編集者になるには?仕事内容・収入・必要な資格も!【雑誌・本・漫画】

雑誌・本・漫画の編集者になるには、どうしたらよいのでしょうか。学歴や資格が必要なのかどうか、仕事内容や収入はどのぐらいなのか、疑問に思う人も多いことでしょう。ここでは、雑誌・本・漫画の編集者になるにはどうしたらよいのか徹底解説していきます。

編集者になるには?仕事内容・収入・必要な資格も!【雑誌・本・漫画】のイメージ

目次

  1. 1編集者の仕事って大変?収入や必要な資格も知りたい!
  2. 2編集者の基本的な仕事内容は?媒体ごとの特徴も解説!
  3. 3編集者が働くのはどんな会社?すぐに編集者になれる?
  4. 4編集者の平均収入はどのくらい?
  5. 5編集者に必要・有利な資格はあるの?
  6. 6編集者になるメリット・デメリットとは?
  7. 7編集者に向いている人ってどんな人?就活前に準備しておこう
  8. 8編集者はハードな仕事だけどやりがいを感じられる!

編集者の仕事って大変?収入や必要な資格も知りたい!

デスク

出版に興味のある人なら、編集者という職業に憧れたことがあるでしょう。本・漫画・雑誌などの編集者になるには、どうしたらよいのか悩んでしまいます。編集者の仕事が大変というのはよく聞く話ですが、本当かどうか知りたいですよね。また、編者になるには学歴や特別な資格が必要なのか、向いている性格や出版社での収入の実態なども詳しく解説していきます。

編集者の基本的な仕事内容は?媒体ごとの特徴も解説!

編集者の基本的な仕事内容とは?

男性

編集者の基本的な仕事内容は、漫画や雑誌をはじめとする出版物の企画・編集です。出版物の製作には、ライター・作家・イラストレーター・デザイナー・カメラマンなど多くの人が参加しています。出版までの全体的なスケジュールの管理・仕事の手配・製作に関わる人とのやりとりなどが、編集者の基本的な仕事です。出版に関わるプロデューサーの役割を担っているといえます。

雑誌の編集者の仕事の特徴は?

雑誌

雑誌のコンセプトに合った企画提案をするのが、雑誌編集者です。月刊や週刊など雑誌の発売日は決まっているものなので、雑誌編集者は締め切りを頻繁に意識しながら作業を進めていきます。スタジオ内やロケでの撮影が企画の中にある場合は、その準備や当日のディレクションもしなければなりません。外注依頼記事の進み具合を常に確認しなければならなかったり、仕事の幅は広いです。

本の編集者の仕事の特徴は?

本

本の編集者の仕事は、作家と長い付き合いが続くことが特徴的です。書籍には文芸書・美術書・ビジネス書・児童書・写真集など、いろいろな種類があります。本の編集者は、今の時代に必要とされる読み物は何かを的確に判断しなければなりません。そしてそれについて書くことのできる作家に企画を提案して、作家と密に作業を進めていきます。

漫画の編集者の仕事の特徴は?

漫画

コミック好きな若い世代が憧れる職業の1つである漫画の編集者の仕事は、他媒体よりも漫画家と二人三脚で仕事を進めていくのが特徴的です。漫画の編集者は漫画家と共に、キャラクターの設定から漫画の世界観を作り上げていきます。また、漫画は編集者のOKが出なければ出版できません。編集者と漫画家は試行錯誤を繰り返しながら、共に完成へ向かっていくことになります。

編集者が働くのはどんな会社?すぐに編集者になれる?

【働く場所①】出版社

オフィス

編集者の主な仕事場は、出版社です。出版社では、書籍や雑誌の出版がメインに行われます。出版社には大手出版社とそれよりも小さい規模の出版社があり、出版社によって扱っているジャンルも違います。大手出版社では出版媒体も多く、仕事内容は編集以外にもたくさんあります。出版社では、編集者自らが企画から印刷までを担当するのが一般的なやり方です。

【働く場所②】編集プロダクション

男性

編集プロダクションに勤務する編集者は、出版社から依頼を受けた部分だけの実務を担当するのが一般的です。出版社の編集者の様に、企画から印刷までの全てを担当するわけではありません。編集プロダクションでは基本的に出版は行いませんが、出版社からの依頼によっては下請けとして全ての業務を担当することもあります。

入社すれば希望する媒体の編集者になれるの?

出版社に入社しても、すぐに希望する媒体の編集者になれるとは限りません。出版社側も社員が何に向いているか考慮して配属しますが、最初は何事も経験だと思って配属された部署で編集者としての経験を積みましょう。いろんなことを知っている編集者の方が、様々な状況に対応できるものです。編集経験者の転職の場合は、希望する媒体の編集者になれる確率が高くなるでしょう。

編集者の平均収入はどのくらい?

収入は入社した会社の規模によって差が出る

ドル札

編集者の収入は、入社した会社の規模によって差が出ます。出版社によっては、学歴が影響する場合もあることでしょう。正社員の場合、大手出版社では平均年収600万円~800万円、ベテラン編集者や編集長ですと収入が1,000万円を超えることもあります。規模の小さい出版社や編集プロダクションでは、平均年収350万円~600万円です。契約社員やアルバイトの収入はそれよりも低く、フリーの編集者の場合は、どれだけの案件をこなすかによって収入に差が出ます。

編集者に必要・有利な資格はあるの?

