2021年07月01日公開
2021年07月01日更新
【バカッターの末路まとめ】ツイッターで炎上騒ぎになった一般人のその後が悲惨すぎる!
バカッターという言葉をご存じでしょうか。ツイッターで炎上騒ぎの原因を作る人のことを言います。そのツイッターで炎上騒ぎの原因を作った人はいったいどのような末路を迎えてしまうのでしょうか。いわゆるバカッターと呼ばれる人の末路について紹介します。
目次
バカッターとは
バカッターとはどういう言葉なのでしょうか。
バカッターは「バカ」と「ツイッター(Twitter)」が合わさってでき、インターネット上で生まれた言葉です。
ツイッターで炎上騒ぎの原因となる投稿をすること、もしくはその投稿した人のことを言います。
バカッターは皮肉な言い方となります。
ツイッターでは身近な情報や自分の意見などを短文で手軽に発信することができます。
日本国内では月間アクティブユーザーが約4500万人(2017年10月現在)、世界全体のユーザーが約3億2800万人に上ります(2017年4月現在)。
出典: https://www.amazon.co.jp
ツイッターは日常生活で起きたことを簡単に「つぶやく」ことができるためとても便利です。
しかし使い方を誤るとツイッターは「炎上」し、ユーザーは「バカッター」とレッテルを貼られてしまいます。
どうしてツイッターで炎上が起きてしまうのか
出典: https://www.pakutaso.com
「炎上」とは、もともと火が燃え上がるという意味です。
またインターネット上のコンテンツに、掲載や投稿された記事などに対して批判や中傷などの書き込みが殺到してしまい、コンテンツの機能に影響が出てしまう状態のことも言います。
炎上させてしまうと、人生に大きな影を落とします。
普通に使う分に問題のないツイッターが、どうして炎上してしまうのでしょうか。
不適切と判断される内容がツイッターに投稿されて炎上は起こる
ツイッターには毎日多くの文章や画像、動画などが投稿されています。
企業や芸能人に限らず、一般人も情報や近況などを発信しています。
しかし、その発信内容が不適切と思われる内容だった場合、発信者に対して批判や中傷などの書き込みが起こるのです。
ツイッターへの書き込みは他人のツイートに返信する「リプライ(リプ)」で行います。
この機能を使って批判や中傷などのコメントが書き込まれます。
また批判や中傷のコメントはインターネットの掲示板などにも書き込まれることもあります。
コメントはあっという間に数多く書き込まれ、昼夜問わず、際限なく続くこともあります。
ツイッターで炎上騒ぎの原因を作った「バカッター」の末路
一度炎上が起きてしまうと、批判や中傷などのコメントでいっぱいになります。
その対応策として、炎上の原因となったツイートやツイッターアカウントを消去すればいいと思いますが、そういう問題ではありません。
個人情報の流出、退学、失職、逮捕なども
炎上騒ぎの原因を作った「バカッター」は次のような末路が待っています。
投稿者の本名や住所、通っている学校、勤務先などの個人情報が流出したり特定されたりしてしまうのです。
学生であれば退学になってしまったり、勤務していれば仕事を辞めさせられたりします。
損害賠償を請求されることや、逮捕されることもあるのです。
このように炎上騒ぎを起こしてしまうと、周りの人に迷惑をかけるだけではなく、自分の人生も台無しにしてしまいます。
これらの事例は国内だけではなく、海外でも起こっています。
そして、「炎上」させた事実がいつまでもインターネット上に残ってしまい、外出することができなくなることもあります。
①若気の至りで炎上!飲酒喫煙をツイッターに挙げた少年の末路
今章から、国内でツイッターによる炎上騒ぎを起こした人がその後どうなったのか事例をいくつかまとめてみます。
ここでは不適切な写真によって炎上騒ぎを起こし、個人情報の流出と就職に影響が出てしまった男性のまとめです。
バカッター騒動の起こり~未成年で飲酒・喫煙~
出典: http://cousin2014.com
フリーターの男性は、高校三年生の時、友人の家に集まった際にみんなで写真を撮りました。
そしてその写真をツイッター上に投稿します。
写真には男性と男性の友人、そしてその友人の交際相手が映っていました。
しかし、その写真で男性達はお酒やタバコを持って映っていたのです。
投稿した当初、Aさんのツイッターには友人からは「いいね」の反応、そしてこれといって普通のコメントがありました。
男性はその友人に対して返信を行います。
ネット住民にバレて大炎上
返信してから約3時間後のことです。
夜中、マナーモードのスマートフォンから振動音が鳴り、男性はスマートフォンを確認します。
確認したところ、ツイッターには数百件にも及ぶたくさんの通知、そして見知らぬ人からのメールも届いていました。
見知らぬ人からのメールには、男性を批判や中傷するようなコメントがありました。
不用意な個人情報の書き込みで身元を特定されるという末路
