【星島貴徳とは】生い立ちや死亡説の真相|江東マンション神隠し殺人事件の詳細

今からおよそ10年前。犯人の特殊な性癖が絡む手口や動向で世間を震撼させた「江東マンション神隠し殺人事件」をご存知でしょうか。今回は事件で逮捕された一人の男に潜む闇と、逮捕から明かされた事件の詳細について詳しくまとめました。

【星島貴徳とは】生い立ちや死亡説の真相|江東マンション神隠し殺人事件の詳細のイメージ

目次

  1. 1江東マンション神隠し殺人事件の概要
  2. 2江東マンション神隠し殺人事件の経緯
  3. 3明らかとなった江東マンション神隠し殺人事件の全貌
  4. 4被害者の東城瑠理香さんについて
  5. 5加害者の星島貴徳について
  6. 6江東マンション神隠し殺人事件を知った世間の声は?
  7. 7星島貴徳に下された判決は一体何だったのか
  8. 8江東マンション神隠し殺人事件の振り返り

江東マンション神隠し殺人事件の概要

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江東マンション神隠し殺人事件とは2008年4月18日に東京と江東区にあるマンションで起きた殺人と死体損壊遺棄事件で、事の発端は、被害者である東城瑠理香(とうじょう るりか)さんが自宅マンションの室内から忽然と消えた事から始まります。

マンションから忽然といなくなり、また監視カメラにも全く姿が映っていないことからマスコミでは「神隠し事件」と報じられ、その後の捜査で指紋が検出されたことで、2つ隣の部屋に住んでいる星島貴徳が住居侵入容疑で逮捕となりました。

逮捕されたことで事件の全貌が明らかとなり、星島貴徳のあまりに異様な動向や性癖に注目が集まった事件です。

江東マンション神隠し殺人事件の経緯

江東マンション神隠し殺人事件当日の2008年4月18日。「今、家に着いたよ」というメールを受けた姉が帰宅すると、部屋にいるはずの東城瑠理香さんの姿はありませんでした。

それどころか壁と無料雑誌に血痕がついていたため不審に思った姉が警察に通報。その後捜索願が提出されました。

捜索が始まると警察立ち合いのもと監視カメラを確認することになりましたが、そこには東城瑠理香さんを探す姉の姿が映っているだけで、東城瑠理香さんがマンションの敷地内から外出したような形跡はなく、この事からマスコミ各社は江東区マンション神隠し事件と報じました。

江東マンション神隠し殺人事件の現場は?

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江東マンション神隠し殺人事件の現場となったのは、東京都江東区潮見の京葉線・潮見駅から徒歩4分のところにあるフィットエル潮見というマンションで、東城瑠理香さんの部屋は916号室、犯人の星島貴徳の部屋は918号室でした。

現在は江東マンション神隠し殺人事件を受けて、スクエア潮見とマンションの名称が変更されています。

また潮見駅周辺の口コミは以下のとおりです。

住みやすい点
東京駅から近いことと、普通に家族が住んでいる方がマンションなどが多数あり、非常に静寂な街だと思う。また、スーパーなども駅のすぐそばにあるので帰りに食材なども買って帰れる。
住みにくい点
しかし、大きなショッピングセンターなどは存在しないので、かならず電車に乗る必要があった。また、治安はいい方だが、たまに夜に徘徊している人がいた。

住みやすい点
東京駅まで7分。どこへ行くにも便利に行けます。駅前は現在発展していませんが、今後オリンピックに向けて発展することが見込まれています。静かで住宅としてはおすすめです。
住みにくい点
スーパーが一軒しかなく、飲食店が非常に少ないところ。美容院等もなく近辺へ出掛けないと町中では事足りません。交番がないので治安にも不安を感じます。

昼夜問わずいつも静かで、夜道を歩いていて危ないと感じたことはありませんが、少し街灯が暗めかもしれません。

江東マンション神隠し殺人事件の事を書いている方は見受けられませんでしたが、飲食店やスーパー、病院などの施設が少なく、どこか閑散としていると感じる方が多いようでした。

