【話術】コールドリーディングのやり方!練習方法・活用例・注意点も!

コールドリーディングを知っていますか?コールドリーディングとは、相手の心を読んだかのように何気ない会話から言い当てる話術です。相手の心を読めたらと思うときありますよね。今回はコールドリーディングの習得のコツ、おすすめの練習法、注意点などを紹介します!

【話術】コールドリーディングのやり方!練習方法・活用例・注意点も!のイメージ

目次

  1. 1コールドリーディングとは?
  2. 2コールドリーディングは恋愛やビジネスにも役立つ!
  3. 3コールドリーディングの前にマインドスクリプトを!
  4. 4コールドリーディングのやり方①人に言えない悩みを当てるテクニック4選!
  5. 5コールドリーディングのやり方②事実や出来事を当てるテクニック4選!
  6. 6コールドリーディングのやり方③心を開かせるテクニック3選!
  7. 7コールドリーディングのやり方④情報を引き出すテクニック3選!
  8. 8コールドリーディングの練習方法を6ステップで解説!
  9. 9コールドリーディングの活用例①観察術を極める4つのコツ
  10. 10コールドリーディングの活用例②心理学のBIG5に当てはめる
  11. 11コールドリーディングの3つの注意点
  12. 12コールドリーディングが学べるおすすめの本2選!
  13. 13コールドリーディングを効果的に活用しよう!

コールドリーディングとは?

女性

テレビや本などでも良く出てくる話題の「コールドリーディング」ですが、実は会話術や心理術のやり方の一つです。この話術は、占い師や霊能者が使っている技術でもあります。直訳するとコールド(冷たい、事前準備がない、即興で)リーディング(読み取る)となり即興で相手の心を読み取る、と言う意味になります。

相手に私はあなたよりもあなたのことをよく知っている、と信じさせ、相手からの高い信頼を得ることができる話術です。コールドリーディングをよく知れば、恋愛やビジネス、私生活などでも活用できます。

コールドリーディングは恋愛やビジネスにも役立つ!

ハートのリンゴ

コールドリーディングと大げさに言っていますが、実は普段の生活でも私たちは無意識にコールドリーディングを使っている場合があります。恋愛やビジネスの場などで、「聞き上手ですね」「お話しするのが上手ですね」など、さりげない一言を発していませんか?相手から「自分のことを分かってくれてる」「自分のことをよく見てくれている」と思われ、信頼関係を作っていくというやり方がすでにコールドリーディングなのです。

つまり、相手の「自分は優れている」「自分は素晴らしい」と思いたい欲求に対し、肯定する言葉を使うと高い信頼を得て、その後の関係も良いものになっていくのです。もっとコールドリーディングのことをよく知れば、恋愛やビジネスの場でも有効に活用することが可能です。

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コールドリーディングの前にマインドスクリプトを!

水晶玉

さて、コールドリーディングのやり方を習得する前にマインド・スクリプトと言う術を練習しましょう。これは一つの気持ちの整理術です。マインド・スクリプトとは、『誰かと会う場面で自分の決意を表明するための短く単純で前向きな言葉』のことを言います。

具体的なやり方は「私はこのビジネスを必ず成功させることが出来る。だから全てうまくいく」と何かを成す前やその間も心の中で繰り返し唱え、反復させます。すると自分の声や表情、仕草に良い影響が出て、コールドリーディングもうまく習得できるのです。

コールドリーディングのやり方①人に言えない悩みを当てるテクニック4選!

