習い事に弓道をさせる効果とは?始めどき・費用・注意点も解説!
弓道をやってみたいと思ったことがある人は多いかと思います。習い事としてどうやって始めたら良いのか分からないと思った方も多いことでしょう。弓道の習い事をするとどんな効果があるのか、始めどき・費用・注意点なども徹底解説していきます。
目次
弓道は気軽に始められるの?効果や費用を知ろう
弓を弾く姿が印象的な弓道に興味を持ったことがある方も多いと思われます。習い事としては珍しい弓道ですが、どのように始めたら良いのでしょうか。弓道の道具は自分で揃える必要があるのか、習い事としては費用が結構かかるかもしれないなどの疑問もありますよね。道具・費用に関する疑問や弓道の効果や魅力、弓道は気軽に始められる習い事であるのかどうかなどを詳しく解説していきます。
弓道は何歳から習えるの?幼児でも出来る?
弓道は中学生以降が始めどき!
弓道を始めるにあたり、身体がある程度成長して出来上がっている状態であるかどうか注意する必要があります。弓道は身体に強い力をかけるため、成長が未熟で身体が出来上がっていないと骨が歪んだり曲がってしまったりする危険があります。そのため15歳以上から受け付ける弓道教室もあります。体の成長には個人差があるので、15歳以上でも弓道を始められる体つきではないことも予想されます。本人の気持ちを考慮し、弓道の先生と相談して決めるのが1番良いかもしれません。
弓道を習う3つの効果とは?
①集中力・忍耐力が身に付く
弓道には、集中力・忍耐力が身に付くという効果があります。的の前では、的を射ることだけを考えて集中するので、集中力が身に付くといわれています。弓道は何度か体験したら出来るようになるのではなく、的場に立てるようになるには時間がかかるものです。まず礼儀作法を学ばなければいけないので、実際に的場に立って本格的に弓道を始められるには3ヶ月かかることもあります。弓道は、忍耐力や集中力などの精神的な面に効果があるといえるでしょう。
②姿勢が良くなる
弓道の習い事を始めると、姿勢が良くなるという効果があります。的を射るためには、姿勢がきちんとしているかどうか注意しなければなりません。また、姿勢の善し悪しも審査項目の1つです。弓道では実際に弓を手にする前に、正しい弓道の姿勢を身に付ける練習をしっかりと行うので、自ずと姿勢が良くなります。弓道に従事している期間が長い人ほど良い姿勢が日常生活にも効果をもたらすので、弓道を始めると姿勢が良くなるといわれます。
③礼儀作法を学べる
弓道には、射法・射技の研修、礼に即した体配の修練、射品・射格の向上、人間完成の必要といった修練の項目があります。弓道の練習を重ねていくと、目遣いや息合いなどの重要性を感じ取るようになるでしょう。そして的を射るには集中力や技術的なことだけではなく、礼儀作法にも注意を払うようになります。礼儀を重んじながら弓道の練習を重ねていくので、礼儀作法が身に付くという効果があるといわれています。
弓道経験者が感じる弓道の魅力とは?
【魅力①】弓道の正装はかっこいい!
弓道経験者が感じる弓道の魅力の1つ目は、弓道の正装はかっこいいということです。日常生活では自分が袴を着ることも、袴を着ている人を見かけるのも珍しいものですが、この袴姿が弓道においては正装です。習い事の最中や弓道の大会などで、正装した際には精神的にも凛として、正装した自分の姿にも魅力を感じることでしょう。道具や道着を揃えるために費用がかさんでしまいますが、正装することも礼儀作法の1つであるといえます。
【魅力②】的に的中した時の爽快感がすごい!
弓道のハイライトは、的に的中させることです。的に的中させた時の爽快感は、言葉ではいい表せないほどスカッとした気分になるといわれています。弓道の習い事を始める人のほとんどが、的に的中させたいという興味からであることでしょう。そして、的に的中させるために何度も練習を重ねていくものです。的場に立てるようになるにも時間がかかりますので、初めて的に的中させた時の爽快感は大きなものであることでしょう。
【魅力③】モテることも
弓道の習い事をしていると、モテることがあります。弓道は比較的珍しいスポーツなので習い事で弓道をしているというだけで一目置かれ、伝統的な道着姿もモテる要因となることでしょう。着ているものは印象を左右するので、弓道の正装姿は普段よりも格段にかっこよく見せてくれるでしょう。そして的中率が高いなど、弓道の技術もかなりのものであれば、モテるのは間違いありません。弓道上級者は、男女を問わず魅力的であるといえるでしょう。習い事で弓道をしているというだけで一目置かれ
弓道を習う平均費用はどのくらい?道具代・審査料を解説!
