嫌なことばかり思い出す原因や克服法!嫌な記憶は消せるの?
嫌なことばかり思い出すことに悩むことはありませんか?不安や心配が募って、いつも嫌なことばかり思い出すようになっているなら、その原因を知って、克服方法を試してみませんか。嫌なことばかり思い出す状況を抜け出す方法を考えてみましょう。
目次
嫌なことがフラッシュバックする時ってありませんか?
一人でいたり、楽しい時間を過ごしていても、ふとフラッシュバックして嫌なことばかり思い出すことってありませんか?なぜ嫌なことばかり思い出すのでしょうか?その原因から見てみましょう。
嫌なことばかり思い出す4つの原因
嫌なことばかり思い出すことには、4つの原因があると言われています。1つずつ原因を考えてみましょう。
①ホルモンバランスの影響
女性に多くみられる嫌なことばかり思い出す傾向ですが、嫌なことばかり思い出して精神的に落ち込む原因の1つとして、妊娠や出産のホルモンバランスの影響が挙げられます。ホルモンのバランスが崩れることで、嫌なことばかり思い出すようになってしまうこともあるようです。
②家にこもりがち
いつも家にこもりがちで、外との接触が少ないことも、嫌なことばかり思い出す原因になります。家にこもっていると、どうしても自分のことだけに注意が向きやすくなり、自分中心に物事を考えるようになることが多々あります。そんな時は、フラッシュバックして嫌なことばかり思い出すことが多くなります。
③自分で嫌なことばかり考えている
自分の中で嫌なことばかり思い出すのは、自分が嫌なことばかり考える傾向があることも原因になります。考えることがマイナスイメージのことが多い人は、特に注意が必要です。マイナス要素から自然に嫌なことばかり思い出すようになるからです。
④本能的なもの
本能的なものも、嫌なことばかり思い出す原因になることがあります。自分の過去に起きた事柄を脳が覚えているので、それがフラッシュバックのように時折現れることがあるのです。
嫌なことばかり思い出す3つの心理
原因が分かったところで、次に考えたいのは嫌なことばかり思い出す心理です。どのような心理なのでしょうか?3つの心理を見てみましょう!
①解決していない感情がある
自分の中で解決せずにそのままになっている感情が、嫌なことばかり思い出す心理になることがあります。自分で納得していないので、「どうして?」と考え続ける心理が、嫌なことばかり思い出すことに繋がってしまうのです。
②嫌なことほど記憶が鮮明
人は失敗したことを鮮明に覚えていることが多くあります。自分の中でも恥ずかしかったこと、どうしてそんな間違いをしたのかという心理が強ければ強いほど、嫌なことの記憶が鮮明になっています。その心理から、時折フラッシュバックして嫌なことばかり思い出すのです。
③反芻思考による悪循環
心理学の「反芻(はんすう)」とは、「嫌な事が起こった原因と結果を考え続けること」とを指しています。反芻思考が始まり「なぜ嫌なことがあったのか」と考えると、次に「自分の弱さに原因があったのだ」と考え、さらに「どうして自分はそんなに弱いのか」と、悪循環の反芻思考が働きます。その心理から嫌なことばかり思い出すようになるのです。
嫌なことばかり思い出す理由をスピリチュアルな観点から分析!
スピリチュアルな面からも、嫌なことばかり思い出す理由を分析してみましょう。より嫌なことばかり思い出す理由がわかり、解決に向かうことができるようになります。
①学ぶことがある
嫌なことばかり思い出すスピリチュアル的な面は、嫌なことばかり思い出すことから学ぶことがあるということです。過去の嫌な記憶から学び、どうすべきだったのか自分で答えを知ることができるなら、嫌なことばかり思い出す回数が少なくなります。
②同調している
嫌なことばかり思い出すスピリチュアルな2番目の面は、過去の嫌な経験と、今の経験が同調していることです。過去の嫌なことばかり思い出すことによって、今の自分は気をつけなくてはいけないと自分に教えているのです。
③気付くべきことがある
気付くべきところがあるのも、嫌なことばかり思い出すことのスピリチュアル的な面です。嫌なことばかり思い出すことによって、過去の自分から成長することができます。過去の嫌なことばかり思い出す記憶の中の自分と、今の自分を比較してみると、決して同じ失敗をしたり、過ちを繰り返したりしないと、気付くべきことがたくさんあるはずです。
④自分が引き寄せている
過去の嫌なことばかり思い出すのは、今の自分に自信を持たせようと、自分が引き寄せているというスピリチュアル的な面もあります。無意識に過去の苦い記憶をフラッシュバックさせることで、その過ちを解決できる自分がいることを納得させるためかもしれません。
嫌なことばかり思い出すことによる4つの悪影響
嫌なことばかり思い出すことを上手に対処しないならば、悪影響になることがあります。4つの面を見てみましょう。
①眠れない
嫌なことばかり思い出すと夜眠れないこともあることでしょう。実際に嫌なことばかり思い出す人の多くは、夜眠れない状態になっていることが多々あるようです。あれこれと悪い記憶をたどっていくうちに、自分の中で嫌なことばかり思い出し、頭がさえて眠れない状態になるからです。眠れない状態が続くと、体調を壊す悪影響もあります。
②情緒不安定になりやすい
特に夜の時間帯は感情のコントロールが難しく、情緒不安定になりやすいと言われています。脳の機能が低下してしまうためです。夜に眠れない状態と同じですが、情緒不安定になって嫌なことばかり思い出すループにはまってしまい、不安や心配事が大きくなってしまうという悪影響も考えられます。
③仕事や学校に行きたくなくなる
嫌なことばかり思い出すループにはまってしまうと、仕事や学校でも「同じ嫌な状況が起きたらどうしよう」という気持ちになって、その気持ちに対処できなくなると、仕事や学校に行きたくなくなるという悪影響もあります。
④何かに依存してしまう
依存が始まるのも悪影響の1つです。仕事や学校に行ける、または眠れない状態から脱出できたとしても、依存できるものがなくなってしまった時は、初めよりもっと悪くなるからです。
嫌なことばかり思い出す状況の克服法10選!
