尼崎連続変死事件~「家族喰い」と呼ばれる事件の全貌~

尼崎連続変死事件と言えば、猟奇的な事件として知られ、家族喰いとまで呼ばれている事件です。 しかし尼崎連続変死事件は余りにも複雑過ぎること。また猟奇的なので全貌を把握するのが非常に難しいです。 今回はこの事件の全貌について迫り、ご紹介したいと思います。

尼崎連続変死事件~「家族喰い」と呼ばれる事件の全貌~のイメージ

目次

  1. 1あまりにも複雑すぎる尼崎連続変死事件
  2. 2尼崎連続変死事件とは?
  3. 3尼崎連続変死事件の相関図
  4. 4尼崎連続変死事件の概要・真相
  5. 5I家乗っ取り事件
  6. 6皆吉・谷本家乗っ取り事件
  7. 7川村・大江家乗っ取り事件
  8. 8事件の全貌「時系列」①1948~1999年
  9. 9事件の全貌「時系列」②2000~2004年
  10. 10事件の全貌「時系列」③2005~2009年
  11. 11事件の全貌「時系列」④2010~2014年
  12. 12尼崎連続変死事件からその後
  13. 13尼崎連続変死事件に登場する人物
  14. 14角田家
  15. 15橋本家
  16. 16I家
  17. 17皆吉家
  18. 18谷本家
  19. 19大江・川村家
  20. 20その他の関係者
  21. 21「まとめ」尼崎連続変死事件は想像を絶する事件

あまりにも複雑すぎる尼崎連続変死事件

出典: https://www.amazon.co.jp

本として出版された猟奇事件

尼崎連続変死事件は、本や漫画として出版されました。

皆さんは尼崎連続変死事件についてどれくらいご存知ですか?

尼崎連続変死事件と言えば、日本では3本指には入るほどの凶悪な猟奇的監禁殺人事件とされていますが、偽りの家族を演じて暴行などを行い楽しんでいた極めて残酷な事件です。
実際にかなり多くの死者が出たこの事件ですが、明かされているだけでも多いのに関わらず、明かされていない被害者も存在すると言われているほどの事件となっています。

この事件は家族ごっこをしていたということもあってかなり複雑な人間関係となっており、ごちゃごちゃになりやすいので、全貌を把握している人が中々いないです。
今回はそのような尼崎連続変死事件の全貌と分かりやすい時系列、相関図と共にご紹介したいと思います。

そこまで言って委員会のネット配信見てしまった、こんなん寝れへんやん。

尼崎連続変死事件取り上げられてる。
社会の闇を感じるわぁ
— ナナシ (@Nameless00X2) December 4, 2017

尼崎連続変死事件とは?

「家族喰い」とまで言われる尼崎連続変死事件

出典: http://blog.livedoor.jp

読んでいるだけでも気分が悪くなる事件

尼崎連続変死事件とは名前からもわかるように尼崎で起きた猟奇殺人事件なのですが、先ほど触れたように偽りの家族ごっこを行って暴行を続けていた事件とされています。

血縁関係はもちろんですが、血縁関係ない人も巻き込んで、およそ25年間も狂気的な事を続けていたこの事件は別名「家族喰い」とも呼ばれる事件となっています。
この尼崎連続変死事件は監禁はもちろんの事、虐待や暴行を死ぬまで繰り返し続け、暴行された人たちはまさにこの世の終わりのような生活をずっと続けていた状態とされています。
さらに、だいたいの事件は犯人が一人や、多くて2、3人だと思いますが、この尼崎連続変死事件ではマインドコントロールもされたとされ、犯人はわかっているだけでも11人にもなるとされています。
人間の猟奇的な一面が垣間見れるこの事件ですが、事件の真相・全貌を知れば知るほど寒気がする事件となっています。

尼崎連続変死事件の相関図

相関図以外でも被害者は多い

出典: http://plaza.chu.jp

相関図を見ただけでは複雑

尼崎連続変死事件の相関図はこのようになっています。
この相関図は比較的新しいものとなっていますが、全貌の相関図ということもありながらかなり複雑な状態となっています。
相関図からもわかるように、尼崎連続変死事件は多くの人が関係している事件なのですが、監禁や暴行を繰り返される本当に怖い事件とされています。

