図々しい人の特徴と性格20選！身勝手な態度への対処法も解説！

無遠慮な行為を平然とやる人は、図々しい人と思われてしまうでしょう。身の回りに図々しい人がいると、何かと物を強請られたり、見返りを求められたりして、ストレスを溜めやすくなってしまいます。そこで、今回はその「図々しい」の意味や、図々しい人の特徴などについて詳しく解説していきましょう。

図々しい人への対処法も紹介するので、図々しい人に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「図々しい」とは、遠慮すべきことを堂々として周囲の人を不快にさせる様子のことを意味する言葉です。「図々しい」の「図」は計画や企みを意味する漢字で、「図に乗る」や「図に当たる」といった言葉から「図々しい」という言葉が生まれたとされています。

「図々しい」は英語ではどのように表現できるのか、気にある人もいるでしょう。「図々しい」は英語では"shamelessly"や"effrontery"、"pushy"などで表現します。

また、"have the brass to"に動詞の原形を置くことで、「図々しくも～する」という英語になります。さらに、"have a thick skin"や"have a nerve"も「図々しい」又は「厚かましい」と表現する英語表現です。

「図々しい」の類語は数多く存在しています。そこで、以下では「図々しい」の代表的な類語を3つ紹介していきましょう。言い換え表現を実際に使うことで語彙力は上がっていくので、ぜひ以下の類語を言い換え表現として使ってみてください。

「図々しい」の類語としては、「厚かましい」を一番に思い浮かべる人が多いでしょう。「厚かましい」は、無神経で無遠慮な人のことを意味する「面の皮が厚い」という言葉から生まれた言葉とされています。「厚顔無恥」という四文字熟語も、「厚かましい」と関係が深い言葉といえるでしょう。

「厚かましい」は「図々しい」と同じように、無遠慮という悪い意味で使われるため、人に対して使う際には注意が必要です。

「図々しい」は「ふてぶてしい」と言い換えることもできます。「ふてぶてしい」は開き直っていて憎らしく思えるほど平然としている様子を意味する言葉です。「ふてぶてしい」は無神経を意味する「神経が太い」という言葉から生まれた言葉とされています。

「ふてぶてしい」は「図々しい」よりも堂々としているニュアンスが強いので、「大胆不敵」という四文字熟語と関係が深いといえるでしょう。

「図太い」も「図々しい」の言い換え表現言です。「図太い」とは周囲の人の反応を気にせず大胆な言動をする様子を意味します。「図太い」は図々しさを意味する「図に乗る」と「神経が太い」という言葉が合わさってできた言葉です。

そのため、図々しさを強く表現したいときによく使われます。また、「もっと図太くなるべきだ」というように、遠慮しすぎて損をしがちな人への助言としてもよく使われるでしょう。

図々しい人にあまり関わったことがないと、図々しい人のイメージが湧きにくいでしょう。そこで、以下では図々しい人の性格の特徴を20個取り上げていきたいと思います。

図々しい人に上手く対処するには、その人の特徴を知る必要があるでしょう。そのため、図々しい人のイメージが湧かない人は、ぜひしっかり以下の特徴を覚えてみてください。

厚顔無恥とも言い換えることができる図々しい人の多くは、他人のデートにも、遠慮せず割り込んでしまいます。友達ならばよいだろうという精神で、空気を読まずに友達のデートに割り込んでしまうのです。そのため、周囲の男性や女性を不快にさせて嫌われてしまうこともよくあります。

図々しい人には、なぜか一緒に食事をした人におごってもらえると思い込むという特徴があります。損得に敏感で損をしたくないという気持ちが強い図々しい人には、特に金銭に執着する傾向があるのです。

そのため、一緒に食事をした人が金銭的に余裕がある様子だと、おごってもらえると思い込んでしまいます。特に図々しい人は一緒に食事をした人にしつこくおごってもらおうとして、もう一緒に食事にいきたくないと思われてしまうこともよくあるでしょう。

また、女性よりも男性がおごることが多いデートでも、おごってもらう気満々の女性には、冷めるという男性も多いのです。

厚かましいと言い換えることもできる図々しい人は、他人が送迎してくれると思い込みがちです。帰り道が面倒だと思うと、車を持っている人にはすぐに車で送迎してくれと頼みます。