星空

コールドリーディングのやり方を練習していきましょう。最初におすすめするテクニックは、相手が心の中に秘めている人に言えない悩みを当てるおすすめのやり方です。恋愛やビジネスにおいても使える話術について、習得のコツや内容を4つ紹介します。

①バーナムステートメント

水晶玉

バーナムステートメントとは、大多数の人が「自分のことを言っている」と思う一般的なことを話すテクニックで、コールドリーディングの中でも最も有名な心理現象です。バーナム効果とも呼ばれています。

人間の心理の特徴の一つ、「曖昧で抽象的な事を言われると自分に当てはめてしまう」を利用しています。習得のコツは、例えば「あなたは自分のことを誰にも理解してもらえないと思っていますね」「あなたは自由奔放で愛想がよいときと、内向的で用心深いときがありますね」など誰にでも当てはまるけれど特定をしていない実に曖昧な言い方を練習すると良いでしょう。

②ジェイクイーズステートメント

水晶玉

2つめが「ジェイクイーズ・ステートメント」というやり方です。誰もがぶつかるような、共通した人生の問題について話すというものです。習得のコツはとても簡単で、成熟した大人なら誰もが持っている典型的な問題を述べるようにします。経験があれば自然と理解でき、想像できる内容です。例えば、「自分の力や努力が正当に評価されていないことはありませんか?」「才能や本当の実力が発揮できていないと感じませんか?」など、ビジネスや恋愛において1度はぶつかる壁について話すイメージを練習すると習得できます。

③隣の芝生

森の中

日本のことわざでも、「隣の芝は青い」「隣の花は赤い」などあります。要するに、自分にないものをうらやむ人の心理を突いたやり方です。話術の場合は、今まで選択してこなかった方の未練を利用します。

例えば、本当は漫画家や芸術家、小説家などになりたかったけれど、選択して安定を求めてビジネスマンになった人へ、「もっと自分のやりたいことを極めてみたいと思っていませんか?」「本当は自分の力を試してみたいと思ってるんじゃありませんか?」などの言葉を投げかけます。習得のコツは、相手が今している仕事や選択した道ではない方を示してあげる練習をすれば良いでしょう。

④対照的な人物

2つの月

対照的な人物、とは相手の苦手な対照的な人物を描写していくやり方です。人間の心理として自分と真逆の人とを苦手としている傾向があります。日本のことわざでも「類は友を呼ぶ」「牛は牛連れ、馬は馬連れ」など、似たもの同士は集まる、という意味のものがあり、相手の対照的な人物の特徴を描写することで、苦手な人を当てるという話術です。

習得のコツとしては相手とよく話し、相手の人物の特徴をつかむことです。注意点として、この4つとも、いきなり使うと驚かれてしまいます。雑談をしてゆっくりと悩みを当てていくように注意しましょう。

コールドリーディングのやり方②事実や出来事を当てるテクニック4選!

後ろ姿

コールドリーディングを習得するために次に練習する話術ですが、心理を読むとともに、実際に起こった事実や出来事を当てるテクニックを4つおすすめします。もちろん恋愛でもビジネスでも活用できる技なので、その習得のコツや内容について紹介します。

①プッシュステートメント

ハートのパズル

心理戦の一つとも言われているプッシュ・ステートメント。これは断言、挑発する話術です。相手の心理の「言われたらドキッとする事」、「ギクッとすること」をわざと述べ、否定的な反応が返るようにします。すると相手の記憶が引き出され、表情や仕草に現れます。人間の心理の間違いを訂正しなければ気が済まない、という所をついたテクニックです。

例えば、「浮気をしている?」と聞いても真実を言うわけがありません。「何かいいことあった?」と聞くと、やましいことがあれば即答できなくなります。「何かばれてる?」とその記憶が引き出され、感情や仕草、言葉に表れ、焦った様子や反応が見られます。習得のコツは、あえて間違ったことを言い相手に訂正させるように意識することです。

②統計のトリビア

時計

バーナムステートメントとよく似ていますが、統計のトリビアは科学的な統計や数字を使って相手の性格や行動などを当てる方法です。ネットやテレビ、本や雑誌で得られる統計的な結果は、ほぼほとんどの人に当てはまります。いわゆる「あるある」というやつです。

