2021年03月30日公開
2021年09月28日更新
巨乳の乳輪が大きい原因・色の特徴と貧乳との違い|ピンク
女性にとってバストサイズと共に気になるのが乳輪のサイズ。他人と比べて、自分のサイズは平均的なのかわからないという女性はとても多いのではないでしょうか。この記事では乳輪のサイズを中心にバストの悩みに触れていきます。バストに悩みのあるかたはぜひ読んでみて下さい。
目次
乳輪ってなに?
乳首のまわりにある焦げ茶色・黒色・桃色の部分を乳輪(にゅうりん)と呼びます。乳暈(にゅううん)と呼ぶ場合もあります。思春期前の女性の乳輪は小さく、男性と同じくらいの面積。
もともとはピンク色ですが、成長して思春期を迎えると、第二次性徴により乳房の成長として乳輪周辺が盛り上がる、乳輪の面積が拡大する、乳首・乳輪が茶色や黒色に着色するといった変化が現れます。着色の程度は個人差があり、人によってはピンク色のままの場合もあります。
お腹に赤ちゃんを抱えた妊婦さんや、出産を終えた経産婦の場合はさらに濃い茶色・黒色に変色する場合があり、個人差も大きくなります。一般的には巨乳な人ほど、乳輪も大きくなる傾向が見られます。
乳輪の周りのつぶつぶって?
乳輪にはモントゴメリー腺と呼ばれる皮脂腺が多数存在し、男性女性を問わず思春期以降は乳輪周辺から毛が生えることもあります。モントゴメリー腺は乳首と乳輪を保護する機能を持ちます。
身体中に存在する数多くの皮脂腺のなかでも、表皮に近い位置に存在する珍しいもので、個人差はありますが大体の乳輪は目で見てもわかる位、つぶつぶになっていることが多いです。
巨乳は乳輪が大きい原因って?
巨乳の方は乳輪も大きいという傾向がありますが、それにはある原因が考えられます。その理由について詳しくご紹介します。
赤ちゃんのために目立ちやすく
女性は妊娠を経験すると、赤ちゃんを育てるための変化が体に現れるようになります。妊娠したら女性のバストサイズがアップし、巨乳に近づくのはもはや常識といっていいほど多く人が知るところでしょう。
これは、バストの中でも特に乳腺(乳腺葉)が発達するからと考えられています。赤ちゃんを育てる母乳を作るために、乳腺はとても重要な組織ですから、発達がおろそかになると赤ちゃんに母乳を与えることができません。
また、乳腺の活躍で作られた母乳を運ぶための乳管も広くなります。こうしてバストが巨乳化するとそれに伴い乳輪が大きくなります。このようにバストや乳輪が大きくなったり、乳首や乳輪の色が黒くなるのは、赤ちゃんがきちんと乳首・乳輪を発見できるように目立ちやすくなるためと言われています。
巨乳以外で乳輪が大きい原因って?
巨乳の方以外で乳輪が大きい方にもいくつか原因が考えられます。その原因についてご紹介します。
ホルモンバランスの乱れが原因?
特別、巨乳な訳でもないのに乳輪が大きい人は、ホルモンバランスの乱れが関係している場合があります。わたしたちは普段、生きている中で無意識のうちに、寒いと感じたら震えたり、暑いと感じたら汗を出したりと、体温などのバランスを自然と調節しています。これは自律神経の働きです。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れによって、この自律神経の働きに異常が見られると、特別暑くもないのに汗が出てしまうなど一般的な反応とは違う反応をしてしまうことがあります。このような状態は自律神経失調症と呼ばれており、テレビなどで取り上げられて名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
このように自律神経の働きが乱れてしまうことで、ホルモンバランスにも乱れを引き起こし、乳輪が大きくなってしまうことがあります。
乾燥やかゆみが原因?
乾燥やかゆみが乳輪を大きくしている原因と聞くと意外に思われる方も方も多いですがこれらも乳輪の大きさに影響を与えるひとつと言えます。特に季節の変わり目など、肌は乾燥しているとかゆくなってしまい。ついつい掻いてしまいがちです。
乳輪や乳首に関しても、皮膚ですから腕や足などと同じく、乾燥しているとかゆみを感じます。しかし、そこでつい掻いてしまうと肌は刺激を受けます。刺激を受けると、その部分を守ろうと身体が働き、例えばその部分だけ黒くなる(黒ずみができる)ことや、乳輪のサイズが大きくなる可能性があります。
また、巨乳の方で細かいサイズを調整するのが面倒だからと、サイズが合わないゆるいブラをつけていると、摩擦によって乳首や乳輪周りが擦れて刺激となり、かゆみの原因になったり、乳輪が大きくなる原因になってしまいます。
巨乳の乳輪の色の特徴って?
