仙台女児連続暴行事件の概要・犯人や被害者

2000年に起こった仙台女児連続暴行事件は日本犯罪史上最低な事件であったと記憶している人もいるでしょう。しかし、未だこの事件を知らない人も多いでしょう。今回は事件の概要の他にも当時の犯人逮捕の瞬間などの動画も交えて事件の真相に迫ります。

仙台女児連続暴行事件の概要・犯人や被害者のイメージ

目次

  1. 12000年に起こった悲劇 仙台女児連続暴行事件を追う!
  2. 2仙台女児連続暴行事件をもっと詳しく その裏に隠された最悪な事
  3. 3仙台女児連続暴行事件には一体誰が関与していたのか?事件の関係図
  4. 4最悪の強姦事件 仙台女児連続暴行事件の最後とは?
  5. 5未だ痛々しく残る事件の詳細 いくつかの動画を紹介
  6. 6これ以上幼い女の子を恐怖に陥れない事件を起こさない為に

2000年に起こった悲劇 仙台女児連続暴行事件を追う!

2000年、宮城県仙台市では女児強姦事件が多発していました。その被害数は合計60件と恐ろしい数にのぼっていました。その最中に発生したのが、仙台女児連続暴行事件です。

事件発生前から起きていた数々の痛ましい女児強姦事件も最悪の事態に変わりはありませんが、ではなぜ仙台女児連続暴行事件が最悪で、残酷だと注目を浴びたのでしょうか。

事件の概要、犯人や関係者の他に、この事件が収束に至った経緯を細かく順を追って説明していきます。

仙台女児連続暴行事件をもっと詳しく その裏に隠された最悪な事

当時の事件概要によるとこの2000年に起きた女児の強姦事件60件を警察は単独犯だとマークをしていたとされます。捜査を進めていくなか、最悪な事態が明らかになって行きました。ここでは仙台女児連続暴行事件の概要の詳細とその犯行の手口、被害女児について紹介していきます。

起きた場所は人気のない場所 少女達を恐怖に陥れた事態とは?

宮崎県仙台市で起きていた女児に対する60件の被害届に関して、同一犯と断定されるのは後になってからのことです。

仙台女児連続暴行事件の犯人である高山正樹被告は、人気のない所に女児を連れ去り、そこで暴行に加え強姦やわいせつ行為を行ったとされます。その犯行の数は知れる所では既に100件以上起きており、60件の被害届の犯人もこの高山正樹被告が犯人であったとされています。

しかし実際告訴となった罪状は4件の強姦未遂、5件の強制わいせつ、2件の強姦致傷事件として起訴されたのです。それでも100件以上の被害だと推定できるのは、高山正樹被告の自宅から女児45人に対しての暴行を加えているビデオテープが発見されたからです。

では何故この事件は明るみに出たというのか?

この仙台女児連続暴行事件が発覚し、犯人である高山正樹被告が逮捕されたのは一体何故なのでしょう。女児に対する暴行事件に関しては、犯人が発覚しないケースが多い中で高山正樹被告が逮捕された経緯は偶然が関与していました。

それは、2000年8月8日に女児が暴行を受けたとされるアパートを1、2週間警察が張り込みしている中、アパートの入り口で目撃証言と一致する不審な男が出現して何かを物色していた事だったのです。

その時、高山正樹被告は警察の職務質問に対し、アパートに住む友人を訪問する予定であると主張するも、友人の名前や部屋番号や自分の名前を言わなかった事から緊急逮捕至りました。

まさかちょっと怪しい男を逮捕したら、これほどまで残酷な犯行を行った男と知った時は誰もが驚いた事でしょう。

幼い少女達の子宮摘出という悲劇

この仙台女児連続暴行事件で被害に遭った女児達の中で、犯人・高山正樹被告による強姦によって子宮破裂となってしまった女児被害者が数名います。被害女児はまだ子宮が発達するほどまでの成長を迎えていないため、無理矢理強姦されたことにより子宮破裂に至りました。まことに許しがたい事件と言えるでしょう。

