もう一人の自分がいるのは病気?上手な付き合い方や作り方も紹介!
自分という人間がもう一人いるように感じるのはなぜでしょう?もう一人の自分がいるのは、うつ病疾患や病気ですか?いいえ、誰でももう一人の自分という存在を持っています。もう一人の自分との上手な付き合い方や作り方を知り、人生を楽しく過ごす技を提案します。
目次
『もう一人の自分』は3種類ある!
自分は一人だけだと思っていたら、実はもう一人の自分がいるということをご存知ですか?ドッペルベンガーのような幻覚のような疾患がよく知られていますが、自分の意識が分離していまう精神疾患である「分離意識」や、こうであると思い込んでいる誰にでもある「潜在意識」、そして「潜在意識」にあらがって、もう一人の自分を作ろうとする「幸せになろうとする自分」の3つのもう一人の自分がいることについて考えていきたいと思います。
もう一人の自分がいるということは、決して病気やうつ病や疾患ではありません。もう一人の自分はどのような心の在り方なのかを知っておくと、もう一人の自分になることでもっと幸せになることができるようになりますよ。
精神疾患である『分離意識』
うつ病に代表されるような精神疾患である心の病気の特徴は、
- 自分が何人もいるような感覚
- 自分の中に両極端な人格や行動が現れる
- 一人の人格として統合できていない
誰にでもいる『潜在意識』
「潜在意識」とは誰にでもあるもう一つの心(精神)のことをいいます。
- 痩せようと努力しているのに食べてしまったりする
- 試験だから勉強しなくちゃいけないと思っているのにゲームしてしまう
これが誰にでもいる「潜在意識」であり、もう一人の自分を感じることになるのです。
自分で作る『幸せになろうとする自分』
もう一人の自分になるために「幸せになろうとする自分」を自覚し、その作り方を知ることが必要です。幸せの作り方はまず自覚することから始まります。幸せになるために、自分で考えて行動することがまず第一歩になるのです。ここでは幸せになろうとする自分の作り方もお伝えしていきます。
もう一人の自分①『分離意識』を解決するには?
もう一人の自分の一つに「分離意識」があります。もう一人の自分としての分離意識とは何でしょうか?もう一人の自分としての分離意識の解決方法などをお伝えしていきましょう。
分離意識とは
もう一人の自分としての精神の分離意識とは、自分が受け入れられないと思ったことを無意識に抑圧する状態のことを言います。
- 不本意なのに理不尽なことを受け入れなければならない
- 本当はもう疲れていて働けないのに成果を出すために働かなければならない
あまりに抑圧し続けると、その結果、両極性障害、躁うつ病、多重人格、ヒステリー、分裂症などの精神疾患の病気を生み出すこともあるのです。
分離意識はどうして生まれるの?
もう一人の自分としての分離意識はどうして生まれてしまうのでしょうか?それは強い感情の抑圧と自己否定が要因となって、潜在意識の中にもう一人の自分を作り出してしまうのです。そうしないと、辛くて生きていけなくなるので別のもう一人の自分を作り出すことで逃れようとしているのです。しかしながら、あまりに抑圧してしまうとその結果、
- 本当は明るくないのに無理して笑っていた人が突然無表情になる。
- 仕事に生きがいを見出し頑張って働いていたのに、ある日突然出社できなくなる。
分離意識を解決する方法は?
うつ病のような精神的な病気になってしまった時、もう一人の自分としての心の分離意識を解決する方法があるのでしょうか?
まず抑圧下に作られたもう一人の自分を認め、もう一人の自分の存在を認めることです。
本当の自分はみんなでワイワイ騒いでいるよりも一人で静かに過ごしたいのかもしれない。
仕事もバリキャリではなく、命令を聞いている方が楽なのかもしれない。
そんな自分を認めてみることから始めてみませんか?うつ病は本当の気持ちを抑圧していることが深く関わっている場合が多いのです。
もう一人の自分②『潜在意識』との上手な付き合い方は?
