リナリア(姫金魚草)の花言葉や由来を紹介!種類や見頃の時期は?
リナリアという名前の花を知っていますか?ここでは、リナリアの『この恋に気づいて』という花言葉や『幻想』という花言葉の由来や種類や見頃の時期、育て方をご紹介して行きます。小さくて可愛らしいリナリアを、ストレートな花言葉を添えて、大切なあの人に贈ってみませんか?
目次
リナリア(姫金魚草)ってどんな花?
リナリアという名前の花をご存じですか?『金魚草』と言う名前の方がピンと来る人も多いかもしれません。リナリアとは、金魚の尾びれによく似た形の可愛らしい花をたくさんつける花で、白やピンク、紫、黄色など様々なパステルカラーの花色があります。
リナリア(姫金魚草)の特徴
リナリアという名前の花はゴマノハグサ科ウンラン属の花で、金魚草によく似た、少し小さな種類であることから、姫金魚草とも呼ばれる花で、とても丈夫で花の色の種類も豊富であることから流通量も多い春の花です。
また、リナリアには一年草と宿根草の2種類があり、一年草のリナリアは秋に苗を植えつけて冬に可愛らしい花を楽しむことができます。
ヨーロッパが原産のリナリア。明治時代に日本に持ち込まれ、そこからガーデニングの花として一般的に知られるようになり、その可愛らしい花姿や育てやすさからガーデニングで楽しめることはもちろん、同じ種類同士でも他の種類との寄せ植えやアレンジメントでも活躍してくれます。
リナリア(姫金魚草)の開花時期や見頃はいつ?
リナリア(姫金魚草)には一年草と宿根草の2種類があり、開花期は私たちが良く見かける市販の一年草のリナリアの開花期は3月~7月頃と11月~12月頃、春に種を撒くと春から夏にかけての開花を楽しむことが出来、秋頃に苗を植え付けると11月~12月頃の開花を楽しむことが出来ます。
そして宿根草のリナリア(姫金魚草)は、5月~7月が見頃です。種を撒くところから育てた場合、たくさんの花を咲かせるまでに3年ほどの時間がかかり、また一年草のリナリアに比べると開花期が短いのですが、自然に零れ落ちたこぼれ種からも花を咲かせてくれるとても生命力の強い丈夫な花であるという特徴を持っています。
リナリア(姫金魚草)の名前の由来を紹介
リナリアという花の名前は、亜麻という植物の名前のギリシア語『linon』が語源となっており、細長いリアリナ(姫金魚草)の葉の形が亜麻の葉の形とよく似ていることに由来します。また、英語でリナリアはLinariaと言います。
リナリア(姫金魚草)の花言葉と由来とは?2つ紹介!
リアリナ(姫金魚草)の花には、白やオレンジ、黄色など、さまざまな色がありますが、色別の花言葉はないようです。
リアリナ(姫金魚草)全体につけられている『この恋に気づいて』という花言葉、『幻想』という花言葉、2つの花言葉それぞれの花言葉の由来を見てみましょう。
花言葉➀「この恋に気がついて」
リアリナ(姫金魚草)の花言葉のひとつである『この恋に気づいて』という花言葉は、元々英語圏でつけられた花言葉で、恋する乙女のような繊細で可愛らしいリナリアの花の姿がこの恋に気づいてという花言葉の由来となり、乙女の恋心を表した花言葉だと言われています。
花言葉②「幻想」
リアリナ(姫金魚草)の花言葉『幻想』や、リアリナのその他の花言葉である『乱れる乙女心』という花言葉については、花言葉の由来が定かではありません。
しかし、英語圏でも日本語でも共通の『この恋に気がついて』というリアリナの花言葉は、その可愛らしく繊細なリナリアの花の姿からつけられた花言葉であることから、『恋をして心が乱れる様子』や『好きな人に思いを馳せる様子』がリナリアにつけられた『幻想』という花言葉の由来なのではないかと考えられます。
英語でのリナリアの花言葉は?
日本語でのリアリナの花言葉『この恋に気づいて』や『幻想』という花言葉は、元々英語圏の花言葉であったそうです。英語の花言葉が由来とともにそのまま日本語訳され、また、リナリアが初恋の人に贈る花としても話題になったと言われています。
また、リナリアの花言葉である『この恋に気づいて』は英語で『Aware of this love』、『幻想』という花言葉は英語で『lllusion』と言います。
リナリアの別名「姫金魚草」の名前の由来とは?
リアリナの別名である『姫金魚草』の名前の由来は、金魚のような可愛らしい花を咲かせる金魚草にリアリナの花が似ていることに由来しています。
また、姫というのが名前についているのは、リアリナが金魚草より小型であることにちなんでつけられたそうです。
リナリアの誕生花はいつ?