仙台女児暴行事件で立証されたのは強姦未遂や強制わいせつよりも、より非道な犯行は10歳の女児に対しての強姦事件です。被害に遭ったその10人の中の数名の女児は精神的に傷を与えられただけでなく、不運な事にその小さな体にも障害を残す事になったのです。

仙台女児連続暴行事件には一体誰が関与していたのか?事件の関係図

ではこの数多くの被害者を出した仙台女児連続暴行事件の犯人は一体どのような人物なのでしょうか。犯人が語った言葉から残酷な人物像に迫ります。また、女児達のその後は一体どうなってしまったのでしょうか。

犯人は卑劣な26歳男性 怒りすら覚えるその犯人像とは?

犯人として立証された高山正樹被告は、45人の女児への犯行をビデオに撮影していたため、この男が襲った女児は約100人以上と推測されました。当初警察への任意同行は拒否しましたが、これだけのビデオなど物的証拠が出てためか犯人は事件を供述しました。

この仙台女児連続暴行事件の犯人である高山正樹被告の過去をたどると、彼自身中国人と日本人の母親の間に生まれたハーフであり、幼い頃からいじめを受けていました。大きくなるにつれて家庭内暴力を始め母親に保険金をかけてはそれを巻き上げるという生活を送っていました。

しかし出廷では「ボイスチェンジャーの幻聴が聞こえる」などと供述し、心神耗弱による減刑を主張していましたが、それは受け入れられませんでした。

「犯行はおぞましいの一言につき、鬼畜にも劣る」と糾弾されましたが、正にこの仙台女児連続暴行事件が明らかにされた時、多くの人もまた「鬼畜の所業だ」と思った事でしょう。

卑劣な犯人が語った言葉 怒りすら覚えるその言葉とは

正に鬼畜の所業を行った高山正樹被告は最高裁で無期懲役を言い渡されます。しかし、刑務所に入ると高山正樹被告はあまりにも無残な言葉を刑務所内で発言していたと、同じ刑務所に収容されていた人は証言しました。

そのあまりにも無残な証言は別冊宝島の「死刑と無期懲役」にも掲載されています。当記事でもその掲載された内容を紹介します。

高山正樹の精神状態は素人目にもひどいように見えました。
糞尿を垂れ流すこともあり、その汚物はマスク、手袋をした掃夫が処理していました。もちろん掃夫も受刑者です。私ははじめこの男を「完全にイカれたしまったかわいそうな受刑者」だと思っていました。
しかし、しばらく観察しているうち、奇妙な点に気づきました。高山は担当が目を離している間は何もないのに、彼らの足音が聞こえて来ると思い出したように手を震わせ、うわごとをつぶやき始めるのです。
一度高山は私に「早く病院に行きたいなあ…」と言ったことがあります。「ここが病舎でしょう」と言うと「ここじゃなく街の精神病院に行きたい」というのです。
高山は完全に狂ってはいません。重い精神疾患を装って、一般の精神病院に移り、あわよくば無期刑の執行停止を願っているのです。救いは高山の詐病に医務の人間も気づいているフシがあることです。
病舎ではテレビも見ることができます。私と高山ともう1人の3人でNHKの旅番組を見ていたとき、そこに小さな女の子が映りました。まだあどけない小学校低学年くらいの児童です。その時、画面を見ていた高山が何やら異様な言葉を発しました。
「ああ~サシてえ~」。私はその時、身も凍る思いでした。サスとは挿入のことです。

この発言に世間は衝撃を受けたそうです。仙台女児連続暴行事件とはこんなあまりにも世間体では「頭のおかしい人間が起こした事件」だと噂されるのを加速させたのは、この同じ刑務所に収容されていた受刑者の発言が引き金でしょう。

凄惨な事件に巻き込まれた少女達 彼女らは一体どうなったのか?

