富山の方言(富山弁)20選!可愛い表現が多いの?告白フレーズも!
富山県の方言(富山弁)は、「~ちゃ」や「な~ん」などのかわいい語尾や面白い表現が非常に多く、今注目されています。言葉だけでなくアクセントも可愛い富山弁で告白されたら、気になるあの人もメロメロです!今回はそんな富山の方言について紹介します!
目次
富山県の方言「富山弁」を紹介!
2012年4月に「女性の方言表現魅力ランキング」でかわいい方言と言われる福岡県や鹿児島県などの九州勢を抑え、京都に次いで2位に躍り出たのが富山の方言、富山弁です。今回はそんな富山弁とは一体どんな方言なのか、発音やアクセントなどの魅力や、語尾の使い方などかわいいキュンとする特徴を徹底的に紹介します。
そもそも富山県はどんなところ?
富山県は日本海側に位置しており、新潟県と石川県の間の北陸地方にあります。北アルプス立山連峰などの山に囲まれ、海にも面した自然豊かな土地です。特産物はシロエビ、ホタルイカなどの魚介類やかまぼこ、おいしい天然水で作った地酒やます寿司などがあります。
富山県の氷見のうどんも有名で、日本3大うどんの一つと呼ばれています。富山ブラックというラーメンもおすすめで、スープが真っ黒ですが、イカスミでなく醤油の黒という面白いご当地ラーメンもあります。世界遺産の「五箇山・合掌造り」や黒部ダム、チューリップなどの観光名所もあり、見所もたくさんです。
富山県の方言の特徴2つ!
富山県の方言には特徴が2つあります。1つ目の特徴は富山県は近畿地方と交流が深くあったため、近畿地方の文化と混ざりあい多くの言葉やアクセントが生まれた、ということです。2つ目の特徴は、富山県内は3つの地域に大きく分けられ、3つの方言があるということです。
富山県の中央は呉羽丘陵が走り、周囲を高い山脈に囲まれているため、場所によって異なる特徴の方言が生まれました。特に五箇山方言は他の地域よりもかなり異なり、独自の発音やアクセントがあります。
関西弁と関東弁が混ざった方言
富山県の方言、富山弁はいくつかの種類の方言が混ざり合っており、地域によって多彩なアクセントや発音のものがあります。東側、新潟県あたりの県境にある断崖絶壁の親不知という崖が連なった地帯や、その難所を越えても長野との県境に高い山脈が連なっているため、東との交流があまり栄えなかったことが独自の方言を生み出した理由の一つです。
関西や近畿地方など西日本との交流が盛んになり、関西の方言が多く流入してきました。それが富山の方言に大きく影響しており、もともと関東系の発音や東北方言のアクセントが混ざっていたので、関西の方言が加わり今の富山弁になったと言われています。
かわいい語尾や発音が多い
富山県の方言はかわいい語尾が多く、代表的なの「~ちゃ」「~け」「~なが」などです。言葉と組み合わせて使われる語尾がとても愛らしく、また独特な発音、アクセントもとてもかわいいので思わず真似したくなる魅力がたっぷりです。中でも女の子が自然に使うとかわいい!と思わずキュンとする富山弁が多くあり、告白だけでなく、好きな相手へのアピールにも活用できます。
富山の代表的な方言5選!使い方は?