その後男性は友人からツイートを消すようメールで指示され、すぐにツイートを消去し、非公開にしました。
また、記載されていたプロフィールも一部変更しました。
しかし、男性のツイートや写真、プロフィールなどは外部に流れ、拡散してしまいます。
また、友人のツイッターアカウントや個人情報が特定され、友人の交際相手の写真を使った悪質な合成写真も拡散してしまいます。
Aさんは友人に相談し、親と警察、そして通っている高校に相談することになったのです。
末路は悲惨 身バレの結果就職も進学もフイになる
男性は親や学校の先生からものすごく叱られました。
実は学校や警察に、今回の男性の投稿に関する情報が来ていたのです。
男性は警察に今回の事について注意されただけで、特に補導ということはありませんでしたが、「炎上」には対応してくれませんでした。
男性は当時卒業後就職をする予定でしたが、今回の炎上騒ぎで取りやめになってしまいました。
高校の推薦で就職するはずだったのです。
そして、男性の友人も大学への推薦入学を断念せざるを得ず、交際相手と別れることになってしまったのです。
男性は高校卒業後、専門学校に通い、卒業後、現在はアルバイトをしながら資格を取るために勉強しているようです。
男性の友人も一浪した後、大学に一般入試で入り、現在は大学院に入るために勉強をしているようです。
②意図的にデマを流したバカッター一般人、逮捕される
ツイッターは気軽に情報を発信することができますが、その情報が間違っている場合もあります。
意図せず間違った情報を発信してしまうことがあるのです。
ところが、中には意図的に嘘情報が流れる場合もあります。
嘘情報のことをデマと言い、しばしばSNSでは問題になります。
これからそのデマを流したことで、逮捕されてしまった男性の例を紹介します。
一般人によりツイッターに挙げられたライオン逃走の情報
2016年の4月14日、熊本地震の前震、その2日後には熊本地震の本震が発生し、最大震度7の大きな揺れが襲いました。
前震が発生した4月14日の地震発生後、ツイッターにある投稿がされました。
それは、地震の揺れにより自宅近くにある動物園からライオンが逃走したというものです。
そのツイートは写真とともに投稿され、写真には街中を歩くライオンが映っていました。
出典: http://www.itmedia.co.jp
しかし、熊本地震の影響によりライオンが逃走したという情報は実際になく、その投稿はデマだということが分かりました。
ライオンの写真は映画から取ったもので、全くの作り物です。
ツイッター上にこのようなデマを流したのは神奈川県に住む男性です。
ツイッターで起きた炎上とお祭り騒ぎ
このツイートをきっかけに、インターネット上ではツイートに対する冷めた意見をする人、そしてツイートをネタにする人が出てきます。
また、さもデマが事実であるかのようにリツイートする人も出始めました。
ネット上では炎上とお祭り騒ぎが起きていたのです。
男性はそんな自分のツイートが知られるようになって調子に乗ったようなコメントをします。
その後、男性は投稿についてツイッター上で謝罪を行います。
ツイッターで男性の投稿を見た人の中には実際に信じた人もいたようで、熊本市の動物園には多くの電話がありました。
警察にも相談が寄せられ、動物園では「動物は無事で、脱走はしていない」という情報を出すことになったのです。
そして、男性の投稿に対して熊本地震の被災者だけではなく全国から批判や怒りの声が寄せられました。
デマを流したバカッターの悲惨な末路 偽計業務妨害で逮捕へ
熊本地震から約3ヶ月の7月、男性は偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。
デマを流したことによって逮捕される例はこれまでになく(2016年7月時点)、インターネット上では逮捕を巡って賛否がありました。
また、今回の炎上騒ぎは男性のデマが次々とリツイートされて拡散したことによって、騒動が大きくなりました。
そのため男性だけではなく、デマを事実のように拡散した人も罪に問われるべきではないのかという問題も残しました。
③まさにバカッター!店員を土下座させたとツイートした女が逮捕
2013年は高校生や大学生など、一般人によるツイッター炎上騒ぎに関するニュースが多く報じられ、「バカッター」という言葉が知られるようになります。
バカッターはその年の流行語大賞にもノミネートされ、結果は4位でした。
その年の9月に衣料品店で子連れの女性が従業員を土下座させるという事件が起きます。
土下座の様子を撮影し、ツイッターに投稿したのです。
その後、女性は逮捕されます。
ツイッターに投稿された従業員の土下座
衣料品店で店の商品を購入した女性が、商品に穴が開いていたと文句を言いに来ました。
そして、女性は商品を返しに来るのにかかったお金や時間を返すように強く求めます。
さらに、衣料品店の店長代理らに土下座をさせて、その様子を撮影しました。