統計のトリビアを使うコツは、公的な統計データではなく「あるある」ネタを意識することです。その上で会話の中に取り入れると、大抵は当てはまるので驚かれます。例えば女性なら「必要よりも多めに靴を持っていますね。」男性なら「一度は楽器に興味を持ったことがありますね」などです。注意点は、統計はターゲットによって異なるので、相手の年齢や性別などに合わせた内容にしましょう。

③曖昧な事実

水晶玉

曖昧な事実とは、曖昧な表現をすることで、相手から情報を高確率で引き出すことができる心理テクニックです。「事実ではあるけれど、とても曖昧」な表現をすることで、「具体的な事実」を相手から引き出します。

例えば「幼少期に広い家にいませんでしたか?古い家屋で」と問いかけ、「それは○○県のおばあちゃんの家だ」仮になくても、「近所にあった家かも知れません」「隣町の○○さんちかも」など、町や県名などの情報や友達や知り合いの名前などが具体的に引き出すことが出来ます。コツは外れても様々な方向に話を広げるように意識することです。

④虹色の戦略

虹のバラ

4つめのテクニックですが、これは人間の心理として二面性を持っている部分、心理学で言うアンビバレンスを利用する話術です。例えば「あなたは積極的な部分もありますが、逆に人見知りの傾向もありますね。」と対局のことを指摘します。恋愛やビジネスにおいて活用でき、相手の信頼を得て「自分のことをよく分かってくれてる」と思われます。

注意点は、明らかに違うタイプの人に異なることを言わないようにすることです。どう見ても明るく社交的な人に「あなたは静かで内向的です」では逆効果です。コツは、相手の性質やタイプを1つ見抜くこと。そうすれば対局しているもう一つも自ずと当たります。

コールドリーディングのやり方③心を開かせるテクニック3選!

扉を開く

コールドリーディングを習得するにあたり、最も重要なのが相手からの信頼を得ることです。相手から信頼され、心を開いてもらうことで様々な情報を引き出すことができます。相手の心を開かせるコツやおすすめのやり方などを3つ紹介します。

①逆を褒める

ハート

逆を褒める、というのは、例えば顔が美しい人に「綺麗ですね」と外見を褒めるのではなく、「家庭的で気が利きますね」など内面を褒める、と言うことです。つまり印象と真逆のことを褒めると言うことですが、このコールドリーディングはビジネスや恋愛の場でも使えます。元気で明るい人の繊細さを見つけたり、童顔で若々しい人の落ち着いた大人っぽさを見抜いたりして褒めることで相手から信頼を得ることができます。

②細やかな褒め言葉

花とlove

褒め言葉も、ただ述べてもただのこび売りです。具体的に細かく褒め言葉を紡ぐことで相手の心に響きます。例えば、「すごいね!」「上手!」だけではなく、「優しいだけじゃなくてよく気がついてすごいね」「細かい仕上げで職人みたいに上手だね!」などです。相手が行ったこと、言葉などをしっかり見て褒めるべき部分を見つけましょう。

習得するコツは、日頃から周囲の人の行動や出来事をよく見て褒めるポイントに注目することです。常に周りに注意して色んな人の様子をよく見ましょう。

③砂糖の塊

ハート

そうではないとしても、相手が言われたいと思っていることをいってあげるテクニックです。ビジネスや恋愛の場でも使えるコールドリーディングの技の一つです。ビジネスの場では「飲むだけで痩せられる」「聞くだけで英語が覚えられる」などマーケティング戦略として使えます。相手を褒める場合でも、「そうであってほしい」という心理を使います。

その人だけでなく色々な人に注意してどんなことを言えば喜び心を開くかを実践してみると練習になるでしょう。褒め上手な人をお手本にしても良いです。

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コールドリーディングのやり方④情報を引き出すテクニック3選!

