小笠原事件(別名:父島人肉食事件)とは?米兵捕虜5名を食した日本兵たち

小笠原事件(別名:父島人肉食事件)をご存知でしょうか?小笠原事件とは、小笠原諸島父島で起きた、アメリカ人捕虜の人肉を食べた事件です。戦争中はどんな事も起こるのだとよく分かる事件ではありますが、闇も深い模様。今回はそんな小笠原事件をまとめます!

小笠原事件(別名:父島人肉食事件)とは?米兵捕虜5名を食した日本兵たちのイメージ

目次

  1. 1小笠原事件(別名:父島人肉食事件)とは?
  2. 2事件の経緯:アメリカが父島を攻撃
  3. 3アベンジャーから降りてきたアメリカの兵士は?
  4. 4小笠原事件で捕虜となったのは8人、食べられたのは5人
  5. 5小笠原事件(父島人肉食事件)の首謀者
  6. 6小笠原事件の背後には日本軍の考え方が影響している
  7. 7アメリカ人は小笠原人肉食事件を聞くとショックを受ける
  8. 8小笠原人肉食事件、当事者の声
  9. 9小笠原事件(父島人肉事件)に関してのTwitter
  10. 10まとめ~小笠原人肉食事件が怖い~

小笠原事件(別名:父島人肉食事件)とは?

アメリカの捕虜8人を処刑し、そのうちの5人の肉体を食べた

出典: http://jp.xinhuanet.com

戦争は怖いですね。

小笠原事件(別名:父島人肉食事件)とは、結論をまとめると、アメリカ人捕虜8人を処刑して、そのうち5人を日本軍が食べてしまった事で、誰しもの記憶に残った事件です。
この事件は凄惨な事件として語り継がれており、まとめサイトや事件をめとめるブログなどでもよく見られている事件ですね。

捕虜は一定期間一緒に過ごした上で、殺して食べていますから、中にはとても悲しんだ人もいたようです。
戦争の恐ろしさを感じますよね。

事件が発覚したのは東京のBC級戦犯の裁判のとき

出典: http://kannoeizan.blog111.fc2.com

戦争により米兵も日本人も沢山傷つきました。

小笠原諸島父島の事件が発覚したのは、東京のBC級戦犯の裁判のときでした。
アメリカ人により尋問されていた日本人兵士達。
小笠原諸島で捕らえた捕虜達のその後を聞かれた日本人兵士達は、揃って頭を垂れたそうです。
何も答えられなかったのですね。

その後、実は米兵を食べた事が明らかになったのです。
それを聞いたアメリカ人は吐いたと言われています。

事件の経緯:アメリカが父島を攻撃

1944年、父島にアメリカ空軍が押し寄せた

出典: https://www.env.go.jp

小笠原諸島父島に米兵が攻めてきました。

1944年、アメリカ軍が小笠原諸島父島の要塞に攻め込みました。
日本は島国ですので、本土から少し離れた島を制圧しては拠点にすることで、少しずつ攻撃しやすい状態を整えようとしていたのですね。

しかし、結果的には日本軍が勝つ事となります。
太平洋戦争が始まった際には圧倒的軍事力を持つアメリカ軍には勝てないだろうと予測する方が多かったようですが、日本軍は決して弱くは無かったのです。

アメリカの空母艦載機「アベンジャー」と日本軍は父島で戦った

出典: http://aisubeki.web.fc2.com

米兵が小笠原諸島父島を攻撃する為に空母に乗ってきたのがアベンジャーです。

アメリカ軍が小笠原諸島父島を攻めてきた時に使っていた空母艦載機が「アベンジャー」です。
アベンジャーは画像の飛行機で、昭和の香りがしますよね。

このアベンジャーに米兵が乗っていて攻撃してきた訳ですが、結果的に日本軍が撃墜し、アベンジャーは海に落ちます。
そして日本軍捕虜となってしまいました。

アベンジャーから降りてきたアメリカの兵士は?

