デルフィニウムの花言葉を色別に紹介!由来や種類は?
デルフィニウムという花を知っていますか?デルフィニウムには様々な色や種類が存在し、色味によって花言葉に違いがあります。高貴なイメージなお花なので贈り物にもピッタリ。花言葉を知って適切な色のデルフィニウムを贈り物にしませんか?
目次
デルフィニウムってどんな花?
デルフィニウムとはキンポウゲ科のデルフィニウムに分類された花です。それではデルフィニウムの特徴などを細かく分けて見ていきましょう。
デルフィニウムの特徴とは
デルフィニウムの特徴はまっすぐな茎にたくさんの花が実るのを特徴とし、大きいもので背丈が2mにもなります。
デルフィニウムの開花時期はいつ?
デルフィニウムは5月~6月の春から夏にかけての時期に開花します。花がもつ期間は3~7日間といわれています。
デルフィニウムの種類を紹介
デルフィニウムには華奢な茎に花をちらちらと咲かせシネンセ系、長い花穂が豪華なイメージのエラータム系、両者の中間的タイプのベラドンナ系に大きく分類することができます。寒さには強いですが暑さに弱いデルフィニウムは日本の夏を乗り切ることが出来ず枯れてしまうため園芸では一年草として扱われています。
「オーロラ」シリーズ
エラータム系に分類されます。長い花穂に八重花が付くのを特徴とします。またその姿は1mを超えボリューム満点。エラータム系の中では最も育てやすい品種になります。
ベラドンナ・グループ
細い茎に一重の花をまばらにつけ、よく分枝する種類。花の色は、水色、青紫、白があり華やかな種類です。
「パシフィック・ジャイアント」シリーズ
エラータム系に分類されます。40~50cmの長い花穂にびっしりと花がつきます。またその姿は1mを超える場合がありボリューム満点です。花色は濃い紫、紫、藤色、白色と豊富です。
「マジック・フォンテンズ」シリーズ
エラータム系に分類されます。草の丈は70~80cmで、40~50cmの長い花穂に密に花を咲かせます。花色はピンク、淡い紫、紫、白色と豊富です。
「ミストラル」シリーズ
シネンセ系に分類されます。花茎が枝分かれし、その先にはちらちらと花を咲かせます。草の丈は50~80cm。
デルフィニウムには毒がある?
デルフィニウムは美しい花をつける一方で毒性のある花です。そのデルフィニウムの持つ毒は嘔吐・下痢を引き起こし、最悪の場合は死に至ることがあります。お子様がいるご家庭で飾られる場合は絶対に口に入れないように注意が必要です。
デルフィニウムの名前の由来とは
デルフィニウムの名前の由来は、花のつぼみがイルカのように見えたことからギリシャ語の「deiphis(イルカ)」が語源とされています。
デルフィニウムの花言葉は?
花言葉①「清明」
デルフィニウムの花言葉である「清明」とは、清く明らかであること。またその様という意味があります。この花言葉は花びらが重なり柔らかな質感を表現していること、爽やかなカラーが由来とされています。
花言葉②「慈悲」
デルフィニウムの花言葉である「慈悲」とは、情けや哀れみという意味です。主にこの花言葉はピンクのデルフィニウムの花言葉とされています。この花言葉の持っている意味合いにより贈り物だけでなくお葬式の花祭壇でも使われています。
花言葉③「高貴」
デルフィニウムの花言葉である「高貴」とは、立派で貴いことという意味です。主に鮮やかな紫色が与える高貴な印象からつけられた花言葉です。
デルフィニウムの花言葉はギリシャ神話に由来している!
デルフィニウムの花言葉「慈悲」はギリシャ神話から由来していると言われています。
海に落ちた青年はイルカに助けてもらいました。そのことがきっかけで青年とイルカは親しくなりました。しかしその青年は、漁師たちが漁の邪魔になるイルカを殺そうとしていることを知ります。イルカと仲良くなった青年はイルカを助けました。しかしそのことを怒った漁師たちは青年の命を奪ってしまいます。イルカはそれを悲しみ、神に願い青年をデルフィニウムに生まれ変わらせたという神話です。
デルフィニウムの花言葉にはこんな悲しい神話が由来されているのですね。
デルフィニウムの花言葉を「色別」に9つ紹介!
デルフィニウムの花言葉は色別で全く違う意味合いになります。あなたのお好みの色のデルフィニウムの花言葉の意味は?
青いデルフィニウムの花言葉
青いデルフィニウムの花言葉は「清明」です。この意味合いから青いデルフィニウムは花嫁のブーケで用いられることが多いです。またヨーロッパでは「サムシングブルー」といって結婚式で何か青色のものを身に着けて新郎新婦の永遠の幸せを願うことが伝わっています。そのため、何か青い物を身につけるのによく目立つ花の嫁のブーケに青いデルフィニウムが好まれています。
紫のデルフィニウムの花言葉
紫のデルフィニウムの花言葉は「高貴」です。紫色は古来より位が高い人に与えられてきた色です。こちらの由来により紫のデルフィニウムには「高貴」という花言葉が付けられたと言われています。
マリンブルーのデルフィニウムの花言葉
マリンブルーのデルフィニウムの花言葉は「壮大な心」「幸運を振りまく人」「誰もがあなたを慰める」です。青よりも鮮やかなマリンブルーは海を連想させ、海の広さや大きさなどから「壮大」という花言葉が付けられたと言われています。
パールブルーのデルフィニウムの花言葉
パールブルーのデルフィニウムの花言葉は「澄んだ瞳」です。この花言葉はパールブルーの色味が澄んだ綺麗の色の為この「澄んだ瞳」になったと言われています。
ピンクのデルフィニウムの花言葉
ピンクのデルフィニウムの花言葉は「気まぐれ」や「移り気」です。女性らしいピンクに合わせてこの花言葉ができたと言われています。
ローズピンクのデルフィニウムの花言葉
ローズピンクのデルフィニウムの花言葉は「ありふれた愛」です。ピンクより濃いローズピンクから小悪魔が連想されこのような花言葉になったようです。
ラークスパーのデルフィニウムの花言葉
デルフィニウムの一種でラークスパーという種類の花言葉は「陽気」「軽やかさ」です。ラークスパーという種類は茎からさらに少し花茎が伸び浮いたように花が咲きます。この見た目から「陽気」「軽やかさ」という花言葉がついたと言われています。
黄色のデルフィニウムの花言葉
黄色のデルフィニウムの花言葉は「移り気」です。なぜこのような花言葉になったかは定かではありません。黄色のデルフィニウムは可愛いですが贈る際には注意が必要です。
デルフィニウムの花言葉を「種類別」に3つ紹介!