女性

コールドリーディングの技をいくつか習得できたかと思いますが、次のテクニックはちょっとした言い回しで相手情報を引き出すという方法です。おすすめのテクニックを3つ、習得方法や内容を紹介します。

①副次的な質問

本

相手に聞いてしまうという直接的な方法です。5W1Hを使っても良いのですが、例えば「あなたは仕事でツラい思いをしているように感じますが、思い当たる事はありますか?」や、「子供の頃、学校でも誰かと何かあったのではありませんか?」などです。習得のコツは、日頃の会話でも、相手の悩みや言葉を引き出すためにこちらが話すのではなく質問して聞く、を繰り返し練習することです。

②ベールをかけた質問

大地

最後に「かもしれない」をつけ、曖昧にする方法です。決めつけて言い切り、高圧的に質問するのではなく、「かもしれない」をつけることでやんわりと相手が心を開いて情報を言いやすくします。副次的な質問とセットで使うとさらに効果が上がるでしょう。例えば「かもしれませんが、そんなことは心当たりありませんか?」など質問すると相手が答えやすくなります。

③薄れゆく否定

夜空

最後に「ではないですよね?」「○○されていない?」と非定型の質問をし、相手が「違います」と答えても「だと思いました。」と返し、「そうです」と言えば当たっていて相手が驚くという、相手の返答がどちらに答えても成立する、というテクニックです。これは繰り返し自分で試すことで習得できます。

コールドリーディングの練習方法を6ステップで解説!

月

ここまで紹介してきたのは、イアンローランドのコールドリーディングのテクニックです。「誰にでも当てはまる」言い回しなどで、本当にコールドリーディングを極めるのであれば目の前にいる相手一人の心を読み解く技術を習得するのがベストです。その技術を身につけるためのおすすめの練習方法を6ステップで紹介します。

①相手を観察する

観察

コールドリーディングを練習する最初のステップは、相手をよく観察することです。相手の仕草、言葉、性格、癖など良く注意して観察することで、コールドリーディングのどの話術を使うのが有効か、どんな言葉を投げかければ知りたい情報が引き出せるかが分かります。

特にビジネスや恋愛などは一期一会ですので、一度の出会いでその相手一人をよく観察し、見抜く力を養うチャンスでもあります。人と出会ったらその人をよく観察してどうしたら喜ぶのかなどを見抜く練習をしましょう。

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②タイプ分けをする

花畑

観察をしたらその人がどういうタイプなのかタイプ分けをしましょう。人は大きく「自分中心に考える」Meタイプと「自分たちを中心に考える」Weタイプの2つに分けることができます。相手がどちらのタイプか分ける練習を日々すれば、テクニックを使う際に話す内容が決まってきます。Weタイプであれば協調性があり、アドバイスを鵜呑みにするタイプ。Meタイプであれば、責任感が強く、自分の考えを大切にし意志が強いタイプです。

③仮説を立てて推測する

考える

自分の経験や想像力を働かせて仮説を推測します。例えば、観察してみてこの人は繊細で優しく、自分中心に考えるタイプであるということが分かってきた場合にどんな言葉をかければ情報が引き出せるだろうか、こんな言葉ならどうか、と頭の中で仮説を立てます。推測しておき、いざ会話になってもこう答えたら自分はこう返そう、などと対策も立てられます。

④検証(リーディング)する

綿毛と少女

仮説が立てられたら実際に検証(リーディング)してみましょう。どのテクニックでもいいですが、やってみたいテクニックを実践してみましょう。コールドリーディングを実践することで、マニュアルや練習通りではない結果も得られます。初心者におすすめなのは、「相手に自分の思ったものを選択させる」「質問や会話に対し相手にイエスと言わせる」などです。最初から難しいテクニックは避けましょう。

⑤反応を確認する

花と水滴

コールドリーディングを実践した後は相手の反応を細かく記憶しましょう。自分の仮説と合っていたのか、推測したとおりのやりとりができたのか。自分が想像していたのとどんな違いがあったのかなど、反復して確認すると次につながります。