富山県の方言、富山弁の言葉の中にはかわいいものだけでなく、面白い発音や言葉もあります。中でも代表的な富山の方言の特徴やその意味について紹介します。
①だいてやる
よく使われている富山弁の一つが「だいてやる」です。「今日はだいてやる!」と言われたら少しドキッとしますよね。その意味は「おごってやる」「出してやる」などになります。「し」が「い」になることで柔らかい表現になり、とても可愛らしいです。アクセントが標準語と異なるのですが、意味を知らないとドキドキしてしまう面白い言葉ですよね。
②きのどくな
富山弁で「きのどくな」という言葉は割と頻繁に出てきます。その意味は「ありがとう」「ありがたい」「申し訳ない」などになります。標準語の「気の毒な」とはかなり違う意味になるので面白いですね。どちらかというと、ありがとう!と感謝するよりは、相手を労る言葉で、「わざわざきのどくにね~」など年配の方などが日常的に使用されています。
③きときと
「きときと」は響きも発音も面白いですが、この言葉の意味は「新鮮」や「精力的」です。「この魚、きときとや」「きときとなお寿司だ。」など魚や食べ物に使用します。人に対しても使い、「あのひとはきときとの人や」(あのひとはいきいきしてる人だ)などちょっと面白いし、かわいい言葉です。
④まいどはや
富山県の方言の中でも日常的に使用され、かわいいなまりの方言です。「まいどはや」は「いつもどうも」などの意味があります。また「まいど」だけなら「ごめんください」など挨拶としても使用されています。「きのどく」と併用して「まいどはや、きのどくやちゃ。」だと「いつもありがとうございます。」という意味になります。
⑤つかえん
この言葉も日常的に使われています。意味は「かまわない」、「問題ない」などです。標準語では「つかえん」と言われると否定的な意味に聞こえますが、富山県の方言だと「OK!」という肯定的な意味なのでギャップが面白いです。
頼み事をしたときなどの答えとして使うことが多いので、頼んだら断られているように感じますが、安心してください。むしろ全力で了解している、という表現になります。
富山の方言のかわいい語尾5選!
富山県の方言で最もかわいいと言われるのが語尾です。独特でもある「~ちゃ」や「~なが」、「~け」などですが、どんな場面でどんな言葉の語尾に付くのかその特徴や言葉を紹介します。
①「~ちゃ」
語尾に「~ちゃ」が付くと思いつくのが仙台の方言「だっちゃ」です。うる星やつらのラムちゃんが使用していて、とても愛らしい印象が強いですよね。富山県の方言も使い方はとても似ていて、意味は「~です」「~ですね」などになります。「好きっちゃ」「つかえんちゃ」や、また「やちゃ」と変化することもあり、「そうやちゃ」「きのどくやちゃ」などの使い方です。
②「~け」
「~け」も富山県の方言ではよく使われ、標準語では「~ですか?」「~なの?」などの疑問形として使われています。山梨や岐阜、九州地方などでも同じように疑問形の「~け?」を使う方言です。「こっちにこられんけ?」「知っとるけ?」などの使い方があります。
③「~なが」
「~なが」は、標準語では「~なんだよ。」という意味です。言い切って終わる言い方で使用するので、ちょっと強い意味になります。例えば、「こうするなが」(こうだよ)、「好きなが」(好きだよ)などです。強調して強い意志を示すときに使います。
④「~せんにゃ」
「~せんにゃ」はとてもかわいい響きですね。標準語の意味は、「~しなければ」、「~しなきゃ」などの意味があります。「~せんにゃ」の使い方は、「今日掃除せにゃ」(今日掃除しなければ)、「片付けせんにゃならんよ」(片付けしなければいけないよ)などがあります。
⑤「~まいけ」
「~まいけ」は、その他に「~まいか」などがあります。その意味は誘う言葉で、「~まいけ」の前に「しよ」などの言葉をつけて「~しよまいけ!」とも使います。例えば、「行こまいけ!」(行こうよ!)、「これ、一緒にしよまいけ!」(これ、一緒にしようよ)となります。
富山の響きが可愛い方言7選!
