『さぞかし』の意味や使い方とは?敬語として使えるの?

「さぞかし」という言葉はどんな意味や使い方をするのでしょうか。「さぞかし」のその意味から例文などの使い方、敬語としての使い方や、古文や英語での使い方や類語まで紹介します。「さぞかし」の使い方で悩んだらぜひチェックしてみてくださいね。

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目次

  1. 1『さぞかし』の意味とは?
  2. 2『さぞかし』の使い方を例文を使って解説!
  3. 3『さぞかし』の古文での意味や使い方とは?
  4. 4『さぞかし』は敬語として使える?
  5. 5『さぞかし』を使う際の注意点!
  6. 6『さぞかし』の類語や言い換えを6つ紹介!
  7. 7『さぞかし』の英語表現
  8. 8『さぞかし』の中国語表現
  9. 9『さぞかし』の使い方を正しく理解して会話に取り入れてみよう!

『さぞかし』の意味とは?

「さぞかし」という言葉があります。何気なく使う言葉ですが、その意味や使い方は意識したことは少ないのではないでしょうか。日本語は意識して使えるようになると、博識に思われることがありますよね。わかっているようでうまく使えない「さぞかし」の意味を、まずは見ていきましょう。

女性

『さぞかし』の意味

意味を辞書で調べてみると、「さぞかし」は「さぞ」という助詞に「かし」をつけたものと説明してあります。「さぞ」に「かし」を付けることで「さぞ」の意味を強調する言葉になります。「さぞ」は相手の気持ちなどを「おそらくこういう事であろう」という憶測した言葉になり、「かし」が付くことで、その憶測の意味をもっと強調して「さぞ」よりも確信に近いような意味合いになります。

辞書

『さぞかし』の漢字表記

漢字で「さぞかし」は書くことができ、「嘸かし」と書きます。常用漢字ではない難しい漢字になるので、ひらがなで「さぞかし」と記載することが多いです。「嘸」の漢字の意味は、はっきりしない様子を表すので、推測を意味する「さぞかし」の言葉に当てられたのでしょう。

漢字

『さぞかし』の使い方を例文を使って解説!

実際に文章や話すときに「さぞかし」はという言葉はどのような使い方をするのでしょうか。例文を使って紹介していきます。

女性

相手の感情や心情に共感して使う場合

相手の感情や心情を推測してその思いに共感したり、思いをはせるときに「さぞかし」を使うことができます。例文で実際に見ていきましょう。

友達に赤ちゃんが産まれたそうです。さぞかし喜んでいるでしょうね。

この例文は他人の気持ちを想像し、なかなか実現しなかったことを知っているからこそ、相手がこう思ったのではないかという事を想像し、「さぞかし」を使って表現しています。

転勤して、さぞかし忙しいだろう。

こちらの例文は転勤先の状況を聞いて知っており、その状況を分かって相手の状態はこうであろうと憶測をして、「さぞかし」で表現しています。

会話

共感的な感想を述べる場合

相手の気持ちを推測し、その気持ちに対して感想を述べる時にも「さぞかし」を使うことができます。共感の感想を述べる時に使う例文を見てみましょう。

すごい雪ですね。さそがし寒かったでしょう。

この例文は、外に雪が降っており、雪が降っているのは寒いからということは過去の経験から自分も分かっています。雪が降っていることから寒いという連想をし、相手も寒いと思っているだろうという共感した気持ちから「さぞかし」を使って表現しています。

それは大変でしたね。さぞかし苦しかったことでしょう。

この例文の場合は、相手が苦労して大変だったことに共感して「さぞかし」を使って表現しています。

会話

皮肉や嫌味を表現する場合

「さぞかし」は少し皮肉にとれる言い方をするときにも使うことができます。言い方によっては嫌味に取られるので、注意が必要です。

今日は部長が居ないのですね。さぞかし気分が楽でしょうね。

相手が部長が苦手だという事を知っているのでしょう。部長がいないことにより少し機嫌のよさそうな相手を見て、少し皮肉にとれる言い方を「さぞかし」を使ってあらわすことができます。しかし、言われた方はあまりいい気分がしないかもしれません。皮肉で使う場合は注意が必要です。

男性

『さぞかし』の古文での意味や使い方とは?