捜査が難航する江東マンション神隠し殺人事件

当時、江東マンション神隠し殺人事件の現場となったマンションは3分の1ほどが空室になっており、また両隣も空室になっていることから捜査が早期進展することはありませんでした。

警察は室内から検出した指紋をもとに住民全員から事情聴取と指紋採取、家宅捜索を実行しましたが、東城瑠理香の指紋と一致する指紋が見つからないばかりか家宅捜索でも東城瑠理香さんの姿は見つかることがなかったため、江東マンション神隠し殺人事件の捜査は難航しました。

住居侵入容疑で逮捕された星島貴徳

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結局、犯人が逮捕されたのは江東マンション神隠し殺人事件から約1ヶ月後がたった2008年5月25日のこと。逮捕されたのは東城瑠理香さんの部屋の2つ隣に住んでいる星島貴徳という派遣社員の男でした。

その後の捜査で、東城瑠理香さんの殺害・死体損壊遺棄の疑いで再逮捕となりましたが、この時の逮捕はあくまで住居侵入容疑。しかし星島貴徳が住居侵入容疑で逮捕となったことで江東マンション神隠し殺人事件の全貌が明らかとなったのです。

明らかとなった江東マンション神隠し殺人事件の全貌

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江東マンション神隠し殺人事件が発覚してから星島貴徳が逮捕されるまで、およそ一か月の期間がありました。それでは星島貴徳はどのようにしてこの一か月を過ごしたのでしょうか。

この章では江東マンション神隠し殺人事件の全貌について、順を追ってご紹介いたします。

東城瑠理香さんの帰宅

江東マンション神隠し殺人事件当日。8時15時過ぎに東城瑠理香さんが自宅前に到着したことを同居している姉にメールで送信してから自室へと帰宅すると、鍵を閉める直前に見知らぬ男・星島貴徳が家へと押し入ってきたのです。

このとき東城瑠理香さんが恐怖から大声で叫び激しく抵抗したため、星島貴徳は左こめかみあたりを殴りつけて廊下へと押し倒すと、抵抗をしないよう包丁で脅しながらタオル等で両手首を縛り、星島貴徳の部屋である918号室へと連れ込みました。

東城瑠理香さんを自室へと連れ込んだ後の動向

包丁で東城瑠理香さんを脅しながら部屋へと連れ込むことに成功すると、さっそく部屋の隅にエアマットを敷いてそこに東城瑠理香さんを寝かせました。

そして、抵抗のできない東城瑠理香さんの口に白いフェイスタオルを詰め、今度はビニール紐で手首と足首を縛ると強姦目的で東城瑠理香さんの服に手をかけましたが、肝心の本人が勃起しなかったため強姦行為は出来ませんでした。

《検察側冒頭陳述によると、午後8時ごろ、星島被告は東城さんに乱暴しようとしたが、勃起しなかった。このため被告はアダルトビデオを見たり、東城さんを性奴隷にすることに失敗した場合の脅迫方法を考えたりしていたという》

東城瑠理香さん拉致の証拠を隠滅

強姦行為は未遂に終わりましたが、ふと東城瑠理香さんが額から血をが流していることに気づいた星島貴徳は「もしかしたら東城瑠理香の部屋や廊下にも血痕が落ちているかもしれない」と証拠隠滅のためにタオルを手に外へと出ました。

すると星島貴徳の不安は的中。共有廊下部分や、東城瑠理香の自室には血痕や足跡が残っておりそれらをふき取ったあと、玄関でもみ合いになった際に転がった菓子パンや菓子、雑誌などを回収すると部屋を後にしました。

警察と鉢合わせし、東城瑠理香さんの殺害を決意

午後10時40分頃、不安が拭えない星島貴徳は様子を見るために部屋を出たところ、共用廊下で警察官と鉢合わせすることに。警察は東城瑠理香さんが消えたことを告げた上で「何か知りませんか」と尋ねました。

