二面性がある人の心理や特徴18選！魅力や上手な付き合い方も！

もしかしたら、私は二面性があるかもしれない。そう考えた事はないでしょうか。自分で二面性があると診断をした人もいるかもしれません。家で一人で過ごすときと、外で人と関わるときでは性格が大きく異なる人も少なくないはずです。

これから二面性がある人の心理について紹介し、最後には二面性の診断テストも用意しました。あなたは二面性のある人かない人か、この記事を読んで判断してみてください。

誰しもが表の顔と裏の顔を使い分けていると思います。自分の家族や親しい知人と会話をするときと、会社の上司と話をするときでは表情も態度も異なるでしょう。社会のマナーとしても、相手によって態度を変える事はよしとされています。

とても気分がいいときと、落ち込んでいるときでも人との関わり方は変わります。気分がいいときにあなたにあった人は、あなたの事を明るくて素晴らしい人だと思うでしょう。落ち込んでいるときに出会った人は、あなたの事をナイーブでネガティブな人間だと感じるかもしれません。

人は常に同じ状態ではいられません。人間であれば誰しもが自分の中に相反する二つの性質を持っていてもおかしくないでしょう。

二面性があるのかもしれない、と悩んでいる方は二面性の診断を行ってみましょう。

二面性のある人と間違えられやすいのが、二重人格の人です。二重人格は人格障害の一種で、一人の人間の中に異なる人格があらわれた状態を示します。解離性同一性障害とよばれる事もあります。

二重人格のある人は、一人の人間の体を二人、もしくは複数人で間借りしている状態です。そのため、別の人格になっている間の記憶は、元に戻ったときには覚えていない事が多いです。

二面性のある人は、人格は一人だけです。そのため、二重人格のように記憶はなくなりません。二重人格（解離性同一性障害）だと感じる人は、医師の診断を受ける事をおすすめします。

二面性がある人は、表と裏がはっきりとしている特徴があります。意図的に表と裏をはっきりと使い分けている二面性のある人もいれば、無意識に表と裏を使い分けている二面性のある人もいます。

表と裏を上手に使い分ける事ができる人は、周囲に溶け込みやすくよい人間関係を築く事ができるでしょう。逆に裏と表の使い分けが上手にできない人は、性格が悪いと周りの人間に誤解を与える可能性があります。

二面性のある人はない人に比べると、保守的だといえるでしょう。周囲の人から嫌われたくない、敵を作りたくないという心理から、本来の自分とは異なる自分を演じる事があります。自分の元々の性格とは異なる言動や行動をする事によって、周囲を味方につけるようにしています。

二面性のある人は性格を使い分けている人なので、柔軟に物事に取り組む事ができます。職場や学校など周囲の環境が変化をしても、順応する事はたやすいでしょう。高い順応性をもっている事は、二面性がある人の特徴の一つです。

人と上手に付き合うために、二面性のある人は人前では自分の魅力を最大限に見せようとする特徴があります。そのため、仲のいい人や家族に見せている姿よりも、いい子ぶる事があるでしょう。性格が異なるように見えるほど言動が変わるので、「いい子ぶっている」と悪口を言われる可能性があります。

いつも微笑んでいるような穏やかな人を怒らせると、全く別人のように怖くなります。普段と異なる二面性に驚く人も多いのではないでしょうか。普段は優しいけれどキレると本気で怖い人も、二面性のある人の特徴でしょう。

二面性のある人は周囲の人から嫌われたくないと感じ、八方美人に振る舞う人がいます。どこでも誰にでも好ましい言動ができる人は、世渡り上手の二面性がある人の特徴でしょう。

好かれたい人には相手が望むような言動をし、そうではない人には冷たい態度をとる人がいます。誰でも人によって態度が異なるものですが、二面性のある人は普通の人よりもその傾向が強い事が特徴です。

二面性のある人は、笑顔でいたのに急に怒ったり、悲しんでいたのに急に上機嫌になったりします。気持ちがころころと切り替わる言動は、周囲を驚かせるでしょう。

二面性のある人は表では笑顔で誰の悪口も言いませんが、裏では激しい陰口を言う事があります。周囲から見ると親しくしている友人を悪く言うので、不思議に思われる人も多いでしょう。裏で陰口を言うのは男女ともにありますが、このタイプの二面性のある人は女性に多いです。

