味噌の大さじ1は何グラム?カロリーや塩分・測り方・1人分の量も!
味噌を使ったお料理を作るときに分量の大さじ1とは何グラムなのでしょうか?分量を計量スプーンの大さじというものを使わずに測る方法や味噌のカロリーや歴史、塩分量や味噌が健康に良いのかについてお伝えいたします。味噌のことを知って健康に役立てましょう。
目次
味噌の大さじ1杯は何グラム?計量スプーンを使わずに測れるの?
味噌汁を作るときはほとんどの人が目分量で味噌を使用していると思いますが、味噌の大さじ1杯が何グラムなのかご存知ですか?レシピでよく見かける大さじ1杯とは一体何グラムなのでしょうか?実は計量スプーンを使わなくても測る方法があるのです。
味噌の大さじ1杯のグラムを紹介!
味噌の大さじ1杯とは、何グラムでしょうか?実は、これを覚えておくと料理でとても役立ちますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
大さじのグラムは調味料によって違う!
実は大さじ1杯のグラムは調味料によって変わります。味噌、醤油、みりんは18グラム、水、酒、お酢は15グラムです。
味噌の大さじ1杯は18グラム
味噌の大さじ1杯は18グラムです。水などに比べると3グラム多いということを覚えておくと便利です。
味噌の小さじ1杯は6グラム
味噌の小さじ1杯は6グラムです。計量スプーンが小さじしかない場合でも、このグラム数を覚えておけば、安心ですね。
味噌の測り方を紹介!計量スプーンを使わない方法も!
計量スプーンでいちいち測るのは面倒だし、計量スプーンを持っていないという場合もあるでしょう。ここでは、計量スプーンを使わないで味噌を測る方法を紹介します。
大さじと小さじを組み合わせて測る
たとえばレシピに味噌50グラムと書かれていた場合は、大さじと小さじを組み合わせて測りましょう。大さじ3杯だと54グラムになるので、目分量で少し減らせばオーケーです。大さじと小さじを組み合わせる場合は、大さじ2杯で36グラム、小さじ2杯で12グラムで少し足します。このように計量スプーンを使わずに、大さじを小さじをうまく組み合わせた測り方で測ってみましょう。
秤を使って測る
計量スプーンがない場合には、秤を使う方法もあります。測り方は簡単で、味噌を乗せるだけでグラム数がわかります。測る時に容器の重さを引いて考えるのをお忘れなく!
計量味噌マドラーを使って測る
計量味噌マドラーでも測ることができるので、とても便利です。大きい方が計量スプーンの大さじ1杯分、小さい方が小さじ1杯分にあたります。グラムで測らなくても、測り方は、2人分なら大きい方で味噌をそぎとって測れば、味噌汁をちょうどいい濃さで作ることができるという優れものです。
味噌に含まれる塩分量を種類別に紹介!
味噌で気をつけなければならないのは塩分量です。高血圧の人は塩分を控えめにする必要もありますし、健康を気をつける方ならなおさらです。味噌によって塩分量も違いますので、使う分量も変える必要がありますね。
米味噌の甘味噌
米味噌は大豆に米麹を加えて作る味噌です。赤味噌も白味噌でも甘味噌はあります。塩分濃度は5〜7パーセントで、大さじ1杯に0.9〜1.2グラムの塩分が含まれています。
米味噌の辛味噌
同じく米味噌の辛味噌は塩分濃度11〜13パーセントで、大さじ1杯に1.9〜2.3グラムの塩分が含まれています。米味噌の辛味噌は全国的にもよく食べられている種類の味噌です。
麦味噌
麦味噌は大豆に麦麹を加えて作る味噌です。麦味噌の塩分濃度は、甘味噌は9〜11パーセント、辛味噌は11〜13パーセント、大さじ1杯に対して甘味噌は1.6〜1.9グラム、辛味噌には1.9〜2.3グラムの塩分が含まれています。麦味噌は、九州や中国、四国地方で食べられています。
豆味噌
豆味噌は大豆に豆麹を加えて作る塩と豆からできた味噌です。八丁味噌が特に有名です。豆味噌の塩分濃度は10〜12パーセントで、大さじ1杯には1.8〜2.1グラムの塩分が含まれています。
減塩味噌
塩分を気にする健康志向の人が増えてきたこともあり、減塩味噌が人気です。減塩味噌は、20〜25パーセント減塩されているものが多いですが、メーカーによって変わりますので、よく成分表を確認しましょう。大さじ1杯に1グラムの塩分が含まれている20パーセント減塩味噌には、0.8グラムの塩分があるということになります。
だし入り味噌
だし入り味噌はただ溶かして使うだけの便利な味噌です。手軽なので利用する人も増えています。出し入り味噌の大さじ1杯には2.5グラムの塩分があります。出し入り味噌は、他の味噌に比べると塩分が比較的多く含まれていますので、健康に気をつけている人は用心しましょう。
味噌に含まれるカロリーはどれくらい?