サザエさんでの相関図にするとわかりやすい

出典: http://purebands.blog136.fc2.com

サザエさん式相関図

尼崎連続変死事件の相関図があまりにも難しすぎるという声が多く、わかりやすくサザエさん方式に相関図をまとめた人がいます。
それが上記の画像なのですが、サザエさんにして例えると分かりやすいかと思います。
ただ、最初の相関図と比べると分かりやすいのですが、それでも人数が多いので、ややごちゃごちゃになりやすいので、少しずつ整理しながら把握していただけたらと思います。

尼崎連続変死事件の概要・真相

25年の共同生活

出典: https://note.mu

事件の概要

主犯格である角田美代子が逮捕されて事件の全貌が解き明かされたのですが、事件の概要は次のようになっています。

主犯格である角田美代子と関係者、被害にあった人物たちはおよそ25年もの間、疑似家族を演じ、共同生活を長い年月も送っていたのです。

1987年頃に角田美代子と一緒に住んでいた女性が失踪してしまい、そこから失踪事件や不審死が頻繁に始まり、事件の片鱗が見え隠れしました。
ですが、この時は警察も少ししか動いていないとされ、表立って報道されることはなかったようです。

監禁から女性が脱走したことにより事件が明るみに

しかし、この事件も転機が訪れ、2011年には監禁していた女性が脱走し、警察に駆け込んで通報したことによって事件がついに表舞台に出てくるようになります。

この警察に通報したことによって角田美代子は逮捕されるのですが、その時脱走した女性の母親の死も判明し、傷害致死の容疑をかけられ逮捕されました。
その後2012年では違う事件で逮捕された人物がこの事件に関わっていたことが分かり、角田美代子との供述で事件の全貌が露になりました。

ですが、順調に行っていた事件の解明も2012年12月に角田美代子自身が自殺し、再び迷宮へと追いやられたのです。

その後、角田美代子と関わっていた人物から事情聴取などを行い、10人ほどの人物を殺人容疑や傷害致死、遺体遺棄容疑で逮捕して裁判にかけています。

I家乗っ取り事件

尼崎連続変死事件第1乗っ取り

出典: http://news.livedoor.com

美代子が住んでいたマンション

住所は、尼崎市長洲東通の近辺。

尼崎連続変死事件では多くの人を巻き込んだ事件なのですが、この事件は多くの家庭を乗っ取った事件ともされ、家族乗っ取り事件としても有名です。

まず最初に行った家族乗っ取りがI家とされています。
I家とは全く血縁関係もなかったので、関りがなかったのですが、I家の母の姉にあたる人物の葬儀を行った際に角田美代子が葬儀に参列し、いちゃもんを付けたことから始まったようです。
そこからI家を頻繁に家に呼ぶようになり、I家と深く関わるようになったようです。

しかし、次第に事件は動き出し、角田美代子の言葉によってI家は親族同士で揉めるようになり、I家の母親は一方的に暴行を息子から受けるようになり始めました。
そこでI家の息子と角田美代子は仲良くなり、母親は奴隷状態になっていたとされています。

そこで角田美代子は勢いに乗ってI家の息子たちの仕事を辞めるように言ったりと行動し、マンションを売却させ一緒に完全に住むようになりました。

この後、角田美代子の支配は強くなり、I家の母は病死し、I家の長男は監禁され暴行によって絶望し、マンションから飛び降り自殺を行っています。
 

皆吉・谷本家乗っ取り事件

尼崎連続変死事件第2乗っ取り

出典: http://www.aqura.co.jp

2番に乗っ取られた家族「皆吉・谷本家」

※画像はイメージです。

次に行われた乗っ取りは皆吉家と谷本家でした。
皆吉家はサザエさん相関図では「いささか先生」、谷本家は「リカちゃん」の家族です。
皆吉家の長男と次男は何の要因かは明かされていませんが、既に角田美代子と一緒に暮らしていました。
皆吉家の長女が旦那の谷本家父に連絡をして帰りたいことを告げ、わざわざ足を運んできてくれたのですが、その時、皆吉家の長男の子供の面倒をみるように頼まれました。