星島貴徳は警察の問いに対して「いえ、何も知りません。」と無関係を装い答え、そのまま足早に自室へと戻ると既に捜査が始まっていることに対して発覚を恐れた星島貴徳は東城瑠理香さんの殺害を決意したのです。

東城瑠理香さんはどのようにして殺されたのか

午後11頃、殺害を決意した星島貴徳は部屋へと戻ると、さっそく包丁を片手にエアマットに寝かせている東城瑠理香さんに近づくと前触れもなく唐突に首に向けて包丁を一気に突き刺し東城瑠理香さんを殺害。

このとき包丁は10センチほどの深さまで突き刺されていましたが、東城瑠理香さんは口にタオルを詰め込まれていたため、壮絶な痛みにも叫ぶことは叶わず、それどころか包丁を抜いてから失血死までの五分間も意識が続いていたようです。

星島被告は、そのままの姿勢で瑠理香さんを押さえつけて死ぬのを待ちました。しかし、5分ほどたっても死ななかったため、被告は大量に出血させて早く瑠理香さんを殺そうと考え、左手で首に刺さっていた包丁を抜きました。
 包丁を抜くと、勢いよく血が出て、続いて傷口から約1センチ幅の帯になって血が流れ続けました。瑠理香さんはそのころ、その場で頚部(けいぶ)刺創による失血で死亡しました。

殺害後、星島貴徳は何をしていたのか

警察に発覚を恐れる星島貴徳は東城瑠理香さんの殺害後、「警察に見つかる前に遺体を処理してしまおう」と遺体を浴室へと運ぶと包丁2本とのこぎりを使って遺体の解体作業を始めます。

まずは両手両足と頭部などそれぞれの部位を細かくバラバラにして切り落とすと、両手両足や胴体から肉をはぎ取り肉と骨と臓器に分けると、肉と臓器は細かく切り刻んで水洗トイレから流しました。

それから残った骨は細かくノコギリで切り、冷蔵庫や段ボールに隠すなど証拠隠滅作業に勤しんだようです。

家宅捜索が行われるも、見落とした警察

ダンボールを隠し終えた後、警察が家宅捜索のために星島貴徳の部屋を訪ねました。これは星島貴徳が犯人と決め込んでいるわけではなく、あくまでマンション全室で行っている任意の家宅捜索だったため、星島貴徳は家宅捜索に応じると警察を中へと案内しました。

家宅捜索が始まると、星島貴徳は大胆にも事件とは無関係な段ボール箱や遺体の一部が入っていた段ボール箱を自ら示して中を確認するよう促しましたが、警察はまさかここに遺体があるとは思わずこれを拒否

このとき確認していれば江東マンション神隠し殺人事件での進展が早かったのかもしれませんが、結局確認することなく部屋を後にしたため、東城瑠理香さんの遺体が発見されることはありませんでした。

住民全員に行われた指紋の照合

家宅捜索では段ボールを見逃したことで進展はなかった警察。

しかし家宅捜索を行う一方で被害者の家を捜索している最中に江東マンション神隠し殺人事件の犯人のものと思われる指紋を発見し、マンション住民全員から任意で指紋を採取することに。

警察は監視カメラに東城瑠理香さんが映り込んでいない以上、犯人がマンション住民である可能性が高いと踏んでいましたが、指紋の照合でも犯人のものとみられる指紋と一致する人物は見つかりませんでした

なぜ星島貴徳は指紋照合で一致しなかったのか

指紋の照合は星島貴徳にも行われましたが、この時指紋は一致しておりません。それではなぜ一致しなかったかというと、何らかの薬品を使って指先の皮膚を荒らしていたため。皮膚が荒れていたことによって指紋の照合が出来なかったのです。

