我が強い人の心理や特徴18選！上手な対処法や直す方法も紹介！

あなたの近くに「我が強い(ががつよい)」と感じる人はいませんか？「実は自分自身が我が強くて」と、悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。

誰かに対して「我が強い」と感じる時、私たちはどういったイメージや基準で判断しているのでしょうか。まずは「我が強い」とはどういうことなのか、分析してみました。

「あの人って我が強いよね」「我が強い人って付き合いにくい！」など、一言で「我が強い」と表現していますが、「我が強い」とはそもそもどういうことを表しているのでしょう。

本来「我(が)」という言葉には、「自我、自分本位の気持ちや考え方」という意味が含まれています。つまり「我が強い」とは、「自我が強い、自分本位な考え方が強い」ということです。

「自分本位の考えが強い」人は、頑固なイメージがありますよね。「我が強い」は「強情である」と言い換えることもできます。

「強情」には「意地をはり、自分の言動をどこまでも押し通そうとする」意味があり、「頑固」の類義語になっています。このような関係からも、「我が強い＝頑固」のイメージが裏付けられます。

「我が強い」と似ているように感じる「気が強い」ですが、この二つには決定的な違いがあります。簡単にご説明すると、「我が強い」のは自分のため、「気が強い」のは自分または他者のため、ということです。

先ほどご紹介したように「我が強い」のは「自分本位な考え方が強い」ので、自分を守るために主張することはあっても、他者にプラスになることはありません。一方「気が強い」というのは「その人の気質が強い」ということなので、自分のためだけではなく他者を守るためにも主張ができるのです。

似ている言葉ですが、根本となる対象が全く異なる言葉ですね。

それでは、我が強い人の心理的な特徴からチェックしていきましょう！主な特徴を4つご紹介します。

一見、強く見られがちな性格でも、心理的なところでは弱い部分も垣間見られるかもしれません。ご自身が、我が強い人の心理的特徴に当てはまる場合は、一度自分を客観的に分析する時間が大切かもしれません。

我が強い人の心理的特徴の1つ目は、プライドが高いことです。プライドが高い人は、負けることや間違いを指摘されることを嫌がる傾向があります。つまり、自分がいつでも正しく一番でいたいのです。

自分に対しての否定的な意見を取り入れず主張を曲げないので、そういったところが我が強く見せてしまうところです。

自分に自信がない時に、それを隠したくなる心境は多くの方が理解できるのではないでしょうか。2つ目の心理的特徴は、コンプレックスがあることです。

コンプレックスがあるからこそ、周囲から低い評価を受けたくなく自分本位の行動に強く出てしまうパターンです。コンプレックスを隠そうと強気に出てしまう言動が、周りから見れば我が強く見えてしまいます。

上手に甘えたり弱音を吐くことができないタイプも、我が強い心理的特徴を持っています。「弱音を吐く＝弱みを握られる」と考えがちな傾向もあります。

周囲に弱い自分をみせたくないという心理から、つい主張が激しくなったり偉そうな言動で接してしまう方は要注意です。本人は強がっているだけでも、周りからは我が強い人といった評価をくだされてしまいがちです。

人を信じることができないタイプも、我が強い人の心理的特徴の一つです。もともとの性格として人を信じられないケースと、過去のトラウマなどで人を信じられなくなったケースがあります。

人に対して疑心暗鬼になってしまうので、常に自分だけの考えを頼りにしてしまいます。本人にその意識がなくても、周囲からは「人の意見を取り入れない＝我が強い」と見られてしまいます。

性格を簡単に変えることはとても難しいですよね。我が強い人の性格的特徴を5つご紹介します。

なかなか理想通りにはいかない性格だからこそ、せめて自分自身は我が強いと言われないように気をつけていきたいですね。

少女漫画の世界では、わがままは女子の代名詞のように描かれていますが、現実は男女の性別関係なく、わがままな人は多いものです。

「わがまま」とは、ご想像の通り「周囲の迷惑を考えずに自分のしたいようにする」ことです。我が強い人は自分本位の言動になるので、わがままな性格が特徴的に見えやすかもしれませんね。

適度なわがままは、時にかわいらしさや甘え上手にうつるかもしれませんが、TPOを考えないわがままは周囲に好印象は与えません。年齢や性別関係なく、わがまますぎる言動には注意が必要です！

2つ目の性格的な特徴は、協調性がないことです。我が強い人は、常に自分が中心なので、周囲に合わせようとしたり、気配りすることはありません。むしろ、「周りが私に合わせればいい！」ぐらいの勢いを持っています。

協調性がないというレベルを超越し、「周りに同化しない自分って素敵」と一匹狼のようなイメージを勝手に持ち、自分自身を称える方もいます。

曖昧さが許せない性格を持っている方も、我が強い人の特徴です。何事においても、白黒はっきりさせたいタイプの方には少し注意が必要です。

はっきりとした意見を持つことは、とても素晴らしいことなのですが、年を重ねるにつれ曖昧にしておいた方が丸く収まることも増えてきます。その場に応じて周囲に合わせられない方や適当に流せない方は、我が強い人と思われてしまいます。