見た目はおしとやかですが、実は口が悪いなど言動にギャップがある人も二面性がある人でしょう。男性であれば男らしい見た目に反して、甘いものが好きで気が優しいという人も同様です。本人にその気がなくても、周囲からすると見た目と性格とのギャップによって、二面性を感じてしまいます。

二面性のある人は周囲の人と上手に付き合っている事に自信があります。人によって言動を変えながら世渡りをしている自分が好きなので、自分の能力を過信する傾向があります。そのため、どこに行っても良好な人間関係を築けると信じています。

オンとオフの差があるのも、二面性のある人の性格の特徴です。仕事のときと休日のときに大きく差が出る人が多いでしょう。二面性のない人もオンオフの差は多少はありますが、二面性のある人はその傾向が顕著でしょう。

外で働いているときはしっかりとしていても、家に帰ると幼児のように妻に甘える男性や、職場では真面目に働いていても、私生活や家ではだらだらと過ごす女性もいます。オンとオフの差が激しければ激しいほど、周囲の人から二面性があると思われます。

誰からも嫌われたくないという心理が強い人は、嫌われないための方法として本来の性格よりもいい人を装う事があります。このタイプの二面性がある人は、自分の二面性を自覚している人と、無自覚で行っている人がいるでしょう。嫌われたくないという心理が強ければ強いほどに、二面性の傾向も強くなります。

好んでトラブルに巻き込まれたい、という人は少ないでしょう。二面性のある人はトラブルを避けたい心理が普通の人よりも強く、トラブルを避けるために周囲に合わせるような言動をします。

二面性のある人は損得で物事を考える特徴があります。関わると得だと感じる人や仕事は熱心に取り組み、損だと感じる人や仕事からは遠ざかるでしょう。損得で物事を考えて行動をすると、やる事とやらない事がはっきりと分かれます。

損得勘定で物事を判断して、行動する人は周囲の人から二面性があると感じられます。

社会で生きていると自分よりも立場が上の人はたくさんいます。二面性がある人で、権力者の発言に何も逆らう事ができないという心理をもつ人がいます。このタイプの二面性のある人は、権力者に気に入られる自分を好ましく思っています。

権力者に取り入るような言動で、社会では上手く生き残る事ができます。権力者に取り入る手段を、出世のための方法として使う人もいるでしょう。

自分に十分な自信をもつ事ができないと、本当の自分を他人に知られたくない心理が働きます。本当の自分の性格とは異なる言動をする事によって、自分の身を守っています。浅く広い人間関係を好み、トラブルになるような付き合い方はしません。本当の自分を出す場所や方法を知らないと、だんだんと苦しくなってしまうタイプでしょう。

二面性がある事に対してネガティブなイメージではなく、ポジティブに感じる人がいます。二面性を好む人は、人や場所によって言動や付き合いの方法を変える自分が好きです。複雑な自分の性格は周囲の人とは異なっている、と内心誇らしく思っています。

二面性のある人は、どこでも誰とでも仲良く付き合う方法を知っています。そのため初対面の人でも話をうまく合わせる事ができるでしょう。どこへ連れて行っても笑顔で振る舞う二面性のある人は、周囲の人から魅力的に見えるでしょう。

しっかりしている人が自分の前では抜けている、などのギャップを魅力に感じる人は多いでしょう。ドラマや漫画の世界にもギャップをもつ魅力ある登場人物が多く存在します。二面性のある人のギャップの魅力に気が付いた人は、普通の人では満足できなくなるかもしれません。

表と裏で言動や人との付き合い方を変える事は、やってみようと試みても普通の人には難しいでしょう。それだけ複雑な事ができる二面性のある人は、高い柔軟性があります。

柔軟性が高いと新しい環境への適応力があったり、気難しい人とも良好な付き合いができるでしょう。社会を生きていく上では高い柔軟性は魅力の一つです。

家族や恋人、親しい知人にしか見せない一面は、とても価値が高いものです。自分にだけ見せてくれる顔というのは、特別感からより魅力的に見えるでしょう。

二面性がある人といい付き合いをする方法は、まずは相手の二面性を理解する必要があります。どんなときにどういった振る舞いをするのかを理解していれば、魅力を感じながら上手に対応する事ができるでしょう。