角田の依頼を受けて素直に長男の子を連れて帰って育てていたのですが、長男の子供は家で面倒見ている時に暴れるのでたまらず面倒を見れない事を角田美代子伝えます。
すると逆上した角田美代子は谷本家に乗り込み、I家の時のように家族会議させまた家族内で暴行が行われるように仕向けました。
主に暴行されたのがこの時の谷本家の母である皆吉家の長女で、激しい虐待や暴行を受けた末死亡しています。

一度は谷本家の家から出て離れて行ったのですが、その時谷本家の次女を連れ去り、一緒に角田美代子と暮らすようになります。

事件は加速

ですが、この事件もさらに加速が始まり、大きく事件は動いていくようになります。
暫くすると、また皆吉家を連れて谷本家に訪れ、谷本家の人を暴行を行いました。
谷本家の兄が心配になって一時来てくれるのですが、兄は軟禁状態にされ、気がついたらその兄も弟である谷本家父を暴行していました。

監禁にあった谷本家家族ですが、暴行が酷くなるので、谷本家父は長女を逃がしたのですが、あえなくしばらくして長女は見つかり、さらに谷本家父に対する暴行は強くなったとされています。
暴行に耐えかねて谷本家父はいったん家を離れるのですが、しばらくして帰ると長女も連れ去られて、尼崎に角田美代子も帰っていました。

角田の手によって二つの家族は丸め込まれているのですが、暴行事件の内容としてはこの二つの家族の被害が一番ひどい状況と言えます。

実際にも虐待にて死んでいる人も多く、この事件は角田によるマインドコントロールで洗脳が行われたのではないかと噂されている事件なっています。
公には露になっていませんがこの時に他にもたくさんの死者が出ていると考えられています。

川村・大江家乗っ取り事件

尼崎連続変死事件第3乗っ取り

出典: http://www.suzuki-kensetsu.co.jp

2番に乗っ取られた家族「川村・大江家」

※画像はイメージです。

次の乗っ取り事件は川村・大江家です。

この二つの家族はサザエさんの相関図では「あなご」になります。
この川村・大江家は鉄道クレームがきっかけで出会うようになり、次第に角田美代子と川村は仲良くなっていきます。

しかし、川村は喫茶店を開くのが夢だったことを口にすると角田美代子は退職することを進め、川村の会社にも乗り込んで強制的に退職へと追い込みました。

角田美代子の介入がさらに激しくなり、川村と大江の次女は離婚しました。
ですが、この後も角田美代子の干渉は続き、次第に家族間でも暴行が行われるようになります。
大江家母に対する虐待や暴行は激しくなり、大江家母が死亡したらコンクリート詰めにされて証拠の隠滅がされました。

事件の全貌「時系列」①1948~1999年

次は実際に尼崎連続変死事件の全貌を時系列順に簡単にご紹介したいと思います。

時系列で表すと事件の全貌が分かりやすいです。
ただ、時系列で全貌をご紹介しても尼崎連続変死事件で起きた出来事が多すぎるので、整理しながら把握していただけたらと思います。

出典: https://woman.mynavi.jp

全てはここから始まる

1948年 角田美代子がこの世に生を受ける

1972-74年 角田美代子が同級生と結婚するもすぐ離婚
     (この際に鄭頼太郎と内縁の関係になります。)

1986年 三枝子が優太朗を産む

1987年 橋本久芳・次郎の母と芳子が行方不明になり失踪する

1988年 三枝子が美代子母と養子縁組を組み、角田三枝子になる

1988年 角田美代子の母の死。そこでI家と遭遇
    (ここからI家の関りが始まり、監禁状態が行われるようになる)

1999年 I家母虐待と合い重なって病死
    (この後養子縁組して徹也は角田健太郎になる)

1999年 I家の長男が飛び降り自殺

事件の全貌「時系列」②2000~2004年

出典: http://takemikazu.exblog.jp

角田美代子逮捕

2000年 角田美代子窃盗容疑で逮捕

2001年 橋本久芳と角田美代子が偽装結婚

2002年 皆吉家の長男と次男が美代子と同居をはじめる
    (この時李正則も美代子と出会い同居)