デルフィニウムの種類は大きく分けて3種類あります。それぞれの花言葉を見ていきましょう。
シネンシス系デルフィニウムの花言葉
シネンシス系の種類のデルフィニウムの花言葉は「消えぬ想い」です。シネンシス系の種類のデルフィニウムはモンゴルや中国が原産といわれています。デルフィニウムの代表格といわれるエータム系の種類のデルフィニウムとは咲き方が異なり、草の丈が低く点々と花が咲く姿は華奢で可憐です。まさに繊細なイメージのシネンシス系のデルフィニウムの花言葉にぴったりです。
ベラドンナ系デルフィニウムの花言葉
ベラドンナ系の種類のデルフィニウムの花言葉は「尊大」です。ベラドンナ系の種類のデルフィニウムはヨーロッパや西アジアに自生するデルフィニウム・エツラムと国北部に自生するオオヒエンソウの交雑によって作られた一重咲きの品種のことです。デルフィニウムの中でも特に美しく可憐な種類のベラドンナ系の花言葉に「尊大」はぴったりの花言葉です。
エラータム系デルフィニウムの花言葉
エラータム系の種類のデルフィニウムの花言葉は「清明」「壮大」です。エラータム系の種類のデルフィニウムはヨーロッパや西アジアに自生するエツラムを元に作り出された種類です。デルフィニウムの中でも最も主流な種類といえます。鮮やかな青色や紫色が優雅で、花穂が長く華やかな印象がエラータム系の花言葉「清明」「壮大」がぴったりです。
海外でのデルフィニウムの花言葉は?
実はデルフィニウム花言葉は和名では「燕」を、英名では「イルカ」を連想したように語源が異なることもあり、日本と海外では花言葉の意味が異なります。海外でのデルフィニウム花言葉は「楽しみにしている」「広い心」「思いやり」です。広い心と壮大など共通するような花言葉がありますが、日本では高貴なイメージがある一方で、海外では女性らしさに満ちた花言葉になっています。
誕生花としてのデルフィニウムはいつ?
デルフィニウムの誕生花の時期は、5月20日と6月6日です。デルフィニウムの開花する時期で一番きれいに咲き誇る時期となっています。
デルフィニウムの和名と由来を紹介!
デルフィニウムの和名は「大飛燕草(おおひえんそう)」と呼ばれています。開いた花の姿が飛んでいる燕の姿に見えたことからこの和名がついたようです。しかしながらデルフィニウムの名前の由来は、花のつぼみがイルカのように見えたことからギリシャ語の「deiphis(イルカ)」が語源とされています。国によって見えるものが違うのも面白いですね。
デルフィニウムが花嫁ブーケに人気な理由とは?
デルフィニウムが花嫁のブーケに人気な理由はご存知でしょうか?開花時期も実はジューンブライドと呼ばれる5月~6月にかけてが一番花がキレイに咲く時期なのです。デルフィニウムが花嫁に人気な理由を知ると自分自身のブーケや家族の方のブーケにデルフィニウムが使いたくなりますよ。
ギリシャ神話
デルフィニウムの花言葉がギリシャ神話に由来してしていましたが、その神話の伝説より、デルフィニウムは慈悲深い愛の象徴となっています。この慈悲深い愛の象徴が花嫁のブーケにとってもふさわしい花なのです。
花言葉の意味
デルフィニウムには、「幸福をふりまく」「高貴」「清明」という花言葉の意味がありました。この花言葉から幸福をふりまく幸せな花嫁、高貴で気高く誇り高く新たな門出にたつ花嫁、清らかで明るい花嫁がイメージされ花嫁のブーケとしてとっても好まれています。
福が訪れる花として
和名の「大飛燕草(おおひえんそう)」とは、和名・漢字のごとく燕が飛んでくる花として付けられています。燕が家の軒先に巣を作るとその家には幸福が訪れると古来より燕は、家庭に福をもたらす鳥として伝えられています。和名においてもデルフィニウムは花嫁にふさわしいブーケとして人気を集めています。
デルフィニウムは贈り物にもぴったりな花!
いかがでしたでしょうか?デルフィニウムは和名の「大飛燕草」やギリシャ神話などの理由やどんなシーンでも主役になれる高貴な姿は贈り物にもぴったりのお花です。色合いで花言葉の意味が変わってきますので贈り物にされる際は色味にも気を付けてみてくださいね。また贈り物のして使われる際の注意点として花に毒性がありますのでお子様のいるご家庭に贈り物とする場合は一言おくと良いでしょう。一番きれいに見える開花時期にデルフィニウムを楽しんでくださいね。