⑥間違っていたら仮説を修正する

花

コールドリーディングを実践して、反応がいまいちであったり、真逆の反応で不審がらせてしまったのであれば、それは失敗です。でも失敗がいけない、というわけではありません。コールドリーディングのコツは、何度も何度も経験を積み重ねて練習を繰り返す、ということです。人によって反応は全く異なります。同じ人はいません。この6ステップを繰り返すことで、難しいテクニックもやがて自然に使えるようになります。

コールドリーディングの活用例①観察術を極める4つのコツ

猫の目

基本の6ステップが身についてきたらさらにコールドリーディングを活用する術を身につけましょう。おすすめは観察術を極めることです。会話術も観察術もたくさんの人に出会って経験を重ねることが重要です。その中でも基本中の基本、相手を見抜くための観察術の極め方について4つ紹介します。

①服装や持ち物

犬

服装や持ち物からは驚くほどたくさんの情報が手に入ります。服装は気を遣っているのか、無頓着であるか。高いものか安いものか、色は何色が多いのか、趣味や性格、金銭感覚まで観察することで見抜けます。例えば、ブランド物を多く身につけている人ならば、「周囲から尊敬されたい」、「金持ちと思われたい」と考えるタイプで社交的な性格である、などです。

②ボディランゲージの大きさ

女性のペイント

ボディランゲージは話すときの体の動きで、身振り手振りのことを指します。これがほとんどない人は、相手を立て自分をあまり前に出さないタイプであったり、大きく大げさな人は自信家でリーダーシップを取ることが出来る人、などと読み取れます。観察術の中でも比較的分かりやすいポイントです。

③パーソナルスペース

植木鉢

パーソナルスペースとは相手と自分との距離感です。人にはパーソナルスペースというものがそれぞれあり、平均的に45㎝~75㎝以内に他人が近づくと恐怖を感じると言われています。個人差が大きく、性格によりこの距離感も変化します。

社交的で外向的な性格の人は近すぎてもなんとも感じなかったり、引っ込み思案で人見知り、内向的な性格の人はちょっと近づいただけでも後ろに引いてしまいます。こちらから近づき、パーソナルスペースを測るだけで相手の性格が分かります。

④体格や筋肉

体

体格や筋肉を観察し、体型を見るだけでもかなり性格を読み取ることが出来ます。体格が良く筋肉質であれば何か運動をしている可能性が高く、性格も運動をしていれば礼儀正しく相手を敬うことができる人であると読み取れます。ひょろひょろして運動をしてなさそうな筋肉であれば、内向的で人見知りかもしれません。体格を見るだけでもその人の生活や性格が推測できます。

コールドリーディングの活用例②心理学のBIG5に当てはめる

心理

心理学のBIG5とは、心理学で最も信憑性が高いと言われている性格の分析方法です。観察した後はタイプ分けをする、とコールドリーディングの練習のステップでありましたが、そのタイプ分けをさらに詳しくしたものになります。主要5因子性格とも呼ばれ、性格を表す言葉を似たもの同士で集めた結果、5つに絞られたそうです。

①外向性

空と風船

外向性というのは、人と一緒にいたいかどうか、という部分です。積極性、社交性、明るさなどを測ります。外向性が高いと、人と関わる仕事が得意であったり、低ければ一つのスキルを極めるいわゆるプロフェッショナルなタイプ、という分類になります。

②勤勉性

宝石と本

勤勉性は計画性、責任感、勤勉性、忍耐強いか、根性があるかなどの分類になります。自分の意志を貫きながら困難を乗り越え粘り強く努力していくことが出来る人なのかどうか、ということになります。高ければビジネスの場でも恋愛の場でも、自分の強い意志を持って良い結果が出るまで忍耐強く頑張れる人、となりプラスに働きます。

③協調性

仲良しな子猫

協調性は優しさや相手を信頼できるのか、慎み深さや思いやりなどの特性を差します。協調性が高ければ相手のことを一番に考える思いやりのある人となります。逆に低ければ自分中心で自分の力を信じて我が道を進むタイプと言えます。

