フェムタチ女性の意味・特徴・性格・見分け方｜診断

レズビアン用語として使われる言葉の一つに「フェムタチ」という言葉があります。レズビアン用語とは、女性同性愛者間で用いられる言葉です。「タチ」や「ネコ」の他に、「ボーイッシュ」もレズビアン用語として使用される言葉です。ではフェムタチとは、どのような意味の言葉なのでしょうか。

レズビアンと聞いてどのようなイメージを描くでしょうか。普段女性らしい綺麗な身なりをしている人が、実は同性愛者だったということもあり得ます。フェムタチとは、見た目やファッションが女性的であり、性行為で能動的な側のレズビアンの人を指します。性行為で受け身の方は「ネコ」と呼ばれ「フェムネコ」という言葉も存在します。

歌舞伎の世界で立役といって、男役を指す言葉があります。レズビアンやゲイの世界でのタチという言葉はこちらが語源とされています。

ファッション関係でも、女性が格好良い服装や中性的な服装をしている時「ボーイッシュ」と書き表される場合があります。

女性らしい見た目やファッションのレズビアンを「フェム」と呼ぶのに対して、少年的、または中性的な見た目やファッションをしているが、自身の性別が女性かつ、同性愛者のことを「ボーイッシュ」と呼びます。ボーイッシュとは、フェムと対になる言葉です。

レズビアンの人口の中で、だいたいのタチの人はボーイッシュなファッションをしていたり、中性的な雰囲気を醸し出しています。フェムというのは外見や服装が女性的なレズビアンを指しており、ボーイッシュや中性的なレズビアンはフェムのレズビアンを好む傾向にあります。しかし、フェムの人口はレズビアンの中でも少ないです。

女性は受け身の傾向が強いため、フェムの中でもフェムタチよりもフェムネコの方が割合は多くなります。そうなると、フェムタチの存在はまた少なくなります。フェムタチは人気かつ、希少な存在です。

同性愛者にとって出会いの場はとても貴重です。フェムは見た目やファッションが女性ということもあり、一見しただけではタチかネコかの見分けがつきませんし、バイセクシャルであるという可能性もあります。しかし、直接聞くのはデリカシーのない行為です。では、どのように見分けるのが良いのでしょうか。

女性的なファッションをしていても、フェムタチは男性的な性格をしていることが多くあります。そのため、会話の中に男性が出てくると、急に対抗心を燃やしたりすることがあります。タチというのは性格的な部分が大きく関係しているため「自身の男らしさ」をアピールしだします。

また、バイセクシャルというのはタチでもネコでも行ける人が多いため、性的な話に乗っかって来ないという特徴が見られます。その人の言動を注意してみてみると良いでしょう。

レズビアンというのは女性同士での恋愛観しか持っていないため、男性に一定の嫌悪感を抱いています。また、フェムタチは自身を女性扱いされることを嫌がるというケースもあります。バイセクシャルとなると、自身のことを男性としても女性としても見て欲しいという気持ちがあるため、例え女性扱いをしてもわりとフラットな対応をされることが多いです。

フェムタチは少なからず「タチ」の部分を持っているため、男性の話題が出た時に張り合おうとする部分が垣間見えたり、男性との恋愛ということに関して少なからず抵抗があるのが特徴です。

フェムタチの性格は、女性に対してフェミニストであると言えます。例えば自身も女性であるにもかかわらずレディーファーストが当たり前に身についていたり、褒め上手、聞き上手だったりと「女性が憧れる紳士な男性像」に当てはまる行為をさらっとできるタイプが多いのが特徴です。

また、フェムタチのタチ部分でもあるサバサバした姉御肌気質だったり、初対面の人ともコミュニケーションが高く取れるタイプの人も多いです。

女性というのは基本的に受け身で、話も聞いて欲しいというタイプがほとんどです。なのでリードする側のフェムタチは、男前な性格をしていることが多いと言えます。

セクシャルとは定義のない物であり、自身がフェムタチか、その前にレズビアンであるかというのはとてもデリケートな物です。生きていく中でさまざまな経験をしレズビアンになった、または女性として生まれたけど、その時から女性しか愛せないのだというレズビアンもいます。

自身がレズビアンなのか、その中でもフェムタチなのかというのは、どのようにしてわかるのでしょうか。診断項目は大きく分けて6個ありますので、ご紹介します。

小さい頃から同性で憧れの存在がいたということは、その時から異性ではなく同性に目がいっていたということになります。レズビアンの多くは、この経験をしていることが多いです。この事は、女性を好きになれる資質を持っているという事に繋がります。

異性愛者の中でも、女性同士で手を繋ぐという事に何も抵抗がない人は多くいます。しかし、女性同士で手を繋ぐなんてありえないと感じて人もいます。そのような人は、まずレズビアンになんかなれません。この事は、一つの大きな線引きとなるでしょう。

レズビアンの多くは女子校出身であるという事は珍しくありません。中学、高校という多感な時期に女性同士で恋愛をしているいうケースがあります。また、男性に何らかの恐怖心、抵抗心があるというのもレズビアンの特徴です。そのため、共学よりも女子校の方がレズビアンの確率は高くなります。

フェムタチの最大の特徴は、リードするという男性的な面も持ちつつ、服装や見た目は女性的という点です。レズビアンのタチには女性的な服装が嫌だという人も多く、そのためフェムの存在が希少になっています。女性的な見た目がフェムのポイントのため、ボーイッシュだったり中性的な人は、フェムとはまた違うカテゴリーになります。

女性的な見た目かつ、女性をエスコートできるのがフェムタチと言えます。フェムネコの特徴は甘え上手だったり、外見も内面の女性的という点から見ると、女性をエスコートできるというのが当たり前にできる存在は、まさにモテるタイプのフェムタチです。

ゲイやレズビアン、バイセクシャルの人の一人称は「自分」である事が多く見られます。「俺」は男性、「私」は女性が使用するというのが、私たちには日常生活で刷り込まれていますが、同性愛者には違和感を感じるのでしょう。

ボーイッシュなレズビアンが自分の事を「俺」と言ったりもしますが、どうしても周りから浮いてしまいます。そのため、間をとって「自分」と言っていたりします。

また、恋人の有無を聞かれた時に彼氏、または彼女ではなく「恋人」と答えるのも同性愛者の特徴です。フェムタチは特に男性的な思考を持っているので、当てはまる確率が高いでしょう。

海外では同性愛者、バイセクシャルに対しての壁がなく、個性として扱われていますが、日本では肩身の狭い思いをし、悩んでいる人が多く見られます。同性愛者同士の結婚が公に認められていないのもその一つではないでしょうか。広くレズビアンと言ってもその中でカテゴリーは細かくあり、フェムタチやフェムネコというのは人気の存在です。

同性から憧れを持たれる同性というのは、憧れの存在です。宝塚の男役のような、女性から見てかっこいい女性像というのは誰しもがイメージを持っています。フェムタチや、自身がレズビアンではないかと悩んでいる人がいたら、一度その世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。