アベンジャー5機を撃退した父島日本軍

出典: http://www.us-japandialogueonpows.org

アベンジャー5機から、米兵8人が降りてきました。

アベンジャー5機からは、米兵8人が降りてきました。
アベンジャーは海に落ちたので、降りてきたはきたのですが、浮かんでいた感じでしょうか。

8人全員捕虜となり、日本軍に命をつかまれてしまいます。
しかし、英語が話せる人は少なかった上に、その英語力もあまり高くは無かった為、カタコトで話し合ったりしていたようですね。

アメリカ兵がいない事で、事件は調べられる事に

出典: https://www.npa.go.jp

太平洋戦争が終わったら、戦犯が始まりました。

捕虜となった8人ですが、殺されただけなら事件はそこまででした。
普通に戦犯となって終わった事でしょう。

しかし、問題は殺されただけではなく、人肉として食べられた事です。
戦争ですから、極限の状態なので仕方がないようにも思えます。

ですが、捕虜を殺して食べるというのはアメリカの感覚的にはかなり驚きの行動で、ショックだったようですね。

小笠原事件で捕虜となったのは8人、食べられたのは5人

小笠原事件で殺された捕虜は見せしめの処刑

出典: http://photozou.jp

米兵捕虜は見せしめに殺されました。

小笠原諸島父島事件で人肉として食べられた捕虜は5人。あとの三人は見せしめの処刑をされただけにとどまりました。
食べられた捕虜の家族は、きっと大きく悲しんだことでしょう。

戦争に出た軍人の家族は、死を覚悟しているとはいえ、出来れば苦しまない死に方をして欲しいと望むもの。
まさか食べられているとは、想像もしなかったのではないかと思います。

最終的には25人に有罪判決

出典: https://www.keijihiroba.com

日本人は戦争犯罪者として25人が有罪となりました。

小笠原諸島父島の事件では、最終的に25人が戦犯として有罪判決を受けました。
上に指示されて、仕方なく食べた兵隊もいたはずですが、連帯責任です。

お腹が減りすぎていて、食べたいと思った兵隊も多かったようですが、中にはやはり敬意を払って、食べようとしなかった兵隊もいました。
倫理的な問題ももちろんですが、感覚的にまともな状態なら人肉を食べるなんて出来ませんよね。

小笠原事件(父島人肉食事件)の首謀者

父島人肉食事件の首謀者:立花芳夫

出典: http://x108.peps.jp

立花芳夫

小笠原事件の首謀者と言われているのが立花芳夫です。
立花芳夫は中将として指揮を執っていました。

米兵捕虜を捕まえた後、立花芳夫は米兵捕虜を縛り付け、日本刀の切れ味を試すといって処刑をしたりした模様です。
また、人肉を食べようと言い出したのも立花芳夫でした。

立花芳夫が部下達に食べさせた

出典: https://ja.wikipedia.org

立花芳夫(中央)は部下達に米兵捕虜を食べさせました

立花芳夫が人肉を食べようと言い出し、上の幹部達も合意の上食べ始めました。
食べた中には、少し親しくなっていた米兵捕虜がいた日本兵もいたようで、悲しみがあったようですね。
しかし、悲しむ頃にはもう食べられていたのだとか。

立花芳夫は米兵を食べながら、「美味い!おかわり!」と言ったと言われています。
戦争の恐ろしさを感じますよね。

小笠原事件の背後には日本軍の考え方が影響している

ルールや倫理をちゃんと持つのが日本人

出典: http://buzz-media.net

日本人は戦争に対して倫理観を持っています。

日本人はとても情が深く、礼儀正しい美しいイメージを外国から持たれていますよね。
美意識が高いので、外国人観光客にも好かれています。

日本人はルールをちゃんと守りますし、豊かだからという理由もありますが、物を盗んだりもあまりしない人種です。
しかし、戦争では少し変わったりもするみたいです。

死んでしまったら情は無いのが日本人

出典: http://tsugamin.hatenablog.com

日本人は戦争で亡くなった米兵に対してあまり情がありませんでした。

日本人の兵隊は、相手が死ぬまではルール、倫理を重んじます。
しかし、相手が死んでしまうと情が無くなるそうです。

死んでしまったら、死体はただの物質という感覚なのでしょうか。
もったいないという言葉が日本にはありますが、死体を食べずに放っておくのはもったいなかったのかも?