一方、仙台女児連続暴行事件の被害に遭った女児達は一体どうなったかというと、精神的に傷を負ってしまっただけでなく、身体にも痛々しい犯行の跡は残ったのです。子宮破裂からの摘出だけでなく、肛門がもはや機能せずにこのままでは危ないと人工肛門の処置を受けた被害者、最悪な場合だと歩けなくなった被害者も存在します。

一体そんな被害を負った被害者が何人なのかは公表されていませんが、それ以前に45人の女児の暴行を加えているビデオが残っていたのですから、最低45人は暴行を受けた事と考えて間違いありません。

重症を負い、身体に障害を抱えた被害者だけでなく、暴行を受けた女児達も恐怖に怯えている事でしょう。でなくば被害女児達の父親の多くが高山正樹被告を「鬼畜!」と罵る訳がありません。

この仙台女児連続暴行事件は被害女児だけでなく、その被害者の家族をも滅茶苦茶にした最悪な事件なのです。

最悪の強姦事件 仙台女児連続暴行事件の最後とは?

東京・埼玉女児誘拐殺人事件に続き、日本犯罪史史上、幼い女児を狙って起こったこの事件の収束は最高裁で犯人である高山正樹被告を無期懲役という形で刑が決定されます。しかし、無期懲役に関して実際の刑期はどれぐらいかなのでしょうか。下記をご参照ください。

(1)刑務所に入って10年たった
(2)悔悟の気持ちがある
(3)更生の意欲がある
(4)再犯の恐れがない
(5)社会感情が仮釈放を許す― のすべてを満たす必要があります。仮に出所しても保護観察が付き、行動には制限が加わります。
法務省の統計によると、無期懲役囚は2010年末時点で1796人います。10年中に仮釈放されたのは7人で、入所期間は平均で35年3カ月でした。
【無期懲役刑仮釈放者の平均在所年数】
1977年~1988年 16年程度
1989年~1996年 18年~20年程度
1997年~2000年 21年程度
2001年~2003年 23年程度
2004年     25年10ヶ月
2005年     27年2ヶ月
2006年     25年1ヶ月
2007年     30年10ヶ月

このデータを元に考えると、仮釈放されれば10年で釈放が確定し、無期懲役と言ってもたった30年の刑期しか言い渡されない事になります。

あまりにも最低で卑劣な仙台女児連続暴行事件ですが、その犯人である高山正樹被告も無期懲役を受けても、逮捕されてから早くて10年で出所となると誰もが憤りを覚える結果でしょう。

未だ痛々しく残る事件の詳細 いくつかの動画を紹介

ではこの最低で卑劣な事件である仙台女児連続暴行事件をもっと知る為に、いくつかの動画を紹介させてもらおうと思います。

高山正樹被告逮捕の瞬間!それを捉えた説明動画

この記事でも仙台女児連続暴行事件に関して記してきましたが、実に簡潔的に事件の内容、そして判決、その後の事に関しても説明されています。なお、画像は高山正樹被告が逮捕された時の画像を使用しているそうです。

この動画は仙台女児連続暴行事件を世の中に知らしめる為に、非常に分かりやすく作られており、当時のニュース内容も組み込まれています。当記事と合わせて動画を見ていただければ仙台女児連続暴行事件がよく分かる事でしょう。

これ以上幼い女の子を恐怖に陥れない事件を起こさない為に

仙台女児連続暴行事件も日本史最悪な犯罪ではありますが、現在、児童ポルノ法がグレーゾーンで無意味だという声がネット上などでも広く上がっています。

しかし、東京・埼玉連続女児誘拐殺人事件の宮崎勤元死刑囚、未だ絶えない女児へのわいせつ事件や小学校教師による更衣室の覗き行為の果てに様子を録画するなど、聞いている限り、「無意味」という一言で片付けられる様な事態ではありません。

この仙台女児連続暴行事件という恥じるべき最低な事件を二度と起こさない為にも、少しでも児童ポルノ法の見直しをしなければ、被害が増えていくでしょう。

事件とは今日は「他人事」だと言っても、明日になれば自分自身の身内に起こる可能性もあります。このため、仙台女児連続暴行事件のような犯罪や、法律の取り組みに関心を向け、この様な事件を起こさない為の対抗策を考え続けることが大切です。

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