2003年 皆吉家長女が尼崎に帰省

2003年2月 谷本家に李正則を預かるよう押し付ける

2003年3月 離婚を条件に皆吉家の長女・谷本家の長女茉莉子と次女瑠衣を連れて角田美代子は退却

2003年5月 美代子が再び因縁をつけて谷本家占領

2003年6月 谷本家父の兄谷本隆を加えてさらに軟禁状態に

2003年8月 夫婦喧嘩と見せかけ谷本家父は皆吉家の長女を逃がす 
      (この際長女の茉莉子も逃がすが茉莉子は少ししてあえなく捕まる)

2003年9月 取り立て屋に驚いた茉莉子は110番して警察が事情聴取に伺い谷本家父は逃亡成功

2003年10月 占領していた谷本家から皆吉家の長女、茉莉子、瑠衣を連れて美代子は再度尼崎に帰宅
      この際皆吉家の長女の母皆吉ノリは暴行を受け美代子のマンションで死亡
      皆吉家の長男は逃亡

2004年  谷本家父兄、谷本隆は暴行を受け死亡

2004年2月 皆吉ノリの家を皆吉家の次男に渡し、床下から3人の遺体が出てくる

2004年3月 茉莉子が美代子の元から逃亡
      李正則が美代子の伯父と養子縁組し、角田正則になる

2004年8月 谷本家父が偽名で角田一家を監視

事件の全貌「時系列」③2005~2009年

出典: http://danshi.gundari.info

床下から3人の遺体が発見された後

2005年 角田久芳が美代子のさしがねにより、沖縄で飛び降り自殺

2006年 角田美代子が仲島康司と出会う

2006年12月 茉莉子が免許更新に訪れたら通報され、角田美代子の元へ連れ戻される

2007年1月 谷本家次女瑠衣と角田優太朗が結婚。子供を授かる

2007年2月 茉莉子は仲島康司と強制的に結婚させられる

2007年12月 皆吉家長女が車を購入する際に角田家に居場所がばれて連れ戻される

2008年3月 不自然な形で皆吉家長女が頭に大けがを負い、そのまま帰らぬ人となる

2008年7月 茉莉子と仲島康司は沖縄に逃げるも見つかって連れ戻される

2008年11月 安藤みつゑが美代子の孫をきつくしかったことにより美代子は激怒し安藤みつゑを暴行して死亡させる

2008年12月 5か月間の暴行の末茉莉子は死亡

2009年4月 川村博之と美代子が出会う

2009年8月 東京に逃げていた橋本次郎が見つかり連れ戻される

事件の全貌「時系列」④2010~2014年

出典: https://ameblo.jp

大江家で死体遺棄

2010年11月 川村博之と大江裕美が離婚

2010年12月 大江和子が身の危険を感じ妹の家に逃げる

2011年4月 大江家の和子以外を川村博之の家に住ませる

2011年6月 和子が居場所が発覚し連れ戻され暴行が始まる

2011年7月 橋本次郎が監禁され暴行を受けて死亡

2011年9月 川村博之と大江姉妹から虐待を受け死亡
      大江和子はコンクリート詰めにされる

2011年10月 大江香愛が川村のマンションから脱走

2011年11月 大江香愛が警察に駆け込んで訴える

2011年11月 角田美代子と川村博之は傷害事件で逮捕
      大江和子の遺体が入ったドラム缶が尼崎の倉庫で見つかる

2011年11月 美代子と川村・大江姉妹、李正則が死体遺棄の疑いで逮捕

2012年2月 美代子と川村・大江姉妹が殺人監禁容疑で再逮捕

2012年8月 角田瑠衣と角田三枝子が皆吉家長男の年金強奪容疑で逮捕

2012年9月 李正則が大江和子の死体遺棄で懲役2年6か月が決まる

これから事件が一気に明るみになり、角田美代子、三枝子、川村博之、角田瑠衣、角田優太朗、角田健太郎、大江香愛、大江裕美、仲島康司、李正則、鄭頼太郎の11名が捕まります。