アメリカ人は小笠原人肉食事件を聞くとショックを受ける

戦争では傍若無人なアメリカ人

出典: http://koreshiba.com

米兵は戦争ではかなりの悪者として知られています。

戦争では傍若無人になってしまうアメリカ人。
かなりひどい事をしてきたと、世界中から非難される事も多いですよね。

太平洋戦争当時、日本では「鬼畜米兵」と言われており、一度米兵に捕虜として捕まったら、ありとあらゆる酷い事をされて生き地獄を味わうと言われていました。
実際にそんな事もあったかとは思いますが、そんなイメージを持たれる程にアメリカ人は戦争に強かったのでしょう。

死者に敬意を払うのがアメリカ流

出典: http://homeroom.naganoblog.jp

米兵は戦争で亡くなった人に対して敬意を払う傾向にあります。

傍若無人なイメージのある、戦争時のアメリカ人ですが、実は死者には敬意を払うのが特徴です。
殺すまでは戦いですが、殺した後は冥福を祈る心があるようですね。

これは日本とアメリカの文化の違いによるものでしょう。
日本人の死体に、タバコを吸わせてあげている有名な写真も残っています。

小笠原人肉食事件、当事者の声

小笠原事件当事者:土屋公献さん

出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

小笠原諸島父島の事件の当事者の生の声があります。

小笠原事件は古い事件ですので、生の声は少ないのが現実。
しかし、土屋公献さんという方が生の声を伝えてくれています。

土屋公献さん曰く、言い伝えられていることはねじ曲がっている部分があるようですね。

遺体を掘り起こして人肉を食べようとした兵隊達

出典: http://www.irodori.co.jp

小笠原諸島父島事件当事者曰く、兵隊達はかなりお腹が空いていました。

土屋公献さん曰く、捕虜は処刑されるまでの期間が一週間ありました。
土屋公献さんが会話をした捕虜はウオーレン・アール・ボーンという捕虜将校。

ボーンさんとはつたないカタコト英会話で会話をしたそうで、同い年だったこともありちょっと仲良くしたようですね。
しかし、処刑の日になると守ってあげることは出来ません。

土屋公献さんはボーンさんに目隠しをし、処刑場に連れていきました。
ボーンさんは死を惜しむ言葉を残してたそうです。

予定では土屋公献さんがボーンさんを日本刀で処刑する事になっていたそうですが、土屋公献さん以上の剣の達人がいた為、土屋公献さんの役では無くなりました。

実はこれが土屋公献さんを助ける事になります。
首ははねた人は、戦争後に戦犯容疑をかけられ、自殺をしてしまいました。

ボーンさんが処刑された後、お腹が空いていた兵士2人がボーンさんの遺体を掘り起こして食べようとしていたそうで、土屋公献さんはそれを止めました。

ボーンさんも食べられたという事になっているのですが、土屋公献さん曰く、ボーンさんは食べられていないそうです。
そういった事実の改竄が多くある可能性があり、小笠原事件は謎が深いようですね。

小笠原事件(父島人肉事件)に関してのTwitter

立花芳夫さんの感覚は狂っていた?

「これは美味い。お代わりだ!」#小笠原事件 pic.twitter.com/UVtY88wWDU
— タナトス (@Ilikeabout13) May 19, 2017

先述した、立花芳夫さんのおかわり発言についてのツイートです。
人間はあまり美味しくないと言われていますが、どんな食べ方をしたのでしょうか?

そういう意味での食べるもある

俺はノンケでも構わず食っちまう日本兵なんだぜ(小笠原事件)
— たーみなる (@terminalsun) July 27, 2017

小笠原事件を笑いに変えたツイート。
こういった悲しい事件を笑いに変えるのは諸刃の剣。
気をつけてつぶやかないと危険ですね。

小笠原諸島で本当に事件は起きていたのか?

小笠原事件を信じてる人もいるけど双方の考えがあるからどうとも言えないけど、私は小笠原事件を捏造だと思うけどね!!
— SOPHIA (@sophia100105) April 16, 2017

小笠原事件は捏造ではないか?というツイート。
可能性はあります。

小笠原諸島だけではなかった人肉食

小笠原事件みたいなのは普通にあったといおうツイート。
お腹が減ったら共食いをしてしまうのは、生命としてはおかしな事ではありません。

戦争は怖いですね。

人肉食が蘇る?

蝋人形で再現なんて怖すぎます。
ネットでは死体をお肉状態に解体した画像なんかがありますが、あまり見ない方が精神的にいいかと思います…。

まとめ~小笠原人肉食事件が怖い~

今回の「小笠原事件(別名:父島人肉食事件)とは?米兵捕虜5名を食した日本兵たち」はいかがでしたでしょうか?

小笠原事件、とても怖かったですね!
しかし、戦争ではこんな恐ろしい事が日常茶飯事に起こっていたそうです。

もっと恐ろしい事だって平然と起こっていたことでしょう。
出来れば戦争がもう起こらない世の中になっていって欲しいですね。

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