さらに、図々しい人は送迎してもらえることは当然という精神で、送迎してもらった後にきちんとお礼をしません。そのため、送迎した人は使われたと感じて不快になってしまうのです。

デートでの送迎でも、女性が送迎が当たり前と思い込んでいると、男性が不快に感じるでしょう。そのため、デート中の女性は、特に送迎してくれる男性へのお礼を忘れないように注意してください。

借りたものをきちんと返さず、自分のもののようにしてしまうことを「借りパク」といいます。図々しい人には、借りパクをすることが多いという特徴もあるのです。

借りたものは自分のものにしてもいいという精神で、相手が物を貸したことを忘れている様子だと、平気で借りパクしてしまいます。借りたものを丁重に扱うということもしないので、借りたものを壊したり汚したりしてしまうこともよくあるでしょう。貸したものの弁償を求められても、図々しい人は頑なに弁償しないことも多いのです。

お礼を言わないということも、図々しい人の特徴といえるでしょう。図々しい人は他人が親切にしてくれることは当然という精神で、他人に助けられてもあまりお礼を言いません。そのため周囲の人から厚顔無恥な人だと思われてしまい、孤立してしまうこともよくあるのです。

買い物や外食で、お店のサービスに対して文句をよく言うということも、図々しい人の特徴といえるでしょう。

図々しい人は「お客様は神様」という言葉を自分が都合がよいように解釈し、買い物や外食のお店で過剰なサービスを求めやすいのです。そのサービスが提供されないと、不満を爆発させてしまいます。

自分にとって都合のよいことはしっかり記憶しているということも、図々しい人によくある特徴です。損得に敏感なので、自分に都合のよいことはしっかり覚えておき、自分が得をしそうなときにそのことを武器にします。一方で都合が悪いことはすぐに忘れるので、周囲の人から呆れられてしまうこともあるでしょう。

厚顔無恥とも言い換えることができる図々しい人の多くは、あわよくばという精神で厚かましい言動をすることがよくあります。

図々しい人は、他人を利用して得をしようとずるく立ち回ることが多いので、周囲の男性からも女性からも嫌われがちです。あわよくば精神で人の物を強奪しようともするので、周囲の人から不信感を抱かれてしまうこともよくあるでしょう。

基本的に損得で物事を考えるということも、図々しい人に見られる精神的特徴です。損得で物事を捉えてしまうため、友達や恋人が困っていて助けを求めていても、自分が損だと思ったら手助けしません。そのため、周囲の人から冷たい人と思われてしまうのです。

誘っていない集まりに来るということも、図々しい人の特徴でしょう。図々しい人はその場の空気を読まずに、自分本位で行動してしまうため、呼ばれていない集まりにも行きたいから行くという精神で主席してしまうのです。

人のお下がりを狙うということも、図々しい人によくある特徴です。もったいない精神ですぐに他人にお下がりを強請ってしまいます。

特に子供を持つ図々しい女性は、自分の子供よりも少し大きな子供がいる女性に、しつこくお下がりを要求してしまいがちです。そのため、ママ友達から白い目で見られてしまうこともあるでしょう。

厚顔無恥とも言い換えることができる図々しい人は基本的に他力本願なので、他人を利用して得をしようとします。身近な友達も利用してしまうこともあるので、友達から嫌われてしまうこともあるでしょう。人を利用することが癖になってしまっているため、恋愛も相手を利用してしまい、上手くいかなくなることが多いのです。

厚かましいとも言い換えることができる図々しい人には、ケチでせこいという特徴もあります。例えばスーパーで袋を大量に持ち帰ろうとしたり、普段は小食な女性が、割り勘の場ではたくさん食べたりといったことです。

また、図々しい男女は他人に奢ることはありませんが、他人には奢ってもらおうとするので、周囲の人から避けられてしまいがちでしょう。

誕生日のプレゼントを強請るために、誕生日をアピールするということも、図々しい男女の特徴です。誕生日を祝われることよりも、プレゼントをもらうことを重要視してアピールするため、周囲の人が不快になることもあるでしょう。

小さなことにも見返りを求めるということも、図々しい人の特徴です。図々しい人は基本的に損得で物事を判断するので、人に親切にすれば見返りを求めることは当然という精神でいます。無条件で人に親切にすることがないため、深い人間関係を築くことは難しいでしょう。

