お札をアイロンでピン札にする方法!かけ方のコツや注意点を解説!
明日友達の結婚式なのに、手元には折り目の付いた一万円札しかない。夜にそんな事に気付いたら、対応に困る事でしょう。そんな時には、アイロンでお札のシワを伸ばす方法を試してみて下さい。今回は、アイロンでお札のシワを伸ばす方法、コツや注意点について紹介していきます。
目次
お札はアイロンでピン札にできる!
折り目が付いてしまったり、シワシワになってしまったお札がまるで新札のようなピン札に復活させられるのはご存知でしょうか?実は洋服と同じようにアイロンでシワを伸ばす事で、お札を復活させる事が出来るのです。いざという時に必要な場面が多いピン札ですが、もしもの時のためにシワシワのお札を復活させる方法を覚えておけば、きっと役に立つ事があるでしょう。
ピン札が必要なのはどんな時?
お祝い金を包む時
普段の買い物など、日常的にピン札を使う場面は全くありませんが、結婚式のご祝儀、出産祝いやお年玉など、おめでたい場面でお金を渡す時は、ピン札を渡す事が良しとされています。人によっては、子供の習い事などでの月謝を直接渡す時にも、失礼の無いようにとピン札を渡す事もあります。
逆に、お葬式やお通夜などのお悔やみの場面ではピン札は失礼にあたりますので注意して下さい。ピン札を渡してしまうと、「ご不幸を待っていました」という意味となってしまいますので、もしも手元にピン札しかなかった場合は、折り目やシワをつけるようにしましょう。
金運に良い
ピン札は、金運に良いと言われています。財布の中がピン札だけであれば、お金を大事にする意識が強まり、財布の中身に気を遣う事になるため、自然と財布からお金が出ていかなくなります。そのため、無駄な出費を減らす事に繋がり、金運に良いと言われるようです。自分の手元にあるお札を、金運を上げるために新札に交換してから使う人もいるくらいです。
しかしアイロンでシワを伸ばしたピン札は、あくまでも応急処置に過ぎません。本当の新札が最も金運に良いとされているので、新札に比べれば金運を上げる効果は薄まってしまうでしょう。気になる新札とピン札の違いについては、後述します。
お札をアイロンでピン札にする方法はたったの3ステップ!
準備するもの
まずはお札のシワを伸ばすために必要な物を準備しましょう。シワを伸ばしたいお札を準備するのは当たり前ですが、綺麗なピン札をアイロンで作るためには、以下の物が最低限、必要となります。
・アイロン
・アイロン台
・霧吹き
・ハンカチなどの当て布
・分厚い本などを2冊以上
どれも簡単に準備出来る事と思います。準備が整いましたら、実際にアイロンでお札のシワを伸ばしておきましょう。
①お札を湿らす
まずはお札を湿らせます。とは言っても、蛇口に近づけて直接お札を濡らすなど、かけ方を間違えてはいけません。お札は他の紙と比べ丈夫な素材で出来ていますが、それでも紙は紙です。あまり大量の水をかけてしまうと、シワ伸ばしどころの話ではなくなってしまいます。
霧吹きでお札の両面を均等に濡らしてください。あまり大量にかける必要は無いので、様子を見ながら、少しずつ濡らしていきましょう。お札が十分に湿ったら、次はアイロンをかけるステップです。
②低温でアイロンをかける
十分に湿ったお札をアイロン台の上に置いて、焦がさないように当て布をしながら、低温でお札にアイロンをかけてシワを伸ばしていきましょう。アイロンをかけるときのかけ方のコツや注意点については後述します。
③平らにして冷ます
アイロンをかけ終わったら、シワを伸ばしたお札を冷ましましょう。これでお札のシワ伸ばしは完了となります。3ステップ全てを終えても、30分は掛からない非常にお手軽な方法となっています。
アイロンをかける前にお札を湿らす方法3選!
