コチョウラン(胡蝶蘭)は結婚式でも人気!花言葉や由来を紹介!
蝶蘭とはなぜお祝いに贈られるのでしょうか。また胡蝶蘭はどんな花言葉を持っているのか、胡蝶蘭の魅力をみていきましょう。胡蝶蘭の色や花言葉と一緒におすすめシーンもご紹介致します!それぞれのお祝いの場にぴったりの胡蝶蘭を選び、お祝いの気持ちを伝えましょう。
目次
コチョウラン(胡蝶蘭)ってどんな花?
胡蝶蘭とはどんな花でしょう?よく、お祝いなどに選ばれる胡蝶蘭ですが、胡蝶蘭には様々な種類があります。胡蝶蘭がどんな花なのか、花言葉は何なのか、胡蝶蘭の魅力を知りましょう。
胡蝶蘭の特徴
胡蝶蘭の特徴は、昼に光合成を行い、夜に二酸化炭素を吸収してくれるお花です。一般の植物は逆のパターンが多く、昼に二酸化炭素を吸収します。昼に二酸化炭素を吸収すると、水分を多く失います。夜に二酸化炭素を吸収する胡蝶蘭は水分の失う量が少ないので、乾燥状態に強い花と言われています。よって、胡蝶蘭はデリケートですが、少ない水で育つので、育てやすい花と言われています。
胡蝶蘭の概要
胡蝶蘭は観賞用に温室で栽培されていて、暖かい場所で成長するため、寒い環境では注意が必要です。香りはほとんどありませんが、一部の品種には甘酸っぱいさわやかな香りを持つ胡蝶蘭もあります。豪華な花姿から、お祝いやギフト、室内装飾に使われ、最近では色やサイズも豊富になり、カジュワルフラワーとしても人々に愛されています。色は、白・赤・ピンク・黄色・紫・青などがあり、色によって花言葉も異なり、用途によって選ぶことも出来ます。開花時期が長く、日陰でも育つので観賞用にぴったりです。
胡蝶蘭の種類
胡蝶蘭には、白・赤・ピンク・黄色・紫・緑・青・グラデーションと種類豊富な色があり、花の大きさは大きく分けて、【大輪】【中輪】【小輪】があり、用途によって選ばれています。
また、胡蝶蘭にも造花があり、中でも人気なのが光触媒技術を利用して造られた、光触媒胡蝶蘭で、生花とは違い、太陽や蛍光灯の光を当てるだけで、周囲の有害物質を分解してくれ、脱臭・抗菌・空気清浄などをしてくれます。また、手入れの手間も無いため、造花の胡蝶蘭はお祝いのギフトやプレゼントなどに喜ばれています。
胡蝶蘭の全般的な花言葉は?
まず、胡蝶蘭の名前の由来は、蝶が舞うような花の形から、日本では「胡蝶蘭」と呼ばれます。上品で清楚なイメージの胡蝶蘭はお祝いなどの贈り物にぴったりです。そして胡蝶蘭には全般的な花言葉があります。花言葉は、「純粋な愛」「幸福が飛んでくる」です。このような花言葉からお祝いの贈り物としてぴったりな花ということが分かります。
胡蝶蘭の色別の花言葉とおすすめのシーン7選!
胡蝶蘭には様々な色があり、花言葉も色によって様々です。今回紹介するのは、白・赤・ピンク・リップ系・黄色・青・紫の色の胡蝶蘭です。色によって異なる花言葉や最適なおすすめシーンを、こちらを参考にして用途に適した胡蝶蘭を贈りましょう。
①白の胡蝶蘭の花言葉とおすすめシーン
白い胡蝶蘭の花言葉は、「清純」です。清純とは清らかで素直で何色にも染まっていないことを言います。そう言った花言葉から、結婚式のブーケや、新築お祝い、当選祝いなどのシーンにおすすめです。
②赤・ピンクの胡蝶蘭の花言葉とおすすめシーン
赤・ピンクの胡蝶蘭の花言葉は、「あなたを愛します」です。そのため、ピンクの胡蝶蘭は告白やプロポーズ、恋人同士の記念日に贈るのがおすすめです。また、愛情・感謝という気持ちから母の日にカーネーションの代わりに贈られることもあります。そしてピンクは女性が好きな色でもあり、華やかで部屋に飾ると部屋が明るくなるので、迷ったときはピンクの胡蝶蘭を選ぶと喜ばれるでしょう。
③リップ系の胡蝶蘭の花言葉とおすすめシーン
リップ系の胡蝶蘭とは、白ベースの花にリップ(唇)のような赤色の弁がある胡蝶蘭をリップ系胡蝶蘭と言います。リップ系の胡蝶蘭に花言葉は与えられていないのですが、紅白の色から「寿」のシーンにおすすめと言われています。とても縁起のいい花とされ、合格祝いやご長寿祝いなどのおめでたい場に最適です。
④黄色の胡蝶蘭の花言葉とおすすめシーン
黄色の胡蝶蘭の花言葉は、「活発な」「幸運を呼び寄せる」「商売繁盛」を意味します。この花言葉のように商売繁盛を願う開業・閉店祝いや公演のお祝いに贈るのがおすすめです。黄色の胡蝶蘭は最近流通しだした品種もあるので、カジュアルから高価なものまで幅広く利用できます。黄色は明るく活発な意味を持ち、花言葉からも伝わるように、黄色の胡蝶蘭が空間を明るく楽しい空気にしてくれるでしょう。
⑤青の胡蝶蘭の花言葉とおすすめシーン
青い胡蝶蘭の花言葉は、「尊敬」「懐かしい関係」を意味します。青い胡蝶蘭は2012年に日本の研究者たちによって開発され、世界で初めての青い胡蝶蘭を生み出しました。青の胡蝶蘭は、ピンクの胡蝶蘭と青いツユクサから作られたため、花言葉も、ピンクの胡蝶蘭の花言葉とツユクサの花言葉をもらい、新しい花言葉が作られました。