④情緒安定性

ハートとカップ

不安やイライラが少なく、鬱ではなく、自尊心が高いなどの特性を言います。精神安定性が高ければ、言葉通り精神が安定していて落ち着いており、感情的になりにくい人、となります。また低ければ感情的になりやすく、不安定で落ち着きがない人と分類されます。

⑤開放性

開放的

好奇心旺盛であるか、幅広くいろいろな事柄に興味があるかなどの特性を指し、この特性が高いと新しいもの、美しいもの、知的なものにどんどん触れたい、見たい、という性格であると言えます。新しいことにチャレンジすることに抵抗のない非常に前向きな性格です。逆に低ければ、興味の範囲が狭く、新しいことを取り入れにくい性格といえます。

コールドリーディングの3つの注意点

女性

コールドリーディングを活用するにあたり、注意点があります。コールドリーディングは相手の心を読み解き、人間関係にも影響する話術です。使いすぎたりしないように3つの注意点を紹介します。

①コールドリーディングにとらわれすぎない

扉

コールドリーディングはこちらからの言い回しで相手の心理をつき、情報を引き出す話術です。コールドリーディングを意識しすぎて様々な話術ばかり使いすぎて、自然に話せなくなったり、会話を楽しめなくなったりしてしまうのでとらわれすぎないように注意することをおすすめします。

②相手を尊重する

熊のぬいぐるみ

人間は相手より自分が優位に立つと、調子に乗り自分が強いと錯覚してしまうという心理があります。心理術にとらわれることで、自分自身の心も巻き込まれ、相手を尊重せずに下に見るようになってはいけません。あくまでも話術の一つとして使用し、相手を尊重して敬意を持って会話をするように注意しましょう。

③悪用は絶対にしない

ストップ

コールドリーディングは使い方によっては相手の心理だけでなく、様々な情報を引き出し、相手の心を操り、悪用することも出来てしまいます。けして悪用してはいけません。ビジネスの場だけでなく、恋愛においてもコールドリーディングを活用すれば相手を操り、周囲をコントロールすることも可能です。けして悪用しないように注意しましょう。信頼関係も崩壊してしまう可能性があります。

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コールドリーディングが学べるおすすめの本2選!

本

コールドリーディングが詳しく解説されている本もあります。本の中で具体的なコールドリーディングの方法や、練習方法、使用するコツなど様々な事が詳しく書かれています。おすすめの本を2冊紹介しますので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

①コールドリーディング 人の心を一瞬でつかむ技術

バラと本

おすすめの本1冊目は「コールドリーディング人の心を一瞬でつかむ技術」です。著者はイアン・ローランド氏。マジシャンであり、コールドリーディングの達人である著者が書いたこの本は、内容が豊富で、これからコンサルティングやコーチ、カウンセリングをしていきたいという人におすすめです。

最初に紹介したコールドリーディングのテクニックなども手順から細かく解説され、具体例も書かれているのでまさにコールドリーディングの教科書のような本です。

②なぜ、占い師は信用されるのか?

本を読む

おすすめの本2冊目は「なぜ、占い師は信用されるのか?」です。著者は石井裕之氏です。石井裕之さんはセラピストとして活動され、催眠療法やカウンセリングなどの経験をベースにしたセミナーを開き、ビジネス、恋愛、教育、人間関係などのコミュニケーションに生かせるノウハウを公開してきた方です。

内容も読みやすく、分かりやすいものなので、初めてコールドリーディングに触れようとする人は入門編として読むと非常に参考になるおすすめの1冊です。

コールドリーディングを効果的に活用しよう!

考える

いかがでしたか?コールドリーディングについて紹介しましたが、どんなものか参考になりましたでしょうか。ビジネス、恋愛、マーケティングやアフィリエイトでも活用できるコールドリーディングです。3つの注意点に気をつけながら、効果的に活用することで人間関係もスムーズに進むでしょう。信頼関係を保ちながら上手にコールドリーディングを活用してみましょう!

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この記事のライター
neko8
猫好きの新米ライターの主婦です。

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