しかし江東マンション神隠し殺人事件から1ヶ月後。違和感を感じた警察が再び星島貴徳のもとを訪れ指紋を採取したところ、荒れていた指の皮膚が再生しており、東城瑠理香さんの部屋で発見された指紋と一致したため、星島貴徳はまもなく逮捕となりました。

逮捕後に見つかった東城瑠理香を示すもの

江東マンション神隠し殺人事件の加害者である星島貴徳を逮捕後、警察が星島貴徳の部屋を調べたところ一室や浴槽から東城瑠理香さんの血痕を採取

更に星島貴徳の供述を受けて警察がマンションの下水管を調べたところ、東城瑠理香を解体した際に流しきれなかった肉片が残っており、検査の結果、東城瑠理香さんのDNAと一致しました。

今回、星島貴徳が一足早く遺体を処理してしまったことで東城瑠理香さんだと見てわかるものは発見することはできませんでしたが、警察の尽力により東城瑠理香さんの無念を晴らす証拠が集まったのです。

なぜ東城瑠理香さんは狙われたのか

逮捕後の取り調べで東城瑠理香さんを何故狙ったのかということに対しては、東城瑠理香さん自身のことは全く知らなかったが、事件の数日前に星島貴徳は女性を拉致した後に強姦漬けにして、快楽の虜にすれば自分に従順な性奴隷が出来ると考えたと話しています。

また、4月18日金曜日に犯行を実行したのは金曜日に拉致をして、土日にかけて強姦を繰り返せば快楽の虜になるだろうと考えたためと答えており、あくまで殺したのは見つかってしまう不安からであると供述しているようです。

時津風部屋・暴行死事件の詳細|時太山への残忍な「かわいがり」とは - 事件情報ならShiritaGirl

被害者の東城瑠理香さんについて

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江東マンション神隠し殺人事件で23歳という若さで、その尊い命と未来奪われてしまった東城瑠理香さんですが、一体どんな方だったのでしょうか。

東城瑠理香さんのプロフィールから生い立ちまで順にご紹介いたします。

東城瑠理香さんの生い立ち

カテゴリ 詳細
名前 東城 瑠理香(とうじょう るりか)
年齢 当時23歳
出身地 長野県長野市

長野県長野市に生まれた東城瑠理香さんは長野県立高校を卒業後、東京近郊にある女子大の英文科に進学。その後、カナダの大学に留学すると、留学中にも関わらず英語教員資格を取得するな非常に真面目かつ勤勉で、留学先の学校では色々な人から慕われていたそうです。

またファッション業界で働くことを夢見ていましたが、大学卒業後イベント会社に入社した東城瑠理香さんは、会社でも絶大な信頼を得てとある企業から依頼された香水の販売企画では企画書の構成からデザインまで一通りを担当するなど、会社からの信頼と実績は厚かったようです。

加害者の星島貴徳について

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江東マンション神隠し殺人事件で東城瑠理香さんの失踪から1か月後に逮捕された星島貴徳ですが、逮捕をきっかけに次々に星島貴徳の異様な性癖や暗い過去が明らかとなっていきました。

この章では、江東マンション神隠し殺人事件の加害者である星島貴徳のプロフィールをご紹介するとともに、明らかになった事柄をご紹介いたします。

星島貴徳の生い立ち

カテゴリ 詳細
名前 星島 貴徳(ほしじま たかのり)
年齢 当時33歳
出身地 岡山県
職業 プログラマー(派遣社員)

江東マンション神隠し殺人事件の加害者となる星島貴徳は、岡山県出身で地元の県立高校の情報処理科を卒業後、両親との折り合いが悪かったことからすぐに東京へと上京すると、憧れていた大手ゲームメーカーに就職することが決まりました。

このとき星島貴徳はゲームプログラマーに配属されることを希望していましたが、実際に配属された先はゲームセンターの店長であった為、早々に憧れであった大手ゲームメーカーを退職し別のソフトウェア会社に派遣社員として勤務することに。