味噌に含まれているカロリーはどのくらいなのでしょうか?味噌に含まれるカロリーを表にしてみました。味噌の場合は、もともとローカロリーなので、カロリーよりも塩分量を気にすることを心がけてください。
【大さじ1杯あたりの味噌のカロリーと塩分量】
大さじ1杯のカロリー(単位:kcal) | |
米味噌の甘味噌 | 39(塩分1.1g) |
米味噌の辛味噌 | 33(塩分2.3g) |
麦味噌 | 36(塩分1.9g) |
豆味噌 | 39(塩分2g) |
減塩味噌 | 37(塩分1.5g/メーカーによって異なる) |
出し入り味噌 | 35(塩分2.5g/メーカーによって異なる) |
1人分の味噌汁を作るときに必要な味噌の量を紹介!
1人分なら大さじ1杯前後
一人分のお味噌汁を作る場合は、大さじ1杯の味噌の量が必要です。健康に注意して塩分を気にしている人には、濃いめの味になりますので、薄めの味がお好みであれば、小さじ2杯が良いでしょう。お好みで量を調整しましょう。
味噌汁の味は塩分量で左右される
いろいろな味の味噌を試してみたい!そう思って、味噌を変えたらなんだか味がボケていることがあります。味噌汁の味は塩分量に左右されます。味噌を変えて、いつもと同じように作っていたら、塩分量が違うので味が同じ仕上がりになりません。味噌の栄養成分表の食塩相当量を見て、味噌の量を計算するのがおいしい味噌汁を作る秘訣です。
味噌の塩分が気になる人におすすめの食材は?
味噌汁の塩分が気になる人は、塩分を外に出してくれる働きをするカリウムのあるものを具材に選びましょう。
【おすすめの具材】
- 干し椎茸などのキノコ類
- 煮干し
- 鰹節
- わかめ
- ほうれん草
- かぼちゃ
昔ながらの味噌汁の具材が良いようですね。
味噌の歴史や味噌に含まれている栄養素を紹介!
味噌の歴史
味噌は大豆を発酵させて作る日本の伝統的な食品です。そして、日本人に欠かすことができない料理と言えば、なんといっても味噌汁です。和食の基本の一汁三菜の汁といえば、味噌汁と思い出す人も多いでしょう。伝統的な和食では、朝食に欠かせないのが味噌汁です。
味噌の歴史は意外にも古く、飛鳥時代から中国や朝鮮半島から伝来したものと言われています。現代では、味噌は調味料として使われていますが、最初は保存食としてそのまま食べられていました。鎌倉時代に味噌汁が食べられるようになり、室町時代に様々な料理に調味料として使われるようになったのです。
味噌に含まれている栄養素
味噌に含まれている栄養素は、大豆イソフラボン、リノール酸、ビタミンE、たんぱく質、サポニン、カルシウム、メラノイジン、食物繊維の8つの栄養素からなります。何よりも優れている点は、味噌は大豆を発酵させて作る食品であるということでしょう。
味噌は健康や美容にも効果がある!
味噌は健康や美容にもとても効果のある食品です。イソフラボンにはエストロゲンに効果があり、更年期ののぼせやほてりを改善する効果があります。月経前症候群の緩和効果や生理不順改善効果、骨粗しょう症予防の他に、美肌効果もあります。特にアンチエイジング効果が高いので、味噌汁を飲んでいる日本人が若くみられるのは、味噌のおかげかもしれませんね。
味噌は塩分が多いから健康に悪いって本当?
減塩と言われている現代の食ですが、味噌は塩分が多いから、健康には悪いのでしょうか?実は、最近の国立がんセンターの研究で、大豆発酵食品には高血圧や脳卒中のリスクを下げる働きがあると発表されています。
広島原爆投下後に秋月医師という方が被爆者に玄米と海藻入り味噌汁を飲ませたら、原爆症が出なかったという記録もあります。発酵食品は体に良いのです。もちろん塩辛い味噌汁を飲むと、水をたくさん飲んで腎臓に負担をかけたり、カルシウムを排出してしまいますのでほどほどにする必要がありますが、味噌の塩分に関してはそこまで神経質になる必要はありません。
料理には欠かせない味噌の測り方や塩分量を理解しよう!
いかがでしたでしょうか?日本料理に欠かせない調味料の味噌は、実は塩分があってもそれ以上に健康に良い食品なのです。今まで適当に測って作っていた味噌も、測り方を変えればもっとおいしくヘルシーにいただけますよね!和食に欠かせない味噌の測り方や塩分量を知って、豊かな食生活を送りませんか?