日本の離婚率に驚き! 〇秒に1組が離婚している!?

日本の離婚率は世界の国と比較しても高い傾向にあります。厚生労働省の統計で、離婚件数(率)は平成14年の28万9千件(離婚率2.30)をピークに近年は減少傾向にあります。離婚理由は経済的理由や初婚年齢が低いことが挙げられます。

日本の離婚率に驚き! 〇秒に1組が離婚している!?のイメージ

目次

  1. 1日本の近年の離婚率の推移 都道府県別ランキングや離婚理由からみる驚きの統計が!
  2. 2日本の離婚理由を年齢差から読み取る
  3. 3日本の離婚理由の主な原因
  4. 4厚生労働省の統計
  5. 5厚生労働省の統計から見えてくる日本の離婚問題
  6. 6離婚率が高くなっている日本の離婚文化について
  7. 7離婚の回避方法
  8. 8離婚問題についてのまとめ

日本の近年の離婚率の推移 都道府県別ランキングや離婚理由からみる驚きの統計が!


最近、メディアでも芸能人の「不倫問題」等が取り上げられ、離婚する芸能人夫婦が増えている印象を受けます。近年ではロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音がタレントのベッキーとの不倫騒動により一昨年夏に結婚した一般女性と1年持たずに破局したことは記憶に新しいですね。このように芸能人に限らず、日本の離婚率は世界主要国と比較しても、高い水準にあります。

ここで、世界と比較して日本がどのくらいの離婚率にあるのか、また日本の中でも離婚率に差があるのか、離婚率の高低で離婚理由に違いがあるのかどうか等をみていきたいと思います。

世界主要国との日本の離婚率比較


日本が世界の離婚率と比較しどのくらいの位置にいるかみてみます。 第1位 ロシア 4.5 第2位 アメリカ 3.6 第3位 ドイツ 2.19 第4位 イギリス 2.05 第5位 フランス 1.97 第6位 日本 1.77 第7位 イタリア 0.91 数字は1000人あたりの数字となっております。 日本の数字は平成27年に厚生労働省が発表した人口動態統計に基づいたものです。 世界には様々の国がありますが、上記のランキングはG8の主要国で比較しております。 日本が1000人1.77組が離婚を決意したことになります。 この数字を多いととるか少ないととるかは人それぞれだと思いますが。

都道府県別での離婚率ランキング


上記は世界の主要国で率を比較しましたが、次は日本の都道府県別の離婚率ランキングを見てみましょう。

今や3組に1組が離婚に踏み切る時代。そのような時代の中でも、都道府県別にみると、率が大きく違っていることがわかります。


【離婚率の高い都道府県】 第1位  沖縄県  2.59 第2位  北海道  2.09 第3位  大阪府  2.08 第4位  宮崎県  2.08 第5位  福岡県  2.04 第6位  和歌山県 2.01 第7位  高知県  1.94 第8位  東京都  1.92 第9位  鹿児島県 1.87 第10位  熊本県  1.86 【離婚率の低い都道府県】 第1位  新潟県  1.41 第2位  秋田県  1.42 第3位  富山県  1.47 第4位  山形県  1.47 第5位  島根県  1.5 第6位  福井県  1.51 第7位  岩手県  1.55 第8位  石川県  1.58 第9位  岐阜県  1.6 第10位  長野県  1.63 上記のランキングを見てみると何となく傾向は見えてきますが、ここから先はランキングが高い都道府県と、低い都道府県の理由を見ていきましょう。

出典: http://salamanderz.com

沖縄県の離婚率の高い理由


離婚率の高さが全国で第1位の沖縄県ですが、離婚率が高い理由を見ていきます。これは一概には言えませんが、できちゃった婚での結婚をしたことでの離婚率の高さが要因と言われています。そして低収入世帯が多く、経済的な理由が離婚率の高さを上昇させていると言えます。
さらに、沖縄県が家庭内暴力が常に全国で上位にランキングしており、DVの相談件数も非常に多いのが特徴です。


先に述べました結婚の低年齢化の問題。
厚生労働省の調査によれば、できちゃった婚による離婚率は15~19歳では88.4%、20~24歳では42.5%とかなり高い率になっております。若年であり、今後の結婚生活に対しての価値観が大きく違ったり、育児の大変さがわからないまま、子供ができたことでのギャップに戸惑うことが主な原因や理由の一つと考えます。

出典: http://sos-stress.com

離婚率が低い都道府県の特徴


離婚率が低い都道府県の特徴を見ると、ほとんどが共通して日本海側の県ということです。この東北、北陸の日本海側の地方は、昔から地縁血縁など家と家の結びつきが強いことや、二世代、三世代家族が多く、家族同士の結びつきが強いことが特徴です。

そのほかにも、これらの都道府県の県民性にも表れております。
こつこつ真面目に努力し、堅実であることが特徴です。

さらに離婚率が低い理由としては、これらに地域は冬はものすごく寒い地域であり、家族みんなで暖を取り、家族仲良く過ごしていることも一つの理由と考えます。

結婚生活もお互い真剣に向き合い、話し合いを行いながら生活をしていることと言えるでしょう。

出典: http://retrygogo.com

日本の離婚理由を年齢差から読み取る


よく聞く年の差婚。

年の差というと、皆さんはどのくらい離れていることを言いますか?