尼崎連続変死事件からその後

出典: https://www.orangehoppe.com

猟奇的殺人事件からその後

大江香愛が警察に駆け込んだことにより事件が明るみになったのですが、ほとんどの犯罪者は実刑判決をその後受けています。

角田美代子 兵庫県警の本部内の留置所で自殺

三枝子 懲役21年の実刑判決

川村博之 懲役3年執行猶予5年

角田瑠衣 懲役23年の実刑判決

角田優太朗 懲役17年

角田健太郎 懲役21年の実刑判決

大江香愛 懲役3年執行猶予4年

大江裕美 懲役2年執行猶予3年

仲島康司 懲役17年

李正則 無期懲役

鄭頼太郎 判決不服で上告中

実行犯の人たちはその後実刑判決を受けている人がほとんどです。
一度判決を下されたのですが、判決に納得いかず、上告を行っている人が多いです。
しかし、これは認められず、さらに懲役が増えている人がほとんどなので、それほど残虐極まりない事件とされています。
25年もの長い月に渡って起きた猟奇的な事件なので、まだ生ぬるいという声も多く世間では挙げられていました。

尼崎連続変死事件に登場する人物

出典: http://hiroron.info

登場人物はサザエさん相関図を見ただけでもかなり多い

次は実際に相関図を見ただけでは分かりずらいので、簡単にですが尼崎連続変死事件の登場人物についてご紹介したいと思います。
相関図を見ただけでも登場人物はかなり多いので、時系列と合わせて少しずつ照らし合わせていただけたら全貌が把握しやすいかと思います。

角田家

尼崎連続変死事件の主犯格

出典: http://02memo.seesaa.net

尼崎連続変死事件のキーとなる家族

角田家は尼崎連続変死事件の事の発端の家族と言っても過言ではありません。
角田家のほとんどの人物は逮捕されているのですが、事件を起こした張本人とされる角田美代子は自ら自殺をしてこの世を去っています。
事情聴取される前に自殺しているので、極めて悪質な家族と言えます。

角田美代子

出典: http://new22nozawa.cocolog-nifty.com

事件の張本人

角田美代子と言えば、尼崎連続変死事件の中心人物となっています。
多くの人を巻き込んで恐喝し、家まで占領して暴行を加えていくという残虐極まりないことを行っている人物です。
しかし、美代子自身は手を下しておらず、ほとんどの事象は美代子の口車に乗せて他者に行わせているものとされています。
自分の手を下さないようにしている様子もまさに人として疑えるような性格の持ち主であることがわかります。

角田三枝子

出典: http://pocop0c0.blog.fc2.com

殺人鬼

角田三枝子と言えば美代子の妹にあたる人物ですが、実際に三枝子は自分から好んで美代子と一緒に生活していたわけではないと供述しています。
角田優太朗については角田三枝子自身が生んだのにもかかわらず、美代子が自分の子供として提出しています。
かなりの長い年月共同生活を送っていましたが、三枝子は家族の中でも金庫係として収支などを管理していた立場とされています。
しかし、尼崎連続変死事件について公になった際には一番最初に事件の全貌を語った人物とされています。

角田優太郎

出典: http://seesaawiki.jp

角田三枝子の実子

角田優太朗は先ほどご紹介したように、三枝子の実子でもあります。
美代子には溺愛され、アイドルとして売り出そうとされ、ほとんど学校には通わず、アイドルに向けて徹底的に育成されていたようです。
公に出ている上方では優太朗は溺愛されていたことから虐待は受けていないとされていますが、本人は恐怖心を強く感じ暴行されていたと供述しています。
美代子が捕まった後は友人とバーを開業しています。
しかし、優太朗が捕まった後は妻の瑠衣と再びやり直せるように言い続けていますが。瑠衣は優太朗の裁判で優太朗の立場が悪くなるように供述しています。

鄭頼太郎

出典: http://blog.goo.ne.jp

内縁の夫

鄭頼太郎は美代子の内縁の夫となっていた人物です。
籍は韓国籍という情報で、美代子は自分と反して気が強くて引っ張っていってくれる性格だったため恋に落ち、プロポーズしたようです。
しかし、鄭頼太郎自身も暴行を受けていたようで、途中で怖くなって美代子の元を脱走したこともあるようです。
ですが、その甲斐なく直ぐに見つかって再度暴行を受けた様子。
鄭頼太郎はその後懲役21年を受けていますが納得いっていないようです。

李正則

出典: http://blog.goo.ne.jp

暴力装置

李正則も韓国籍とされています。
李正則にはもともと妻と子がいたようですが、美代子の周りの権力を誇示されたことによって逆らえなくなり、一緒に同居せざる得ない状況となったようです。