十分に相手を理解した上で、付き合いの継続が困難だと感じた場合には、その対象の人との付き合いをやめる事もいい方法です。

二面性のある人に振り回されているけれど、同じ職場や近所だから離れられないという人がいるでしょう。もしくは、二面性のある人の魅力にはまってしまって、困っているけれど離れたくない人もいるでしょう。

二面性のある人から離れられない人は、相手に応じた対策を立てるといいでしょう。まずは相手の困る言動や態度について考えます。そのときにどうすればいいのかを具体的に考える事がよい付き合いができる方法です。

例えば、仲良くしているのに裏で陰口を言われる場合は、普段は当たり障りなく挨拶程度の付き合いをして、陰口はそういう人だと理解して諦める、などです。具体的な相手の行動とその場合の自分の行動を考える事で、実際に困った場面でもさっと行動できるでしょう。

二面性のある人との付き合いをやめたい、という心理がある人は、対象の人から距離を置く方法をおすすめします。自分から積極的には話しかけない、遊びや食事に誘われれば断る、などの行為を繰り返していれば、自然と距離を置く事ができるでしょう。

距離を置くと決めてから急に相手を無視するという方法は、あなたの評判を傷つける恐れがあるのでやめましょう。

以下の質問に当てはまれば当てはまるほど、二面性がある可能性が高くなります。
 

• 八方美人である。
• 会話のときには聞き役が多い。
• 上司や目上の人が大好き。
• 周囲からどう思われているのかが気になる。
• 陰口を言ってしまう事が多い。
• 人付き合いでも損得を考えてしまいがちである。
• 他人から好かれたい。
• いつでも愛想よく振る舞っている。
• 本当の自分を知られたくない。
• 普段は穏やかだが、怒るとすごく怖いと言われる。
• 家の中と外では過ごし方が全然違う。

二面性があると自覚している人や、上記の診断でたくさんの項目に該当した方は、まずは人によって態度を変える事をやめるようにしましょう。

人付き合いで損得勘定が働く心理をもっていたり、上司や目上の人ばかりに関心が向いてしまったりする人は、人によって態度を変えてしまう事が多いでしょう。そのため、人によって態度を変えないように意識する方法で、二面性のある人から卒業できる可能性があります。

上記の診断でたくさんの項目に該当してしまった人の中には、周囲の人を利用してしまう二面性のある人がいるでしょう。利用されている人もそれを見ている人もいい気持ちはしませんので、すぐにやめるようにしましょう。

二面性の診断の項目にもありましたが、損得勘定で人と付き合う人は二面性がある場合が多いでしょう。二面性のある人を卒業したいのであれば、純粋な人付き合いをする必要があります。

相手の肩書を考えて付き合ってしまうと、どうしても損得勘定による人付き合いになります。あなたが人と付き合うときに、一番大切にしなければならないのは自分の感情です。一緒に居て「楽しいな」「落ち着くな」「幸せだな」など、ポジティブな感情になれる人と一緒にいるようにしましょう。

二面性がある人は損得勘定で人と付き合いをしたり、相手によって態度を変えたりネガティブなイメージがあります。しかし、普通の人にはない高い柔軟性やギャップなどの魅力をもっています。コミュニケーション能力も高いため、上手に人付き合いをする事ができるでしょう。

本記事の二面性診断の項目にたくさん該当した方も、いい意味で魅力あふれる二面性のある人になるようにしてください。診断には該当しなかった方も、誰しもが二面性の要素を多少もっています。悪い意味で二面性のある人になりたくないのであれば、日常生活での言動を気を付けてみてください。

何かと嫌われてしまいがちな二面性のある人ですが、ギャップや高い柔軟性、優れたコミュニケーション能力は、社会を生きる上で強い武器になるでしょう。