もしも自宅に霧吹きが無い場合は、これから紹介するものでもお札を湿らせる事が出来ます。それぞれ霧吹きとは違うメリットを持っているのが特徴です。方法とメリットを交えながら紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
①洗濯のりを使う方法
お札に洗濯のりを使う事も出来ます。洗濯のりを使う事を不安に思う人もいるかもしれませんが、分量さえしっかり守れば全く問題はありません。普通に水で湿らせてアイロンをかけるよりも、よりパリっとした仕上がりにする事が出来るので、新札の感じに近付くようになります。
分量の目安としては、水80mlに対して洗濯のり小さじ1です。薄めた洗濯のりでお札の両面を均等に濡らし、アイロンをかけましょう。
②大根おろしを使う方法
大根に含まれる酵素が、お札に含まれるデンプンを柔らかくし、シワを伸ばしやすくします。使うのは大根おろしではなく、大根おろしの絞り汁のほうです。大根おろしはそのまま召し上がる事も出来ますので、大根おろしを使ったメニューの時に絞り汁を取っておくのも良いでしょう。大根おろしの絞り汁でキッチンペーパーを濡らし、その濡らしたキッチンペーパーで、お札を満遍なく湿らせ、アイロンをかけます。大根のほかにも、リンゴやカブでも代用は可能となります。
③濡れタオルを使う方法
もしも家に霧吹きが無い場合は、濡れタオルで湿らせるのも良いでしょう。霧吹きよりもお札を湿らせる時間は掛かってしまいますが、濡らしすぎてしまう事も無いため、安全な方法とも言えます。やり方も非常に簡単で、濡らしたタオルでお札を包んで時間を置くだけです。
お札をピン札にするアイロンのかけ方のコツ3つ!
①アイロン台を使う
お札をピン札にするアイロンのかけ方のコツは、アイロン台を使用する事です。アイロン台ではなくバスタオルなどを下に敷いてアイロンをかけると、いくら上手なかけ方としてもしっかりとシワ伸ばしをする事が出来ず、ピン札として復活してくれません。
②あて布をする
日本のお札は丈夫な素材で出来ているため、直接低温でアイロンをかけても問題はありません。とはいえ、アイロンの温度設定を間違えたり、いくら低温でも同じ箇所にあててしまうと、アイロンのかけ方次第ではお札が焦げてしまいます。万全を喫すためにもあて布を使う事が、安心、安全にシワ伸ばしをするアイロンのかけ方のコツとなります。
③冷ます時は重しする
お札を冷ます時にも、ちょっとしたコツがあります。お札にアイロンをかけてそのままでは冷まそうとすると、アイロンの熱でお札が反ってしまう可能性があります。そのため、お札に余熱が残っているうちに分厚い本でお札を挟み、平らな状態でお札を冷まします。平らな状態でお札を冷ます事が、反りの無い綺麗なピン札へと復活させるコツとなります。
お札にアイロンをかける際の注意点4つ!
①シワの浅いお札を選ぶ
いくらアイロンでお札のシワを伸ばせると言っても、決してこの方法も完璧ではないので注意して下さい。深い折り目が付いてしまったお札や、一度クシャクシャになってしまったお札などでは、ピン札として復活させるのは難しいです。なるべくシワの浅いお札を選び、アイロンをかけるようにしましょう。
②スチーム機能は使わない
スチーム機能とは、アイロンから出す蒸気で衣類を湿らせながらシワを伸ばす機能ですが、お札にはこのスチーム機能は向かないので注意が必要です。スチームをかけすぎてお札を濡らしすぎてしまう事もありますし、スチーム機能を使う時はアイロンの設定は高温である場合が多いです。様々な機能が付いているアイロンでも、スチーム機能を含め、アイロン本来以外の機能は使わないように注意して下さい。
③低温でかける
お札にアイロンをかける際は、必ず100℃~120℃くらいの低温でかけるようにして下さい。低温以外、つまり中温や高温でかけてしまうと、いくらあて布をしていても、お札が焦げてしまう可能性があります。
④ホログラムの部分にあてない
お札のホログラムは、人物が写っている側の面の左下にある、キラキラとした部分の事です。昔のお札にはホログラムは導入されていませんが、新しい五千円札と一万円札には、偽造防止のためにホログラムが導入されています。お札自体は丈夫なのですが、ホログラムの部分は熱に弱く、アイロンのかけ方次第ではホログラムが消えてしまう恐れがあります。
自動販売機などではホログラムで識別しているので、お札が返却されてしまう場合があります。しかしお金の価値としてはホログラムが消えても変わらないので、機械以外では普通に使用する事は出来ます。
アイロン以外でお札を伸ばす方法3つを解説!