古文でも使われる「さぞかし」という言葉はどのような意味や使い方をするのでしょう。「さぞかし」は「さぞ」に「かし」が付いて強調している言葉であるのは、古文も現代語も一緒のようです。

さらに古文では「さぞ」は「さ」と「ぞ」に分けられ、「さぞ」という言葉になることで、「さぞ~む(ん)」という使い方をします。古文を訳すと、「さぞかし~だろう」「きっと~だろう」という意味になります。

その訳からも分かるように、古文も現代語も「さぞかし」の意味はほとんど変わらず、古文でも同じような意味の使い方になります。

漢字

『さぞかし』は敬語として使える?

ビジネスシーンなどでは、この言葉が敬語として使ってもいいのか気になりますよね。「さぞかし」を敬語で表現する特別な使い方はありませんが「さぞかし」は敬語として使うことができます。尊敬語で使う場合と謙譲語で使う場合とに分けて使い方を詳しく紹介します。

ビジネス

尊敬語として使う『さぞかし』

敬語の用法の一つである尊敬語は相手を敬う時に使う方法で、目上の方や上司など立場が上の方と話すときなどに使います。「さぞかし」は相手の行動などを憶測して敬語の表現をする時に使うことができます。「さぞかし」の言葉自体を変化させる必要はありませんが、他の謙譲語の言葉と組み合わせれば、失礼のない敬語として使うことができるでしょう。

【例文】
●社長の奥様がお元気になられて、さぞかし喜んでいらっしゃることでしょう。
●大けがをされて、さぞかし大変だったことでしょう。

謙譲語として使う『さぞかし』

敬語の用法の一つである謙譲語は、相手を立て、自分の行動をへりくだって使う方法で、上司など目上の相手と話す際に自分側の行動を伝える時に使います。尊敬語と同じように「さぞかし」は他の謙譲語の言葉と組み合わせて使いますが、「さぞかし」は相手の気持ちを憶測して使う言葉のため、謙譲語で使うとおかしな表現に聞こえてしまいます。

謙譲語で使うのであれば、相手の気持ちを察したことに「さぞかし」を使い、自分が思ったことに謙譲語を使うという方法をになります。例文を紹介するので参考にしてくださいね。

【例文】
●社長の奥様がお元気になられて、さぞかし喜んでいらっしゃることと存じます。
●大けがをされて、さぞかし大変だったことと存じます。

ビジネス
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『さぞかし』を使う際の注意点!

敬語にも「さぞかし」は用いられる言葉ですので、言葉自体に問題はありませんが、使い方を間違えると失礼な言い方になるため、注意が必要です。なぜなら、使い方を間違えると皮肉や嫌味に思われることがあるからです。

相手の気持ちを憶測して使う言葉であるため、「さぞかし」に続ける言葉に注意する必要があります。例えば「さぞかし上手になったでしょう」と言ったとします。あまり練習や勉強をしていなかったと相手が思っていたら、嫌味で言われたのだろうかと受け取られる事もあるでしょう。

「さぞかし」を使うのであれば、相手の気持ちを推測する言葉であるため、相手の心理状態によっては、相手にこんな風に思われていたのかと勘違いされることも考えられます。目上の人に使うのであれば特に注意したほうがいいでしょう。

考える女性

『さぞかし』の類語や言い換えを6つ紹介!

