『ツーカーの仲』の意味や語源とは？ツーカーの仲の特徴12選も紹介！

お互いに気を使わずに、それでいて相手を思いやることができる相棒のような存在の人とことを「ツーカーの仲」と言います。本当に自分のことを知ってもらえ、相手のことも知っている仲だけに使える言葉です。

自分に必要なことをアピールしなくても、相手がそれを察して行動してくれる仲を、ツーカーの仲と言います。それだけ分かり合った仲であるということを意味しています。

ツーカーの仲の由来や語源は、色々な諸説がありますが、「つうと言えばかあ」という言葉の「つう」「かあ」から由来や語源が来ていると言われている諸説が有力です。つまり、自分が少し話すだけで、相手がすべての意味をくみ取ってくれるだけ親しいということです。

その他、有力な由来や語源として、「通過の仲」という言葉が「ツーカーの仲」に変化したという考え方もあります。

由来や語源は沢山ありますが、共通して言える点は、ツーカーの仲の人は、意思疎通が図れていて、ちょっとのことですぐ分かり合える仲であること、すごく親しいことを意味する由来や語源が多いようです。

正しいツーカーの仲の使い方をしているでしょうか。ツーカーの仲の由来を考えると、正しい使い方がしやすくなります。

例えば、「いつも彼は私のことを素早く理解してくれる。私たちはツーカーの仲だ」といった使い方です。その他の使い方としても、「あの人とはツーカーの仲なので、仕事が早く終わった」といった、人間関係に信頼があるという使い方もされます。

沢山の使い方がありますが、親しくない人や、意気投合しない人には、ツーカーの仲という使い方はしません。

ツーカーの仲の類義語を更に調べてみましょう。使い方がもっと良くわかるようになりますよ。

ひとつめの類義語は、「相棒」です。自分の身体の一部分のように、いつも一緒にいて、相手のことや気持ちがわかることを「相棒」、つまりツーカーの仲ということでもあります。

また、「腐れ縁」という類義語もあります。腐れ縁という類義語は、「仕方なく一緒にいる」といったイメージがありますが、実は切っても切れない仲という意味を腐れ縁の類義語に含まれています。そのため、いつでもそばにいる人、自分と一緒の考えができ、思いを分かち合える人という意味が含まれています。

「相棒」「腐れ縁」などの類義語や由来を考えると、ツーカーの仲の使い方に幅が出てきますよね。更にどんな類義語があるのか、自分で類義語探しをしてみるのも楽しいですよ。

今の若い人に「ツーカーの仲」と言っても、通じないことがありますよね。そんな時、ツーカーの仲は死語？と思いがちです。年齢の高い人に対しては、今でも通じますが、20代以下の人には通じないと考える方が良いでしょう。死語になりつつあるといっていい言葉です。

お互いに味方であり、分かりあえる仲のツーカーの仲では、お互いに遠慮しない特徴があります。言いたいことを我慢することもなく、他人に言えないような内容の話も、どんどん話して理解してもらえるといった安心感があります。

ツーカーの仲では、相手の趣味を知っているだけでなく、自分も相手の趣味を楽しむだけの仲であると言ってもいいでしょう。例え自分がうまく出来ないとしても、相手の趣味を通して相手と楽しむことができるのです。また、知らず知らずの内に趣味が似てきたり、同じ趣味を持っているということも少なくありません。

また好みも知っているので、いちいち「何が飲みたい？」と聞かなくても、「あの人はコレが好きだから」といって、買ってくることができます。

お互いのことを知り尽くしているツーカーの仲では、相手があまり主張しないことから誤解を受け、孤立するとしても、相手を信じ、味方でいることができるという特徴があります。相手に原因があって孤立したとしても、相手を本気で叱り、アドバイスをする立場になれるので、その点でも味方であると言えるでしょう。

ツーカーの仲はいつも同じ考えをしているわけではありませんが、相手を受け入れ、いつでも味方なので、信頼できるアドバイザーとして耳を傾けることができるのです。どんな時も自分の一番になって、自分にとって味方であると信じます。

一番の味方で同じ趣味を持っているとしても、それぞれを尊重して絶妙な距離感を保つことができる特徴があるツーカーの仲。お互いのパーソナルスペースを侵害することはありません。

他人にはわからない波長。ツーカーの仲の波長は絶妙なので、ツーカーの仲が一緒にいるとしても、いつもと変わらない表情で楽しむことができているという特徴があります。お互いを認め合い、気持ち良い存在として受け入れているのです。

他人には言えない秘密をツーカーの仲の間で言ったとしても、他人には公言しないという確信がもつことができるのがツーカーの仲です。親密なことや自分だけの秘密も、相手に相談できる、最高の仲であると言えますね。

ツーカーの仲は、相手の気持ちがわかるので、相手が嫌だと思うことが起きてしまったとしても、忘れさせてくれる存在になれます。辛い気持ちを半分にして、元気を与えてくれる、そんな存在がツーカーの仲です。

他人とは違ってリラックスして素の自分を出すことができるので、一緒にいると安心できる存在になります。何日一緒にいても、疲れる存在とはなりません。

相手と共通点が多いゆえに、笑いのツボも一緒で、ツーカーの仲で楽しむことができる特徴があります。そのため、相手といる時間は、自分にとっても楽しみの時間に変わることでしょう。

また、感性も似ているので、本当の兄弟姉妹のように振る舞うことができます。趣味や笑いのツボが同じなのも、そこから来ているのかもしれません。

他人には不快な癖であったとしても、ツーカーの仲であれば相手の癖もドンと受け入れられるものです。嫌な癖であれば、はっきりと「その癖、どうにかならない？」と言えますし、言われた方も「本当ね」と言って笑いに変えるだけのものがあります。

相手に対して気を遣うことが少ないので、気兼ねのない存在となることからどんな話もでき、どんな事も受け入れることができるようになる特徴があります。ツーカーの仲は「相手にどう思われるだろうか」と心配することがありません。

他人に心を開けない事情がある人もいますが、いつも一人で物事を処理しようとする人、心を開いてくれない人は、周りから見ても付き合いにくい人と見られがちになり、ツーカーの仲をつくることが難しくなります。

ツーカーの仲の人がいない人は、もしかしたら他人の感情や気持ちを考えないで行動している人かもしれません。相手から見て、あまりにも無神経なこと、そして礼儀がないことから、ツーカーの仲になりたいと思えない存在になっている可能性があります。

ツーカーの仲の人がいない他の理由として、自分に他人に対する興味が少なすぎることがあげられます。自分第一がゆえに、他人のことを考えようとしない、他人のやっていることに興味を示さないことから、友達もいない状態になってしまうことも。友達がいないことは、ツーカーの仲もいないということです。

自分に余裕がないのも、ツーカーの仲の人がいない理由になります。自分のことだけでいっぱいになってしまうので、そんな友達がいない状況に気づいていないのです。ツーカーの友達を作りたいと思っても、自分に余裕がないときは、理想的なツーカーの仲の友達が現れないものです。

何でも自分が一番、そして自分が気持ち良い状態でいないと気がすまない人にも、ツーカーの仲の友人がいない特徴があります。他人を思いやる気持ちが持てないからです。

ツーカーの仲の友達は、一夜にして出来るものではありません。自分なりに努力も必要ですが、一度ツーカーの仲になってしまえば一生の宝物になるはず。言葉にしなくても通じる、そんなリラックスできるツーカーの仲になれる友達を探してみましょう。