リナリアの花言葉の次に、リナリアの誕生花をご紹介していきます。リアリナは、3月5日と4月10日の誕生花です。
3月5日の誕生花には、リアリナの他にクンシラン・モモ(白)・ヤグルマギク、4月10の誕生花は、リアリナの他にパンジー・エゾギク(アスター)・ツルニチニチソウもあります。
また、花によっては色の違いによって花言葉や誕生花が異なるものもありますが、リナリア(姫金魚草)は色によって花言葉や誕生花が異なる種類の花ではなく、花言葉についてはリナリア全体の花言葉、誕生花においてもリナリア全体の誕生花が3月5日と4月10日という見方をします。
リナリアは一年草と宿根草の二種類!
金魚の尾びれによくにた可愛らしい形をしたリナリア(姫金魚草)の花には、白や黄色、オレンジ、ピンクや紫など、さまざまは色がありますが、リアリナ(姫金魚草)は、花の色の違いだけでなく『一年草』か『宿根草』かという違いもあります。
一年草のリナリア(姫金魚草)と、宿根草のリナリア(姫金魚草)とでは、草の背丈や開花時期が異なります。
一年草とは
一年草とは、種を植えてから1年内に開花、結実、そしてその種子を散布し、生涯を終える草花の事を言います。
リアリナ(姫金魚草)の一年草には宿根草のリアリナよりも鮮やかな姿で、花付きが良いという特徴があります。
一年草のリナリアは春に種をまくと3〜7月頃の開花を楽しむことが出来、秋にリアリナの苗を植えつけると、11〜12月頃の開花を楽しむことが出来ます。
宿根草とは
宿根草とは、冬になると地上部(花や茎、葉がついていた部分)を枯らし、土の中で寒い季節を耐え、暖かい季節になるとまた大きく育ち、花をさかせ、また寒い季節に地上部を枯らし、寒さを耐えるというのを繰り返す草花を指します。
基本的に多年草と似ているのですが、枯れてしまったように見えて、実はちゃんと生きているというというのが多年草と宿根草の違いです。寒い季節に地上部を枯らしてしまうので、育て方が悪かったのかな?と根っこから抜いてしまう人もいるのですが、ちゃんと暖かい季節にはまた花を咲かせてくれるので、宿根草のリナリアを育てる際には間違えてしまわないよう注意が必要です。
また、リアリナ(姫金魚草)の宿根草の見頃は5〜7月。リナリアを種まきから育てると、花を咲かせてくれるまでにおよそ3年という長い月日がかかりますが、リナリアの育て方は決して難しいものではなく、宿根草のリナリアは自然にこぼれ落ちた種からも芽を出して花を咲かせる程とても丈夫で強い生命力を持っていることが特徴です。
リナリアはいろいろな季節に花壇や鉢に植えて楽しめる!
リナリア(姫金魚草)は、ガーデニングの主役というよりは控えめで可愛らしい花姿で、同じ種類同士でも、他の種類とでも合わせやすく、また、開花時期も品種によって異なることから様々な季節にとても可愛らしいパステルカラーの花を花壇や鉢に植えて楽しむことが出来ます。
また、リナリアの少女の初恋ようなどこか頼りなくて可愛らしい花姿は、花もちが良いので切り花にしても楽しむことが出来ます。
リナリアの上手な育て方は?
いろいろな季節のお庭に可愛らしい花を咲かせてくれるリアリナ。リアリナを育ててみたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リアリナの上手な育て方をするには、まず屋内・屋外どちらで育てる場合にも『日当たりの良い場所』を選ぶことが大切です。日が良く当たる場所でないと、頼りない茎に色あせた花がついてしまいます。
また、リナリアは風通しと水はけが良い場所を好み、酸性の土が苦手ですから、植え付ける際には石灰を撒いて中和するのも上手な育て方をするためのポイントです。
そしてリアリナ(姫金魚草)は湿気が苦手ですから、水のやりすぎには注意が必要です。
水やりは『表面の土が乾いたら水をやる程度』『寒い季節は土が乾いてから2〜3日後に水やり、乾燥気味に』するのがコツです。
リナリアを屋内の鉢植えで育てる場合は、受け皿の水は必ず捨てるようにしましょう。
リアリナ(姫金魚草)は、正しい育て方をすれば冬越しすることが出来ますが、霜に当たると枯れてしまいます。どうしても寒い季節には霜が降りてきてしまう花壇でリアリナを育ててみたいという方は、霜よけネットや不織布で霜よけをしましょう。
最後に、リアリナはあまり肥料を必要としません。植え付けの際にゆっくり効くタイプの肥料を混ぜ込んでおけば追肥は必要ありませんが、花付きが良くなかったり葉の色が悪かったり、生育の状態があまり良くないなと感じたら追肥しても構いません。
育て方がすごく難しい花というわけではないので、是非これらのポイントを抑え、リアリナを花壇や鉢にお迎えして、とても可愛らしいリアリナの花を楽しんでください。
リナリアを花言葉を添えて贈ろう!
少女の初恋が由来となった『私の恋に気づいて』という花言葉や『幻想』という花言葉を持つリナリア。
片想いの相手に。お付き合いしている相手に。結婚記念日に。プロポーズに。花言葉を添えて、あなたの真っ直ぐな気持ちを相手に届けてみませんか?
リナリアの花がそっと、あなたの背中を押してくれますよ。