最終的には美代子とは従妹関係になるのですが、美代子の暴力役として力を振るい、監禁した人物に対して強力な腕力を振るっていたようです。
服役中にはマインドコントロールは自分がされていると感じている発言をしています。
その後、無期懲役の判決を受けていますが現在上告中です。

橋本家

橋本家は上記のサザエさんの相関図で言う所の「フネ」の家族になります。
橋本家は直接的な血のつながりは存在しないのですが、角田の家を頻繁に出入りしていた様子はあったようです。
長女以外は全員なくなっているとされています。

橋本母

橋本は母は角田久芳、角田久芳と橋本次郎の実母です。
子供を持ってから度々美代子の家に一緒に住むようになってから、美代子と交友関係が深い状態となっています。
しかし、1987年には死亡していたとされ、海に遺棄されたとなっていますが、実際には遺体が海から発見されることはなかったようです。
尼崎連続変死事件の中では一番最初の犠牲者とされています。

角田久芳

角田久芳は角田三枝子と結婚をしてますが、これは偽装結婚とされ、美代子による命令で行ったようです。
角田久芳自身は体に障害を持っていたらしく最後には美代子の命令にて飛び降り自殺にて死亡したとされています。
しかし、報道では記念撮影中に転落死ということになっており、真実が伏せられている可能性が高いです。

橋本次郎

橋本次郎は角田久芳の弟とされる人物ですが、最初の頃は仲が良かったようです。
しかし、途中から美代子との間にも関係にひびが入り、度々脱走をしては捕まっていたようです。
後に、一緒に同居している女性ともめ事起こしたことに激昂した美代子は暴行をして物置に入れて死亡させたとされています。
女性との揉め事は胸を触ったという内容だったようです。

橋本長女

橋本長女は尼崎連続変死事件において橋本家では唯一の生存者とされています。
橋本家長女も美代子たちと一緒に暮らしていたようなのですが、1990年頃に橋本家長女は脱走しています。
母の行方不明についても情報を知っている可能性がありますが、現在もこの子については明かされていません。
その後、橋本家長女は虐待受けていたことを法廷で話しており、優太朗の裁判にも出廷しています。

I家

I家はサザエさんの相関図では登場してこない家族ですが、角田健太郎などは角田美代子の養子にもなっている人物で、祖母や長男は監禁後殺害されています。
唯一サザエさんの相関図ではI家の長男がカツオのポジションです。

I家祖母

I家の祖母は病死として情報が開示されていますが、この病死がひょっとしたら暴行や虐待による可能性もあるとされています。
というのも、I家祖母は葬儀の際に美代子と知り合ったとされているのですが、監禁された後は食事すら制限を受けていた様子で、自由な生活は遅れていなかったようです。
さらに暴行を受けていたとされているため、病気が原因で死んだ可能性もありますが、虐待が原因で病気が加速した可能性が高いとされています。

I家長男

I家長男は尼崎連続変死事件では自ら命を絶った人物とされています。
実際には関係者の発言では家族会議中に急に走り出して飛び降り自殺を図ったようです。
当時ではI家の長男には恋人がいたようだが、長男は恋人に美代子の元に来ないか必要に誘っていたようです。
しかし、この事を当時の恋人はかなり怖いと語っています。

角田健太郎

出典: http://seesaawiki.jp

I家の人間 元の名前は「徹也」

角田健太郎は元々I家の人間で、後に美代子の元で暮らすようになります。
角田健太郎が美代子と暮らすようになった原因は美代子によるI家乗っ取り事件が原因で、この乗っ取り事件のよって家庭が崩壊したことによって一緒に住む羽目になります。
しかし、角田健太郎は虐待などを受けていない様子で、優太朗と一緒にアイドルグループを結成させようと大事にされた形跡があります。

皆吉家

皆吉家はサザエさんの相関図で言う所の「伊佐坂先生」が長男になります。
鹿児島に住んでいたのにもかかわらず、尼崎市に移ってきたがために事件に巻き込まれた家族とされています。
まさに悲劇にあった家族と言っても過言ではない家族である。

