ウォッカのおすすめの飲み方21選!お気に入りの飲み方を見つけよう!
ウォッカはストレートで楽しむのはもちろん、様々な材料と掛け合わせることで、手軽に美味しいカクテルベースにもなるお酒です。この記事ではウォッカのおすすめの飲み方を詳しく解説しています。ウォッカでぜひお気に入りの飲み方を見つけてみてください!
目次
ウォッカの美味しい飲み方は?
ウォッカはお好きですか?度数が高いお酒ということで、家に常備している人は少ないかもしれません。カクテルが好きな人なら、多くの定番カクテルにウォッカが入っているため、意外と気づかずに飲んでいることもあるでしょう。ウォッカは度数が高いお酒にもかかわらず、ジュースや炭酸と割れば口当たりが良いことから、女性にも人気のお酒です。
ここではウォッカの美味しい飲み方を詳しく解説していきます。数あるウォッカの中でもおすすめの銘柄もご紹介しましょう!
そもそもウォッカはどんなお酒?度数は?
そもそもウォッカとはどのようなお酒なのでしょうか?ウォッカの起源には諸説ありますが、12世紀頃にロシアの地酒をもとに作られるようになったという説もあります。
基本的にウォッカは水のように無色無臭の蒸留酒です。大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなどの穀物を原料とし、白樺の炭でろ過して作られます。ほとんどのウォッカの銘柄は水とエタノールのため、クセが少ないお酒としても知られています。
ウォッカのアルコール度数は平均40度と高く、最も高い度数は96度のものもあります。ビールの度数が5度程度であることを考えると、ウォッカがいかに強いお酒であるかがわかります。
ウォッカのおすすめの飲み方【基本編】3選!
ウォッカのおすすめの美味しい飲み方として、まずは基本的なものをご紹介しましょう。
ストレート
ロシアを含む東欧でのウォッカの飲み方は、基本的にストレートで飲むお酒とされています。ウォッカは度数が高く、水のように凍ることがないため、冷凍庫などで十分に冷やすのが美味しいストレートの飲み方です。ウォッカをボトルごとキンキンに冷やすと、とろりとした口あたりを楽しむことができます。
ストレートでウォッカを楽しむためには、よく冷やしたショットグラスで飲むのが基本的な飲み方です。小さなショットグラスなら、常温になる前にストレートならではの美味しいウォッカを飲み終えることができます。
好みでレモンやライム、荒塩などを添え、一気に口に含んで飲み干します。ウォッカのストレートは風味を楽しむための飲み方ですが、ハーブやフルーツで香りづけされたフレーバーウォッカもストレートで飲むのにおすすめです。
ロック
ウォッカをストレートで飲むのはきつすぎる人には、氷を入れたロックもおすすめです。ロックグラスにウォッカを注ぎ、レモンやライムなどを添えるのが美味しい飲み方です。
基本的にウォッカなどの度数の高い蒸留酒は柑橘系との相性が良く、とても爽やかな飲み口になります。しっかりとしたロックグラスに解けにくい大きめの氷を入れれば、時間と共に変化する味わいを楽しめます。ストレートで一気に飲むより、ロックはゆっくりウォッカを味わいたい人におすすめの飲み方です。
ハーフロック
ストレートやロックもきつく感じる人には、ウォッカのハーフロックもおすすめの飲み方です。ハーフロックというのはウォッカを同量の水で割る飲み方です。ハーフロックならウォッカの度数も抑えられ、水で薄めることで、逆にウォッカ本来の香りを楽しむことができます。ハーフロックもレモンやライムを添えるのが、美味しいおすすめの飲み方です。
ウォッカのおすすめの飲み方【カクテル編】18選!
ロシアではウォッカはストレートが基本的な飲み方ですが、ほかの様々な材料とも相性が良いのがウォッカの特徴です。ウォッカを使ったカクテルには豊富な種類があります。基本中の基本ともいえるカクテルの定番にも、ウォッカが使われています。具体的にウォッカを使った美味しいカクテルをご紹介しましょう。
ウォッカトニック
ウォッカを使った基本のカクテルといえば、ウォッカトニックでしょう。ウォッカのストレートには抵抗がある人でも、ウォッカトニックなら飲んだことがあるという人も多いのではないでしょうか?
