葵の花言葉の意味が怖い?子供の名付けに使われる理由も解説!
梅雨時期から夏時期に、太陽に向かって咲く葵の花。葵の由来から、最近では子供の名付けに使われる事も多いようです。でも葵の花言葉には、怖い意味も含まれているようです。由来や花言葉を考えつつ、子供の名付けにピッタリな理由を調べてみましょう。
目次
葵ってどんな花?
葵の花の特徴とは
「葵」という花はないと言われています。正確にいうと、「アオイ科」という品種の中にある花を指していて、種類が豊富な花といわれています。
梅雨の時期に咲き出す葵の花は、下から少しずつ咲きはじめ、一番上の花が咲きだすと梅雨の終わりになると言われています。葵の花は白色はオレンジ色、赤色、ピンク、黄色の5種類があり、中には夏に咲く品種のものもあります。
葵の花の名前の由来とは
葵の名前の由来は、葵の花が太陽に向かって咲く習性が由来になっているといわれています。「仰(あお)ぐ陽(ひ)」という意味から、「あおぐひ」、「あおひ」、「あおい」、そして「葵」という漢字になったといわれていて、太陽に関係している意味が多く含まれているようです。
また、葵の花というと、多くの人は「タチアオイ」をイメージすると思うのですが、こちらも、太い幹が太陽に向かって伸びる、つまり「立つ」「葵」から「タチアオイ」という由来から名付けられているようです。
葵の花言葉の由来とは?
タチアオイの品種は、実を多くつけることから「大望や豊な実り」という花言葉が由来になっているようです。多く実をつけることが、夢や利益がたくさんあるという意味とつながっているようです。
また、「気高く、威厳に満ちている」という花言葉の由来は、太い茎が太陽に向かってまっすぐ伸びている様子を意味しているといわれています。
その他にも由来はたくさんあり、それぞれにピッタリの意味が付けられています!
葵の花言葉7つ
①大望
「大望」という花言葉がある葵の花。文字通り、「大きな望み、大きな夢」を意味しているようです。花言葉の大望は多くの人に好まれ、使われていることから、アオイの品種が人気な理由がわかりますよね。大望を洗わす花言葉を持つ花は少ないので、子供に大望を望んでいる両親が名付けるのも納得できます。
②野心
葵の花には、「野心」という意味が花言葉に含まれています。かつては男尊女卑の時代で、女性が虐げられることが多かった世の中で、野心という意味をそえることで、たくましく、そして強い可能性を持ってほしいという意味になったようです。
③豊かな実り
葵の花言葉の中には、「豊かな実り」という意味も含まれています。梅雨時期から夏にかけて、しっかりと花を咲かせる葵の花の状態が由来になっているようです。
豊かな実りを表す花言葉が好まれるのは、一生不自由なく過ごしてほしいという意味の願いが込められています。
④気高く威厳に満ちた美
「気高く威厳に満ちた美」という花言葉がある葵の花。葵は太陽に向かって育ち、花を多く付ける様子が由来しているといわれています。人生の中で問題があったとしても、臆することなく威厳を持って美しく生きてほしいという願いを込めることもできます。
⑤高貴
葵の花言葉の中には、「高貴」の意味も含まれています。葵の仲間であるハイビスカスは、ヒンドゥー教の神に捧げる花とされているだけあって、インドの中でも高貴な花として扱われています。
また、古来より身分の高い人ヘ贈る花として用いられたことも、高貴の花言葉の由来になっていると言われています。
⑥神聖
「神聖」という花言葉が含まれている葵の花。由来は、12世紀のヨーロッパ十字軍がシリアから運んできたことが関係しているようです。聖地に咲き誇っていた花という由来から「神の祝福」という意味も含まれているようです。
⑦温和・優しさ
アオイ科の品種の中には、沼地でも花を咲かせる紅葉葵があります。この花の花言葉が「温和」「優しさ」という意味を含んでいます。花を咲かせる様子に優しいというイメージがピッタリなようです。
葵の花言葉を種類・品種別に7つ紹介!
