『軽口』とは?「軽口を叩く」の意味や軽口を叩く人の心理8選も!
よく使う「軽口」という言葉ですが、本当の意味を知っていますか?意外に知らないまま、軽口の言葉を使っているかもしれません。正しい使い方や、軽口を叩く人はどんな心理になっているのか調べてみましょう。また軽口を叩かれた時の対処法も知ることができますよ。
目次
『軽口』の意味とは?
『軽口』の読み方
「軽口」は「かるくち」と読みます。「かるぐち」と読む人もいるようですが、正しくは「かるくち」です。
『軽口』の意味とは
軽口の意味は、滑稽で面白い話、軽妙な話という意味を指していて、口が軽いことを意味しています。更に、軽口は何でもペラペラとしゃべってしまう人のこと意味することがあります。軽口と言っても、場面によって良い意味を持つこともあれば、悪い意味を持つこともあるので、シーンによって意味が異なることもあります。
『軽口』の語源や由来とは?
意味を知るために、語源や由来を考えてみましょう。軽口の語源や由来は、「冗談」や「しゃれ」から来ています。友達とあまり重要でないことを冗談交じりに話す由来もありますし、しゃれで笑いを誘ったりすることも由来となっています。
更に別の語源や由来として、上方で「軽口話(かるくちはなし)」として始まったという由来もあります。人を笑わせたり、滑稽な話をして、人をシャレで面白、おかしくさせたという由来から、軽口という言葉が残ったとされています。
由来を考えると、軽口にはライト間隔で使える意味を含んでいることがわかります。「面白い」や「ふざけている」という意味を含む由来もあるので、使う場面に注意が必要です。
『軽口』の使い方と例文を紹介!
軽口の使い方は場面や相手を考えて、気を付けて使う必要があります。友人や仕事仲間で何気なくかわす時の使い方としては、「軽口を言う」や「仕事仲間と軽口を叩く」などの使い方が一般的で、「会話する」「話をする」という使い方とは少し異なっています。「軽口を叩く」という言葉の使い方には、「何気ない会話を、ライトな感覚で友人と話をした」という意味になります。また、上司や先輩などからの使い方としては、「軽口を叩くな!」と叱られる場面があるかもしれません。
例文としては、「弟は、喧嘩で負けて軽口を叩いて去って行った」と言えます。弟が喧嘩で負けたことを言い訳しながら、自分の元から去ってくことを表しています。例文を考えると、軽口の意味が少し分かってきます。
『軽口』の熟語とその意味を解説!
「軽口を叩く」
もともとは「軽率」という言葉に「口」がついているので、軽率に話しをする、軽率に口を開くという少しネガティブな意味を含む言葉となっています。親しい友人関係で冗談話をする時に使うなら、悪い意味はあまり含まれていませんが、軽口を叩くの意味の中に口が軽いよくしゃべる人などの意味も入っているので、注意して使いたいですね。
「軽口を叩き合う」
「軽口を叩く」に似た言葉として、「軽口を叩き合う」というものもあります。この軽口を叩き合うには、一人ではなく複数の人達と冗談を交えながら話をする意味が含まれています。お互いに冗談を言った事柄を、冗談で返すという場面で使われます。また、軽口を叩く仲は、率直な話し合いが出来る人を指しています。それで、軽口を叩き合うという言葉の意味には、理屈や細かい意味は抜きにして、率直な気持ちで話し合ったり、会話したりすることも含まれています。
「軽口を言う」
「軽口を言う」には、おどけたことを言うことを意味しています。軽口を言うには、意図的におどけたことを言って、周りを和ませる意味合いも含まれています。軽率に話しをする軽口よりも、少し考えておどけたことを話す意味合いが含まれています。
『軽口』の類語・対義語
類語や対義語を調べると、軽口の意味がよりわかるようになります。軽口の類語はたくさんありますが、その1つの類語は「冗談」という言葉です。冗談は、ふざけた会話という意味を含んでいて、親しい友達と気兼ねない冗談を言っている会話を想像できる類語です。また、「放言」という言葉も軽口の類語になります。放言は自分勝手に、好きなことを言い放つことを意味する類語で、軽口よりも悪い動機が関係している場合もある類語です。
対義語も調べてみましょう。軽口の対義語は、「無口」「無言」という言葉です。対義語から分かるように、軽々しく口を開いて無駄なことを言わない人や、口が重い人、口達者ではない人などが含まれます。無口や無言の対義語からは、一人でいる様子を想像しますが、軽口からは、多くの人と一緒にいる様子が想像できます。対義語からも軽口がどんなものかがわかりますね。本当の意味を知るには、対義語を調べるのも大切です。
『軽口』の英語表現とは?