ウォッカトニックはいわゆるジントニックのウォッカ版です。飲み方としてはグラスにライムと氷を入れ、ウォッカをトニックウォーターで割ります。炭酸が抜けないように、やさしく混ぜるのが基本です。自宅でも手軽にウォッカを使った美味しいカクテルを楽しむことができます。ライムがない場合はレモンでも代用できます。
トニックウォーターを炭酸水に変えても、同様の清涼感を味わえます。ただ、トニックウォーターのほうがほんのりした甘みと酸味が加わり、炭酸水より美味しい飲み方になります。
尚、炭酸水はウイスキーや焼酎と割るのに適しています。通常、カクテルに使用されるのはトニックウォーターが多いでしょう。
ウォッカリッキー
ウォッカリッキーというのは、ウォッカをソーダとライムジュースで割ったカクテルです。飲み方としては氷を入れたグラスに、ウォッカとライムジュースを入れ、ソーダを入れて軽く混ぜます。ライムジュースが爽やかさを加えてくれますが、さらにお好みでカットライムを加えると良いでしょう。ウォッカは柑橘類と相性が良いため、すっきりとした味わいを楽しめる飲み方です。
ウォッカリッキーは19世紀末、アメリカのワシントンD.C.のレストランで、夏向きのカクテルとして考案されました。最初にこれを飲んだお客さんであるジム・リッキー氏の名前にちなんだといわれています。
ウォッカバック
手軽な美味しいウォッカの飲み方として、ウォッカバックもあります。ウォッカをジンジャーエールで割ったカクテルです。氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、レモンを絞って入れます。これにウォッカと同量のジンジャーエールを加える飲み方になります。
「バック」という名前が付いたカクテルにはいろいろあり、いろいろなお酒をジンジャーエールで割ったものにライムやレモンを添えた飲み方になります。使うお酒の種類によって、バックの前の酒名が変わります。
ゴッドマザー
ゴッドマザーは、ウィスキーベースのゴッドファーザーに対して生まれた、ウォッカベースの飲み方です。ウォッカ45mlに対して、アマレット15mlの割合で、氷を入れたロックグラスに注いで軽く混ぜます。
アマレットはアーモンドのような風味が特徴のリキュールで、やさしい味わいになります。ただ、アルコール度数は高めなので、お酒に強い人におすすめの飲み方になります。
尚、前述のとおりゴッドマザーのウィスキーベースは「ゴッドファーザー」ですが、ブランデーベースになると「フレンチ・コネクション」になります。
ブラックルシアン
ブラックルシアンもお酒の強い人向きの飲み方です。ウォッカをベースにしたコーヒー風味で、食後に楽しむカクテルとされています。コーヒーリキュールとして有名なカルーアを使う場合が多く、氷を入れたグラスにウォッカ40mlとカルーア20mlを注いで軽く混ぜます。
ブラックルシアンの誕生は1950年頃のブリュッセルといわれています。メトロポール・ホテルのバーで、顧客のルクセンブルク駐在のアメリカ大使が食後に新しいカクテルをリクエストしたことから、即興で誕生した飲み方です。コーヒーリキュールの甘みと苦みがデザート代わりにピッタリですが、アルコール度数は高いカクテルです。尚、ブラックルシアンの上に生クリームを乗せると、「ホワイト・ルシアン」になります。
モスコミュール
ウォッカベースの飲み方として基本のカクテルといえばモスコミュール。自宅でも気軽に楽しめるカクテルです。先ほど紹介したウォッカバック(ウォッカのジンジャーエール割り)のレモンをライムに変えれば、モスコミュールになります。
飲み方としては氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、これにジンジャーエールとライムジュース(またはライムを絞ったもの)を加えて混ぜます。お酒があまり強くない人でも楽しめるおすすめの美味しいカクテルです。ウォッカの量を少なめにする飲み方など、好みのアルコール度数で楽しんでみてください。
スクリュードライバー
スクリュードライバーもウォッカを使った飲み方の中では基本のカクテルといえるでしょう。ウォッカをオレンジジュースで割る飲み方です。ほとんどオレンジジュースのような味で、飲み口が良いため、女性を酔わせる「レディ・キラー」カクテルとも呼ばれています。
スクリュードライバーはもともとイランで働いていたアメリカ出身の油田作業員が、即席で作ったカクテルといわれています。その際、工具のドライバーを使ってかきまぜたことが名前の由来となっています。
ブラッディ―メアリー
