渋谷区短大生切断遺体事件の概要・両親や犯人の行動・その後

若者が夢を持っては集まる東京都は渋谷区ですが、その閑静な住宅街で起きた渋谷区短大生切断遺体事件でsう。同居する兄が妹を殺し、バラバラにしたこの事件は、未だに脳裏に焼きつきます。何故に兄は妹を殺し、執拗に切り刻んだのか?その原因と真相などについて検証します。

渋谷区短大生切断遺体事件の概要・両親や犯人の行動・その後のイメージ

目次

  1. 1渋谷区短大生切断遺体事件とは
  2. 2渋谷区短大生切断遺体事件に関連した人物と行動は?
  3. 3父親と母親は気付いていた?
  4. 4犯人の不可解な奇行
  5. 5渋谷区短大生切断遺体事件はその後どうなったか
  6. 6渋谷区短大生切断遺体事件の真相とは?
  7. 7労わる心があれば事件は起きなかったか

渋谷区短大生切断遺体事件とは

渋谷区短大生切断遺体事件は、2007年1月3日に起きた事件です。死体損壊事件としても扱われたこの事件では、次男である兄が妹を殺害したところも世間に衝撃を与えましたが、遺体を切断したこともショッキングだと話題になった事件でもありました。

この次男は、歯科医師の父親と母親との間に生まれ、3階建ての家で不自由なく生活をしていました。将来は両親のように立派な医者になりたいと、予備校生として勉強に力を入れていました。しかし、3度も受験に失敗してしまったのです。

そんなある日、同居する短大生の妹と話をする機会があり、お互いの生活態度や家族について1時間も話し合いをしました。その時、妹に「努力がないから夢が叶わないんだよ」と言われ、勇貴容疑者は立腹し妹を殴打しました。更にタオルで首を絞めては止めを刺し、殺害に至った事件が渋谷区短大生切断遺体事件です。

遺体の胸や脚をバラバラに

妹が放った言葉は、兄のプライドを相当傷つけました。この渋谷区短大生切断遺体事件では、兄が妹の首をタオルで絞め、息の根を止めました。カッとなって首を絞めて殺害する事件は度々ありますが、この事件ではそれだけでは終わらなかったのです。

事前に準備をしていたかと思うような木刀とノコギリを持ち出し、妹の体を切り刻んでいったのです。15ヵ所もです。どう見ても怒りだけではなく、日頃からのウップンが溜まりに溜まり、このような奇行に走らせたのでしょう。

また、この渋谷区短大生切断遺体事件では、遺体の首や腕や脚を切ってはバラバラにし、乳房を鋭利な刃物で切り取っています。女性の性のシンボルともいうべき部分を切り取るだなんて、性的な執着心を感じさせる行為です。また、下腹部を切り取り、その部分の下着を大事そうに予備校の合宿に持って行っています。

事件の起きた場所の住所は?

渋谷区短大生切断遺体殺人事件が起きた場所の住所は、渋谷区幡ヶ谷2丁目20-4です。この家は3階建てで、壁はグレー系のタイルばりです。ビルのような建物で、一部を歯の治療所として使っています。営業時間は朝9時から夜の20時までです。道路沿いにあり、道路側の壁には家族の苗字でもある、武藤歯科と書かれた青い看板が取り付けられています。

渋谷区とはいいますが、大通りから一歩入った場所にあり、隣近所はマンションばかりです。どこか街自体も静かで、ひっそりと歯医者を営んでいるような雰囲気が漂います。道路の幅も狭いので、大型の車が頻繁に通るような場所ではありません。とても渋谷区短大生切断遺体事件が起こったとは思えないほどの場所です。

渋谷区短大生切断遺体事件に関連した人物と行動は?

犯行に関与したものは?

昼間でも静かな住宅地で起きた、渋谷区短大生切断遺体事件では、武藤衛さんの長女亜澄さん20歳が殺されました。殺したのは同じ家に住む次男の勇貴容疑者21歳です。1歳しか年が違わないこの兄妹には、もう1人歯科医師を目指す兄がいます。

事件当時、この兄は家にはいませんでした。また、両親も不在です。そんな時、二人で向かい合って話す時間を設け話している時、妹の一言で勇貴容疑者は殺してしまったのです。遺体をバラバラにした勇貴容疑者は、その遺体をポリ袋の中に入れて部屋の中に遺棄します。

帰ってきた父親には「サメが死んだから臭いがするから開けないで」と伝えています。この渋谷区短大生切断遺体事件では、妹殺害に加わった者はおらず、勇貴容疑者1人での犯行でした。

父親と母親は気付いていた?

父親の衛(まもる)さんは、家の一部を治療所と使っては、歯科医師として患者の治療と診察をしています。現在も歯科医師として働いています。衛さんは当時62歳、現在は70歳を過ぎています。高齢ではありますが、当時息子が21歳で娘が20歳とは、40代で2人の子供を授かったこととなり、これまた高齢です。

「当時は仕事が忙しく、帰りは遅かった」だから、子供とは上手くコミュニケーションがとれていない状態でした。そんな矢先、渋谷区短大生切断遺体事件が起きました。自宅の3階からポリ袋に入った娘の変わり果てた死体を発見したのは母親です。その母は勇貴容疑者に対して「受験のプレッシャーがあった」と話しています。

「日頃から息子が受験に落ちてはイライラしていていた」と話し、医者の息子だから静かにしていなければならないという、見えないプレッシャーに押し潰されていたことを知っていました。母親は、息子と娘がいつかトラブルを起こすのではと気付いていたことでしょう。

他に共犯者はいないのか?