他人の成功や手柄に便乗するということも、図々しい人に見られる特徴といえるでしょう。図々しい人は自分で行動するよりも、自分より優秀な人の成功や手柄に便乗するほうが、効率的に得することができると考えます。そのため、他人の成功や手柄を利用しようとしてしまうのです。

厚顔無恥とも言い換えることができる図々しい人の特徴には、自分で努力しようとしないということも挙げらえます。図々しい人はできるだけ楽をしたいという精神で、すぐに他人を頼ってしまうのです。労力を惜しんでしまうため、自分で動かずに他人に過度な要求をして、厚顔無恥と評価されてしまいます。

人を見下したような態度をとることも、厚顔無恥で図々しい人も特徴です。図々しい人は遠慮して損をする人達のことを、ただ賢く立ち回れない人達と思い込み、見下す傾向にあります。図々しい人は客観的に自分を顧みることができないため、自分の厚顔無恥な言動を賢い行動と思い込んでしまうのです。

図々しい人には、偉そうな態度をとるという特徴も見えられます。自己評価が高い図々しい人は、周囲の人が自分の要求に応えることを、当たり前と捉えてしまいがちです。そのため、他人に対して偉そうな態度で、厚顔無恥な要求をしてしまいます。

都合が悪いことを無かったことにするということも、図々しい人の特徴といえるでしょう。損得で物事を判断する図々しい人は、都合の悪いことを無意識に遠ざけようとします。そのため、他人から都合の悪いことを指摘されると、怒ってごまかそうとしてしまうのです。

男性も女性も、ほとんどの人は周囲の人から図々しい人と思われないように注意したいと思うでしょう。しかし、注意していても無意識の言動で図々しいと評価されてしまうこともあります。そこで、以下では図々しいと思われやすい言動を8つ紹介していきましょう。

社会人であれば、自分が欲しいものは自分で購入することが当たり前になります。そのため、頻繁に欲しいものを買ってくれと他人に強請る人は、図々しく幼い人と思われてしまいやすいでしょう。

送迎を気軽に頼むことも、図々しい人と思われる言動でしょう。送迎には運転の労力だけでなく、ガソリン代や時間もかかります。そのため、あまり軽々しく他人に送迎を頼むと、図々しいと思われてしまいやすいのです。

送迎することを強要するような言葉も、図々しいと思われやすい言葉でしょう。お金を払って利用しているサービスでなければ、送迎は基本的に車を運転する人の好意によって行われるものです。そのため、送迎を強要する言葉は、図々しいと強く思われてしまうので注意してください。

おごりを強請る言葉も、厚顔無恥で図々しいと思われやすい言葉でしょう。おごる気持ちがあっても、相手からおごりを強請られると、不快に感じておごりたいという気持ちが薄れるという人がほとんどです。そのため、相手を不快にしないためにも、おごりを強請る言葉は控えるように注意しましょう。

旅行や出張に行く人にお土産を強請るような言葉をかけることも、図々しいという印象を抱かれやすいでしょう。お土産は相手の好意によって貰えるものなので、貰う立場の人が強請ると図々しいと思われやすいのです。

他人の持ち物を強請る言葉も、図々しいと思われる言葉なので気を付けましょう。いくら自分が欲しいと思っても、無遠慮に相手に欲しいとしつこく伝えると、相手にストレスを与えてしまいます。あまり「ちょうだい！」と言わないように注意しましょう。

友達や恋人と食事していると、相手の料理が気になって味見を強請ってしまうこともあるでしょう。しかし、少しの味見であっても、衛生面が気になる人にとってはかなり不快になるものです。他人が食べている料理に手を出すことは基本的にマナー違反行為なので、あまり味見を強請らないように注意しましょう。

お返しを強要するような言葉も、図々しいと思われる言葉といえます。相手に見返りを期待しているとしても、相手に心理的なストレスを与えないためにも、お返しを強要する言葉は言わないように注意しましょう。

図々しい人はおごりや物を強請ってくることが多いでしょう。その際に上手な断り方ができず、ストレスを溜めてしまう人は多いと思います。そこで、以下では図々しい人への対処法として、図々しい人からの要求の上手な断り方を紹介していきましょう。

図々しい人は物事を都合がよいように解釈しがちなので、遠回しな断り方だと了承したと取られてしまいがちです。そのため、図々しい人に何かを要求されて断りたいときは、直接的な断り方で対処しましょう。