ウォッカを使った有名なカクテルに、ブラッディ―メアリーも挙げられます。ウォッカのトマトジュース割りです。基本のブラッディーメアリーはカットレモンを加えますが、ほかにもセロリなどの野菜スティックをマドラーとして添える飲み方もあります。また、塩・コショウをしたり、ウスターソースやタバスコを加えるなど、様々な飲み方のバリエーションがあるのも特徴です。
ブラッディーメアリーの名前の由来は、プロテスタントに対する過酷な迫害からブラッディ―メアリー(血まみれのメアリー)と呼ばれた、16世紀のイングランド女王メアリー1世です。ちょっと怖そうなネーミングですが、イギリスでは二日酔いの迎え酒として有名です。
ウォッカアップル
スクリュードライバーのオレンジジュースをアップルジュースに変えれば、ウォッカアップルというカクテルになります。甘口で飲みやすく、カクテルの本場アメリカでも人気の飲み方です。
アップルジュースだけでは物足りないようなら、リンゴを薄くスライスして飾ったり、すりおろしたリンゴを入れても美味しくいただけます。
セルベッサニコラ
ビール好きな人なら、セルベッサニコラもおすすめの飲み方です。氷を入れたグラスにカンパリとウォッカを入れ、ビールを注ぐと完成です。カンパリもビールも苦みがあるお酒のため、上級者向けのカクテルといえるでしょう。
カンパリを入れることで、きれいなオレンジ色になるのが特徴です。苦みが気になる人はオレンジを添えても良いでしょう。さっぱりとした味わいを楽しめる飲み方です。
スミノフアイス
スミノフアイスはコンビニでも買える手軽なカクテルです。「スミノフ」といえば世界一売れているウォッカの代表銘柄。そのスミノフに糖類・酸味料・香料、そして微炭酸が加えられた、アルコール度数5%の飲みやすい低アルコール炭酸飲料です。すっきりとした甘さに、無果汁ですがレモン風味となっています。スタイリッシュなボトルデザインも人気の秘密でしょう。
ソルティドッグ
ソルティドッグもウォッカベースの基本的な飲み方です。ウォッカをグレープフルーツジュースで割り、グラスの縁に塩を添えて飲みます。さっぱりとした口当たりに塩の組み合わせが絶妙で、美味しいおすすめのカクテルです。
浅い皿にレモン果汁を入れ、ひっくり返したグラスの縁を少し湿らせ、そこに塩をつけてスノースタイルにします。レモンがなければ水でも大丈夫です。ただ、グレープフルーツジュースで割った後、できればレモンの輪切りを添えるとより美味しくいただけます。
ソルティドッグは自宅でも簡単に作れますが、スクリュードライバーなどと同様に、口あたりが良いため飲み過ぎに注意です。尚、塩をつけない飲み方もあり、その場合は「ブルドッグ」という名前のカクテルになります。
アイスウォッカ
市販のシャーベット「アイスの実」を使って、アイスウォッカという飲み方もあります。アイスの実を入れたグラスにウォッカと炭酸水を注ぐだけというお手軽さです。「アイスの実」と炭酸水さえ常備しておけば、自宅でいつでも楽しむことができる飲み方です。
「アイスの実」は球体の形や色合いも可愛いため、お酒に入れて目でも楽しめる飲み方になります。ほかにもスパークリングワインやスパークリング日本酒などにも合い、自宅で手軽にカクテル風ドリンクを楽しめます。
チチ
基本のトロピカルドリンクとして有名なチチ。飲みやすさで人気ですが、チチもウォッカベースのカクテルです。飲み方としてはウォッカをパイナップルジュースとココナッツミルクで割り、十分にシェイクした後、クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぎます。シェイクしすぎると氷が解けて水っぽくなるため、注意が必要です。グラスをパイナップルやレッドチェリーなどで飾り付けてストローをさせば、南国の風を感じるトロピカルドリンクになります。
尚、ウォッカをラムに変えると「ピニャ・コラーダ」というスペインの飲み方になります。こちらもチチ同様、ミルキーな口当たりで女性に人気ですが、やはりアルコール度数の高いウォッカベースです。お酒がダメな人は、お酒抜きの「バージン・チチ」または「バージン・ピニャコラーダ」という飲み方もあります。
ルシアンコーク
ルシアンコークも手軽で飲みやすいおすすめの飲み方です。ウォッカをコーラで割るだけの簡単なカクテルです。ウォッカといえばロシアということで、ルシアン(ロシアの)という名前になっています。レモンを添えると爽やかな風味が加わり美味しくいただけます。
ウォッカの量を少なくしてアルコール度数を抑えれば、ただのコーラを飲んでいるような感じになるため、飲みすぎに注意しましょう。ウォッカはコーラに限らず、前述のジンジャーエールを加える飲み方など、炭酸飲料と合うお酒なのです。
ロングアイランドアイスティー
