『食い気味』の意味とは?食い気味に話す男女別の特徴や心理も紹介!
よく聞くけれど説明するのは難しい『食い気味』の意味。『食い気味』な話し方にはどんな特徴があるのでしょう?自分自身も知らないうちに『食い気味』な話し方になっているかもしれません。男女別の特徴や心理、周囲の反応と本音あわせて紹介します。
目次
『食い気味』の意味は?
『食い気味』とは、『食い込み気味』を省略した言葉です。相手の話しや動作が終わらないうちに、食いつくように話したり、動作したりする様子を意味します。『かぶせ気味』も似た意味の表現になります。使い方は「食い気味に話す」「食い気味に返事をする」「食い気味に否定する」など主に会話に関するものです。
『食い気味に話す』ってどういう意味?
『食い気味に話す』とは相手が話し終わらないうちに話しはじめる、または相手の話を遮って話しはじめるという意味です。仲のいい友人と会話が盛り上がっている状況ならまったく気にならない『食い気味』の話し方ですが、相手やシチュエーションによってはとても気になる言葉の使い方になってしまいます。
テレビのトーク番組でも身近でも『食い気味』の話し方が溢れていることに気がつきます。いつも食い気味な話し方の人、食い気味な話し方をテクニックとして使っている人、興奮して食い気味に話している人。『食い気味』な話し方、意識してみると面白いですね。
食い気味に話す人の特徴3選!
特徴①せっかち
『食い気味に話す』人は、性格的にせっかちな特徴があるようです。せっかちな性格からくるものなので、ほとんど本人に悪気はありませんが人の話を遮って質問してきたり過剰な相槌を打ったりします。とはいえ会話自体には積極的に参加したいという意思は感じられます。
ポンポンと軽快な会話ならOKですが、内容が重い会話の場合は話し手は「話しにくいな」とか「ちゃんと聞いてるの?」と心配になりますね。
特徴②最後まで話を聞かない
『食い気味に話す』人は相手の話し終わりを待てないので、最後まで話を聞かない特徴があります。英語など最初にYES・NOがわかる言語ならまだしも、日本語のように最後まで聞かなければ結論がわからないような言語の場合は会話が意味不明になったりちぐはぐになります。
『食い気味に話す』人との会話では「そういうことを言いたいんじゃないのに」とか「だから今言おうと思っていたのに」ということが多くなります。
特徴③自分中心
『食い気味に話す』人は比較的に自分中心、自己中心的な特徴があります。相手の会話内容や考えよりも、自分の考えや気づき・主張を伝えることを優先してしまいます。会話の主導権を握りたがる傾向もあるので、相談をしていたはずなのに、いつの間にか『食い気味に話す』人の話題にすり替わってしまったりします。
『食い気味に話す』人に、相談事やじっくり話したいような話題は向かないかもしれません。話しの本筋がそれてイライラとストレスに感じることもあるでしょう。
食い気味に話す人の心理【男性編】5選!
①自分に興味を持ってもらいたい!
食い気味に話す男性には、「自分に興味を持ってもらいたい!」という強い心理が働いています。自分の魅力をより多く相手に知ってもらうために、どんどん話します。実際には会話の内容よりも、よどみなく話し続けることで、知識と経験が豊富でスマートな男性だとアピールしたいという気持ちが隠れているのかもしれません。
②自己主張したい!
食い気味に話す自己主張したい系の男性がいます。自分のトーク術やコミニュケーション能力に自信があり、この会話の場を自分中心に回したいという心理が見て取れます。それ以外でもぴったりの四文字熟語、覚えたての意識高い系カタカナ語、大好きなマンガの名言など、カッコいい言い回しが閃いたときにも食い気味に発言してしまうのが特徴です。食い気味な話し方の中では「ちょっと鬱陶しい」と思われる使い方です。
③ノリがいい性格
ノリがいい性格の男性も食い気味に話す傾向があります。この手の男性の場合、本人も単純に楽しく前のめりに話していることが多いので周りの人も不快感を抱くことは少ないでしょう。とくに深い考えも意味もなく、ノリで話しています。「食い気味に話すね〜!!」と指摘したとしても怒りだすようなこともないでしょう。食い気味な話し方でも使い方によっては会話を盛り上げるトーク術になります。
④会話の主導権がほしい
食い気味に話す男性には、相手より上に立って会話の主導権が欲しいという心理があります。わざと難しい言い回しをしたり、断定型の言葉の使い方を好みます。自分の会話術にも自信があるので、複数人での会話では司会進行役で輪の中心にいたがるタイプです。常に上から目線だったり説教っぽい話し方だとイライラしますが、複数人での会話の場合は会話の交通整理をしてくれるので重宝するという見方もあります。
⑤さっさと結論にいきたい
食い気味に相手の会話に割り込む男性には、さっさと結論に行きたいという心理が隠されていることがあります。さっさと結論を出して会話を発展させるか、別に話したい内容があるのか、あるいはまったく別のことに気が向いているのかもしれません。食い気味な話し方の中でも「言い方がキツイ」「冷たい」と思われる使い方です。
食い気味に話す人の心理【女性編】4選!
