「気に障る」の意味・使い方・類語は？気に障る行動＆態度や対処法も！

「気に障る」とは感情を害するような不愉快な思いになることを意味しています。ネガティブな意味合いの強い言葉ですが、今回はこの「気に障る」について意味や類語、正しい使い方についてなどをご紹介します。

気に障る人へのおすすめの対処法についてもご紹介しますので、身近に気に障る人がいる人は必見です。

「気に障る」の読み方は「きにさわる」です。読み方から「気に触る」と間違える人がいますが、「障る」が正しいので間違えないようにしましょう。

「気に障る」には、「不快な気持ちを抱く」や「感情を害する」という意味があります。ネガティブな印象が強く、多少高圧的な意味がある言葉です。

「不快な気持ちを抱く」という意味を持つ「気に障る」には、似たような意味を持つ類語があります。たくさんある類語の中でもよく使われる類語を3つご紹介します。

・気を悪くする
・不愉快になる
・機嫌を損ねる

どの類語も、「気分を損ねる」といった意味を持っているので「気に障る」の類語だと言えます。

「気に障る」の使い方として、怒っている人に対して使うことが多いです。自分の行動や態度が原因で相手を怒らせてしまった際に、「気に障ることをしましたか？」という使い方をすることが出来ます。

意味や使い方について知ったところで、次に「気に障る」の使い方をより理解するため例文を3つご紹介します。

・いつも反対するあの人の態度は気に障る。
・気に障るようなことをした覚えはない。
・気に障ることがあれば、なんでも言ってください。

この例文のような使い方をすれば、間違った言葉の使い方はしないので例文を参考にして正しい使い方をしましょう。

日本語で気分を害することを「気に障る」と言いますが、中国語では「恼人的」と言います。「気に障る」の中国語での使い方も例文でご紹介しますのでご覧ください。

・这样做招着谁了：このようにして誰に気に障ることをしたのか。
・如有开罪之处，请原谅：気に障るところがございましたら、お許しください。
・我没惹你，你别扫搭我：あなたの気に障るようなことをしていないのだから、私を横目で見るのはやめてください。

中国語の例文を3つご紹介しましたが、中国語以外にも「気に障る」と同じ意味を持つ言葉がありますので調べてみるとより知識が広がりますね。

同僚なのに言い方が上から目線な人は、気に障る人だと言われます。相手のことを必要以上に意識しているからこその行動だとされていますが、中には無意識のうちに人を見下す態度を取ってしまう人もいます。

ストレートに文句を言うのではなく、遠まわしに皮肉や嫌味を言う人は嫌ですよね。言われた人にとってはとても意地悪な言い方に聞こえるので、気に障る人は嫌われることが多いのだと言えます。

相手や自分の立場などは関係なく、誰に対しても攻撃的なのも気に障る人の特徴です。上から目線な言い方や態度など、常に刺のある言い方をしてしまうので攻撃性が強いように見えるのです。

自信過剰な人の行動や態度も、気に障ることがあります。自分に自信があるからこそ、説教口調になり上から目線の言い方になってしまうのです。そしてこのタイプの人は、自己中心的で自分が正しいと思っているので人の意見は聞きません。

自信過剰と正反対である自信のない人も、おどおどした態度や行動が気に障ることがあります。自信がない人だから仕方ないとも言えますが、「ハッキリすればいいのに」と周囲は見ていてイライラするようです。

本当は自分が悪いのに、全て人のせいにする人は典型的な気に障る人です。このタイプの人は、気に障るだけでなく責任感もないので上司や部下から信頼されることが難しいです。

本当に細かいミスをいつも指摘する人に困った経験がある人は多いのではないでしょうか。このような人は、自分のミスは棚に上げて人の粗探しばかりしているので細かいミスに気づくのだと言えます。

空気が読めない人は、話の流れを考えず急に迷惑な話をすることがあります。その行動に対して周りが呆れていても、その様子が読めずそのまま話を続けるので気に障るのです。

いつも周りに人がいて、ちやほやされているような人は他人に対しての思いやりが欠けていることが多く気に障る行動を取ることが多いです。人の悲しみや痛みが分からないので、そういったわがままな行動になってしまうのです。