だいたいの人たちは、10歳以上離れているとそういう印象を受けるのではないでしょうか。

離婚率を夫婦の年齢差からアメリカのエモリー大学がこのような調査を行っております。
3,000組のカップルを対象に行った調査によると、一番離婚率の低いカップルの年齢差は”0”だそうです。
しかし、年齢差が大きくなれば、離婚率は上昇。1歳差でも3%多く、10歳差では39%、20歳差では同い年のカップルより95%も上昇するといわれている。さらに30歳差婚に至っては、なんと172%も上昇するそうです。

年齢差が大きくなれば離婚率は高くなる?


エモリー大学の調査を見ての通り、年齢差が多くなればなるほど離婚率が高まります。

それは同い年のカップルでは共通の話題や趣味が多くある一方で、年齢差があると、それぞれの年代で流行った音楽やドラマなど、共通の思いでが合わないケースが多くなり、そこにジェネレーションギャップを強く感じるようになるのです。

日本の離婚理由の主な原因

理由1 体力の問題

出典: http://josei-bigaku.jp


若くて体力があればいろいろなところにデートに行ったり、一緒に買い物に行ったりしたいもの。

しかし、相手が40歳、いやそれ以上ともなれば体力的に徐々に落ちてくるもので、外出することさえ億劫になることが多い。

そのことに相手が気を使い、なかなか外でデートしたいなどを切り出せずにいるパターン。

そして高齢になればそれだけ持病が出てくることも考えられるため、通院費の問題など経済的な問題に発展するケースも出てきます。

出典: http://cdn.slism.net

理由2 外見やニオイなど加齢に伴う問題


この理由だけは努力しても避けられない問題!!

気を遣い、若々しい格好をしたり、加齢臭がしないような努力をすれば別の問題ですが。

同い年であれば、それも許容範囲ですが、年齢差があると、それもジェネレーションギャップとなりえます。

出典: http://manetatsu.com

理由3 金銭感覚の違い


年齢差があると、「経済観念」が大きく違うことが挙げられます。

年上の夫の場合の例を挙げますと、堅実家で真面目に働き、貯金もしようとする一方、年下の妻の場合、金銭感覚に乏しく、ついつい衝動買いをしてしまうことで、けんかになったりすることが多くなりがちです。

金の切れ目は縁の切れ目というように、経済的価値観の違いは、その後の結婚生活にも大きく影響を及ぼしそうです。

出典: https://www.alg-plus.com

厚生労働省の統計


平成22年の離婚件数は25万1383組で、前年の25万3353組より1970組減少している。 離婚件数は昭和39年以降毎年増加し、昭和46年には10万組を超え、その後も増加を続けましたが、昭和58年をピークに減少に転じ、平成3年から再び増加。平成15年からは6年連続で減少していましたが、平成21年は増加、平成22年は再び減少しています。 離婚率(人口千対)は1.99で、前年の2.01を下回りました。 離婚件数を同居期間別にみると、3年未満、5~10年、25~35年では減少していますが、それ以外の同居期間では増加しています。 1.届出月別にみた離婚 月別の離婚件数をみると、最も多いのは3月となっており、その割合は10.3%となっています。親権を行わなければならない子の有無別にみると、親権を行わなければならない子ありが10.9%、親権を行わなければならない子なしが9.5%となっています。夫妻の国籍別にみると、夫妻とも日本が10.4%、夫日本・妻外国が9.0%、夫外国・妻日本が8.8%となっています。 2.離婚の種類別にみた離婚 夫妻の国籍別に協議離婚と裁判離婚の構成割合をみると、協議離婚の割合は、夫妻とも日本が87.2%、夫日本・妻外国が95.6%、夫外国・妻日本が91.9%となっています。夫妻の届出時の年齢別にみると、夫では15~19歳で91.4%と高く、70~74歳で85.5%と低くなっています。妻では15~19歳で91.9%と高く、65~69歳で84.1%と低くなっています 3.親権を行う者別にみた離婚 夫妻の届出時の年齢(5歳階級)別に親権を行う者別の離婚率をみると、親権を行わなければならない子がある離婚率は、夫妻ともに30~34歳が最も高くなっています。 夫が全児の親権を行う離婚率は、夫妻ともに40~44歳で最も高くなっており、一方、妻が全児の親権を行う離婚率は、夫妻ともに30~34歳で最も高くなっています。

