梅の花言葉や由来を色別に紹介!偉人の伝説が関係するの?
梅の花言葉やその由来を解説していきます。花言葉には、偉人の伝説が由来していると言われていますので、詳しく見ていきましょう。また、西洋での花言葉や誕生花についてもご紹介していきます。素敵な花言葉のある梅の花を、大切な人に送ってみるのも良いですね。
目次
梅ってどんな花?
日本で古くから馴染みのある梅ですが、梅の種類や特徴は知っていますか?梅には沢山の種類があり、それぞれ特徴がありますのでご紹介していきます。また、梅のことわざや花言葉、西洋での花言葉もご紹介します。梅を使ったことわざは沢山ありますので、覚えてみてくださいね。気品があり、高潔と言われる梅ですが、まずは梅の特徴から見ていきましょう。
梅の特徴とは
梅はバラ科の落葉高木です。梅の花は春の初めに咲き、花にはとても良い香りがあります。梅は寒さに耐える事ができる植物です。寒さに耐えて花を咲かせることから高雅の士に例えられています。花には白、赤、淡紅色(ピンク)があります。どの花も魅力的で美しいのが特徴です。桜などと同様に、春の初めを教えてくれる花でもありますね。
梅の種類とは
梅には沢山の種類があり、その種類はなんと約300種類だと言われています。大きく分けると、花の鑑賞用の「花梅」と実を取るための「実梅」があります。なかでも花の鑑賞用の花梅の種類は数多くあります。梅の種類は「性」で分類され、大きく分けて4性、細かく分けると3系9性に分けられています。
【4性】 ・野梅性……枝が細く、中輪の花を咲かせます。花の色は白です。 ・豊後性……枝が太く、葉が大きいのが特徴です。花の色は淡紅色です。 ・杏性……枝は細めで灰褐色です。花は淡紅色で、遅咲きです。 ・紅梅性……枝は細く紅色です。花は明るい紅色です。 |
梅の花名の由来とは
梅という花名は、昔の発音が変化したものだと言われています。昔は梅のことを「むい」と言っていました。むいがどんどん変化していき、むい→むめ→うめになったと言われています。
梅の花言葉の由来は偉人の伝説が関係する?
梅の花言葉の由来は、平安時代の貴族、藤原道真が関係していると言われています。藤原道真は戦争に敗れ、太宰府へ行くことになりました。その時に藤原道真が愛情をたくさん注いで育ててきた梅や桜、松の木に別れを告げて太宰府に行きますが、梅は藤原道真の後を追い、空を飛んで太宰府に降り、そこで花を咲かせたと言われています。
この飛梅伝説は昔から受け継がれ、花言葉の「忠実」もこの飛梅伝説から来ていると言われています。また、松も一緒に空を飛んだと言われていますが、松は途中で力尽きてしまったようですね。
梅の3つの花言葉とは?
梅には「不屈の精神」「高潔」「気品がある」の3つの花言葉があります。それぞれの梅の花言葉について詳しくご紹介していきますので、見ていきましょう。
花言葉①「不屈の精神」
梅には不屈の精神という花言葉があります。不屈の精神の花言葉が付いた由来は、梅の花の開花時期にあります。梅の花は、冬が終わるとすぐに花が咲きますよね。寒さに耐えて花を咲かせるその様子は、まさに不屈の精神だと言えます。
花言葉②「高潔」
梅には高潔という花言葉があります。高潔とは、人格が立派で、心が清らかな様子を意味します。梅は「高潔の士」とも言われていますが、梅の花の美しさや良い香りからは、清らかで立派な印象を感じる事が出来ますよね。また、寒さに耐えて花を咲かせる様子から高潔という花言葉がついたと言われています。
花言葉③「気品がある」
梅の花言葉には、気品があるという意味があります。梅の花には、見るものを惹きつける気品溢れる魅力があります。花が咲いている時期の梅は、見ているだけで美しい気持ちになれますよね。そのことから気品の花言葉が付けられたと言われています。
梅の花言葉を色別に3つ紹介!
次に、梅の花言葉を色別にご紹介していきます。梅には、赤、白、淡紅色(ピンク)の種類の花があります。色によって花言葉も異なりますので、それぞれの色の花言葉を見ていきましょう。
赤い梅の花言葉
まずは、赤い梅の花言葉をご紹介します。赤い梅の花言葉は「優雅」です。紅梅と呼ばれる赤い梅は、1つ1つの花から上品さや優雅さを感じる事ができます。紅梅の満開の時期には、とても魅力のある景色を見せてくれますよ。紅色の綺麗な色と、その上品な香りは、まさに優雅さを表しています。
白い梅の花言葉
次に、白い梅の花言葉をご紹介します。白い梅の花言葉は、「気品」「澄んだ心」です。白い梅の花は、小さくて可愛らしいですが、どこか凛としていて強さと気品を感じることか出来ます。また、白い色からは綺麗な心の様子、つまり澄んだ心の様子を連想する事ができますよね。
淡紅色(ピンク)の梅の花言葉
次に、ピンクの梅の花言葉をご紹介します。ピンクの梅の花言葉は「清らかさ」です。赤い紅梅や、白い梅とは違い、ピンクの梅の花はとても可愛いらしい印象を与えてくれます。可愛い花で春の訪れを知らせてくれるピンクの梅からは、初々しさや清らかさを感じる事ができます。
西洋の梅の花言葉とは?