軽口の英語表現も考えてみましょう。英語で軽口は、“banter”や”asuggestivejoke”となります。軽口を叩くの英語は“crackajoke”や“talkative”となり、英語を直訳すると、、話好きな人のおしゃべりという意味が含まれていますし、英語単語の中に冗談の意味も含まれます。「ジョーク」というつづりが英語単語の中に入っていることから、聞く人を笑わせたり、ユーモアたっぷリの話し方をするという英語の意味が感じ取れるのではないでしょうか。
『軽口』と『冗談』の違いとは?
軽口と冗談の言葉にも違いがあります。軽口はふざけた、という意味の裏に、人を馬鹿にしたり、下に見るというような意味合いは含まれません。それに対して、冗談は、人を馬鹿にするというニュアンスが含まれる場合もあります。
軽口を叩く人の心理や特徴8選!
照れくさい
軽口を叩く人の心理は、照れくさいので、照れ隠しに軽口を叩く心理があるようです。褒められたりすると、その照れを隠すために、ついつい軽口を叩いてしまう特徴があったりするようですが、本気で褒めたほうは、「真剣に褒めたのに!」と、不快に思わせることもあるようなので、注意が必要です。
面白いことが好き
軽口を叩く人のもう1つの心理は、面白いことが好きなので、それを見つけたら地追軽口を叩いてしまう特徴が出てしまうのです。真剣な場面だったり、真面目な雰囲気が苦手なので、どこかで息抜きさせようと、ついつい面白いことを言って軽口を叩く行動に出てしまうのです。
他者への気遣いや配慮が足りない
他の人への気遣いや配慮が足りないという特徴が軽口の人にはあります。無意識ですが、自己中心的な考えや行動から、ついつい他の人の感情を考えずに軽口を叩いてしまうようです。気遣いや配慮が足りずに、ついつい軽口を言ってしまうと、相手を不快にさせたり、人間関係を損なうこともあり得ます。軽口を叩く人は、他の人の感情を考えて発言したいですね。
無責任である
無責任な心理も軽口を叩く人の特徴です。自分の発する言葉の意味や影響を深く管変えずに口にしてしまうことがあったり、言ったとしても自分の言葉の意味に責任を持ちません。言葉は一度自分のもとから離れたら、決して修正がききませんし、言葉ほど重みのあるものはないと多くの人は考えています。それで、無責任に軽口を叩く人は、周囲の人に迷惑をかけることも多々あるようです。
気まずい空気に耐えられない
気まずい空気に耐えられないという心理から、ついつい軽口を話してしまう人がいます。周りの重く苦しい雰囲気を、自分の冗談で変えたいと思っていることから、軽口を言ってしまうのです。思いつきで軽口を叩いてしまうと、反対にその場にふさわしくなかったり、相手を傷つけることもあります。
物事を楽観的にとらえる
物事を楽観的に考える心理から、深く考えずに軽口を叩くという傾向もあります。「どうにかなる」という楽観的で楽天的な心理から、後先考えないで物事を言ってしまう傾向があります。
相手と打ち解けて仲良くなりたい
軽口を叩く人の心理には、相手と打ち解けて、もっと仲良くなりたいという特徴があります。もっと相手と近づいて、知合いたいという気持ちから、軽口叩く行動として出てしまうのです。
見下してからかいたい
相手を見下してからかいたいという心理から軽口を叩くこともあります。このケースは、相手を見下す、つまり相手を低く見ることで、あまりよくない事ですが、からかう相手が「この人は大丈夫」と思い込んでしまって、相手を見下すのです。
軽口を叩く人への上手な対処法は?
親しい友人や仕事仲間から軽口を叩かれて嫌な思いをすることもあるでしょう。一番良い対処法は、軽口を言う相手を相手にしないことですが、心理的に圧力を感じるのであれば、雰囲気を壊さないように、はっきりと相手に自分の感情を伝えるのも良い対処法になります。
『軽口』は使っていい場合と悪い場合を見極めて使おう!
軽口は相手や場面をよく考えて使わないと、「口が軽い軽薄な人」として見られることもあります。話をする際に、自分の観点から「軽口を叩いても大丈夫」と考えるのではなく、相手の観点から物事を見るように努力しましょう。使っていい場合と、悪い場合があるからです。