弓道の道具の種類や金額は?
弓道の道具は種類が多く、費用がかさみます。習い事の際に必要な基本道具の例を挙げてみます。
ゴム弓 | 2,600円~ |
弓道用鹿革製手袋 | 7,200円~ |
道着 | 12,000円~ |
巻きわら矢 (1本) | 1,500円~ |
的前用矢(6本) | 14,500円~ |
矢筒 | 3,000円~ |
弓 | 25,000円~ |
弓道の教科書 | 1,200円~ |
人によっては買い揃える物がもっとあったり、後に買い替える必要も出てくるでしょう。弓道をやめた人から譲ってもらえるものがあれば、費用を少し抑えることが出来ます。
弓道の平均月謝はどのくらい?
弓道の平均月謝は、5,000~10,000円ぐらいが相場であるといわれています。習い事を始める際は道具を買い揃える必要があるので、上記で述べたような初期費用がかさんでしまいます。また、道場が所属する連盟によっては、連盟会費が別途かかってしまうかもしれません。弓道は、費用がかかる習い事であるといえるでしょう。
弓道は審査にもお金がかかる!
弓道の審査では、審査料と登録料がかかります。下の表を参考にしてください。
審査料 | 登録料 | |
級位 | 1,030円 | 1,030円 |
初段 | 2,050円 | 3,100円 |
弐段 | 3,100円 | 4,100円 |
參段 | 4,100円 | 5,100円 |
四段 | 5,100円 | 6,200円 |
五段 | 6,200円 | 10,300円 |
六段 | 7,200円 | 30,900円 |
七段 | 8,200円 | 51,000円 |
八段 | 10,300円 | 72,000円 |
場合によっては審査料と登録料以外に、連合費や協賛費もかかる場合があるのでご注意ください。
弓道を習い事にする場合の注意点2つ
他の習い事と比較すると費用がかさむ
弓道は、他の習い事と比較すると費用がかさみます。上記で述べてきたように、道具を揃えるための初期費用だけでなく、審査料と登録料も級によってはかなりかかります。月々の月謝の他に、道場が所属する連合によっても別途に費用がかかるので、習い事として始める前には注意が必要です。実際に費用がどのぐらいかかるのかクリアにしておく必要があるでしょう。
道場が少なく簡単に習えない
弓道の習い事を始めるにあたり、道場が少なく簡単に習えないという注意点があります。どうしても始めたいのであれば、交通時間や交通費がかかってしまうのを覚悟の上で、遠方の道場で始めるしかありません。ご両親は送り迎えが大変かもしれませんが、お子さんが弓道の習い事に意欲的なのであればぜひ応援してあげてください。
【番外編】弓道経験者は激しく共感?あるあるネタ3選
みんなが真似するのはアーチェリーの型
弓道経験者は激しく共感出来る弓道に関するあるあるネタの1つ目は、みんなが真似するのはアーチェリーの型であることです。弓道とアーチェリーの違いは、弓道は日本式の弓を引いて、アーチェリーは西洋式の弓を引くということです。多くの人が真似をするのは西洋式です。弓道とアーチェリーは、道具が日本式か西洋式かの違いがあり、的を射ることは同じです。
弓道の的は点数がない
2つ目のあるあるネタは、アーチェリーは点数制ですが弓道は点数制ではないことです。実際に弓道の結果は、マルとバツのみです。直径36センチの的のどこに当たってもマルであり、外したらバツの評価が下ります。弓道のルールは、的を外した人から退場していくサバイバル方式です。たとえ端でも当て続けることが出来れば、優勝の可能性があります。
体育会系?文化系?
弓道は体育会系なのか文化系なのか、見分けがつきにくいのもあるあるネタの1つです。弓道は武道ですので運動扱いとなり、体育会系ということになります。弓道は見た目的にも伝統的なので、一見文化系に捉えられがちですが立派な武道です。バスケットボールやサッカーの様に激しいスポーツではありませんが、弓道もスポーツです。
弓道を習って精神力を鍛えよう
弓道は集中力や忍耐力が鍛えられ、姿勢も良くなるスポーツです。初期費用はそれなりにかかってしまいますが、習い事としては十分にやりがいがあります。また、精神力を鍛えることが出来るなど、実りの多い習い事といえるでしょう。弓道に興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。