グレーゾーンがないのでわかりやすい性格ではありますが、周りの人が常に自分と同じ思いではないことを受け入れてみることがおすすめです。

我が強い人は、負けず嫌いな性格的特徴があります。自分の主張が常に正しく、それを押し通したい性格のため、負けず嫌いと見られることが多いようです。

幼児期は、少しでも相手に勝ちたい！負けたくない！という思いから、お互いが譲らずケンカに発展することもあったと思います。しかし、大人になるにつれてよほどのことがない限り、どちらかが折れたり諦めるケースが増えていきませんか？

負けず嫌いな人は、相手が折れたり諦めてくれているという感覚がありません。「自分が正しいから相手が納得した」と捉えがちです。負けず嫌いの自覚がある方は、ぜひ客観的に自分の主張について考える時間をとってみてくださいね。

最後の性格的な特徴は、諦めないタイプの人です。我が強い人は、良くも悪くも自分の考えをしっかりと持っています。その自分の考えに納得のいく結果が出るまで、諦めないのが特徴です。

諦めない性格は、生活においても人生においても重要なことですね。しかし、状況によっては周りとの兼ね合いも考慮しなければなりません。せっかくの良い性格的特徴が、マイナスになってしまわないように気をつけたいですね。

最後に、我が強い人の言動に見られる特徴を9つご紹介します。

人間関係において相手の言動は、時には自分を一喜一憂させますよね。我が強い人の言動で傷ついてしまう前に、相手の特徴を把握しておくことがおすすめです。

我が強い人が持つ言動で、代表的ともいえるのは、人の意見を聞かないことです。我が強い人は自分本位の考えた方をベースとしているので、周囲の意見はないものと同じです。

周囲の声は全て右耳から左耳へと流れていきます。はじめから人の意見を聞く姿勢を持っていないので、何か問題が発生したとしても「そんなこと聞いてない！」と自分を正当化する方もいます。

常に自分が正しいと思っているので、我が強い人は自分の意見を押し通す特徴があります。自分の意見を押し通す背景には、相手にバカにされたくないという心理が働いている場合もあります。

このような言動の特徴を持っている方は、その意見が正しいか間違っているかは重要ではなく、自分の意見を通すことに重きをおきます。仕事上などで明らかにマイナスな結果が想定されるときは、我の強い人に一人で立ち向かわず周囲に助けてもらいましょう。

我が強い人の言動には、自分の意見を相手に押し付ける特徴もあります。相手の意見や感情はおかまいなしで、自分の意見への合意を勝ち取ろうとするのです。

我が強い人は、自分本位なので相手の利益より自分の利益を優先します。「私がこう思うからあなたもそうして！」といった言動や無言の圧を感じさせてきます。

言い訳をするタイプは一概に我が強いとは言えません。しかし、その言い訳が多すぎたり自己保身のための言い訳の場合は、我が強い人の言動的特徴です。

我が強い人は常に自分だけが正しく優位でいたいのです。しかし状況によっては自分の立場が明らかに不利になることもあります。そのような時に、自己保身のために言い訳が増えます。

我が強い人は、自分が納得するまで引きません。場合によっては、いつまでも納得しません。

とにかく自分本位の考え方をしているので、否定的な意見や自分と異なる考えを受け入れることができないのです。こちらが正当なことを伝えていても、納得する状況を作り出そうとはせず、何かと理由をつけては反論しようとします。

自分本位で偏ったプライドを持っているので、我が強い人は自分が絶対に正しいと信じて疑いません。その気持ちが言動となってあらわれます。

自分が持つ価値観に「絶対○○だから！」「本当に○○になるよ！」というように、自分の正しさを強く主張します。

我が強い人は自分がいつでも正しく優位でいて当然という感覚を持っているので、謝るという言動とは程遠いところにいます。

たとえ心の奥で自分が間違っていたと知っても、「謝る＝負け」と感じてしまい謝ることができません。もしくは謝罪の態度とは思えないような言動で、謝ってくる方もいます。

人の話を否定することも、我が強い人の言動の特徴です。この否定と言うのは、明らかな理由があっての否定というわけではありません。

我が強い人は、基本的に自分以外の人に対して否定的です。相手の話を受け入れ、考え、結論を出したうえでの否定ではないのです。

最後にご紹介する言動の特徴は、思い込みが激しいことです。我が強い人は良くも悪くも強い思い込みを持っています。

その思い込み自体も、自分本位の内容になっているので、周りから見ると「えっ？！なにそれ？」と理解できないことも多々あります。自分に対してだけではなく、相手や状況に対しても思い込みが激しいので、身近に我が強い人がいる場合は注意が必要です。

なるべくなら我が強い人とは距離をおきたいものですが、そう上手くもいきませんよね。そのような時は、これからご紹介する対処法をぜひご参考にしてください！

ここでは我が強い人への対処法を6つまとめました。プライベートや仕事の時など、状況に応じて対処法を使い分けてみてください。

我が強い人は、基本的に相手の話を聞きません。あなただけ真剣に我が強い人の話を聞いていたのでは、疲れが倍増してしまいます。

一般的に我が強い人と言うのは、自分が中心または自分の保身のための話がメインです。全てに向き合っていては苦労が絶えなくなってしまうので、適度にうまく聞き流しましょう。特に我が強い人が話す噂は、自分にとって好都合な言い方をするので、真に受けないようにしたいですね。