気に障る人への対処法として、「相手と同じ土俵に立たない」という対処法があります。ひとつ上の視点の言い方をすることで、無駄な衝突を避けることが出来ます。

こちらが反応と相手のペースに乗ってしまうので、気に障る人との会話は最低限にするのも対処法です。相手の内心は面白くないでしょうが、しばらくすれば相手にされなくなるので避けることが出来ます。

気に障るような態度や言い方をする人は、全てではありませんがほとんどが可哀想な人です。そう思うことで、優しく接することが出来るだけでなく諦めがつくので少し気持ちが楽になります。

相手が言ってきたことに対して、冷たい態度で対応するのも良い対処法です。この対処法のコツとしては、相手を自分よりも立場が下だと思わせるように上から目線で端的な言い方をすることです。

かなり高等技術が必要な対処法ですが、相手の毒舌に対してこちらも笑顔で毒舌を返すことが対処法としてあります。毒舌を返す時に笑顔を忘れてしまうと、喧嘩になる可能性もあるので鏡の前で何度か練習をしてから実行してください。

上司など、気に障る人が苦手な人を味方につけることは最も楽で確実な対処法です。同僚を味方につける場合、相手が構えてより言い方や態度がキツくなる可能性もあるので注意が必要です。

かなり卓越した考え方になりますが、これは自分が成長するための試練だと思い修行のつもりで対応する対処法があります。この修行に耐えたあなたは、必ず大きな成長を遂げるでしょう。

この対処法は、一見簡単そうに見えて意外と難しい方法です。相手はあなたに対して気に障る態度ばかり取るので、良いところが見つけにくい状態なのです。そこを頑張って相手の良いところを見つけて褒めることで、相手の態度が良い方向に変わるかもしれません。

気に障る人とあえて仲良くする必要はありませんが、共通の敵を作ることで相手のことを理解出来るようになる可能性があります。しかし上司に告げ口をされる可能性もあるので、状況を見て行動してください。

気に障る態度や言い方ばかりする人の相手は、精神的にかなり疲れてしまいます。そのため時には休息をとり、ストレスを適度に発散することが大切です。

上から目線の言い方をされると気に障るように、まずは自分の発言や行動が上から目線にならないよう気をつけましょう。自分では気づきにくいことなので、友達に時々確認してもらうと分かりやすいです。

気に障る人は自分のことだけで人の話は聞かないことが多いです。そのため気に障る人にならないためには、人の意見をよく聞くということが大切です。

自分の行動や態度が原因でミスをしたならば、人のせいにはせず反省するようにしましょう。人のせいにせずにしっかりと反省することで、「反省出来る人だ」と周囲から好印象を得られることもあります。

自意識過剰までは行き過ぎですが、適度に自信を持つことも大切です。相手の話に耳を傾けつつも、自分の行動に自信を持てば自然と周囲からも信頼される人になります。

必要なことは言わなければいけませんが、基本的には他人に干渉し過ぎないようにしましょう。特に気に障る行動を取る人には、干渉しないことでトラブルを避けることが出来ます。

誰しもミスはするものなので、問題にならない程度のミスは受け流しましょう。ミスを指摘しなければならない場合には、「ここはこうした方がいいかもしれない」と上から目線にならないような言い方をすると良いでしょう。

皮肉や嫌味にならないよう、ミスを指摘する時には出来るだけストレートな言い方をしましょう。余計な一言は言わず、必要なことだけを伝えることで嫌味な印象にならなくなります。

嫉妬心があると、無意識のうちに相手より上になろうとしてそれが態度に表れることがあります。その態度が気に障ることがあるので、嫉妬心は持たず自分のペースを意識して行動するようにしましょう。

「気に障る」について、意味や使い方の例文などをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。とてもネガティブな意味がある言葉なので、あなた自身が人に対して気に障る行動をしていないか考えてみてください。