しらけ世代の年齢とは？特徴12選や上手な付き合い方も！

しらけ世代は1950年から1964年の時代に生まれの人達を表す言葉です。このしらけ世代の人は2019年時点では55～69歳になっているので、自分が結婚する場合、義両親がしらけ世代という人も少なくないでしょう。しらけ世代とは付き合いにくいという声もあります。実際はどうなのでしょうか。

ポスト団塊世代という時代は、団塊の世代のの数年後である1950年から1955年の時代に生まれた世代のことを指しています。このポスト団塊世代の青年時代には、学生運動が盛んで、動乱の時代の動向をテレビの前で見守った人達が多い世代です。テレビや洗濯機、冷蔵庫などの三種の神器が普及し始めた時代ともいえます。

この時代に「しらけ」という言葉が流行しました。無気力、無関心、無責任の三無
主義の考え方などが特徴となっています。この背景には、学生運動が収まった後に成人を迎えているので、社会の情勢に関心が低く、どちらかというと無関心な若者の時代になったからです。

しらけ世代の人は、今までの人とは違った観点でもの事を考える特徴があるので、新人類とも呼ばれていました。その背景には、1954年から1973年の日本の高度経済成長期が関係しています。新しいことに敏感なわかものは、まさに新人類的な発想をいて、一風変わった若者として知られました。

1950年から1964年までの時代に生まれた人を、しらけ世代と呼びますが、しらけ世代の前期は1950年から1954年までの人を指しています。前期のしらけ世代は、2019年の段階で年齢が55歳から59歳になっていて、サラリーマンであれば定年前後の年齢になります。

しらけ世代の中期は1955年から1959年の時代に生まれた人を指していて、その人は60歳から64歳の年齢になっています。

19960年から1964年の間の時代に生まれた人を、しらけ世代の後期と呼びます。後期は2019年の段階で65歳から69歳の年齢になっていて、定年後を迎えている人が多くいます。

しらけ世代の人の特徴は、ひとことで言ってクールです。学生運動で盛り上がったにも関わらず、社会が大きく変わらなかったことから、基本的にはクールな冷めた性格や考え方をするようになっています。

性格は穏やかで、人付き合いに関してわざわざ自分から敵を作るようなことがないのも、しらけ世代の特徴です。学生運動の様子が影響しているのかもしれませんが、トラブルに出くわしてしまったとしても、穏やかに平和的に解決することを望む考え方をしています。

しらけ世代の性格は、感情的にならないのも特徴です。無気力、無関心の三無主義の考え方なので、感情を表すことが少なく、いやなことがあったとしても淡々と自分の事をこなしていく性格の人たちです。

争いごとを好まないしらけ世代の人の性格は、空気を読むのが得意なこともあげることができます。その場の空気を読んで、うまくまとめるのが上手で、周りとしっくりとなじむことができるのも特徴です。

しらけ世代は基本的に個人主義です。自分の権利や自分の自由を主張する点で、周りに上手にアピールすることができる性格です。また、自分の主張を重視するので、他の人のことにも深入りをしません。そして、基本的には政治に無関心なことから、自分の権利と自由が認められるのであれば、それで十分という考え方をします。

しらけ世代の人は「マニュアル世代」とも呼ばれています。マニュアルに順応して、それに従って仕事をしたり、勉強をする考え方が定着していて、マニュアルに従って考え、動くのが得意です。

無関心、無気力のしらけ世代ですが、意外にも哲学や思想に関心があり、哲学や思想的に考え、語るのが大好きです。

しらけ世代の人は、セカンドライフ思考が強い考え方をしています。早い時期から仕事をリタイヤすることを考え、定年の年齢を待たないで一定の区切りをつけ、別の生活、つまりセカンドライフを歩もうとする傾向にあります。

しらけ世代の青春時期は、個人の消費や自己表現を重んじる傾向があったため、ブランドを手に入れて、自分を素敵に見せようとする考え方が強く根付いています。

アニメやゲームが大好きなしらけ世代の人たちの背景には、しらけ世代にたくさんのテレビアニメやゲームが誕生したり、アニメのクリエイターがたくさん誕生したことが挙げられます。しらけ世代は、オタク業界の先駆けとなりました。

個人主義のしらけ世代ですが、一定のコミュニケーション能力を持つ時代なので、人と人の付き合いが上手です。お互いのことを把握して、それに共感させるスキルが高い人がたくさんいます。

ちょうど一つの時代が終わって、新しい時代を迎えた時期に、青春時代や学生時代を送ってきたしらけ世代の人は、時代の流れについていくだけの適応能力が高い人という特徴もあります。

しらけ世代の人との付き合いが難しく感じる時の対処法はどうしたらいいでしょうか？一番良いのは、最初はしらけ世代の人と一定の距離をとることです。しらけ世代の人は、基本的に自分主義で自分なりにエリアを持っています。その中に入ってくることを好ましく思わないこともあるからです。また、人に無関心なところがあります。それで、上手な付き合い方を考えるなら、最初は一定の距離を保って様子を見るのがベストといえます。

しらけ世代の人と一定の距離を保って観察したのであれば、少しずつ距離を縮めていきましょう。一回の訪問滞在時間を短くしたり、会話の内容に限度を設けてダラダラと話しすぎないことが肝要です。しらけ世代の人と上手に付き合うことを考えているなら、しらけ世代の人の様子を観察しながら、少しずつ訪問頻度や滞在時間を延ばしていくことができます。

仕事で付き合いがあるしらけ世代の人で、上手に付き合いたいと考えているのであれば、自分の方から様子を見ながら上司の興味の引きそうな話をふるようにしましょう。相手の話を待ってばかりいるなら、しらけ世代の上司の関心がなくなってしまい、付き合いにくい存在になってしまうからです。しらけ世代の上司に話せそうで、上司が興味を持ちそうな話題を日頃から考えておきましょう。

お祝い事があれば、しっかりと祝ってあげるとしらけ世代の人には受け入れてもらえます。基本的にしらけ世代の人は、他の人の事に無関心、無気力な性格がありますが、決して心が冷たい人というわけではありません。タイミングをみんながらお祝いのチャンスをつかんで祝ってあげるならば、しらけ世代の人とグッと距離を縮めることができますよ。

三つに分けれるしらけ世代の中の芸能人や有名人をご存知でしょうか？しらけ世代前期である1950年から1954年の有名人はたくさんいますが、政治家の安倍晋三さんや宇宙飛行士の向井千秋さんがこのしらけ世代の前期の有名人です。芸能界なら歌手の松任谷由実さんや俳優の中村雅俊さん、女優の松阪慶子さんがまさに前期のしらけ世代です。

しらけ世代の中期である1955年から1959年生まれの有名人は、歌手の郷ひろみさん、野口五郎さん、山口百恵さんが含まれ、そのほか漫画家のやくみつるさんや華道家の假屋崎省吾さんもしらけ世代中期の人です。

しらけ世代後期の1960年から1964年生まれの有名人は、ミュージシャンの氷室京介さんや藤井フミヤさんをはじめ、俳優の唐沢寿明さん、中井貴一さんなどがこの時代の人となっています。

しらけ世代の特徴や性格を知ると、その時代の人にたくさん良い面があることがわかります。上手に付き合うことで、そのしらけ世代の人からたくさんのことが学べますよ。柔軟に生きているしらけ世代の人と仲良くなって、自分の人生をもっと豊かにしていきましょう。