このソフトウェア会社では派遣社員でありながらも月々50万円も稼いでおり、毎日往復5000円近く使ってタクシーを通勤し端数はチップとして運転手に渡すなど、生活には特に困っていなかったようです。

不慮の事故から抱いたコンプレックス

月々50万円を稼ぎ生活も安定している一方で、星島貴徳は過去に風呂場で大やけどを負い両足にケロイド痕が残ったことで女性とは付き合えないと女性との交際を半ば諦めており、女性との交際経験は一度もなかったようです。

そのためコンプレックスを過度に抱き続けたことが事件に影響を与えたのかが裁判の中でも争点となり、星島貴徳の女性関係や交際についての質問が多く出されました。

検察官「あなたは現実の女性に声をかけたことはありますか?」
星島被告「私の両足には(幼いころの火事で負った)やけどの跡があります。それが原因です。もし『きもち悪い』とか『きもい』といわれれば、殺してしまうかもしれません」
 《星島被告は身体的なコンプレックスを過度に抱き続けていたという。これが事件に影響を与えたのか》
検察官「世の中すべての人間が(やけどを)気にすると思っていたのですか?」
星島被告「ばかにされると思っていました。私もばかにしていましたし」
検察官「だから女性に声をかけても無駄だと思ったのですか?」
星島被告「はい」
検察官「現実の女性のどこが嫌だったのですか?」
星島被告「嫌だとは思っていません。恐れていたのだと思います」
検察官「傷つけられるのを恐れていたのですね」
星島被告「はい」

星島貴徳の異常な性癖と同人活動

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江東マンション神隠し殺人事件で、女性を強姦漬けにして性奴隷にするといった異様な考えを持ち、拉致・殺人の末、遺体を解体まで行った星島貴徳ですが、遺体を解体したのは彼の性癖も関係していたのではないかと考えられています。

星島貴徳はダルマと呼ばれる四肢切断した女性に異様な執着を見せており、ネット上で四肢切断の女性のイラストをmixiに載せるだけではなく、同人誌即売会でも四肢切断ものの同人誌を発行するなど、アポテムノフィリアの気質があったようです。

アポテムノフィリア(身体欠損性愛)
手や足などの四肢を欠損(破壊)しようとする行為への性的嗜好。広義には「アクロトモフィリア(四肢欠損性愛)」に含まれる。英語:Apotemnophilia または Somatoparaphrenia

江東マンション神隠し殺人事件の取材を受けた犯人

NAVER まとめ

当時、東城瑠理香さんがマンション内から忽然と姿を消したことで、神隠し事件だと騒いだマスコミがマンションへと押し寄せマイクを向けました。

次の動画には、事件発覚後にマスコミからインタビューを受けた際の星島貴徳の様子が映し出されています。

星島貴徳はインタビューに対して東城瑠理香さんを心配するようなコメントを残すだけではなく、薄ら笑いで「僕を疑っているのかもしれないですけど。」と答えるなど普通では考えられない大胆な行動が注目されました。

星島容疑者は逮捕される前にテレビのインタビューなどに度々登場。薄笑いを浮かべたよう表情で「エレベーターで一緒になったことがあります」などと答えていた。

江東マンション神隠し殺人事件を知った世間の声は?

当時、江東マンション神隠し殺人事件現場となったマンションから退去する住人も多かったようで、事件現場となった星島貴徳の部屋は2万円ほど格安になっていたようです。

現在はオーナーが変わり、マンションの名前も変わったことで住居者も増えているようですが、この江東マンション神隠し殺人事件を受けてどのように感じたのでしょうか。この章では江東マンション神隠し殺人事件を知った皆さんの反応をまとめました。

星島貴徳に下された判決は一体何だったのか

江東マンション神隠し殺人事件は近年稀に見る残虐な拉致殺人と遺体損壊・遺棄事件ですが、江東マンション神隠し殺人事件の裁判では裁判員制度を採用したことで注目となりました。