青い胡蝶蘭は珍しく、これまで引き立て役が多かった青色の花が、存在感のある青色の胡蝶蘭は主役として選ばれるようになりました。また、青色は副交感神経に働きかける色なので、心身ともに落ち着かせる効果があるため、オフィスやピリピリした空間に置くと、喜ばれます。また、青色は男性が好む色でもあり、花言葉が「尊敬」という意味もあることから、上司への贈り物にもぴったりです。
⑥紫の胡蝶蘭の花言葉とおすすめシーン
紫の胡蝶蘭の花言葉は、紫が高貴な色と言うことから「高貴」や、赤と青の混ざった色と言うことから「不安」などという花言葉があります。しかし、紫の胡蝶蘭が流通したのは最近で歴史が浅く、ちゃんとした花言葉は無いという説もあります。
紫の胡蝶蘭は、現在世界で4カ国でしか作られていなく、とても珍しく特別な胡蝶蘭です。そういった事から、目立つ贈り物として、芸能人や、舞台などへ贈る花にぴったりなです。なかなか出回らない希少性の高い紫の胡蝶蘭で個性的で目立つ贈り物をしてみてはいかがですか。
⑦西洋・英語での花言葉
まず、胡蝶蘭は英語で「Phalaenopsis」(ファレノプシス)や、「Phalaenopsis Orchid」(ファレノプシス・オーキッド)と言います。ギリシャ語の「Phalaia」=「蛾」と「opsis」=「似ている」を組み合わせた言葉です。西洋にも花言葉は存在しており、英語で「Launguage of flower」=「花言葉」と言います。「胡蝶蘭」の英語「Phalaenopsis」には陽気という花言葉があります。
「日本で胡蝶蘭を英語にすると、「Phalaenopsis aphrodite」という品種のことを指します。「aphrodite」はギリシャ神話の愛と美の女神の名を意味します。ですが、フランス語では、なまめかしいやエキゾチックというような意味があるようです。英語圏での胡蝶蘭は全般的に「愛情」「美」のイメージがあり、蘭を象徴するイメージには「洗練」「高級」があります。フランスでは、官能的なイメージを持たれることが多いですが、英語圏では高貴なほうのイメージを持っていることが分かりますね。
胡蝶蘭の名前と花言葉の由来とは?
胡蝶蘭の名前の由来
胡蝶蘭は、海外から来た花です。先ほど、英語での紹介もしましたが、海外では蝶ではなく、蛾と訳します。日本では蛾はイメージが悪いため蝶と訳しましたが、海外では蛾と蝶はそれほど区別されておらず、蛾の模様は華やかだと言われています。胡蝶蘭の名前の由来の「胡蝶」とは蝶を題材にした平安時代の舞楽で、蝶の別名です。そして「胡」は「垂れ下がった顎鬚」という由来があり、胡蝶蘭の垂れ下がった花茎に蝶が止まっているように見えたことから、「胡蝶蘭」と呼ばれています。
胡蝶蘭の花言葉の由来
花言葉は、17世紀のトルコで生まれたと考えられています。トルコ人は相手に想いを込めた花を贈るという風習があり、それが世界中に広まり、花のイメージから生み出される「花言葉」が出来、花を贈ることによって、花言葉で相手に想いを伝えられるようになりました。
胡蝶蘭の全般的な花言葉「幸福が飛んでくる」や「純粋な愛」の由来は、ひらひらと舞う蝶が幸福をもたらすといったイメージを連想させてこのような花言葉になりました。
胡蝶蘭がお祝いの花になった理由は?
胡蝶蘭がお祝いの花になった理由は、その豪華で華やかな姿形と、お祝いにぴったりな意味をもつ花言葉ではないでしょうか。現在では様々な大きさや色があり、色によって花言葉も異なり、様々なパターンのお祝いの場に胡蝶蘭は対応できるということから多くの人に選ばれています。
そして、お祝いとして飾ることから、長持ちするという理由でも胡蝶蘭が選ばれます。少量の水で1ヶ月以上咲き続け、尚且つニオイも少ないため、室内に飾っても気になりません。あなたも様々な色や花言葉から、ぴったりの胡蝶蘭を選んで贈ってみてはいかがですか。
【番外編】胡蝶蘭の上手な育て方は?
胡蝶蘭は愛情持って大切に育てれば、毎年花を咲かせてくれます。胡蝶蘭は、寒いところが苦手で、環境の変化にも弱い花です。長く胡蝶蘭を楽しみたい方は、日光・温度・風通しの3点に注意して育てましょう。お水は霧吹きで十分です。水の与えすぎには注意してください。
胡蝶蘭の花言葉に想いを込めて大切な人に贈ろう!
今までご紹介してきた通り、胡蝶蘭には色によって様々な花言葉があります。花言葉を通じて大切な人に胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。幸福が飛んでくるというような花言葉のように、胡蝶蘭を見ると、本当に幸せな気持ちになります。きっと相手にもお祝いの気持ちが伝わることでしょう。