編集者になるには大卒であることが望ましい

編集者になるには、有利・必要な資格は特にありません。しかし、大卒の学歴があった方が望ましいのが現実です。本を扱う仕事なので文系出身者が多く、4年制大学の卒業が当たり前になっています。人気が高い大手出版社は、一流大学出身の高学歴な人が多く採用されている現状です。新卒で大手出版社の編集者になるには、学歴が大きく影響するといえるでしょう。

アルバイトで入社するのも1つの道

女性

編集者は、採用枠の大きい職業ではありません。編集者になるには、アルバイトで入社するのも1つの道です。大卒の学歴が必要な新卒採用に応募できないのであれば、アルバイトで入社して経験を積むのがよいでしょう。その経験を活かし、中途採用を募集している出版社に転職することも可能になります。

編集者になるメリット・デメリットとは?

【メリット①】媒体を作り上げる達成感

拳

編集という仕事には、媒体を作り上げる達成感を味わえるメリットがあります。媒体ができ上がるまでには、様々な工程を積み重ねることが必要であり、時間もかかります。編集者一人で全部できるわけではなく、多くの人が関わりそれぞれに業務をこなしていきます。一丸となって媒体を完成させた時には、大きな達成感を感じることになるでしょう。

【メリット②】様々な業種と関わりを持てる

編集者は仕事を通して、様々な業種と関わりを持つことができます。媒体を作り上げるには、ライター・作家・漫画家・イラストレーター・カメラマン・委託の編集プロダクションなど、様々な職業の人が参加します。媒体の内容によっては、関わる人も変わってくることでしょう。この様なチーム作業により、編集者は様々な業種と関わりを持つ機会に恵まれます。

【デメリット①】どの媒体も体力面はハード

オフィス

編集の仕事は、どの媒体も体力面はハードです。時間が不規則で、残業や休日出勤も多々あります。編集者になるには、大卒の学歴だけでなく健康面での自己管理能力も必要です。時間外の業務だけでなくオフィスとロケ地を行き来したり、企画内容によっては実にハードな業務になります。

【デメリット②】プライベートが充実しづらい

男性

編集者になるには、仕事がプライベートの時間にまで影響することを覚悟しなくてはなりません。編集には多くの人が携わっており、緊急事態が起きる可能性が高い仕事であるといえます。進み具合によっては定時に終わることができず残業になったり、休日も出勤しなければならない場合も出てくることでしょう。編集者になるには、プライベートが充実しづらいことを理解する必要があります。

編集者に向いている人ってどんな人?就活前に準備しておこう

編集者になるには、どの様な人が向いているのか見ていきましょう。

①コミュニケーション力がある人

ミーティング

編集者になるには、コミュニケーション力が欠かせません。企画のディレクター的存在の編集者は、業務の進み具合の確認や企画内容の打ち合わせなど、各業務の担当者と頻繁にやりとりする必要があります。編集業務には多くの人が関わり、編集者は全体的なまとめ役なので、コミュニケーション上手な人が向いているといえるでしょう。

②広い視野・趣味を持つ人

企画の提案も編集者の仕事なので、編集者になるには広い視野・趣味を持っているとよいでしょう。編集者はヒットする企画を考案しなければならないので、多趣味であり人々のニーズを的確に察知することのできる人が向いている職業です。編集者である限り、次々と企画を提案しなければいけないので、視野が広いとアイディアも浮かびやすいでしょう。

③時間をきちんと守れる人

ストップウォッチ

時間をきちんと守れる人は、編集者に向いているといえます。編集の仕事に締め切りはつきものなので、編集者になるには期限を守れる人でないといけません。媒体によって週刊や月刊など様々で、常に時間との戦いといったところがあります。締め切りに間に合うように完成させるには、オーガナイズ力と企画に関わる人とのコミュニケーションも重要です。

④雑誌・本・漫画に愛情を持てる人

本

編集者になるには、雑誌・本・漫画に愛情を持てる人が向いているでしょう。編集者が携わる媒体は雑誌・本・漫画であることがほとんどです。これらが大好きであればあるほど、辛い状況の時に乗り切っていけるパワーになってくれるはずです。雑誌・本・漫画など好きなものに対する情熱は、どんな時もよい方向に働きます。

編集者はハードな仕事だけどやりがいを感じられる!

男性

編集者はハードな仕事ですが、やりがいや達成感を感じられる職業です。雑誌・本・漫画が大好きで編集者を目指す方は、まず大学へ進学しましょう。編集者になるには資格はいりませんが大卒の学歴が必要です。出版社や編集プロダクションに就職できなかったとしても、SNSを活用して編集スキルをアピールすれば仕事につながることがあるかもしれません。時間がかかるかもしれませんが、ポジティブに頑張っていきましょう。

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この記事のライター
02ASC
海外在住です。皆さんに楽しく読んでいただいて、お役に立てれば嬉しいです。

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