それでは裁判員制度を用いた江東マンション神隠し殺人事件裁判はどのような判決を下したのでしょうか。

江東マンション神隠し殺人事件裁判の第一審

江東マンション神隠し殺人事件裁判では、検察側は東城瑠理香さんの遺体の一部である肉片や骨をモニター上に表示して星島貴徳が行った殺害から解体までの異様過ぎる手口を明らかにすると、死刑を求刑します。

それに対して弁護側は星島貴徳には前科がなく、幼い頃に大やけどを負った過去の生い立ちなどを提示した上で、今回明らかとなった四肢切断への執着は江東マンション神隠し殺人事件とは関係がないことを主張し死刑回避を求めました。

東京地方裁判所は両者の意見を聞いた上で、星島貴徳が江東マンション神隠し殺人事件で行った犯行は自己中で卑劣極まりない行為だと非難しましたが、判決については以下のように語りました。

死刑選択には相当強い悪質性が認められることが必要となるが、この殺害では執拗な攻撃を加えたものではなく、残虐極まりないとまではいえない」「自ら罪を悔いており、死刑は重すぎる」として、検察の死刑求刑に対し無期懲役を言い渡した。

星島貴徳に下された無期懲役

江東マンション神隠し殺人事件の裁判において無期懲役判決が下ると検察は量刑不服として控訴し、6月11日に控訴審初公判が開かれました。

公判の中で弁護側は前回と同様に殺害された被害者の数が1名であるため、永山基準に則り死刑ではなく無期懲役が適切であると反論しましたが、東京高裁は江東マンション神隠し殺人事件の第一審と同様、星島貴徳の犯行を厳しく非難すると共に次のように述べました。

裁判長は「殺人などの重大犯罪で、冷酷かつ残虐で人倫にもとる犯行」と指摘。一方で、殺害方法の残虐性や殺人、死体損壊・遺棄の計画性を否定するなどし、「前科などもなく、自らの罪を悔いて謝罪の態度を示している」と死刑を回避した。
 また、検察側が、過去に被害者が1人でも死刑判決が出た事例を挙げて極刑を求めていたことについて、「残虐性の程度や被告の犯罪傾向の深さなどに違いがあり、同様に死刑を選択すべきとの根拠にならない」と述べた。

結果、江東マンション神隠し殺人事件において星島貴徳に下された判決は無期懲役で確定となり、極刑にはなりませんでした。

星島貴徳が獄中自殺したという噂

江東マンション神隠し殺人事件の裁判で無期懲役が確定した後、ネット上では星島貴徳が獄中自殺したという噂が囁かれるようになりました。

それではなぜ獄中自殺をしたという噂が流れたのかと言うと、逮捕後に受刑者が靴下で首を吊り自殺、また別の受刑者が自分の目に箸を突き刺して自殺しており、その受刑者が星島貴徳と同年代であったため、どちらかが星島貴徳ではないかと囁かれることになりました。

しかしその後、噂を解明するような続報がないため、江東マンション神隠し殺人事件の犯人である星島貴徳が本当に獄中自殺をしたのかは分からないようです。

江東マンション神隠し殺人事件の振り返り

今回は江東マンション神隠し殺人事件とその犯人である星島貴徳についてご紹介いたしました。

江東マンション神隠し殺人事件は、四肢切断に執着する星島貴徳の異様な実態と、あまりにも残忍な行為に多くの人々が震え上がりましたが、その後に起きた秋葉原の通り魔殺人事件によってかき消されてしまいました。

しかし江東マンション神隠し殺人事件のように、女性のみが住んでいる一室というのは今後も狙われる可能性が大いにあり、もしかしたら私たちのすぐそこであなたのことを誰かが見ているかもしれません。

私たちは凶悪な事件を前についつい他人事だと思いがちですが、その油断を無くすことがあなたを守る防犯に繋がるのではないでしょうか。

江東マンション神隠し殺人事件と同じく、異様で残虐極まりない名古屋・闇サイト事件もおすすめです。

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