次に、西洋での梅の花言葉をご紹介します。西洋での梅の花言葉は、
・Keep your promise
(約束を守って)
・fidelity
(忠実)
・beauty and longevity
(美しさと長寿)
です。梅は日本だけの植物だと思われがちですが、実は西洋でも育てられている植物です。西洋の花言葉も、梅の花の魅力を表しているものが多いですね。
梅の誕生花はいつ?
梅の誕生花は、1月3日、1月11日、2月1日、2月7日、10月24日です。誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことです。綺麗で気品があり、素敵な花言葉を持つ梅を誕生花に持てるのは素敵な事ですね。周りにこの誕生日の人がいる場合には、ぜひ誕生花をプレゼントしてみましょう。
梅には別の呼び名があるの?
梅には別の呼び名があると聞いたことはありますか?梅は「好文木(こうぶんぼく)」と言う名で呼ばれることもあります。これは中国からきた呼び名です。学問に親しむ人には綺麗な花を咲かせ、学問を怠ると花が咲かなかったという言い伝えからこの名前が付いたようです。
紅梅と白梅の違いとは?
紅梅と白梅は、名前からもわかるように花の色が違います。紅梅は赤い花を咲かせ、白梅は白い花を咲かせます。さらに、それぞれの木を切ってみると、木の中の色も違う事がわかります。紅梅は木の断面も赤みがかった色をしています。そして白梅の木の断面は白い色をしています。木の断面が赤いのには驚きですよね。断面が赤い木はあまり無く、紅梅は家具や食器を作る時の材料としてとても人気があります。また、まれに同じ木に白い花と赤い花が咲く場合もあります。
梅にまつわることわざや慣用句を紹介!
次に、梅にまつわることわざや慣用句をご紹介していきます。梅にまつわることわざは昔からあり、ことわざの数も多くあります。代表的なことわざや慣用句としては「塩梅(あんばい)」や「梅はその日の難のがれ」があります。
塩梅とは塩のしょっぱさと梅の酸っぱさで料理をより美味しくする事から使われるようになった慣用句で、良い具合のことやちょうど良いことを意味します。
梅はその日の難のがれということわざは、昔の人が出かける前に梅を食べると、災難を免れたという話から来ていて、梅干しの栄養効果の高さや殺菌効果の高さを意味しています。
梅と桜の見分け方の3つのポイント!
春に咲く花といえば、桜ですよね。桜はお花見などでも楽しまれていますが、同じく春に咲くのが梅の花です。同じ時期に咲き、色も似ているので、桜と梅の区別がつかない人もいるのではないでしょうか。そこで、桜と梅の見分け方についてご紹介していきます。
花の付き方
まずは花の付き方ですが、桜は花柄が長く、枝から直接花が咲いていることはありません。一方で梅は、花柄が短く、枝から直接花が咲いているのが特徴です。花が枝についているかどうかが見分け方の大きなポイントです。
花弁の形
次の見分け方のポイントは、花弁の形で見分ける方法です。桜は花弁の先が割れているのが特徴です。一方梅は、花弁の先が丸くなっています。ちなみに桃の葉も似ていますが、桃の花の花弁は先が尖っているのが特徴です。
幹の様子
次に、梅の木と桜の木の幹の見分け方をご紹介します。まずは桜の木の幹ですが、桜の木の幹は、横縞模様があるという特徴があります。また、木がツヤツヤしているもの特徴です。一方梅の木の幹は、表面がザラザラしています。
梅の花言葉を理解して大切な人に贈ろう!
梅には「不屈の精神」の花言葉や、「気品がある」の花言葉、「高潔」といった花言葉があります。梅の花言葉は、梅の花の美しさや、香りの良さ、飛梅伝説などが由来であると言われていて、梅は昔から日本人と関わりの深い花だということがわかりますね。西洋でも「美しい長寿」という花言葉がつけられています。
梅は1月や2月の誕生花にもなっていますので、誕生日には誕生花を贈ってみましょう。誕生花ではなくても、綺麗で美しい梅の花を大切な人に贈るもの素敵ですよね。花言葉の意味を理解して、大切な人へのプレゼントにしてみてくださいね。