嫌なことばかり思い出す克服方法はあります。多くの人が試して対処できるようになった方法を10選ご紹介します。
①ポジティブ思考に切り替える
嫌なことばかり思い出すことを克服したいのであれば、まずポジティブ思考に切り替える努力をすることです。常に嫌なことばかり思い出すとしても、そのことを「過去」と割り切る努力をしましょう。最初は難しいと思いますが、少しずつ対処できるようになってくるはずです。
②忙しく過ごす
嫌なことばかり思い出すヒマがないくらい、忙しく有意義な時間を過ごすのも、有効的な克服方法です。嫌なことばかり思い出すのは、自分の中で比較的余裕がある時ではないでしょうか?それで、頭の中を常に将来の楽しいこと、やるべきことに向けて忙しく過ごしているのであれば、嫌なことばかり思い出すフラッシュバックの回数が少なくなります。
③楽しい記憶を増やす
楽しい記憶を増やして、嫌なことばかり思い出すことを塗り消してしまうのも良い克服方法です。頭の中で整理ができれば、嫌なことばかり思い出すフラッシュバックも少なくなり、上手に消極的な感情を対処できるようになります。
④嫌な思い出を信頼できる人に聞いてもらう
人は、心の中に抱えているものを他人に話すだけでも、すっきりすることがあります。それでストレスとなる過去の嫌なことばかり思い出す記憶を、信頼できる人に聞いてもらう克服方法も、良い対処策になります。ただし、話しを聞いてもらう相手は、自分が心から信頼できる人に限ります。
⑤嫌なことに向き合ってみる
嫌なことばかり思い出すのであれば、それと本気で向き合ってみると克服できる場合もあります。漠然と嫌なことばかり思い出すのではなく、今の自分は何をすればよいのかと、学んでみるのです。
⑥気の紛れることをする
嫌なことばかり思い出すと気分も塞ぎがちになります。そんな時は、趣味をしたりして、気の紛れることをするのもいいですよ。嫌なことばかり思い出すことから抜け出せるかもしれません。
⑦自分に自信を持つ
自分に自信がないので、嫌なことばかり思い出すことがあります。昔の自分は失敗したかもしれませんが、今の自分は成長していることを確信して過ごすことができます。
⑧嫌なことを紙に書く
自分宛てに手紙を書いてみるのも、良い克服方法になります。整理して書き出すことで、脳の中の情報を正しい位置に戻し、客観的に判断できるようになるからです。
⑨理想の状況を思い描く
嫌なことばかり思い出すのであれば、それを理想の状況と置き換えてみましょう。嫌なことをする自分ではなく、理想の自分がわかることで、次には失敗することがないからです。
⑩体を動かす
体を動かすのも良い克服方法になります。自分の体力の範囲内で運動することで、気分がすっきりしますし、ネガティブ思考から抜け出すことができるかもしれません。
嫌なことばかり思い出して眠れない時の対処法2選!
どうしても嫌なことばかり思い出すことで、夜眠れない状態になっているのであれば、有効な対処法を試してみましょう。
①無理に眠ろうとしない
人の脳は眠ろうと努力することで、反対に頭が冴えてしまうことがあります。それで、眠ろうと努力をし続けないことも大切です。
②一度体を起こしてリラックスする
夜眠れないのであれば、一度ベッドから起き上がって、自分のリラックスできる環境に自分を置いてみるのもいいですよ。気持ちがリラックスできると、自然に眠りにつけるはずです。
嫌なことばかり思い出すのを繰り返すとうつや病気の原因にも!
あまりにも長期的に嫌なことばかり思い出すと、体調を崩し病気やうつになってしまうこともあります。嫌なことばかり思い出すことで、急に悲しくなったり、自分自身の対処法がわからないという状態は、病気やうつになる可能性もあるからです。自分で対処できないと思ったら、他の病気やうつになる前に、専門医を訪ねてみるのも良い対処方法です。自分で病気やうつがわからない時は、自分の信頼のおける人に率直に聞いてみると良いでしょう。
嫌なことばかり思い出すのを克服するのにおすすめの本3選!
体の病気やうつの可能性がある嫌なことばかり思い出すのを克服したいと考えている人におすすめの本をご紹介します!病気やうつになる前に、自分で嫌なことばかり思い出す気持ちをコントロールできるようになるかもしれません。
①イヤな気持ちを消す技術
過去の嫌なことばかり思い出すならば、その嫌なことばかり思い出す習慣を断ち切りましょう。嫌な気持ちを消すことが難しいこと、そして嫌な気持ちを消すためにできることが書かれています。
②「イヤな気持ち」を消す方法
恋愛や仕事、そして人間関係で嫌なことばかり思い出すスパイラルを断ち切る方法がまとめられています。嫌なことばかり思い出すパターンを知って、積極的な見方ができるようになりますよ。
③「しつこい怒り」が消えてなくなる本
過去の嫌なことが怒りに変わっている人も少なくありません。その気持ちをどうすればよい方向に向けることができるのか、その手助けが書かれている本です。
嫌なことばかり思い出す原因を突き止めて克服しよう!
長期間、嫌なことばかり思い出す状態でいると、病気になったり、うつになってしまう可能性もあります。原因を突き止めて、前向きに克服する努力をしてください!少しずつですが、ポジティブに考えられるようになってきますよ。