皆吉ノリ

皆吉ノリは元々鹿児島出身の人物ですが、尼崎に引っ越してきたがために事件に巻き込まれた人物と言っても過言ではないです。
自身の長男や次男が美代子に巻き込まれたせいで、皆吉ノリも巻き込まれることになったとされています。
年齢は80歳を超えていたのにも関わらず、皆吉ノリに対しての虐待は激しかったとされ、非常にむごい様子だったようです。
最終的に美代子のマンションにて死亡し、皆吉ノリの自宅の床下で死体が発見されました。

皆吉長男

皆吉家長男は李正則とは血縁関係にはないのですが、李正則の母親と結婚していたようです。
中学時代の後輩でもある鄭頼太郎と一緒にいた時に美代子と出会ったため惨劇に巻き込まれるようになった人物です。
何度も脱走を試みては捕まっているのですが、最終的には尼崎連続変死事件で唯一逃げ切った人物でもあります。

皆吉次男

皆吉次男も美代子の事件に巻き込まれていた人物ですが、橋本次郎と一緒に東京へ逃げ、仕事場の仲間と助けもあって美代子の魔の手からは逃げ切った人物です。
しかし、美代子の怨念のような恐怖は逃げてからもずっと続き、恐怖におびえた生活を送っていたようです。
美代子とは無関係ですが、逃げ切った東京にて癌が原因で死亡しています。

皆吉次女

皆吉家の次女は美代子の事件では深く登場してきていないものの、借金を背負わせるような罠には何度がかけられている上方があります。
生活的には問題なかったのですが、長男や次男、母の美代子との介入もあって逃れれなかったようです。
しかし、魔の手自体からは逃げており、現在も行方不明の状態で行方をくらませています。

谷本家

谷本家は上記のサザエさんの相関図で言う所の「リカちゃん」のポジションとなっています。
谷本家の父は監視を行ったりしているのですが、姉に対する殺人や他の家族の窃盗などを働いていたため次女の角田瑠衣が逮捕されている家族です。
角田優太朗と次女は夫婦関係にあります。

谷本父

谷本家は最初は4人家族幸せに暮らしていたとされていますが、李正則を押し付けられたことから事件に巻き込まれるような形になりました。
谷本家父自体もかなりの暴行を受けているのですが、家を占領されたりと散々な目に合っています。
暴行を受けたのが身内ということから大きく世間に公表せず、耐え抜いたとされています。
家族全員が悲惨な目にあっていることからこの事件を忘れないためにも、実名で公表して情報を明かしています。

皆吉初代

皆吉初代は谷本父の妻とされていますが、皆吉家の長女でした。
皆吉初代自体は真面目な人物とされていたのですが、正則を押し付けられたことから事件に巻き込まれるような形になりました。
美代子の暴行というよりもどちらかというと娘たちから酷い暴行を受け、心身ともに衰弱した状態に陥っていました。
旦那の谷本父の手によって美代子の手からは逃れたのですが、車を購入した際には身元がばれ、連れ戻されています。
その後、不自然な頭の大けがによって病院に運ばれ、かえらぬ人となりました。

仲島茉莉子

仲島茉莉子は谷本家の長女として生まれているのですが、デザイナーの才能を発揮し、イギリスにも留学したほどの人物です。
しかし、乗っ取り事件によって美代子の魔の手に巻き込まれ、次女の瑠衣は美代子に懐いたのですが、仲島茉莉子は美代子には一切になびくことはなかったとされています。
虐待は何度も受けており、谷本家父の手によって脱走しているのですが、残念ながら何回も捕まって連れ戻されています。
そのたびに虐待の度合いが激しくなり、最終的には仲島康司と結婚させられたが逃げても見つかって暴行の末死亡しています。

角田瑠衣

出典: http://kobarin.livedoor.biz

谷本家次女

角田瑠衣は谷本家の次女として生まれたのですが、美代子が谷本家を乗っ取った時から変貌した人物とされています。
瑠衣自体はこの母や父親に暴行を行うことに快感を覚え、美代子に懐いて美代子と共に暮らすようになります。
後に角田優太郎と結婚し二人の子供を授かっています。
美代子に深く支配されている人物で、美代子とは常に一緒に行動していたようです。
警察に詰め寄られた際も警察に向かって怒鳴りあげるような行動を行い、美代子の片腕として働いていたとされています。