強い断り方をしても図々しい人はしつこく要求してくることがあります。そのようなときは、きちんと相手に図々しいと指摘することもよい対処法です。図々しい人に自覚を促すことで、相手が変わってくれる可能性もあります。

図々しい人の中には常識やマナーを知らないために、無理な要求を他人にしてしまっている人もいます。そのような人から無理な要求をされた場合は、直接的な断り方をした後に常識やマナーの基本を教えてあげることがよい対処法といえるでしょう。

図々しい人からの要求が激しく、断り方に困る場合は代わりになるものを提示するということも、正しい対処法です。どうしても手放したくない物を強請られたときも、ぜひこの対処法を試してみてください。

上手な断り方を実践できる自信が無い場合は、とにかく相手から逃げたり相手を避けたりする対処法をおすすめします。図々しい人は次から次へと強請るターゲットを変えるので、徹底的に逃げたり避けたりすることで引いてくれるでしょう。

上手な断り方や対処法の最終手段には、無視という方法が挙げられます。相手があまりにも頻繁にかつしつこく何かを強請ってきて、うんざりしている場合はぜひ無視という対処法を試してみましょう。しかし、相手が逆上する危険性もあるので、慎重に判断しましょう。

図々しい人は信じられないほど図太い言動をすることがよくあります。以下では図々しい人のエピソードも7つ紹介しましょう。

まずは、割り勘のときにいつもより多めに飲食するというエピソードです。割り勘ではたくさん食べるほどお得ですが、あからさまにそうすると白い目で見られやすいでしょう。普段は小食なのに割り勘のときにはガツガツ食べている人は、せこいという印象も抱かれがちです。

「おごりなら行く」というおごってもらう気満々な返事をするというエピソードも、周囲の人が不快になる厚かましいエピソードです。倹約家であることはよいことですが、他人におごってもらってまで節約している人は、図々しすぎると思われてしまいます。

いきなり泊めてほしいと頼んでくるというエピソードも図々しいエピソードでしょう。かなり親しい相手であっても、人を泊める準備や後片づけの大変さが想像できる人は、気軽に急に泊めてくれとは頼みません。しかし、図々しい人はあまり親しくない人にも、自分の都合で急に泊めて欲しいと気軽に頼んでしまうのです。

行列に割り込んで平然としているということも、強烈な図々しいエピソードです。順番を守ることは社会の基本的なマナーでもあるので、自分勝手な理由で行列に割り込む人は、マナーを守れない非常識な人とも思われてしまうでしょう。

買い物中に財布を出しただけでおごってくれると思い込むというエピソードも、厚かましい印象が強いエピソードです。スムーズな清算のために財布を取り出しただけなのに、おごってくれると思い込まれると、誰でも不快になるでしょう。

お金を借りたことを忘れたふりをして返さないということも、図々しいエピソードとして挙げられます。図々しい人は金銭への執着心が強く、損得に敏感なので、借りたお金を返せなくなると相手に正直に言わず、忘れたふりをしてごまかそうとしてしまうのです。

お札を崩したくないからと小額の物を買わせてくるということも、厚かましいエピソードでしょう。図々しい人は節約と称して他人の財布を当てにすることがよくあります。狡猾でもあるので、相手が断りにくい小額のものを買わせようとするのです。

図々しい人だと思われないためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか?以下では、その3つのポイントを取り上げていきましょう。

健全な人間関係はギブ&テイクで成り立ちます。そのため、常にこのことを意識し、相手から親切にされたら今度は自分が相手に親切にするようにしましょう。そうすることで、相手に図々しい人と思われにくくなります。

厚顔無恥で図々しい人の多くは、小さなことへの感謝を怠りがちです。そのため、小さなことであっても、他人から親切にされたときは、きちんと感謝の気持ちを相手に伝えましょう。

お世話になった人には、きちんとお礼を伝えることができるように、お世話になった人の情報をメモしておくこともポイントの1つです。少しお世話になった人のことも忘れず記録しておきお礼をすることで、図々しい人とは思われないでしょう。

厚かましいとも言い換えることができる図々しい人から、無理な要求をされてしまいがちです。そんな要求には直接的な断り方をし、上手に対処することで、図々しい人とも上手に付き合うことができます。

図々しい人との付き合いに悩んでいる人は、ぜひ今回の対処法を実践してみてください、