ここからは、アイロン以外でのシワの伸ばし方を解説します。アイロン以外でのシワの伸ばし方は、アイロンとは違うメリットもあれば、勿論デメリットも存在します。それらの点を踏まえた上で、アイロンかそれ以外かのシワの伸ばし方を選ぶのも良いでしょう。
①キッチンペーパーで挟む方法
もしもお札にシワを伸ばす事に緊急性を要しない場合は、湿らせたお札をキッチンペーパーで挟み、その上から本などの平らな重しで潰し、時間をかけてシワを伸ばすのも良いかもしれません。アイロンを使わない分電気代もかからない上に、焦げやホログラムが消える心配も無いのが、アイロン以外を使う方法の最大のメリットです。
②窓に貼り付ける方法
湿らせたお札を窓に貼り付け、ゆっくりと乾かす方法もあります。キッチンペーパーで挟むのと同様に、焦げやホログラムを気にする必要がありませんが、欠点としては見栄えが非常に悪く、危険が伴う可能性があるかもしれません。窓に貼り付ける位置を間違えてしまうと、悪い事を企んでいる人のターゲットとなってしまう可能性があります。
③ドライヤーは風水的にNG
もしかしたら何かのキッカケでお札を濡らしてしまう事があるかもしれません。そんな時にドライヤーで乾かす人も中にはいますが、ドライヤーでお札を乾かすのは、風水的に良いものではありません。ドライヤーならば濡れたお札が早く乾くからと重宝しがちになる気持ちも分かりますが、ドライヤーでお札を乾かすと金運が悪くなってしまう要因になってしまいます。
お金には水のエネルギーが含まれていて、ドライヤーを使う事でその水のエネルギーを飛ばしてしまう、さらにはドライヤーの余計な風のエネルギーをお札に加えてしまうとされているからです。もしも濡れたお札を乾かしたい場合はドライヤーではなく、アイロンや前述した2つの方法で乾かす事をオススメします。
【番外編】意外と知らない?新札とピン札の違いを解説!
ピン札とは
ピン札とは、折り目など一切無く非常に綺麗な状態でも、一度でも使用してあれば新札ではなくピン札となります。見た目的には新札と見分けが付かない事が多いので、お祝い事に包むお金はピン札でも大丈夫です。
新札とは
前述したとおり、一度も使用していないお札の事を新札と呼び、非常に限定された状態の事を指しています。銀行で発券されたばかりのお札は新札と呼びますが、一度でも使ってしまった場合は新札とは呼ばず、いくら状態が綺麗でもピン札と呼ばれます。
新札の入手方法
新札は、銀行や郵便局の窓口で交換してもらう事が出来ます。銀行によっては、新札のみを取り扱っているATMもあるようなので、事前にそのような場所を把握しておくと、いざという時に困る事はありません。ATMならば窓口よりも営業時間が長いため、遅い時間でも交換する事が出来て便利です。
アイロンを使ってお札を綺麗なピン札にしよう!
アイロンを使ってピン札を作る方法を紹介しました、いかがでしたでしょうか。もしも近々ピン札を使う機会が無かったとしても、綺麗なお札を揃えれば気分的にも良いものになるかもしれませんし、前述したとおり金運を上げる効果も発揮してくれます。ぜひ一度、騙されたと思って試してみて下さい。ただし、火傷や火事には十分に注意して下さいね。