撮影した写真はその後ツイッターに投稿され、写真と一緒に投稿されたコメントには、
「従業員の商品管理の悪さの為に損害を与えたとして謝罪するしまむらな苗穂店の店長代理☓☓と平社員☓☓」(☓☓は人名)
とあり、実名を挙げています。
そして女性は店員に自宅に来て謝罪するよう、文書を書くことを強要しました。
「お前、何様?」と炎上騒ぎ
この土下座事件に関して、インターネット上では掲示板などで炎上しました。
土下座を強要した女性に対する批判のコメントが多く寄せられ、中には女性と一緒にいた子どもを心配する声もありました。
しかしその一方で、店側の「土下座をしてしまった」、「すぐに警察に渡さなかった」という対応を疑問視する声もありました。
自分でツイッターに証拠を上げるお馬鹿さが生んだ末路
その後、店の従業員が警察に被害届を出したことで、女性は10月に、強要の疑いで逮捕されました。
女性は従業員に土下座と自宅に来ての謝罪を強要したということです。
なお店側によると、「女性に返金を行ったが、自宅に赴いて謝罪はしていない」ということです。
その後女性は名誉毀損罪で略式起訴を受け、罰金を払うことになりました。
商品の不良があった場合、客側が店側に訴えることはあります。
しかし土下座をさせるなど、ここまで度が過ぎるものは通常考えられません。
批判コメントには「客として一線を超えている」というものがあり、まさにそのようなコメントが合うような事例でした。
バカッターになる人間はほぼ例外なく特定されてしまう……
実は女性が逮捕される前に、その個人情報が特定されてインターネットの掲示板に書き込まれるということが起きていました。
特定された個人情報は女性の本名や住所、年齢の他、家族構成や子どもの名前などまで上ります。
女性は既にツイッターアカウントを消去していました。
しかし、女性が過去にツイッターに乗せていた情報や発言などから特定されたようです。
また女性の子どもの写真もインターネット上に流出したようです。
④【バイトテロ】という言葉も生み出したバカッター一般人達の末路
炎上騒ぎの原因を作った一般人「バカッター」の末路についてその他の事例を見ていきます。
数年前に似たような事件が相次いだことで【バイトテロ】という単語まで生み出された、お店や企業での行動です。
個人情報が特定され、退学、書類送検させられた事例
出典: https://getnews.jp
専門学校の男子学生が営業時間中の群馬県のスーパーで、アイスクリーム売り場のケースに入り込み、その様子を撮影するという事件が起きました。
撮影を行ったのは男子学生と一緒にいた別の男子学生で、ツイッターにその写真をコメントとともに投稿しました。
その事実を把握したスーパーは、店内のアイスクリーム全てを処分することになり、清掃消毒後、新しい商品を入れ替えることになりました。
スーパーはお客様にご迷惑をかけたとして謝罪し、男子学生が入り込んでいた時間付近にアイスクリームを購入した客に対して、返金対応を行いました。
インターネットは炎上し、ケースに入り込んだ男子学生は過去のツイートから名前や通っている学校が特定され、その後専門学校を退学させられました。
また撮影した男子学生も退学させられました。
その後、ケースに入り込んだ男子学生は器物損壊の疑いで書類送検されました。
解雇され、損害賠償を請求された事例
出典: https://harusaki-katte-news.blog.so-net.ne.jp
東京都内のあるステーキチェーン店でアルバイトの男性店員が冷凍庫の中に入り、その様子を撮影した写真がツイッターに投稿されました。
冷凍庫に入る男性店員を撮影したのは別のアルバイトの男性店員です。
ツイッターに投稿された後、インターネットは炎上。そしてお店にも苦情が寄せられます。
撮影した男性店員から謝罪があったものの、ステーキ店は休業となり、再開をしようとしていました。
しかし、運営する会社側は同店の閉店を決め、アルバイト店員全員が辞めさせられました。
冷凍庫に入った男性店員は、お店から損害賠償を請求されたとのことです。
退学させられた事例
医療系の専門学校に通う女子学生がツイッターに講義用に使われた患者から摘出された臓器写真を投稿します。
その写真は学生が撮影したものでした。
インターネットでは批判のコメントで炎上騒ぎになりました。
女子学生はその投稿を削除しましたが、投稿は拡散されます。
学校は謝罪し、その後女子学生は退学させられました。
失職してしまった事例
海外の事例です。
ある外国人の女性が旅行のためにアフリカへ向かう途中、飛行機を乗り継ぐためにイギリスの空港に降りました。
乗り継ぎの飛行機に乗る前に、女性はあるツイートを行います。
内容はエイズに関連するものでしたが、それは「冗談」とツイートします。
このツイートをしてからしばらくして女性が旅行先についた時、自分のツイートに対して批判や非難のコメントが次々と書き込まれていたことに気付きます。
その中には女性の勤務先のツイートもあって、厳しい言葉がありました。