「さぞかし」の類語や言い換えの表現を6つ紹介します。「さぞかし」の類語や言い換えを知っておけば、使い方によって失礼になるときなどに言い換えて使うことができるでしょう。

①おそらく

「おそらく」という使い方は「さぞかし」の類語として使うことができます。「おそらく」も相手や物事を推測してこうであろうと言いたいときに使うことができます。「おそらく」も推測したことに対して使いますが、「さぞかし」よりも確率が高い場合の憶測や、悪い方向の考えを憶測で言いたいときに使用します。良い方向の憶測の場合に使うと場合によっては失礼にとられる事もあるので注意しましょう。

【例文】雲が出ているので、おそらく午後から雨が降って寒くなるでしょう。

②さだめし

「さだめし」という言葉も「さぞかし」の類語として使える言葉の一つです。「さだめし」も相手や物事を推測して使う言葉ですが、かなり確信の強い憶測に対して使います。

【例文】体調が悪かったのだから、さだめし不安だったにちがいない。

③実に

「実に」も「さぞかし」の類語として使えるでしょう。「実に」は物事や感情など気持ちを強く込めたいときに使います。「さぞかし」も物事や感情を強調したいときに使うため、使い方もよく似ていますが、推測ではなく断定に近いとき「実に」を使うことができるので、その点は「さぞかし」とは少し使い方の違う点になるでしょう。

【例文】実に大変だったことでしょう。

④まったく

「まったく」も「さぞかし」の類語として使える表現でしょう。「まったく」は否定したいことを強調したい時や、完全にその通りだという事を強調したい時に使う表現になります。推測や憶測が入る場合は「まったく」は使えないため、「さぞかし」の言い換えで使いたいときは注意しましょう。

【例文】この休日はとても充実してあっという間に過ぎたので、まったく夢のようでした。

女性

⑤それはそれは

「それはそれは」も「さぞかし」の類語として使える表現でしょう。「それはそれは」は驚いたときなど感情を強く表現したいときに用います。非常になどの意味になりますが、憶測の場合にも使えるため、「さぞかし」の言い換えでも使うことができるでしょう。

【例文】それはそれは大変なことだったでしょう。

⑥さぞや

「さぞや」も「さぞかし」の類語として使える言葉です。「さぞや」も「さぞかし」と同じ漢字を使い「嘸や」と書きます。「さぞ」に「や」をつけてさぞの意味を強調し、「さぞ」を感情的に強く言いたい時に使うといいでしょう。

【例文】さぞや辛かったことでしょう。

会話

『さぞかし』の英語表現

英語表記では「さぞかしは」どういった言葉になるのでしょう。実は「さぞかし」に当たる英語は存在しません。しかし、英語にあえてするのであれば、確かに、きっとの意味で使える”surely”が「さぞかし」として使えるでしょう。

【英語例】He is surely sadt.(彼はさぞかし悲しんでいることでしょう)

また、「さぞかし」は相手のことや気持ちを憶測や推測して使うことから、~のように感じたと使える”I feel~”や、~に違いないという意味になる”must have”なども「さぞかし」の英語として使えるでしょう。

【英語例】I feel your disappointment.(さぞかしがっかりされたことでしょう)
【英語例】It must have been hard for you.(さぞかし辛かったことでしょう)

英語

『さぞかし』の中国語表現

中国語では「さぞかし」は、どのような表現になるのでしょうか。「さぞかし」を中国語に訳すと~する必要があると訳せる「一定是」が「さぞかし」と訳すのに合っている表現になるでしょう。「さぞかし」は少し曖昧な意味合いになるので「一定是」は「実に」や「さだめし」などの確信が強い意味の言い方になります。

中国

『さぞかし』の使い方を正しく理解して会話に取り入れてみよう!

「さぞかし」の意味や使い方、例文まで紹介しました。「さぞかし」は相手の感情や行動を憶測して使う言葉で、日常生活にも何気なく使っていますが、年上や上司など目上の人と使う機会が多い言葉かもしれません。相手のことを憶測して使うことから、「さぞかし」は曖昧な表現を好む日本人が使いやすい言葉なのでしょう。「さぞかし」の意味を理解し、上手に使って会話に取り入れれば、日本語の上手な使い方ができていると思われるはずですよ。

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