遺体をバラバラにするのは大変なことです。はたして、渋谷区短大生切断遺体事件には共犯者はいないのでしょうか。事件当時、勇貴容疑者一人で犯行に及んだとされており、この事件に関与した人物はいないと報道されています。しかし、死体を見つけたと警察に通報したのは容疑者の父親です。自分から通報させず、父親が代わりに通報するのは過保護な証拠です。

無残な渋谷区短大生切断遺体事件が起きたのも、仕事が忙しくても家族の団欒を設けるとか、子供達同士で手と手を取り合って生活をするといったことが出来ていないところが、事件に繋がった原因でしょう。

犯人の不可解な奇行

驚きの渋谷区短大生切断遺体事件の犯人は、勇貴容疑者が1歳年下の亜澄さんの遺体をノコギリと刃物で切り刻み、4つのポリ袋に入れては自宅に遺棄しました。これだけでも驚きですが、妹の遺体のでんぶを切り取り、それをタッパーの中に入れては保存しています。更に、内臓を取り出して水で洗っています。

腹の皮膚を剥ぎ取り、陰毛を剃りました。勇貴容疑者は執拗なくらい遺体を弄んだその手でカツサンドを作り、ためらいもなく食べています。これらの行為は異常だと弁護士は裁判で訴えました。潔癖症の容疑者が臓器を手にするだの、でんぶを削ぎとるなどの行為は、まともな精神状態では出来ないとし、弁護側は通常の精神状態ではなかったと弁護しています。

普段の勇貴容疑者は、我慢強い子供であったし、喧嘩をしても決して自分から手を出すような子供ではありませんでした。

渋谷区短大生切断遺体事件はその後どうなったか

世間を騒がした渋谷区短大生切断遺体事件が起きたその後に分かったことは、勇貴容疑者は、妹と3年間も口を聞いていませんでした。同じ家に住んでいながら、3年間も口を聞かないのは、この二人に深い溝があったと分かります。しかし、いくら溝があったとはいえ、殺しては遺体をバラバラに切断し、剥ぎ取った部分を自宅のトイレに流したのは卑劣極まりない犯行です。

この渋谷区短大生切断遺体事件での容疑者は有罪となり、懲役7年死体損壊については無罪となりました。その後、2009年4月には責任能力があったとし、死体損壊について懲役12年に、その5ヵ月後には懲役12年が確定しています。

父親が書いた手紙

「深い溝があった息子と娘の関係」を知らなかったと言う父親は、渋谷区短大生切断遺体事件の後、手紙を書いています。娘の死亡と息子の区行が結びつかないところに、家族が苦しんでいるとの気持ちを書いているのです。

しかし、息子の区行を起こしてしまった点に、いまだに理解出来ないと父親が嘆いているところは、息子と上手く日頃からコミュニケーションが取れていないと分かります。カッとなった兄に一言「ごめんなさい」と妹が謝っていたなら、このような渋谷区短大生切断遺体事件は起きなかったのではと父親は書いています。

ここも子供の育て方が間違い、ワガママな息子と娘を生み出していることには気付いていないと分かります。大事な娘は、大事な息子の手によって奪われた父親の武藤衛さんは、現在も歯科医師としてお仕事を家兼治療所で仕事をしています。

渋谷区短大生切断遺体事件の真相とは?

兄が妹をノコギリでバラバラにし、刃物で胸の一部を切り取った渋谷区短大生切断遺体事件では、勇貴容疑者にアスペルガー障害があると明らかになりました。精神鑑定のために、半年もの間、裁判も中断されていたのです。だからといって、殴打した時に使われた木刀や、遺体を切り刻む時に使ったノコギリを、部屋に普段から置いてあるのはおかしな話です。

明らかにいつかは妹を殴り殺し、切断してやろうとの気持ちがあったと分かります。勇貴容疑者は、カッとなった理由に、妹の「夢がない」という言葉でした。その言葉はまるで「夢を持っていることが偉い」という気がしたと言います。しかし、実際の妹といえば、ファッションヘルス店で稼いだり、援助交際などをしていました。

そんな妹に偉そうに言われたことも、兄としてはムカつく要因です。まったく正反対の考えをする兄妹が、同じ家で暮らすということは、難しいと分かる渋谷区短大生切断遺体事件の真相です。

労わる心があれば事件は起きなかったか

一緒に暮らしていながら、子供の気持ちを悟ることが出来ない親と、まったく違うレールの上を歩こうとしてはスレ違う兄と妹、この渋谷区短大生切断遺体事件が起きたのは、裕福な暮らしではありますが、家族の心と考えがバラバラなことが原因です。また、家族を労わる気持ちが乏しかった為に起きた事件と分かります。

もう少しお互いに労わる心があったなら、このような渋谷区短大生切断遺体事件は起こらなかったでしょう。今後の勇貴容疑者の行方が気になるところです。

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