もう一人の自分には「潜在意識」というものがあります。もう一人の自分としての潜在意識とは一体どういうもので、どういう役割を果たしているのでしょうか?もう一人の自分としての潜在意識との付き合い方を見ていきましょう。
潜在意識とは
もう一人の自分としての潜在意識とは、自分の中にあるもう一つの心のことを言います。自分で楽しそうだからこれをしようと決めても、なんとなく怖いからやめた方がいいかもと思ってブレーキをかけるのはこの潜在意識という心のせいなのです。やってみたいけれど、怖いからやめてしまう。ダイエットしようと思ってもどうせ失敗するからと諦めてしまうというのも潜在意識がもう一人の自分を支配しているからなのです。
潜在意識の役割とは
もう一人の自分としての潜在意識の役割は現状を維持することです。人類の歴史は常に危険との闘いでした。危険はともすると死につながりかねない場合もあったのです。そんな記憶も潜在意識に残っていて、危険=死という意識があり、出来るだけ、「現状=安全」な状態にいるようにさせるのが、もう一人の自分としての潜在意識の役割なのです。
潜在意識と上手に付き合う方法は?
そんな潜在意識は新しいことをやろうとする時にストップをかけてしまうことがあります。
何か面白そうな会合があっても、なかなか参加できない。
本当は転職したいのに仕事を失ったら路頭に迷うから今の職場で我慢しよう。
このようなことは潜在意識が「現状=安全」を維持させようと働いているからなのです。
そんな潜在意識とうまく付き合う方法は、新しい自分に少しづつ慣らしていくことです。
例えば、ダイエットを始めようとした時に、いきなり腹筋を50回やるのではなく、1日目は10回、2日目は20回というようにゆっくりと新しいことに慣らしていくと潜在意識が受け入れてくれるようになってきます。このようにもう一人の自分としての潜在意識とうまく付き合っていくと良いのです。
もう一人の自分③『幸せになろうとする自分』の作り方は?
もう一人の自分には、幸せになろうという自分があります。幸せになるためにはどうしたらいいのでしょうか?幸せになろうとするもう一人の自分の作り方をお伝えいたします。
『幸せになろうとする自分』を作ろう!
もう一人の自分になるためには幸せになろうという気持ちを許し、幸せになろうとする自分を作ることが大切です。私たち人間は、一つの性格だけを持っているのではなく、いい自分や悪い自分があって、環境や状況にによって適したもう一人の自分を出しています。しかしながら、その時々に出てくる自分というものは、すべて自分の思う通りの自分ではないこともあるかもしれません。自分の本当の気持ちに蓋をし続けて、うつ病や様々な病気になってしまう場合もあります。そんな時、幸せになろうというもう一人の自分を作ってみてください。
『幸せになろうとする自分』の作り方
幸せになろうとするもう一人の自分はどのように作っていけば良いのでしょうか?鏡に向かって、もう一人の自分の顔を見ながら、「幸せになろう」「幸せになる」「幸せに暮らす」「今がとても幸せ」など幸せという言葉を使って、鏡の中のもう一人の自分に向かって話しかけてみてください。幸せになろうと宣言すると、次に幸せなもう一人の自分になるためにはどのように行動したら良いのかについて考えるようになります。そして、幸せになるために行動してみてください。今の自分から、幸せなもう一人の自分が生まれるはずです。
無意識下の自分を知って上手に付き合おう!
人には、もう一人の自分の3つのタイプがあります。自分の気持ちを強く抑圧してしまうことで生まれる「分離意識」、こうであると思い込んでいる「潜在意識」、そしてその「潜在意識」に抵抗して幸せなもう一人の自分になろうとすること。
生きているとたくさんの不条理な出来事に遭遇することもあります。その気持ちを抑圧し続けると人間の心や病んでいきます。そんな時に無意識下にある自分のことを知って、幸せになろうとするもう一人の自分を作ることができれば、楽に生き抜くことができます。
もしも、今、辛いことがあって心に悩みを感じることがあるときには、ぜひ幸せになろうとするもう一人の自分を作ってみてください。もう一人の自分に求められる意識は、幸せが何かわかり、幸せをきちんと感じ、不幸を避け、人生を楽しむ能力です。これを機に、もう一人の自分の生き方を考えてみてはいかがでしょうか?