて」と言ったように答えるイメージを持っておきましょう。相手に忙しいイメージを植え付けられれば、一線を引ひいているということを悟られずにうまく人間関係をキープすることができます。
②趣味の話を極力控える
私はヨガが好き、映画を見るのが好き、海外旅行に行くのが好き、食べ物はパンが好き…と言ったように趣味の話をしてしまうと同じ趣味の人間から誘いを受けるようになってしまいます。相手との共通点をできるだけなくせば、自然と一線を引くことができるでしょう。
③育児や家庭優先を理由にする
気が乗らない相手から誘いを受けてしまった時は、「育児や家庭の用事があって参加することができない」と断るのがおすすめです。そうすれば「この人は家族を大事にしている人」というイメージを持ってもらえるので一線を引いていることに気が付かれないでしょう。
上手に一線を引くための2つのコツ!
上手に一線を引くためには実は2つのコツがあるんです。身につけておくと人間関係がとっても楽になるので、是非覚えておいてみてください。
①もう一人の自分を演じる
人間関係というものは、そもそも、馬鹿素直にそのままの自分を出してしまうと、上手くいかなくなってしまうものです。一線を引きながら、自分とは違うキャラクターを作り出し、気が乗らない相手にはもう一人の自分を演じながら接すると、とても気が楽になります。
②ある程度の様子は伺う
こちらが一線を引きたいと考えていても、それが成功するかどうかは相手次第なところがあります。こちらの行動に対して相手が納得しているかどうかある程度の様子を伺いながら、自分の行動の振り幅を少しずつ増やしていくと人間関係がスムーズになります。
適度に一線を引いてプライベートを大切にしよう!
一線を引くことはあまり良いことではないと思われた時代もありましたが、適度に一線を引いてプライベートを大切にしながら生きていきたいと思う若者は増えています。人生を安定させるためには一線を退くという方法を覚えて、程よい人間関係をキープし楽しんでしまいましょう!