カンアオイの花言葉
アオイ科の品種の中にあるカンアオイ(寒葵)の花。花言葉は「秘められた恋」です。花言葉を知ると、なんだかドキドキしてきますよね。
ゼニアオイの花言葉
アオイ科の品種の中には、ゼニアオイ(銭葵)の花もあります。このゼイアオイの花言葉は、「母の愛」「恩恵」「温和」「温厚」「初恋」という意味があります。
母親の愛を受けて生まれ、温和に、温厚に育ってほしいという、素敵な意味が花言葉の中に含まれています。
トロロアオイの花言葉
アオイ科の品種の中のトロロアオイ(黄蜀葵)の花。このトロロアオイの花言葉は「あなたを信じる」「整然とした愛」「知られぬ恋」「恋によって身が細る」という意味があるようです。素敵な花言葉ですよね。
でも、花自体は「花オクラ」といわれていて、オクラの仲間に入っています。食べることもできるトロロアオイの花、花言葉との違いが面白いですね。
パキラの花言葉
パキラの花言葉は「快活」「勝利」という意味があります。パキラの花はあまり見ることができませんが、パキラそのものにエネルギーを感じることができることが由来となっています。
マルバストルムの花言葉
アオイ科の品種、マルバストルムには「素敵な恋」「秘めた想い」「健康」「可憐な愛情」という意味が含まれています。原産地はアルゼンチンやウルグアイで、ピンク色とオレンジ色が特徴の花がとても可憐なことから名付けられているようです。
モミジアオイの花言葉
モミジアオイ(紅葉葵)もアオイ科の品種で、「温和」「おだやかさ」「優しさ」「努力の賜物」という花言葉があります。北アメリカが原産の花で、ハイビスカスに似た赤い花が特徴です。
キンゴジカの花言葉
アオイ科の品種、キンゴジカ(金午時花)の花言葉には、「真心」「あなたを誇りに思う」という意味が含まれています。
名前の漢字通り、午後の、午の刻である午前11時から咲き始めることが由来で花の名前がついています。花自体があまり目立たないので、数時間咲いて消える花、つまり、清楚な花というイメージから、この花言葉が選ばれたようです。
西洋での葵の花言葉とは?
西洋で葵の花言葉はどんな意味があるのでしょうか。日本では「大望」や愛情などと関係があった葵の花言葉ですが、西洋でも「ambition(大望、野心)」「fruitfulness(豊かな実り)」という花言葉の意味が含まれています。
葵の怖い花言葉の意味とは?
アオイ科の品種の中のゴジアオイの花言葉には、怖い意味が含まれています。その怖い意味とは「明日死ぬだろう」という花言葉の意味です。
ゴジアオイは漢字で「午時葵」と書き、午後の時間が近づくと花が咲いて、夕方ころには花がしぼむ特徴があります。その特徴が花言葉になって「私は明日死ぬだろう」という怖い意味の由来になったといわれています。
この怖い葵の花言葉を知ると、開店祝いの花に選んだり、めでたい席にゴジアオイの花を贈るのは、ちょっと控えた方がよさそうですね。
葵が子供の名付けにぴったりな理由とは?
怖い花言葉を持つ葵の花ですが、子供の名付けに最適と思われる理由として、葵の花言葉には沢山の縁起の良い意味を持つものがあるからです。一部の葵の花言葉には怖いイメージがありますが、それはほんの一部だけだからです。
葵の花言葉の意味を知ると、子供の成長を願う親が、子供のために名付けるのも納得がいきますよね。縁起の良い葵の花言葉を考えて、子供に名付けてみるのはいかがでしょうか。
葵(タチアオイ)の誕生花はいつ?
花言葉と同時に覚えておきたい、葵の花の誕生花。「大望」「野心」「豊かな実り」の花言葉の意味を持つ葵の花。その葵の花の誕生花は、6月18日、6月23日といわれています。梅雨時期に咲き始める花だけあって、タチアオイの花は6月の誕生花としてぴったりですね。
また、黄色のタチアオイの誕生花だけは、8月18日も含まれています。8月の誕生花を選ぶ人は、黄色を選んでくださいね。
また、アオイ科の花の品種によって、葵の花言葉が違てくるように、誕生花も違ってきます。気になる葵の花の誕生花を覚えておきましょう。
葵といえば徳川家の紋章?
武士の時代に旗や甲冑などに刻まれている、その家の紋章。沢山の紋章がありますが、紋章に詳しくない人でも、葵の紋章と言えば「徳川」と反応する人もいるのではないでしょうか。また、「徳川は葵の紋章になっているのか」と、今気づかれた人もいることでしょう。
野心という花言葉が入っているだけあって、徳川の歴史にはいつの時代にも野心が付きまとっていました。野心のある徳川家の時代は、一見平穏に見えたはずですが、実は稼得問題や女性たちの野心が入り交ざっている時代なのです。
また、水戸黄門の紋所として葵のマークを見た人もいることでしょう。沢山の事柄で、徳川家の紋章が有名になっていますが、紋章と花言葉の野心が深く関係していることを知ることができたのではないでしょうか。
葵の花言葉は子供の名付けに大人気!
子供の名付けに人気の葵の花言葉。知れば知るほど奥が深いことがわかりますね。葵の積極的な花言葉を知ると、子供にもそうなってほしいと願う親の気持ちがわかります。