ツイッターでは「(女性の名前)が飛行機を降りたかどうか」というハッシュタグが全世界で1位になりました。
女性は単なる冗談をツイートしたのですが、その発言が人種差別を連想させ、批判や非難の的になってしまったのです。
女性はこのことがきっかけで、仕事を失ってしまいました。
バカッターはどうして生まれてしまうのか
これまでバカッターの末路についていくつか紹介まとめてきました。
もう一度言いますが、ツイッターの炎上騒ぎの原因を作ってしまうと、周りに迷惑をかけるだけではなく、人間関係や将来に大きな影響を与えてしまいます。
学生であれば退学させられることもあり、就職に影響します。
仕事に就いていれば、解雇されるケースもあります。
また、企業などから損害賠償を請求されることもあります。
最悪の場合、逮捕されることもあって、人生が台無しになってしまいます。
個人情報は流出し、個人が特定され、インターネット上にはいつまでもバカッターの悪行が残ってしまいます。
そして、外出がままならなくなることもあります。
ツイッターを普通に使う分には問題のないのに、このようにどうして「バカッター」は生まれてしまうのでしょうか。
ツイッターも含めSNSはみんなが見ていることを意識しない
出典: https://www.pakutaso.com
ツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は世界中で広く使われています。
そのため、匿名であったとしても発信された情報は公開を限定していない限り、不特定多数の人の目にとまります。
そのようなことを意識せずに不適切と思われるツイートや写真、動画などを載せてしまうと炎上騒ぎの原因になりかねません。
公開してはいけない情報を理解していない
最近では、「インスタ映え」という言葉があるように、SNSで情報を発信するというのが若者の間で広まっているようです。
様々な情報が発信されるのですが、中には公開してはいけない情報があります。
・不適切なコンテンツ(未成年の喫煙・飲酒、危険運転、危険行為、犯罪、不法侵入、暴力、性的な事物などに関するツイート、写真、動画等)
・非公開で、関係者しか知らない情報(企業秘密等)
これらの公開してはいけない情報を理解していないために、炎上騒ぎが起きてしまうのです。
面白さや「ノリ」に身を任せてしまう
これは若者に見られる傾向のようで、彼らのコミュニケーションでは面白さがキーになっているようです。
また、複数人で問題行動を行った様子をツイッターに掲載するケースにおいては、面白さとその場の「ノリ」に身を任せてしまうために、不適切なコンテンツなどが投稿されてしまうのだと考えられます。
面白さやノリは仲間内で楽しむのには必要かも知れませんが、時に間違った行為につながることもあります。
「面白い」から、「ノリがいい」からといって、やる事すべてが許されるわけではありません。
最悪の場合逮捕されて、その後の人生を台無しにしてしまうのです。
そして自分の周囲の人間までまとめて迷惑をかけることも有りうるのです。
バカッターの末路は人ごとではない
まとめて理由を挙げましたが、バカッターが生まれてしまう原因はやはりツイッターの使い方に問題があるのではないかと考えられます。
そのため普通に使っていて、例えば不用意に軽はずみな発言などをすると、炎上して個人情報が特定されることもあります。
そのことによって今後の人生に影響することもあるので、決してバカッターの末路は人ごとではないのです。
炎上は防げない
出典: https://www.pakutaso.com
「メシウマ」という言葉があります。
「他人の不幸でメシがうまい」の略語で、掲示板で誕生した言葉です。
「人の不幸は蜜の味」とほぼ同じで、人の不幸を見聞きして喜ぶ様子を表します。
インターネットでは他人のあら探しが起きていて、炎上のネタを探している人がいます。
それが見つかるとすぐに飛びつき、批判や中傷のコメントをして、騒ぎを大きくします。
そして、発信した人の個人情報などを調べて、掲示板などに載せてしまいます。
このような人にとって、バカッターはまさに「メシウマ」と言えるでしょう。
なぜなら、炎上が面白いからです。
炎上の原因を作った人の人生がどうなろうとも、かわいそうだという感情はないようです。
以上のことから、ツイッターも含めSNSに不適切と思える内容などが投稿された場合、まず炎上を防ぐことはできません。
掲示板などには、常に最新のバカッターに関する書き込みがあります。
ツイッターで炎上騒ぎになった一般人の末路・まとめ
これまでのことをまとめると、ツイッターで炎上騒ぎになった場合、原因を作る投稿をした人はバカッターと言われます。
インターネットの性質上、その事例は残り続け、消えることはありません。
「炎上騒ぎの張本人」と言われ続け、退学や解雇、逮捕など悲惨なことになり、人生を棒に振ってしまいます。
人生は一度しかありません。
ツイッターはとても便利ですが、その使い方を誤ることのないようにしましょう。