自分が常に正しいと思っている我が強い人は、相手から否定的な言動をとられることを嫌がります。明らかに間違っていると思っても、反論しないことが対処法としてはおすすめです。

反論しない対処法はプライベートな会話ならば問題ないのですが、仕事など反論しなければ状況が悪くなる時は注意が必要です。「あの時、反論しなかったでしょ！」と後で言われないためにも、ケースバイケースで使い分けましょう。

自分本位な相手に対しては、冷静な対応が効果的な対処法の1つです。我が強い人は、自分の意見などを押し通したいがために興奮しがちな方も多くいます。

そのような相手に、思わずカッとしてしまう気持ちもわかりますが、お互い熱くなりすぎては最悪の結果を招くことにもなりかねません。せめてあなただけでも冷静に対応して、平常心を保ちましょう。

難しい対処法になりますが、我が強い人の話やその人そのものを理解することも大切です。まずは我が強い人をそのまま受け入れてみてください。

「この人はこういう人なんだ」「この人の立場ではこう考えるんだ」「こういう理由からこんな話になるのか」というように、相手の目線で考えてみましょう。全て理解することはできなくても、なんとなくわかるレベルには達することができるかもしれません。

※しかし我が強い人は、あなたが努力し理解したことでも「理解して当然でしょ」ぐらいにしか思わないかも知れません。

究極の対処法としては、極力関わらないのがおすすめです！とはいうものの、完全に関係を断つのは難しいのが現実ですよね。

たとえば我が強い人が、自分本位な考えを展開しているとします。「何それ？！」という思いから一言いいたくなってしまいますが、関わらなくて済む状態なら我関せずスタイルを貫いてみましょう。

我が強い人は、相手を理解しようという気を持っていません。たとえあなたがどれだけ正当なことを言っていても、我が強い人には全く響きません。

「話を聞いてもらえたらラッキー」「どうせ理解なんてしないよね」といった諦めの気持ちをもって接すると、少しはストレスが軽減されるかもしれません。ただしその人と一生を共にするような間柄の場合は、この対処法がのちのち自分を苦しめることにもなりかねないので、注意してください。

これまで我が強い人の特徴や対処法をご紹介してきましたが、「あれ？もしかして私って我が強いタイプ？」とお悩みの方はいらっしゃいませんか？

人は誰しもどこか自分本位な部分を、持ち合わせているものかもしれませんね。周りから嫌がられないためにも、我が強いのを直す方法をご紹介します。5つの直す方法をまとめましたので、取り入れやすいものから試してみてください。

我が強いのを直す1つ目の方法は、人の話を最後まで聞くことです。我が強い人は、すぐに自分の意見を主張し相手を否定的に見てしまいます。

世の中に自分とすっかり同じ考えの人はそうそういないものと考え、まずは相手の話に耳を傾けましょう。最後まで相手と向き合うことで新しい発見があるかもしれません。

2つ目の我が強いのを直す方法は、話す前にワンテンポ置くクセをつけることです。我が強い人は、主張が激しくなり、時には相手の話にかぶせて持論を展開してしまいがちです。

自分の主張をする前に、ワンテンポ置くことで冷静に発言内容を考えることができます。特に仕事の面では、一度の主張が今後を大きく左右することにもなりかねません。ワンテンポ置くクセをつけて我が強いのを直すことは、長い目で見てもおすすめです。

相手の立場になってみることも、我が強いのを直すおすすめな方法です。あなたが何かを主張したいように、相手にも相手の意見があります。

どんな時でも、立場によって考え方や意見が異なるものだということを、頭の片隅においておきたいですね。

少し高度に感じるかもしれませんが、我が強いのを直す方法として感情のコントロールを試してみてください。考えより先に行動してしまう方にもおすすめです。

「相手に負けたくない」「相手より優位になりたい」「バカにされたくない」など、我が強い人ほど多くの感情を処理しきれなくなってしまいます。まずは自分の感情と向き合ってみる時間が大切です。

簡単なようで難しいのが、素直になることです。我が強いのを直す方法としてはもちろんのこと、人として大きくなるためにも、素直な気持ちは大切です。

長く年を重ねれば、失敗することも間違うことも、負けることも否定されることもあります。そのような時に、どのくらい素直になれるかで人の大きさが決まるのではないでしょうか。状況を見極め、客観的に対応できるようになりたいですね。

我が強い人の特徴を、心理・性格・言動で分析してきました。「もしかしてあの人って」とどなたかを連想した方も多いのではないでしょうか？ぜひ我が強い人への対処法をご参考に、少しでもストレスなく付き合っていってくださいね。

また、記事を読みながら「我が強い人って私？！」とドキドキした方は、我が強いのを直す方法をご参考にしてください。性格を直すことは簡単ではありませんが、自分の性格に気がついた時点で一歩進んでいます！今よりも楽しい人間関係が築けることを願っています。