乳輪の色には実は意外な特徴があります。ここでは人種と乳輪の色の関係についてご紹介します。
ピンク
乳輪の色はメラニンの量が関係しており、メラニンは黒人、黄色人種、白人の順に多いと言われています。つまり、メラニンの少ない白人の人ほどピンク色の乳輪の方が多いです。また、年齢を重ねるごとに色素の沈着が起こり、黒ずみの原因となるため若い人の方がピンク色の乳輪である比率が高いです。
茶色
黒人や黄色人種に多いのが茶色や黒といった乳輪の色です。また、加齢や妊娠、ストレスによっても乳輪の色が変化するため、基本的にピンク色の乳輪はレアで茶色や黒が一般的な色となります。
巨乳と貧乳の乳輪の違い
生まれつきバストが大きい女性ほど、生まれつき乳輪も大きいかと言うと、医学的にはっきりとした根拠はありません。しかし、データによると比較的その傾向が強いのは確かです。
だからといって、大人になってから巨乳になりたいと、バストアップのために色々な努力をしたら、それと一緒に乳輪も大きくなってしまうのではないかという心配は必要ないでしょう。巨乳になるために規則正しい生活で女性ホルモンのバランスを整えたり、エクササイズで大胸筋を鍛えたり、そのような行動に乳輪の拡大につながるような要素はありません。
乳輪の平均サイズって?
乳輪のサイズで悩む女性は多いですが、たとえ乳輪のサイズが大きくなったなと感じても、それが平均サイズより小さければそんなに悩む必要はないと思える方もいるでしょう。もちろん自分の身体を見た際のバランス、というのも非常に大切になってきますが、平均サイズを知ることで平均より大きいのか、平均よりも小さいのかと客観的な判断ができるようになります。
日本人女性の乳輪の平均サイズは、およそ直径3.5~4センチ程度とのこと。また、乳首の大きさは1センチ~1.5センチ程度が平均です。ちなみに、外国の成人女性の乳輪の大きさも日本人女性とほぼ変わらずだいたい4センチ程度です。
理想的な乳輪のサイズって?
多くの男性にとって巨乳が理想とされるように、乳輪にも理想とされるサイズがあります。体格などのバランスにもよりますが、一般的に理想的とされる乳輪のサイズバランスは3センチ~3.5センチ、乳首の理想的な直径は0.8~1センチ程度です。
巨乳ならではの悩みって?
現代日本では、一般的に胸の大きい巨乳女性が魅力的とされています。バストアップ関連の情報がテレビや雑誌で取り上げられ、世間にあふれていることからも、巨乳への関心や価値意識の高さがうかがい知れます。
確かに貧乳に悩む女性にとって巨乳は憧れの対象になります。しかし、巨乳の女性当人は、みずからの巨乳をどう感じているのでしょうか。巨乳って、本当に得なんでしょうか。「巨乳には巨乳の悩みがある」と主張する意見をいくつか紹介します。
あせもや肩こりがひどい?
「夏は胸の谷間に汗がたまって、気持ち悪い」「夏になると必ずバストや谷間にあせもができる」というのは、巨乳女性の悩みの中でもかなりポピュラーなもの。場所が場所だけに、いつでも汗を拭き取れるわけではないですし、かゆみが出たりすることもあり、確かに大変です。
また、胸が大きいと肩が凝るというのは、昔からよく聞く悩みです。もちろん胸が小さくても肩こりに悩む女性はいますが、胸が大きいと重さや恥ずかしさといった理由から、前かがみの姿勢になりやすく、肩や背中が凝りやすいという傾向があります。そういった意味では、肩こりも巨乳ならではのデメリットとも言えます。
スポーツに不利?
「走ると胸が揺れて痛い」「胸が重くてスポーツに集中できない」という悩みも、巨乳女子には付き物です。速く走ったり高く跳ぶには、物理的には重ければ重いほど不利ですから、大きな胸を持つ巨乳女性が運動に向かないのは確かでしょう。
本来はスポーツ好きなのに、バストのせいで諦めざるを得ないなら、これは悲しいことです。ちなみに巨乳女子に限ったことではないですが、運動するときはスポーツブラが必須です。
胸の大きさも乳輪の大きさも自分の個性と認めよう
今回は乳輪のサイズに関する話題を中心に、胸の悩みについてご紹介しました。紹介した乳輪が大きくなる原因に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。胸や乳輪の大きさは日々の生活のなかで自然に変化していきます。あまり深刻に考えずに個性の一部と考え、それを認めてくれる相手を大切にしましょう。