富山で使われる方言は、語尾だけでなく言葉やその語感でもかわいい魅力的な方言が豊富にあります。その中でも特に発音や響きがかわいい、思わず使いたくなってしまう方言を7つ紹介します。
①ちょっこし
「ちょっこし」という響きもかわいいこちらの方言は、標準語の意味では「少し」「ちょっとだけ」と同様になります。「ちょっこしこちらへ来て」と言えば「ちょっとこちらへ来て」「少しこちらへ来て」など、時間や距離的な「ちょっと」という意味合いです。
②なーん
かわいい富山の方言と言えば、一番に思いつくのが「なーん」と言う方言です。標準語で言えば「いいえ」など会話の中で否定するときや、相づちを打つときの返答などに使う場合もあります。猫の甘い鳴き声のような「な~ん」ですが、使い方は「な~ん、違うちゃ。」などです。
③ほんとやち
「ほんとやち」は、「ほんとだよ!」という意味ですが、先ほどの「~ちゃ」を用いた「ほんとやちゃ」ではありません。あくまでも「ほんとやち」で一つの言葉です。「ほんとだよ」の強い意味合いがあり、真剣に相手に本気であることを伝えたいときに使います。響きのかわいさとは裏腹に真面目な重みのある言葉です。
④あいそむない
「あいそむない」とは標準語で「愛想がない」、「物足りない」、「わびしい」、「寂しい」などの意味です。「あんたがおらんとあいそむない」(あなたがいないと寂しいな)など気持ち的に寂しいときや「会えんとあいそむないやちゃ」(会えないと寂しいよ)と物理的に寂しいときに使います。
⑤だらぁ
富山の方言の「だら」は標準語で「馬鹿」という意味です。「だらんこというな」(馬鹿なこと言うな)や、「だらやろうだ」(ばかやろうだ)などの使い方があります。「だら」の後ろに「ぶち」をつけるとさらに強い意味合いになり、「だらぶち」というと「ばかやろう!」と怒っているくらいの強さになります。女の子が「だら、もぉ~。」(馬鹿、もぉ~。)くらいの意味で使うのはとてもかわいいです。
⑥ちみちみ
ちみちみする、と聞くとちびちびと、細々と、という意味かと思いますが、富山の方言では「ちみちみ」は「つねる」と言う意味です。使うときは「ちみちみする」でそのままでも良いですし、「ちみる」とも言います。例えば「ちみちみするなが」(つねってはいけないんだよ)、「ちみると痛いが」(つねると痛いよ)という使い方です。
⑦まめ
まめな人、と言うとイメージするのは細やかで繊細な人ですが、富山の方言だと「元気な人」という意味になります。挨拶するときなどに使い、「やぁ、まめやった~?」(やぁ、元気だった~?)、「まめけ~?」(元気か~?)などですが、とっさに言われると少し驚きます。でも女の子から「まめけ?」と可愛らしく言われたら、思わずキュンときちゃいますよね。
富山弁の告白フレーズ3選!
富山の方言で告白するとしたらどんな表現や言葉があるのか、とても気になります。ここでは魅力たっぷりの富山弁でする、おすすめの告白フレーズを3つ紹介します!
①「あんたの事が大好きなが」
「~なが」は、前述の通り強い言い切りの意味です。「あんたのことが大好きなが!」と告白すると言うことはかなりの積極性を持って、強い気持ちで大好き!と伝えていることになります。告白の仕方としては、大人しくしおらしく、というよりは元気いっぱいに思い切り叫んで告白している位の強さです。相手の心にもズシンと伝わりそうですね。
②「ちょっこし付き合ってくれん?」
「ちょっこし」は少しだけ、という意味で、時間や場所的なちょっと、を示すものです。いざ告白!と言うときに可愛らしく相手を呼び出すのに使うと思わずキュンとしてドキドキが高まり、告白するときもさらに魅力的に相手の目に映ります。デートのお誘いに用いても、キュートな語感に相手もドキッとすること間違いなしです。
③「好きなんはほんとやち」
「ほんとやち」は真剣に、強い意志で伝えるという思いの強さを示したいときに使います。意味は「好きなのはほんとだよ!」となり、本当にあなたが好き、という強い気持ちが相手の心にも響き渡ります。相手の目を見つめて告白すれば思いの強さがさらに伝わるでしょう。
かわいい富山の方言でアピールしてみよう!
富山の方言の魅力やかわいさはいかがでしたでしょうか?独特の進化を遂げた富山の方言ですが、他にはないかわいさや面白さ、語感の良さなどがあります。「好きやちゃ」や「な~ん」、「ちょっこし」などの魅力たっぷりの可愛らしい方言を使って、好きな相手にアピールすれば思わずキュンキュンすること間違いなしです。