ウォッカを使った飲み方には、ロングアイランドアイスティーもあります。お酒ではないような名前ですが、アルコール度数が高めのカクテルです。見た目もアイスティーのように見えますが、紅茶は一切使われていません。ウォッカをベースに、ジン、ラム、テキーラ、ホワイトキュラソーなどのアルコールが使われ、そこにレモンジュースとコーラを加えた飲み方です。レモンスライスを飾るのもオシャレです。
ロングアイランドアイスティーは見た目だけでなく、味わいまでアイスティーに似ているという不思議なカクテルです。かなり強いカクテルですが、さっぱりしていて飲みやすく、食事と一緒に楽しめる飲み方です。尚、コーラを入れすぎると紅茶のような味から遠ざかりますが、炭酸が好きな人は好みの量で作ってみてください。
ウォッカマティーニ
オシャレなバーにも似合うカクテルとして、ウォッカマティーニが挙げられます。普通のマティーニはジンがベースですが、ウォッカマティーニはウォッカベースの飲み方になります。ウォッカ3に対してベルガモットを1の配合でステアし、そこにオリーブを浮かべればウォッカマティーニになります。
ウォッカマティーニはお酒をお酒で割るため、ほぼストレートで飲むのと変わらないアルコール度数高めの飲み方です。見た目はオシャレでも、もともとウォッカをストレートで飲めない人は要注意のカクテルです。
尚、ウォッカマティーニは映画「007」でも有名になりました。主人公のジェームズ・ボンドが「ウォッカマティーニを、ステアせずにシェークで」と注文しています。通常、マティーニの作り方は「ステア(材料と氷をミキシンググラスに入れてスプーンで混ぜる)」ですが、「シェーク」というのはシェーカーを使って混ぜる飲み方になります。
この映画の影響からか、バーなどでウォッカマティーニを注文すると、シェークして出されることも多いようです。ボンドは「舌がしびれるほど冷えているのがよい」といっていますが、確かにシェークしたマティーニはステアよりも材料が冷えます。シェークは氷で加水することで、味もまろやかになる飲み方です。
スイカウォッカ
ウォッカのユニークな飲み方として、スイカウォッカというのもあります。スイカにウォッカを染みこませたものなので、実際、飲み方というより、ウォッカをスイカと共に食べるような形になります。
スイカウォッカの作り方はワイルドです。スイカにウォッカのボトルが差し込めるくらいの穴を開け、そこから果肉を少し取り除いて、ボトルを差しこみます。4時間ほど放置しておけばウォッカがスイカに染みこみ、スイカウォッカの出来上がりとなります。
スイカウォッカは切り分けたり、スプーンでくりぬいたり、食べ方は好みで工夫できます。夏の暑い日のホームパーティーなどでも盛り上がりそうなウォッカの楽しみ方です。
ウォッカのおすすめ商品5選!
ウォッカにもいろいろな種類がありますが、中でもおすすめの銘柄をご紹介します。
ストリチナヤ
まず、ウォッカの本場ロシアの「ストリチナヤ」。エリツィン元大統領のお気に入りで、晩さん会でも出されていたウォッカです。ストリチナヤとは「首都」を意味します。比較的軽やかな飲み口で、ストレートでもおいしくいただけますが、後味に少し甘みも感じられるのが特徴です。
ズブロッカ
ポーランドを代表するウォッカに「ズブロッカ」があります。バイソングラスを漬け込んだウォッカで、まろやかな口当たりに独特の柔らかな香りが特徴のウォッカです。桜餅のような香りと形容する人もいるため、お花見シーズンなどにも最適なウォッカといえるでしょう。
スカイウォッカ
アメリカ産の「スカイウォッカ」はコバルトブルーのボトルが目を引くデザイン。部屋に置いてもオシャレなインテリアになりそうなボトルデザインです。クセのないシンプルな味わいで、カクテルを作るときにもピッタリのウォッカです。
ドーバースピリッツ
日本産の「ドーバースピリッツ」というウォッカは88度という非常に度数の高いウォッカです。高濃度のため製菓用としても用いられています。果実酒のベースに使っても良いでしょう。
シロック
ウォッカはほとんど穀物から蒸留されますが、「シロック」はなんとフランス産のブドウ100%のウォッカです。軽やかな柑橘系の香りにまろやかな味わいが特徴で、女性にも人気のフルーティーなウォッカです。
ウォッカはストレートが定番!お気に入りの飲み方を探してみて!
ウォッカの美味しい飲み方をいろいろご紹介してきました。いかがでしたか?
お酒好きならウォッカはストレートが一番という人も多いでしょう。ただ、度数も高いお酒のため、炭酸水で割ったり、ジュース類と割ったりと、飲み方はあなた次第です。クセのないウォッカはカクテルベースとしても優秀です。いろいろな材料と掛け合わせて楽しめるのがウォッカの魅力なのです。家でも手軽に飲めるお酒として、ウォッカを常備してみてはいかがでしょうか?