①おしゃべりが好き!
女性のほとんどはおしゃべりが好きで、他人と会話は円滑なコミニュケーションにおいて重要な役割を担っています。とくに気の合う友人とのおしゃべりでは盛り上がって、会話の中で話し手・聞き手が複雑に入れ替わります。食い気味に話す場面も見受けられますが、興奮して盛り上がっている会話の最中には誰も気にならないようです。
②沈黙が苦手
沈黙が苦手・会話の間が怖いという理由で、食い気味に話してしまう女性がいます。「早く質問に答えなくては」「次は何を話せばいいのだろう」と心理的に緊張した状態にあります。相手に対する過度の緊張を隠したいという心理が空回りして、会話が不自然な間合いになってしまうタイプです。沈黙が苦手で食い気味に話してしまう女性には、まずは軽い会話でリラックスさせてみてはどうでしょうか。
③ストレス発散
女性にとってのおしゃべりはストレス発散効果があるということはよく知られています。仕事や彼氏への不満を、親友に一気に話すことでスッキリした経験がある女性も多いと思います。女性同士の場合、ストレス発散のおしゃべりはお互いさまです。とはいえ会話のたびに一方的なマシンガントークでは周りをイライラさせてりうんざりさせる心配があるので、相手や場所を選ぶことが必要です。
④感情的に話してしまう
男性に比べると多くの女性は感情的になりやすいといわれます。感情が高ぶった状態の女性は、会話相手の話の内容はほとんど頭に入って来ず、聞こえていないので食い気味に話してくるということが起こります。感情的になっている女性と会話を成立させたいのであれば、少し時間を置いたり、いったん聞き手に回って落ち着かせるのが効果的です。
『食い気味』に話す人への周囲の本音とは?4つ紹介!
本音①勘違いにイライラする
食い気味に話す人は、相手が話し終わるのを待てないので会話の内容に勘違いが生じます。食い気味に話し、勘違いをする人がいることで話がややこしくなりがちです。周囲の本音は「最後まで聞いて」とイライラしているでしょう。上司や親しくない人の場合は勘違い発言にも失礼の無い言葉を選んで会話を進めなければなりません。食い気味に話しに割り込みさえされなければ余計な労力もかからず、シンプルな会話内容だったはずです。
本音②めんどくさいから話を合わせる
食い気味に話す人への一般的な対処法はこの方法でしょう。指摘するのも訂正するのもとても労力がいります。仕事の報告や重要事項で無い限り、適当に話を合わせてしまうのが1番簡単で摩擦も起こりません。めんどくさいから話を合わせておきましょう、というのが本音です。
本音③頭の回転が早いと感心する
頭の回転が早い人の中にも、食い気味に話す人がいます。相手の話を最後まで聞かなくても、言わんとすることを察して会話を次の展開に運びます。頭の回転が早い人の場合には会話の勘違いや脱線がないので、食い気味に話されたとしてもイライラする感情は芽生えません。逆に「話をちゃんと聞いて理解してくれている」と感心します。
本音④興味持ってくれているんだと嬉しい
食い気味に話されたとしても、「興味を持ってくれているんだ」と嬉しく感じる場合もあります。適度な相槌や、話の筋にそった質問は会話の潤滑剤になり、話しやすくさえ感じます。食い気味な話し方も使い方によっては相手によい印象を与えたり会話をスムーズに進める助けになります。
相手をイライラさせる『食い気味』には注意しよう!
会話相手やシチュエーションによりますが『食い気味』な話し方は、周囲にはあまりよく思われないことが多いようです。食い気味な話し方をする人に対して、本音では「面倒な人だな」「話の通じない人だ」と思われていてもそれを指摘することはほとんどありません。自分が話しだすと周りの人が素っ気ない相槌をしたり会話が止まるようなことがあったら、自分の話し方について『食い気味』になっていないか確認した方がいいかもしれません。
相手をイライラさせる『食い気味』な話し方にならないように注意しましょう!