谷本隆

谷本隆は谷本家父の兄にあたる人物です。
元々はあまり関係がなかった人物なのですが、弟の様子がおかしいので、弟の元を駆け付けると美代子の魔の手に巻き込まれたとされています。
最初は助ける気で行ったのにもかかわらず、谷本隆も軟禁されるようになり、次第に弟に暴行するようになった人物とされています。
最終的には美代子や親族から暴行を受けており、皆吉家の床下から遺体として見つかっています。

大江・川村家

大江家・川村家はサザエさんの相関図で言う所の「あなご」のポジションとなっています。
殺人と監禁容疑で捕まった川村は大江裕美とは元夫婦関係で、まさに鬼の変貌と言えます。
母である大江和子は残念ながらこの世を去っています。

大江和子

大江和子は大江姉妹の実母ですが、姉妹の変貌によって美代子の魔の手に巻き込まれる人物となっています。
美代子や実の娘から激しい虐待を受け、最終的にはわずか22キロになっていたようです。
食事制限などを強制的に行われていたので、虐待はまさにすさまじいものだったことが伺えます。
虐待のその後、大江和子はコンクリート詰めにされ、尼崎氏の倉庫にて発見されました。

大江香愛

大江香愛は今回の尼崎連続変死事件が公になるきっかけを作った人物として知られています。
実の母親に暴行を加えてはいるのですが、大江香愛自身も暴行や虐待を受けており、実の母親が死んだあとは大江香愛をめがけて集中的に虐待を行われていたとされています。
すきを見て警察に通報したことによって命を落とすことなく生き延びていますが、その後傷害致死罪の疑いで逮捕されています。

大江裕美

出典: https://ameblo.jp

大江次女

大江裕美は元旦那である川村博之が美代子と関わってしまったがために人生が狂った人物とされています。
実の母親に厳しい暴行を加えていたのですが、大江裕美自身も虐待を受けており、川村博之は離婚にまで追いやられています。
しかし、離婚した後でも美代子の干渉には入っており、最終的には川村博之や大江香愛と共に無理心中を考えていた様子です。
保護されたときは僅か35キロしかなく、虐待の様子がかなりきつかったことが伺えます。

川村博之

出典: https://ameblo.jp

大江裕美の元夫

川村博之は直接的に美代子と関わってしまったがために事件に巻き込まれていった人物とされています。
大江裕美とは夫婦関係にあったのですが、美代子の手によって無理矢理離婚をさせられており、川村博之自身も暴行を受けていたようです。
しかし、大江姉妹の和子に対しても暴行を行ったようで、傷害致死罪で起訴されています。

その他の関係者

こちらはその他の関係者となっています。
事実上の血縁関係などは存在しませんが、何かしらの要因によって巻き込まれている人物です。
安藤は今はこの世に存在せず、仲島は逮捕されています。

安藤みつゑ

安藤みつゑは美代子のお手伝い役として美代子の身の周りの事をしていたのですが、マンション購入時には連帯保証人にもなっています。
しかし、美代子の孫をきつくしかったことから激昂され、激しい暴行を受けて死亡しています。
遺体は皆吉家の床下に死体遺棄されていたとされています。

仲島康司

出典: http://seesaawiki.jp

アッシー

仲島康司は元々運送会社で務めていた人物ですが、美代子の魔の手から逃げていた橋本次郎と遭遇したがために事件に巻き込まれた人物とされています。
運送会社で働いていたためか、美代子のアッシーとされ、頻繁に移動の際には呼び出しを受けていたようです。
谷本家の長女茉莉子と結婚させられるものの、沖縄に逃げてもすぐに見つかって連れ戻されています。

「まとめ」尼崎連続変死事件は想像を絶する事件

出典: https://www.kobe-np.co.jp

今回は尼崎連続変死事件についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

かなり複雑な事件となっており、長い文章となってしまいましたが、これ以上に事件は深いとされています。

そのため、かなり省略した箇所があるのですが、それでも読んでいて気分が悪くなるような猟奇的な事件だということが分かると思います。

皆さんもくれぐれも些細な事から事件に巻き込まれる可能性があるので、十分注意して生活を送っていただけたらと思います。

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