厚生労働省の統計から見えてくる日本の離婚問題


日本は25万1383組が離婚している現状。

これを時間に換算すると、約2分4秒に1組が離婚している計算だ。

出典: http://static.pinky-media.jp

離婚率が高くなっている日本の離婚文化について


日本人の特徴として、他の国と比較して、性格的にすぐに心変わりすることが多いことが挙げられます。

離婚率がダントツで多い国「ロシア」は日本の離婚率の倍以上あります。

なので、決して日本の離婚率が高いとは言えないのです。

ただ離婚率が高くないとは言え、油断はできない状況です。

出典: http://how2-inc.com

見えてくること


日本は都道府県により離婚率に大きな差があることがわかる。

この件だから離婚する確率が高くなるとか、この件に住んでるから離婚とは無縁だ、と考えるのではなく、結婚後の2人がどのように結婚生活に向き合うかが大事となってくる。


そもそも離婚することが絶対に悪いこととも言えないため、どうしても価値観の違いや金銭感覚の違いによりすれ違いが生じ、離婚したほうがお互いにとって良いことになることも十分に考えられる。


離婚は悪いイメージばかりではないことも頭に置いておきたい。

出典: http://siawaserikon.info

離婚の回避方法


ここからは、2人が離婚の危機に直面した時の回避方法について説明していきたいと思います。

あくまでも一例ですので、必ずしも皆さんに当てはまらないかもしれませんが、参考程度までにどうぞ。


どうしても離婚を回避したいのであればなぜ離婚するまで夫婦関係が崩れてしまっているのかを考えてみましょう。 結婚生活を営むにあたって、どんな夫婦であっても全く不満がないというわけではありません。 しかし、これまで同じ屋根の下で生活をともにした二人ですから、信頼関係と強い絆がそこにはあるはずなのです。 つまり現在離婚をせず、幸せに夫婦として暮らしている男女は、その信頼関係と長きにわたり築き上げた絆で、なんとか二人の問題を解消しているのです。 離婚という結果に至っている夫婦は、信頼関係が壊されているのではないでしょうか。 バランスの崩れてしまっている夫婦関係を整えるために、何が原因で信頼関係が崩れているのかを突き止めなければなりません。 離婚を回避するためには、相手に非を求めるのではなく、自分自身の何が間違っていたのかを冷静に考えてみましょう。 自己分析をすることで、結婚当初と何が大きく変わっているのかを見つける事ができます。 当然ですが、離婚を回避するためには、自分自身だけが変わっても意味がありません。 ただ自己分析ができると、相手に対する接し方が大きく変化しますので、離婚を請求している方も冷静になって離婚の話し合いに耳を傾けるようになるでしょう。 相手の気持ちを動かしたいのであれば、まずは自分が変わらなければならないのです。 ただでさえ、関係が壊れかけている二人ですから、二人っきりで話し合いをすると問題が大きくなる危険性があります。 また二人だけの考えでは、視野の広い解決法を求める事は難しいでしょう。 さらにパートナーのいずれかが冷静な態度を取れない場合は、一歩も解決に向かう事はできません。 離婚を回避するために、夫婦の間に別の人を入れて話し合いをするのも一つの方法です。 双方の信頼できる友人、もしくは離婚相談のプロを介入させるものいいでしょう。 夫婦の意見をそれぞれの立場で、冷静に判断し、解決に導く事も期待できます。 離婚の原因を突き止め、自己分析で自分の悪い点を改善し、第三者の意見にも耳を傾けても一向に離婚を回避できないと先が見えない場合は、思い切って夫婦関係を解消してみるのはどうでしょうか。 少しの間距離と時間をおくことで、見失っていたものが見える場合もあります。 ただ、一度離婚をすると復縁の可能性は、かなり低くなりますので、一種の賭けでもあります。

離婚の回避方法から見えてくること


離婚の危機に直面した際には必ず、2人で十分話し合う場を設けましょう。

自分自身だけで解決しようと思っても、パートナーがどのような考えを持っているかを理解しようとしなければ、問題は解決しません。

回避方法にも挙げています通り、2人だけでは解決しなければ第三者を入れることで、解決できる問題もたくさんあります。

第三者を入れるメリットとしては、2人の意見とは全く違った意見が入ることにより、それまで冷静に考えることができなかった2人が冷静に考えることができるようになり、離婚を回避できる可能性も高くなると思います。

日本の離婚率が高くなっている現在、第三者である離婚相談のプロへの相談件数は徐々に増えております。

どうしても離婚問題が解決しない場合は一度離婚相談のプロに依頼してみては。

出典: http://ure.pia.co.jp

離婚問題についてのまとめ


夫婦には必ず離婚の危機が訪れるかもしれないことを頭においてください。

ただその離婚の危機を迎えたときに、上記に記した回避方法を実践してみてはいかがでしょうか。

離婚の問題が発生した時には2人にストレスがかかったり、「離婚」という言葉に敏感になったりするでしょう。

しかし、必ず解決できる糸口を見つけられるはずです!!

これから結婚を考えているカップルには離婚なんて関係ないと思っていませんか。そのような時期だからこそ、今は考える余裕もあるため、今のうちから真剣に考えておきましょう。

皆さんに幸せが訪れますように!!

関連するまとめ

編集部
この記事のライター
Cherish編集部

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